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第52話 帰還
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「ふぅ……なんだか数十年も終焉回廊にいたみたいだな……」
次元鍵によって元の世界に戻ってきた。
扉を開いた先は開けた場所で、王都の広場みたいだな。
騒ぎになるかと少し心配になったが、気にしている人はいないようで杞憂だった。
俺には前とは違った形で世界が見えた。
同じ異世界のはずなのに、風景や空気、太陽の日差しなどが新鮮に感じる。
道行く人々も不思議とどこか違って見えた。
それはもしかしたら俺自身が大きく変わったためなのかもしれないけど……。
「一体どこまで強くなれたんだろう……」
当然、前よりは確実に強くなったが、その強さが現実離れしぎて実感が沸かなかった。
鎖縛の巨神兵ティタノクレスを撃破した後、回廊を意気揚々と進んで、また出てきた強敵に瞬殺されたんだよな。
トライアンドエラーを繰り返し、その強敵もまた攻略し、また次に進み瞬殺され、また攻略してを繰り返してきた。
新たに出現する強敵たちに初見でもある程度戦えるようになり、いつしか容易に勝てるようにと変わっていった。
冥府の終焉回廊の終端までは至れてないが、できるだけのことはやったし、やり切った達成感はある。
「グレイスーー!」
その時、エリーゼとシオンがこちらを確認して駆け寄ってきた。
「もう案内所は終わったの?」
「あ、ああ、そうだな。有益な情報が得られたよ」
俺の中ではあれから随分と時が経っているはずなのに、つい先程のことのように接してくるエリーゼに違和感を感じる。
実際こちらの世界ではほとんど時は経過しておらず、エリーゼの反応が正しいのだが。
「私たちも有用な情報が得られたぞ」
今度はシオンが話す。
「あれが有用な情報?」
「だってそうじゃないか。王がここには居ないことが分かったんだから」
「え、ここにいないのか?」
俺の問いにエリーゼとシオンは頷く。
「じゃあ、どこに」
「世界会議があるとかで、アルゴス帝国に今いるらしい」
「アルゴス帝国か……」
アルゴス帝国は世界で唯一の帝国で、単独の国家として魔族を渡り合える唯一の国家でもある。
世界中の国家の中で一番強い発言力は有していたが、どこか他の国を傘下に治めているわけではなかった。
まあ、実質的に子分みたいな国はいくつかあるけどね。
アルゴス帝国はゲーム中でもその全容は明らかにされておらず、帝国内に強い戦力と高度な魔法技術を有していることから、次のDLCの舞台の有力候補として上げられていたのだった。
これはゲーム中には無い展開で、俺たちは今、完全にオリジナルの展開を進んでる。
この先どうなるか全く検討がつかない。
多少の不安も感じるが、初見でやるゲームのようにワクワクもする。
「じゃあ、オルデア王国の代表としてイザベラ妃も来るんじゃないか? そこで王国でクーデターが企てられてることなんか糾弾できれば好都合だ」
「確かに! 世界中から批判の目を集める千載一遇のチャンスだわ!」
「あの……なんかそういう国際的な集まりってよく分かんないんだけどね」
そこで、シオンが腕組みをしながら疑問を呈する。
「他国のクーデターなんて知ったこっちゃなくない? ラグナ郷が独立独歩で今までやってきたの知ってるからそう思うのよね」
確かに国際政治は正義を元にされているわけではない。
それはあくまで建前で、結局は自国の利益になるか否かで判断される。
つまりはオルデア王国のクーデターが自国の有利に働くと思えば逆にそれを推奨するし、不利に働くと思えば阻止しようと思うだろう。
「オルデア王国のクーデターが進めば、国の弱体化が進むんだよな? じゃあ、弱体化が進んで王国内の混乱が進んだ時に得する国家はどこだ? 逆にそれで損をするのは?」
「そうね…………」
エリーゼは考え込むように、ゆっくりと頷いた。
視線は遠くを見つめ、思考を巡らせている。
「まず、世界会議の中心にいるアルゴス帝国ね。彼らは世界で最も強い発言力を持つ。もしオルデアが弱体化すれば、その隙をついて間接的に影響力を高めることができるでしょう。表向きの介入は避けるだろうけれど、支援という形でオルデアに入り込む可能性は高いわ」
続けてエリーゼは、別の国家についても言及する。
「一方、カルタス連邦は商業国家だから、混乱が長引くと貿易に支障が出る。彼らとしては、安定したオルデアと取引を続けたいと思うはず。ただし、弱体化すれば経済支配を強められるチャンスでもあるから、慎重に状況を見守りながら、時が来れば自国に有利になるような条約を飲ませにくるでしょうね」
さらに、エリーゼは視線を鋭くして話を締めくくった。
「そして、ファルデン共和国。ここはオルデアと国境を接している古い敵対国。オルデアの混乱は領土を狙う絶好の機会だわ。クーデターが成功しようが失敗しようが、彼らにとっては進軍のチャンスなの」
シオンはため息をつきながら続ける。
「結局、どの国も自国の利益しか考えないってことよね。政治はどこの国でも世知辛いわね」
「オルデア王国が衰退することを望みそうな国家は分かった。逆に衰退を望まない国家はないのか? 今の話を聞いた限りでは四面楚歌に感じちゃうけど」
今度は俺が聞く。
次元鍵によって元の世界に戻ってきた。
扉を開いた先は開けた場所で、王都の広場みたいだな。
騒ぎになるかと少し心配になったが、気にしている人はいないようで杞憂だった。
俺には前とは違った形で世界が見えた。
同じ異世界のはずなのに、風景や空気、太陽の日差しなどが新鮮に感じる。
道行く人々も不思議とどこか違って見えた。
それはもしかしたら俺自身が大きく変わったためなのかもしれないけど……。
「一体どこまで強くなれたんだろう……」
当然、前よりは確実に強くなったが、その強さが現実離れしぎて実感が沸かなかった。
鎖縛の巨神兵ティタノクレスを撃破した後、回廊を意気揚々と進んで、また出てきた強敵に瞬殺されたんだよな。
トライアンドエラーを繰り返し、その強敵もまた攻略し、また次に進み瞬殺され、また攻略してを繰り返してきた。
新たに出現する強敵たちに初見でもある程度戦えるようになり、いつしか容易に勝てるようにと変わっていった。
冥府の終焉回廊の終端までは至れてないが、できるだけのことはやったし、やり切った達成感はある。
「グレイスーー!」
その時、エリーゼとシオンがこちらを確認して駆け寄ってきた。
「もう案内所は終わったの?」
「あ、ああ、そうだな。有益な情報が得られたよ」
俺の中ではあれから随分と時が経っているはずなのに、つい先程のことのように接してくるエリーゼに違和感を感じる。
実際こちらの世界ではほとんど時は経過しておらず、エリーゼの反応が正しいのだが。
「私たちも有用な情報が得られたぞ」
今度はシオンが話す。
「あれが有用な情報?」
「だってそうじゃないか。王がここには居ないことが分かったんだから」
「え、ここにいないのか?」
俺の問いにエリーゼとシオンは頷く。
「じゃあ、どこに」
「世界会議があるとかで、アルゴス帝国に今いるらしい」
「アルゴス帝国か……」
アルゴス帝国は世界で唯一の帝国で、単独の国家として魔族を渡り合える唯一の国家でもある。
世界中の国家の中で一番強い発言力は有していたが、どこか他の国を傘下に治めているわけではなかった。
まあ、実質的に子分みたいな国はいくつかあるけどね。
アルゴス帝国はゲーム中でもその全容は明らかにされておらず、帝国内に強い戦力と高度な魔法技術を有していることから、次のDLCの舞台の有力候補として上げられていたのだった。
これはゲーム中には無い展開で、俺たちは今、完全にオリジナルの展開を進んでる。
この先どうなるか全く検討がつかない。
多少の不安も感じるが、初見でやるゲームのようにワクワクもする。
「じゃあ、オルデア王国の代表としてイザベラ妃も来るんじゃないか? そこで王国でクーデターが企てられてることなんか糾弾できれば好都合だ」
「確かに! 世界中から批判の目を集める千載一遇のチャンスだわ!」
「あの……なんかそういう国際的な集まりってよく分かんないんだけどね」
そこで、シオンが腕組みをしながら疑問を呈する。
「他国のクーデターなんて知ったこっちゃなくない? ラグナ郷が独立独歩で今までやってきたの知ってるからそう思うのよね」
確かに国際政治は正義を元にされているわけではない。
それはあくまで建前で、結局は自国の利益になるか否かで判断される。
つまりはオルデア王国のクーデターが自国の有利に働くと思えば逆にそれを推奨するし、不利に働くと思えば阻止しようと思うだろう。
「オルデア王国のクーデターが進めば、国の弱体化が進むんだよな? じゃあ、弱体化が進んで王国内の混乱が進んだ時に得する国家はどこだ? 逆にそれで損をするのは?」
「そうね…………」
エリーゼは考え込むように、ゆっくりと頷いた。
視線は遠くを見つめ、思考を巡らせている。
「まず、世界会議の中心にいるアルゴス帝国ね。彼らは世界で最も強い発言力を持つ。もしオルデアが弱体化すれば、その隙をついて間接的に影響力を高めることができるでしょう。表向きの介入は避けるだろうけれど、支援という形でオルデアに入り込む可能性は高いわ」
続けてエリーゼは、別の国家についても言及する。
「一方、カルタス連邦は商業国家だから、混乱が長引くと貿易に支障が出る。彼らとしては、安定したオルデアと取引を続けたいと思うはず。ただし、弱体化すれば経済支配を強められるチャンスでもあるから、慎重に状況を見守りながら、時が来れば自国に有利になるような条約を飲ませにくるでしょうね」
さらに、エリーゼは視線を鋭くして話を締めくくった。
「そして、ファルデン共和国。ここはオルデアと国境を接している古い敵対国。オルデアの混乱は領土を狙う絶好の機会だわ。クーデターが成功しようが失敗しようが、彼らにとっては進軍のチャンスなの」
シオンはため息をつきながら続ける。
「結局、どの国も自国の利益しか考えないってことよね。政治はどこの国でも世知辛いわね」
「オルデア王国が衰退することを望みそうな国家は分かった。逆に衰退を望まない国家はないのか? 今の話を聞いた限りでは四面楚歌に感じちゃうけど」
今度は俺が聞く。
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