32 / 70
第32話 理不尽な要求
しおりを挟む
「大丈夫だエリーゼ。俺がついてる!」
「う、うん!」
俺はエリーゼの肩を掴んで抱き寄せる。
すると彼女の震えは少しおさまった。
「我の問いかけに答えよ! 誰の許可を得てここを通っていると聞いている!」
「うるせえデカブツ! 俺たちがここを通るのに誰の許可もいらねえよ!」
「ちょっ、グレイス……」
エリーゼは青い顔をして俺を止めようとする。
竜は一瞬呆気にとられた様子を見せたが、すぐに憤怒の怒りを爆発させる。
「矮小なる人間が我に今、なんと言ったぁ!!」
「下がってろエリーゼ!」
エリーゼが後方に下がると同時に竜はその手を振り下ろす。
俺は素早くその攻撃を交わすが、竜の爪によって地面は大きく抉れる。
「謝るなら今のうちだぞ人間!」
「誰が謝るかよ! てめえが謝りやがれ!!」
俺は闇竜の牙剣を鞘から抜くと、下から上へと竜の胴体を斬り上げる。
「ははは、人間如きの攻撃で我の身体に傷が……んなぁ!?」
竜の身体から血しぶきが上がる。
「ば、馬鹿な人間如きの攻撃で我の肉体に傷を?」
「竜の鱗も噂半分で大したことないな!」
「何ぃ! まぐれ当たりが調子に乗るな!!」
竜が怒りに満ちた瞳で睨みつけると、次の瞬間、またその大きな爪を振り下ろしてきた。
しかし、俺は素早く横へ飛び、爪の攻撃をかわす。
「そんな動きじゃ遅すぎるんだよ!」
俺は一気に竜の懐に飛び込み、闇竜の牙剣を横薙ぎに振るった。
刃はまた竜の鱗を切り裂き、血しぶきが弧を描く。
「馬鹿な……人間の刃がまた我の鱗を……!」
竜は目を見開き、苦痛と驚きでその巨体を揺らしている。
「おい、このままお前を討伐して竜のステーキにしてやってもいいけど、俺も鬼じゃない。素直に謝れば許してやらんでもないぞ?」
「なにおう人間如きがぁ! ぐぬぬぬぬ」
竜は屈辱に震える。
普段、神のように崇められて信仰されている為、人間を舐めきっていたのだろう。
竜の身体の傷は瞬く間に癒え、血が止まり傷口も塞がる。
この驚異的な回復力も竜が畏怖される理由であった。
「よろしい人間よ、我は貢物を欲しておる。我が望むものをお前が与えられれば、お前のことを認めてやらんでもないぞ?」
「なんでそんな上から目線なんだよ。立場分かってるのか全く……」
そうは言うが俺はイリスが力を温存していて、まだ強力な能力を保持していることを知っている。
できればこの辺りで落とし所を探りたかった。
「じゃあ、お前が望むものを与えたら俺をお前の竜使いとして認めるか?」
「竜使いだと! 貴様、その意味を分かって言っておるのか!?」
当然、その意味はわかって言っている。
その為もあってラグナ郷に来たんだ。
竜使いになれば、その能力とスキル融合の能力を掛け合わせることで一騎当千の力を得ることができるのだ。
「もちろん分かってる。で、どうなんだ?」
「かつて遥かなる昔に竜使いとなったものは神人とまで呼ばれた。貴様が悠久の時を生きる、このイリスの使い人に相応しいのか!?」
「力は示した! 後はお前が望むものを用意できるかどうかだ!」
俺は闇竜の牙剣をイリスに突きつける。
「……よかろう。だが貴様如き矮小なる存在が、我が望むものを用意できるはずがないがなぁ!!」
「グレイス、相手は竜よ! 処女の生贄とかそれとも莫大な金銀財宝とか、理不尽な要求されるに決まってるわ! 今の私たちにはそんなものを用意するの無理よ!!」
エリーゼは悲痛な表情を浮かべて訴える。
彼女の心配も無理もない。
竜は傲慢不遜な絶対者としてオルデア王国に伝わっているはずだからだ。
「大丈夫だからエリーゼ。安心して」
優しくそう言って彼女とアイコンタクトを交わすと、彼女はしぶしぶながら黙って頷いた。
俺は懐からあるものを取り出す。
それを見た時、イリスの目の色が変わる。
「そ、それは!?」
するとイリスの大きな口から突如、滝のような水が溢れ出す。
その水は凄まじい勢いで、ままたくまにこちらに押し寄せる。
俺は後方のいるエリーゼに駆け寄り彼女を抱きかかえると、上空に大きく飛び上がってなんとかその攻撃を交わした。
なんだ、酸か何かの攻撃か?
「おい、不意をついていきなり攻撃してくんな! 話が違うだろうが!」
「す、すまん……。今のは攻撃ではない、我のよだれじゃ! その手に持っているものをすぐに我によこすのだ!」
「よ、よだれ!?」
イリスは大真面目な様子で嘘をついているようには見えない。
それにこんな嘘をつく必要もないしな。
呆れながらも俺はイリスに砂糖パンを投げて渡す。
「はあーーん。なんという美しき輝き……」
イリスはうっとりとした目で砂糖パンを見つめている。
「食べないのか?」
「食べたらすぐになくなるだろうが、愚か者が!」
「後、30個近くあるんだけど」
「なぁにぃ!!」
イリスはその巨体をワナワナと震わせる。
「も、もしかしてそれを全部私に……?」
「ああ、こんなものでいいならな。これで俺をお前の使いとして認めるか?」
「認めりゅーーー! 認めるから、その白い宝玉を我によこすのだ!」
イリスは狂喜しながら言う。
奴に先程まであった威厳と迫力はすっかり、嘘のように消え失せていた。
「ほれ!」
俺は袋ごとイリスに投げてやった。
「ほ、本当に大量の砂糖パンがあるのだ……。これは私だけのものだ! 誰にも渡さないのだ!」
イリスはいつの間にか喋り口調も変わっている。
たぶんこれがこいつの本性なんだろう。
先程まで畏怖の表情でイリスを眺めていたエリーゼも呆れ顔になっていた。
「おい、使いの証をくれ」
「ん? そうだったのだ…………これなのだ。これはイリスの呼び笛と言うのだ。どんなに遠くから吹かれても私だけにはその呼び笛の音は届くのだ」
俺はイリスの呼び笛を受け取った。
「では、これで私は失礼するのだ。うひょーーー! 楽しみすぎて死にそうなのだーー!!」
イリスは巨大な翼によってあっという間に大空の彼方へと消えていった。
「…………なんだったの、あの竜」
エリーゼは呆然としてイリスを見送っている。
実はこの近辺の竜は甘いものに目がないのだ。
信仰しているラグナ郷の人々も長い間、竜たちに甘味を提供してきたらしい。
まあイリスはその竜の中でもかなりの異端児だとは思うが。
少し突飛なイベントではあったが、勇者ルートの予定通りのイベントが発動して安心した。
後はこのままラグナ郷で歓迎、歓待を受けて、ワイバーンを借りてカルディア王国に向かうだけだ。
ちょっと変わり者だけど、強力な戦力であるイリスも仲間にできたしな。
歓待ではどんな料理が振る舞われるんだろう。
ご馳走の数々が脳裏に浮かぶ。
そんなことを想像しながら目的地の頂上の総本山へ向かって、残りの登山道をまた二人で登りはじめた。
「う、うん!」
俺はエリーゼの肩を掴んで抱き寄せる。
すると彼女の震えは少しおさまった。
「我の問いかけに答えよ! 誰の許可を得てここを通っていると聞いている!」
「うるせえデカブツ! 俺たちがここを通るのに誰の許可もいらねえよ!」
「ちょっ、グレイス……」
エリーゼは青い顔をして俺を止めようとする。
竜は一瞬呆気にとられた様子を見せたが、すぐに憤怒の怒りを爆発させる。
「矮小なる人間が我に今、なんと言ったぁ!!」
「下がってろエリーゼ!」
エリーゼが後方に下がると同時に竜はその手を振り下ろす。
俺は素早くその攻撃を交わすが、竜の爪によって地面は大きく抉れる。
「謝るなら今のうちだぞ人間!」
「誰が謝るかよ! てめえが謝りやがれ!!」
俺は闇竜の牙剣を鞘から抜くと、下から上へと竜の胴体を斬り上げる。
「ははは、人間如きの攻撃で我の身体に傷が……んなぁ!?」
竜の身体から血しぶきが上がる。
「ば、馬鹿な人間如きの攻撃で我の肉体に傷を?」
「竜の鱗も噂半分で大したことないな!」
「何ぃ! まぐれ当たりが調子に乗るな!!」
竜が怒りに満ちた瞳で睨みつけると、次の瞬間、またその大きな爪を振り下ろしてきた。
しかし、俺は素早く横へ飛び、爪の攻撃をかわす。
「そんな動きじゃ遅すぎるんだよ!」
俺は一気に竜の懐に飛び込み、闇竜の牙剣を横薙ぎに振るった。
刃はまた竜の鱗を切り裂き、血しぶきが弧を描く。
「馬鹿な……人間の刃がまた我の鱗を……!」
竜は目を見開き、苦痛と驚きでその巨体を揺らしている。
「おい、このままお前を討伐して竜のステーキにしてやってもいいけど、俺も鬼じゃない。素直に謝れば許してやらんでもないぞ?」
「なにおう人間如きがぁ! ぐぬぬぬぬ」
竜は屈辱に震える。
普段、神のように崇められて信仰されている為、人間を舐めきっていたのだろう。
竜の身体の傷は瞬く間に癒え、血が止まり傷口も塞がる。
この驚異的な回復力も竜が畏怖される理由であった。
「よろしい人間よ、我は貢物を欲しておる。我が望むものをお前が与えられれば、お前のことを認めてやらんでもないぞ?」
「なんでそんな上から目線なんだよ。立場分かってるのか全く……」
そうは言うが俺はイリスが力を温存していて、まだ強力な能力を保持していることを知っている。
できればこの辺りで落とし所を探りたかった。
「じゃあ、お前が望むものを与えたら俺をお前の竜使いとして認めるか?」
「竜使いだと! 貴様、その意味を分かって言っておるのか!?」
当然、その意味はわかって言っている。
その為もあってラグナ郷に来たんだ。
竜使いになれば、その能力とスキル融合の能力を掛け合わせることで一騎当千の力を得ることができるのだ。
「もちろん分かってる。で、どうなんだ?」
「かつて遥かなる昔に竜使いとなったものは神人とまで呼ばれた。貴様が悠久の時を生きる、このイリスの使い人に相応しいのか!?」
「力は示した! 後はお前が望むものを用意できるかどうかだ!」
俺は闇竜の牙剣をイリスに突きつける。
「……よかろう。だが貴様如き矮小なる存在が、我が望むものを用意できるはずがないがなぁ!!」
「グレイス、相手は竜よ! 処女の生贄とかそれとも莫大な金銀財宝とか、理不尽な要求されるに決まってるわ! 今の私たちにはそんなものを用意するの無理よ!!」
エリーゼは悲痛な表情を浮かべて訴える。
彼女の心配も無理もない。
竜は傲慢不遜な絶対者としてオルデア王国に伝わっているはずだからだ。
「大丈夫だからエリーゼ。安心して」
優しくそう言って彼女とアイコンタクトを交わすと、彼女はしぶしぶながら黙って頷いた。
俺は懐からあるものを取り出す。
それを見た時、イリスの目の色が変わる。
「そ、それは!?」
するとイリスの大きな口から突如、滝のような水が溢れ出す。
その水は凄まじい勢いで、ままたくまにこちらに押し寄せる。
俺は後方のいるエリーゼに駆け寄り彼女を抱きかかえると、上空に大きく飛び上がってなんとかその攻撃を交わした。
なんだ、酸か何かの攻撃か?
「おい、不意をついていきなり攻撃してくんな! 話が違うだろうが!」
「す、すまん……。今のは攻撃ではない、我のよだれじゃ! その手に持っているものをすぐに我によこすのだ!」
「よ、よだれ!?」
イリスは大真面目な様子で嘘をついているようには見えない。
それにこんな嘘をつく必要もないしな。
呆れながらも俺はイリスに砂糖パンを投げて渡す。
「はあーーん。なんという美しき輝き……」
イリスはうっとりとした目で砂糖パンを見つめている。
「食べないのか?」
「食べたらすぐになくなるだろうが、愚か者が!」
「後、30個近くあるんだけど」
「なぁにぃ!!」
イリスはその巨体をワナワナと震わせる。
「も、もしかしてそれを全部私に……?」
「ああ、こんなものでいいならな。これで俺をお前の使いとして認めるか?」
「認めりゅーーー! 認めるから、その白い宝玉を我によこすのだ!」
イリスは狂喜しながら言う。
奴に先程まであった威厳と迫力はすっかり、嘘のように消え失せていた。
「ほれ!」
俺は袋ごとイリスに投げてやった。
「ほ、本当に大量の砂糖パンがあるのだ……。これは私だけのものだ! 誰にも渡さないのだ!」
イリスはいつの間にか喋り口調も変わっている。
たぶんこれがこいつの本性なんだろう。
先程まで畏怖の表情でイリスを眺めていたエリーゼも呆れ顔になっていた。
「おい、使いの証をくれ」
「ん? そうだったのだ…………これなのだ。これはイリスの呼び笛と言うのだ。どんなに遠くから吹かれても私だけにはその呼び笛の音は届くのだ」
俺はイリスの呼び笛を受け取った。
「では、これで私は失礼するのだ。うひょーーー! 楽しみすぎて死にそうなのだーー!!」
イリスは巨大な翼によってあっという間に大空の彼方へと消えていった。
「…………なんだったの、あの竜」
エリーゼは呆然としてイリスを見送っている。
実はこの近辺の竜は甘いものに目がないのだ。
信仰しているラグナ郷の人々も長い間、竜たちに甘味を提供してきたらしい。
まあイリスはその竜の中でもかなりの異端児だとは思うが。
少し突飛なイベントではあったが、勇者ルートの予定通りのイベントが発動して安心した。
後はこのままラグナ郷で歓迎、歓待を受けて、ワイバーンを借りてカルディア王国に向かうだけだ。
ちょっと変わり者だけど、強力な戦力であるイリスも仲間にできたしな。
歓待ではどんな料理が振る舞われるんだろう。
ご馳走の数々が脳裏に浮かぶ。
そんなことを想像しながら目的地の頂上の総本山へ向かって、残りの登山道をまた二人で登りはじめた。
298
お気に入りに追加
823
あなたにおすすめの小説
いずれ殺される悪役モブに転生した俺、死ぬのが嫌で努力したら規格外の強さを手に入れたので、下克上してラスボスを葬ってやります!
果 一
ファンタジー
二人の勇者を主人公に、ブルガス王国のアリクレース公国の大戦を描いた超大作ノベルゲーム『国家大戦・クライシス』。ブラック企業に勤務する久我哲也は、日々の疲労が溜まっている中、そのゲームをやり込んだことにより過労死してしまう。
次に目が覚めたとき、彼はゲーム世界のカイム=ローウェンという名の少年に生まれ変わっていた。ところが、彼が生まれ変わったのは、勇者でもラスボスでもなく、本編に名前すら登場しない悪役サイドのモブキャラだった!
しかも、本編で配下達はラスボスに利用されたあげく、見限られて殺されるという運命で……?
「ちくしょう! 死んでたまるか!」
カイムは、殺されないために努力することを決める。
そんな努力の甲斐あってか、カイムは規格外の魔力と実力を手にすることとなり、さらには原作知識で次々と殺される運命だった者達を助け出して、一大勢力の頭へと駆け上る!
これは、死ぬ運命だった悪役モブが、最凶へと成り上がる物語だ。
本作は小説家になろう、カクヨムでも公開しています
他サイトでのタイトルは、『いずれ殺される悪役モブに転生した俺、死ぬのが嫌で努力したら規格外の強さを手に入れたので、下克上してラスボスを葬ってやります!~チート魔法で無双してたら、一大勢力を築き上げてしまったんだが~』となります
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。
外れスキル《コピー》を授かったけど「無能」と言われて家を追放された~ だけど発動条件を満たせば"魔族のスキル"を発動することができるようだ~
そらら
ファンタジー
「鑑定ミスではありません。この子のスキルは《コピー》です。正直、稀に見る外れスキルですね、何せ発動条件が今だ未解明なのですから」
「何てことなの……」
「全く期待はずれだ」
私の名前はラゼル、十五歳になったんだけども、人生最悪のピンチに立たされている。
このファンタジックな世界では、15歳になった際、スキル鑑定を医者に受けさせられるんだが、困ったことに私は外れスキル《コピー》を当ててしまったらしい。
そして数年が経ち……案の定、私は家族から疎ましく感じられてーーついに追放されてしまう。
だけど私のスキルは発動条件を満たすことで、魔族のスキルをコピーできるようだ。
そして、私の能力が《外れスキル》ではなく、恐ろしい能力だということに気づく。
そんでこの能力を使いこなしていると、知らないうちに英雄と呼ばれていたんだけど?
私を追放した家族が戻ってきてほしいって泣きついてきたんだけど、もう戻らん。
私は最高の仲間と最強を目指すから。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
クラス転移して授かった外れスキルの『無能』が理由で召喚国から奈落ダンジョンへ追放されたが、実は無能は最強のチートスキルでした
コレゼン
ファンタジー
小日向 悠(コヒナタ ユウ)は、クラスメイトと一緒に異世界召喚に巻き込まれる。
クラスメイトの幾人かは勇者に剣聖、賢者に聖女というレアスキルを授かるが一方、ユウが授かったのはなんと外れスキルの無能だった。
召喚国の責任者の女性は、役立たずで戦力外のユウを奈落というダンジョンへゴミとして廃棄処分すると告げる。
理不尽に奈落へと追放したクラスメイトと召喚者たちに対して、ユウは復讐を誓う。
ユウは奈落で無能というスキルが実は『すべてを無にする』、最強のチートスキルだということを知り、奈落の規格外の魔物たちを無能によって倒し、規格外の強さを身につけていく。
これは、理不尽に追放された青年が最強のチートスキルを手に入れて、復讐を果たし、世界と己を救う物語である。
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる