58 / 70
第58話 世界会議
しおりを挟む
「それでは第246回の世界会議を開催いたします。皆様よろしくお願いいたします」
会議場に拍手が沸き起こる。
会議用の長机には各国の王が座り、その王の傍らにはそれぞれ一人の人間が付いていた。
王は補佐として一人を会議に連れてこれる決まりで、今回は俺がカルディア王の付き添いになることとなった。
俺はその補佐たちの中で一人、気になる人物を見つけた。
それはアルゴス帝国の皇帝の隣で佇んでいる、転生者のセーイチだった。
なぜ彼がここに?
しかも皇帝の補佐だと?
まあ、俺もカルディア王の補佐なんて本来はありえないので人のことは言えないが……。
セーイチは俺に気づくと軽く会釈をしてきたので、俺もそれに返す。
「それでは議題として提起されているものを片付けていこう。進行頼む」
「はい、まずはレギオン王国から近年の各国での関税の高騰について……」
皇帝に促された司会は議題を発表し、それに対して各国の王が意見を述べていく。
途中少しヒートアップしそうになるところもありながら、議論は円滑に進んでいった。
俺はちらりとオルデア王の席に視線を向けた。
そこにはオルデア王ではなく、イザベラ妃が座っている。
事前にされた説明によると王が体調不良の為、イザベラが代役を務めることになっていた。
「次は、カルディア王国からの議題です。レギオン王国のオルデア王国カイマン領への侵攻と、オルデア王国でのクーデターについてですが、カルディア王。こちらは議題そのままでよろしいのでしょうか?」
「問題ない」
「何が問題ないのよ! オルデア王国でのクーデターなんてでっち上げをこんな場でよくもしてくれるわね!」
イザベラ妃は金切り声を上げてヒステリックに発狂する。
カルディア王はそんなイザベラ妃を鋭い眼光で一瞥する。
イザベラ妃はその眼光に少し怯む。
「事実に基づいて議題を上げている。レギオン王国のオルデア王国カイマン領への侵攻はもはや各国周知の事実である。そしてオルデア王国でのクーデターについては、わしの孫娘のオルデア王女のエリーゼと、そして隣に座っているカイマン公爵家三男のグレイス氏より信頼にたる情報を得ている」
「王妃である私の言葉よりも、そんな者のいうことを信じるというの!」
「信じるから議題にあげているのじゃ。そして我がカルディア王国はエリーゼとグレイスを全面支援し、オルデア王国のクーデターとカイマン領へのレギオン王国の侵略を阻止するために全力を尽くすことをここに宣言する!」
「内政干渉よ! そんなことを言ってエリーゼを口実に我が国をめちゃくちゃにするつもりなのよ!」
想定外だったのだろう。イザベラ妃はオロオロと狼狽しながら反論する。
「カルディア王、ご自分が何を言っているか分かっているのですか!」
それに加えて、レギオン王も寝耳に水だったのだろう。ひどく驚いた表情をしていた。
「言った通りである。ついてはそれについて各国のご意見を頂戴したい。オルデアのクーデターについては一部の国以外は情報を得ていないだろうが、カイマン領への侵攻については周知の事実であろう。聞きたいのはシンプルな質問じゃ。侵攻を支持するのか、しないのか? 司会、よろしく頼む」
「かしこまりました。それでは今、カルディア王がおっしゃられましたカイマン領への侵攻について賛成だという方は挙手をお願いします」
各国の王はお互い顔を見合わせるが、レギオン王以外は誰も手を上げようとしない。
それはそうだろう。他国への大義なき侵攻など支持できるはずがない。
と思っていたらファルデン共和国の王が挙手をする。
そういえばファルデンもオルデアと敵対していたな。
「それでは反対だという方は?」
その質問には次々と手が挙がる。
イザベラ妃は建前上は反対の立場を取らないといけない為、苦々しい表情をしながらも挙手をしている。
「おや、イザベラ妃は賛成でよかったのですかな。あなた自身が邪魔なカイマン領への侵攻をレギオン王国へ促したと聞いておるのですが」
「んな……なんということを! 皇帝! こんなでたらめを言うものなどこの会議の場に相応しくありません! 追い出して下さい!」
「却下です。各国はこの場に強制参加している訳ではなく、任意で参加してるだけなんでね。そして帝国は各国の集まりの場を提供してるにすぎないんですよ、イザベラ妃。そこの認識を再度お願いします」
まだ随分と若い皇帝は淀みなく、イザベラに指摘する。
おそらく年は俺と変わらないくらいだろう。
その落ち着きようからもしかして人生2回目なのかとも思ってしまう。
もう転生者とかいいからな。
イザベラは皇帝の指摘にハンカチを噛んで、苦々しそうにしながら地団駄を踏む。
「賛成多数ということなので、制裁決議と共同声明による侵攻の退去勧告を行いたい!」
「異議あり! カルディア王は自身の権限を超えた決議をしている!」
「異議は認められません。賛成多数の場合はそれに付随する決議を提案して実施することは認められています」
「いいのか! 戦争になるぞ!」
レギオン王は顔を真っ赤にしながら激昂して、つばを飛ばして忠告する。
会議場はシーンとする。
「はっはっはっは」
そこでカルディア王が豪快に笑い声を上げる。
「レギオン王、何をおっしゃられているのですか。私は先程御国に宣戦布告をしたつもりですよ?」
カルディア王は獰猛な笑みを浮かべながらそう言ってのけた。
レギオン王は顔を青くする。
「では、決議を進めていただけますかな?」
「承知いたしました。それでは……」
司会はカルディア王から決議を引き取り進めていった。
会議場に拍手が沸き起こる。
会議用の長机には各国の王が座り、その王の傍らにはそれぞれ一人の人間が付いていた。
王は補佐として一人を会議に連れてこれる決まりで、今回は俺がカルディア王の付き添いになることとなった。
俺はその補佐たちの中で一人、気になる人物を見つけた。
それはアルゴス帝国の皇帝の隣で佇んでいる、転生者のセーイチだった。
なぜ彼がここに?
しかも皇帝の補佐だと?
まあ、俺もカルディア王の補佐なんて本来はありえないので人のことは言えないが……。
セーイチは俺に気づくと軽く会釈をしてきたので、俺もそれに返す。
「それでは議題として提起されているものを片付けていこう。進行頼む」
「はい、まずはレギオン王国から近年の各国での関税の高騰について……」
皇帝に促された司会は議題を発表し、それに対して各国の王が意見を述べていく。
途中少しヒートアップしそうになるところもありながら、議論は円滑に進んでいった。
俺はちらりとオルデア王の席に視線を向けた。
そこにはオルデア王ではなく、イザベラ妃が座っている。
事前にされた説明によると王が体調不良の為、イザベラが代役を務めることになっていた。
「次は、カルディア王国からの議題です。レギオン王国のオルデア王国カイマン領への侵攻と、オルデア王国でのクーデターについてですが、カルディア王。こちらは議題そのままでよろしいのでしょうか?」
「問題ない」
「何が問題ないのよ! オルデア王国でのクーデターなんてでっち上げをこんな場でよくもしてくれるわね!」
イザベラ妃は金切り声を上げてヒステリックに発狂する。
カルディア王はそんなイザベラ妃を鋭い眼光で一瞥する。
イザベラ妃はその眼光に少し怯む。
「事実に基づいて議題を上げている。レギオン王国のオルデア王国カイマン領への侵攻はもはや各国周知の事実である。そしてオルデア王国でのクーデターについては、わしの孫娘のオルデア王女のエリーゼと、そして隣に座っているカイマン公爵家三男のグレイス氏より信頼にたる情報を得ている」
「王妃である私の言葉よりも、そんな者のいうことを信じるというの!」
「信じるから議題にあげているのじゃ。そして我がカルディア王国はエリーゼとグレイスを全面支援し、オルデア王国のクーデターとカイマン領へのレギオン王国の侵略を阻止するために全力を尽くすことをここに宣言する!」
「内政干渉よ! そんなことを言ってエリーゼを口実に我が国をめちゃくちゃにするつもりなのよ!」
想定外だったのだろう。イザベラ妃はオロオロと狼狽しながら反論する。
「カルディア王、ご自分が何を言っているか分かっているのですか!」
それに加えて、レギオン王も寝耳に水だったのだろう。ひどく驚いた表情をしていた。
「言った通りである。ついてはそれについて各国のご意見を頂戴したい。オルデアのクーデターについては一部の国以外は情報を得ていないだろうが、カイマン領への侵攻については周知の事実であろう。聞きたいのはシンプルな質問じゃ。侵攻を支持するのか、しないのか? 司会、よろしく頼む」
「かしこまりました。それでは今、カルディア王がおっしゃられましたカイマン領への侵攻について賛成だという方は挙手をお願いします」
各国の王はお互い顔を見合わせるが、レギオン王以外は誰も手を上げようとしない。
それはそうだろう。他国への大義なき侵攻など支持できるはずがない。
と思っていたらファルデン共和国の王が挙手をする。
そういえばファルデンもオルデアと敵対していたな。
「それでは反対だという方は?」
その質問には次々と手が挙がる。
イザベラ妃は建前上は反対の立場を取らないといけない為、苦々しい表情をしながらも挙手をしている。
「おや、イザベラ妃は賛成でよかったのですかな。あなた自身が邪魔なカイマン領への侵攻をレギオン王国へ促したと聞いておるのですが」
「んな……なんということを! 皇帝! こんなでたらめを言うものなどこの会議の場に相応しくありません! 追い出して下さい!」
「却下です。各国はこの場に強制参加している訳ではなく、任意で参加してるだけなんでね。そして帝国は各国の集まりの場を提供してるにすぎないんですよ、イザベラ妃。そこの認識を再度お願いします」
まだ随分と若い皇帝は淀みなく、イザベラに指摘する。
おそらく年は俺と変わらないくらいだろう。
その落ち着きようからもしかして人生2回目なのかとも思ってしまう。
もう転生者とかいいからな。
イザベラは皇帝の指摘にハンカチを噛んで、苦々しそうにしながら地団駄を踏む。
「賛成多数ということなので、制裁決議と共同声明による侵攻の退去勧告を行いたい!」
「異議あり! カルディア王は自身の権限を超えた決議をしている!」
「異議は認められません。賛成多数の場合はそれに付随する決議を提案して実施することは認められています」
「いいのか! 戦争になるぞ!」
レギオン王は顔を真っ赤にしながら激昂して、つばを飛ばして忠告する。
会議場はシーンとする。
「はっはっはっは」
そこでカルディア王が豪快に笑い声を上げる。
「レギオン王、何をおっしゃられているのですか。私は先程御国に宣戦布告をしたつもりですよ?」
カルディア王は獰猛な笑みを浮かべながらそう言ってのけた。
レギオン王は顔を青くする。
「では、決議を進めていただけますかな?」
「承知いたしました。それでは……」
司会はカルディア王から決議を引き取り進めていった。
111
お気に入りに追加
823
あなたにおすすめの小説
いずれ殺される悪役モブに転生した俺、死ぬのが嫌で努力したら規格外の強さを手に入れたので、下克上してラスボスを葬ってやります!
果 一
ファンタジー
二人の勇者を主人公に、ブルガス王国のアリクレース公国の大戦を描いた超大作ノベルゲーム『国家大戦・クライシス』。ブラック企業に勤務する久我哲也は、日々の疲労が溜まっている中、そのゲームをやり込んだことにより過労死してしまう。
次に目が覚めたとき、彼はゲーム世界のカイム=ローウェンという名の少年に生まれ変わっていた。ところが、彼が生まれ変わったのは、勇者でもラスボスでもなく、本編に名前すら登場しない悪役サイドのモブキャラだった!
しかも、本編で配下達はラスボスに利用されたあげく、見限られて殺されるという運命で……?
「ちくしょう! 死んでたまるか!」
カイムは、殺されないために努力することを決める。
そんな努力の甲斐あってか、カイムは規格外の魔力と実力を手にすることとなり、さらには原作知識で次々と殺される運命だった者達を助け出して、一大勢力の頭へと駆け上る!
これは、死ぬ運命だった悪役モブが、最凶へと成り上がる物語だ。
本作は小説家になろう、カクヨムでも公開しています
他サイトでのタイトルは、『いずれ殺される悪役モブに転生した俺、死ぬのが嫌で努力したら規格外の強さを手に入れたので、下克上してラスボスを葬ってやります!~チート魔法で無双してたら、一大勢力を築き上げてしまったんだが~』となります
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。
外れスキル《コピー》を授かったけど「無能」と言われて家を追放された~ だけど発動条件を満たせば"魔族のスキル"を発動することができるようだ~
そらら
ファンタジー
「鑑定ミスではありません。この子のスキルは《コピー》です。正直、稀に見る外れスキルですね、何せ発動条件が今だ未解明なのですから」
「何てことなの……」
「全く期待はずれだ」
私の名前はラゼル、十五歳になったんだけども、人生最悪のピンチに立たされている。
このファンタジックな世界では、15歳になった際、スキル鑑定を医者に受けさせられるんだが、困ったことに私は外れスキル《コピー》を当ててしまったらしい。
そして数年が経ち……案の定、私は家族から疎ましく感じられてーーついに追放されてしまう。
だけど私のスキルは発動条件を満たすことで、魔族のスキルをコピーできるようだ。
そして、私の能力が《外れスキル》ではなく、恐ろしい能力だということに気づく。
そんでこの能力を使いこなしていると、知らないうちに英雄と呼ばれていたんだけど?
私を追放した家族が戻ってきてほしいって泣きついてきたんだけど、もう戻らん。
私は最高の仲間と最強を目指すから。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
クラス転移して授かった外れスキルの『無能』が理由で召喚国から奈落ダンジョンへ追放されたが、実は無能は最強のチートスキルでした
コレゼン
ファンタジー
小日向 悠(コヒナタ ユウ)は、クラスメイトと一緒に異世界召喚に巻き込まれる。
クラスメイトの幾人かは勇者に剣聖、賢者に聖女というレアスキルを授かるが一方、ユウが授かったのはなんと外れスキルの無能だった。
召喚国の責任者の女性は、役立たずで戦力外のユウを奈落というダンジョンへゴミとして廃棄処分すると告げる。
理不尽に奈落へと追放したクラスメイトと召喚者たちに対して、ユウは復讐を誓う。
ユウは奈落で無能というスキルが実は『すべてを無にする』、最強のチートスキルだということを知り、奈落の規格外の魔物たちを無能によって倒し、規格外の強さを身につけていく。
これは、理不尽に追放された青年が最強のチートスキルを手に入れて、復讐を果たし、世界と己を救う物語である。
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる