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第19話 蒼星石
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元の世界へ戻ると、景色は元いた場所と変わりなく、通行人たちも何事もなかったように歩いている。
手には先程手渡された『魅惑の響笛』があった。
なんだか変な感じだな。
だけど、これで経験値稼ぎで最も重要なアイテムは手に入った。
後、残すはもう一アイテム。これはあるダンジョンを特殊攻略する必要がある。
そのために魔力ポーションのストックがいくつか必要だ。
俺は魔力ポーションを手に入れる為に幻想商街に向かった。
幻想商街に着くとそこには数多くの露店が軒を連ね、どこか現実離れした雰囲気を醸し出している。
色とりどりの布で飾られた屋台には、魔法具や薬草、希少なモンスター素材が所狭しと並び、冒険者や魔術師が行き交う。
この幻想商街。
一般の店舗よりも安く商品を仕入れることもできるし、逆にぼったくられることもある。
鑑定のスキルレベルが低い状態だと変な商品を掴まされる可能性があるので訪れることができなかった。
だが今は鑑定のスキルレベルを上げて、真鑑定までできるので安心だ。
「ねえ、これいくら?」
鉱石が立ち並ぶ露店で、こぶし大くらいある鉱石を指さして問いかける。
その鉱石だけ仰々しいケースに入れられて、盗難防止かなにかの魔法がかけられているようであった。
「それは『蒼星石』ですね。最近の入荷品だから特別に見せてあげれますけど、1個金貨520枚の物凄い希少な鉱石ですよ」
商人の男性は目を細めて笑みを浮かべながら答える。
真鑑定を発動させ、鉱石を注意深く見つめると、視界にポップアップが現れる。
『精錬された人口鉱石:蒼星石の良くできた偽造品。熟練した錬金術師によって特別に精錬されている。市場価格:銀貨30枚』
(やっぱりか……この商人、偽造品を売りつけようとしているな)
「なるほど、すごい珍しい鉱石みたいだね。金額も妥当だ」
商人は僅かに口角を上げる。
「でもあなたに蒼星石を購入できますか? 当店ではローン払いも受けつけておりますが、他にも良い鉱石が揃ってますよ」
異世界でローン払いなんかあるのかよ、と心の中でツッコむが口には出さない。
「この鉱石が本物なら、購入は難しいでしょうね」
商人はポーカーフェイスで表情を変えない。
「本物ですよ? 何を根拠に……」
「悪いが俺は鑑定スキル持ちでね。錬金術師が錬成した人工鉱石でしょこれ。価値は1個につき銀貨30枚。それなら払ってもいいですよ」
「…………」
商人は少しの間、無言で黙り込んでいたが――
「……いいでしょう。それでお売りします。てか鑑定スキル持ちですか。よかったら商品の目利き手伝ってもらえませんか? もちろん報酬ははずみますよ」
「魅力的な提案だけど、他にやることがあるんでね。はい、お代はこれで。2個お願い」
「確かに」
これで蒼星石の偽物を手に入れた。
本物に比べたら二束三文の偽物をなんでわざわざ手に入れたか疑問に思うかもしれない。
これにはもちろん理由がある。
次はいよいよ本丸の魔力ポーションの露店に向かう。
ポーションの露店に辿り着くと、薄汚れた衣服に身を包んだ奴隷の使用人が一人、黙々と商品の整理をしていた。
彼の姿はどこか疲れ切っており、目には生気が感じられない。
その横で、店主は豪華な衣装に身を包み、傲慢な態度で使用人に命令を飛ばしている。
「おい、手を止めるな! そのポーションをもっと丁寧に並べろ。少しでも汚れたら売り物にならないんだぞ!」
苛立ち混じりの声で叱責するその男は、見下すような視線をこちらにも向ける。
一方、彼は客が貴族だとわかると、途端に声を大きくして愛想を振りまいた。
「これはこれは、お目が高い! さすが貴族様、私どもの最高級ポーションを選ばれるとは。当店は平民の連中には分からない品質ですよ、はっはっは!」
しかし、その笑顔が俺に向けられることはなかった。
「……ふん、ここは平民がウロウロするような場所じゃないんだがな。ま、貴族様のおこぼれを狙うなら、そこの安物ポーションでも見てるといい。だが、値切るような真似はやめてくれよ。君らのような身分の者に売るものじゃないんでね」
なんだこいつ?
こんな所で貴族特化の商売をしてるのか。
貴族以外にはみんなこんな態度で接しているのかよ。
露店に並べられた小瓶に入ったポーションの中から魔力ポーション(効果大)を手に取り鑑定する。
『魔力ポーション:魔力ポーションの効果大。一瓶で魔力を100回復する:金貨5枚』
効果大の魔力ポーションは流石に1個辺りの価格が高いな。
これをいくらで売っているのか聞いてみよう。
「いくらですか、これ?」
「あ? ああ、そいつは魔力ポーションの効果極大で一つ当たり、金貨20枚だよ。てか、お前に払えんのかぁ?」
俺は袋に入った金貨を見せる。
すると商人は途端に態度を変える。
「これはこれはお目が高い! うちのポーションは一級品です! そちらは最上級の効果極大になります。是非、購入していってください!」
嘘つけ効果大だろ。
掌返しするにしても、恥も外聞もなさすぎだろこの人。
商人を鑑定する。
名前:オルド
年齢:42歳
職業:商人(詐欺師)
レベル:10
体力:10
魔力:9
スキル:市場操作Lv8、値付け術Lv21
ユニークスキル:なし
保有スキルポイント:12
(やはり、詐欺師か。鑑定スキルも持ってないし、好都合だな)
「えっ、効果極大ですか? ってことは回復値が300……すごいなあはじめてみた。でもちょっと1つ辺り金貨20枚はきついですねぇ……」
俺はしらばっくれながら述べる。
「今なら特別に1個あたり金貨19枚でいいですよ。本日中のご購入という特別価格で提供させていただきます。実は商品の棚卸しが明朝ありまして」
「へー、金貨1枚分も値引いてくれるんですか。それはお得だなあ」
内心ではやってるなあと思いながらも応える。
今なら特別価格で購入を急かせるというのはセールスの常套手段だ。
この手法は前世でも異世界でも変わりはないらしい。
もちろんその手には乗るつもりはないし、その手を逆手にとってやる。
「あっ!」
俺はその時わざと蒼星石が入った袋を落とす。
袋から飛び出た蒼星石が商人の目に止まり、その目が大きく見開かれた。
手には先程手渡された『魅惑の響笛』があった。
なんだか変な感じだな。
だけど、これで経験値稼ぎで最も重要なアイテムは手に入った。
後、残すはもう一アイテム。これはあるダンジョンを特殊攻略する必要がある。
そのために魔力ポーションのストックがいくつか必要だ。
俺は魔力ポーションを手に入れる為に幻想商街に向かった。
幻想商街に着くとそこには数多くの露店が軒を連ね、どこか現実離れした雰囲気を醸し出している。
色とりどりの布で飾られた屋台には、魔法具や薬草、希少なモンスター素材が所狭しと並び、冒険者や魔術師が行き交う。
この幻想商街。
一般の店舗よりも安く商品を仕入れることもできるし、逆にぼったくられることもある。
鑑定のスキルレベルが低い状態だと変な商品を掴まされる可能性があるので訪れることができなかった。
だが今は鑑定のスキルレベルを上げて、真鑑定までできるので安心だ。
「ねえ、これいくら?」
鉱石が立ち並ぶ露店で、こぶし大くらいある鉱石を指さして問いかける。
その鉱石だけ仰々しいケースに入れられて、盗難防止かなにかの魔法がかけられているようであった。
「それは『蒼星石』ですね。最近の入荷品だから特別に見せてあげれますけど、1個金貨520枚の物凄い希少な鉱石ですよ」
商人の男性は目を細めて笑みを浮かべながら答える。
真鑑定を発動させ、鉱石を注意深く見つめると、視界にポップアップが現れる。
『精錬された人口鉱石:蒼星石の良くできた偽造品。熟練した錬金術師によって特別に精錬されている。市場価格:銀貨30枚』
(やっぱりか……この商人、偽造品を売りつけようとしているな)
「なるほど、すごい珍しい鉱石みたいだね。金額も妥当だ」
商人は僅かに口角を上げる。
「でもあなたに蒼星石を購入できますか? 当店ではローン払いも受けつけておりますが、他にも良い鉱石が揃ってますよ」
異世界でローン払いなんかあるのかよ、と心の中でツッコむが口には出さない。
「この鉱石が本物なら、購入は難しいでしょうね」
商人はポーカーフェイスで表情を変えない。
「本物ですよ? 何を根拠に……」
「悪いが俺は鑑定スキル持ちでね。錬金術師が錬成した人工鉱石でしょこれ。価値は1個につき銀貨30枚。それなら払ってもいいですよ」
「…………」
商人は少しの間、無言で黙り込んでいたが――
「……いいでしょう。それでお売りします。てか鑑定スキル持ちですか。よかったら商品の目利き手伝ってもらえませんか? もちろん報酬ははずみますよ」
「魅力的な提案だけど、他にやることがあるんでね。はい、お代はこれで。2個お願い」
「確かに」
これで蒼星石の偽物を手に入れた。
本物に比べたら二束三文の偽物をなんでわざわざ手に入れたか疑問に思うかもしれない。
これにはもちろん理由がある。
次はいよいよ本丸の魔力ポーションの露店に向かう。
ポーションの露店に辿り着くと、薄汚れた衣服に身を包んだ奴隷の使用人が一人、黙々と商品の整理をしていた。
彼の姿はどこか疲れ切っており、目には生気が感じられない。
その横で、店主は豪華な衣装に身を包み、傲慢な態度で使用人に命令を飛ばしている。
「おい、手を止めるな! そのポーションをもっと丁寧に並べろ。少しでも汚れたら売り物にならないんだぞ!」
苛立ち混じりの声で叱責するその男は、見下すような視線をこちらにも向ける。
一方、彼は客が貴族だとわかると、途端に声を大きくして愛想を振りまいた。
「これはこれは、お目が高い! さすが貴族様、私どもの最高級ポーションを選ばれるとは。当店は平民の連中には分からない品質ですよ、はっはっは!」
しかし、その笑顔が俺に向けられることはなかった。
「……ふん、ここは平民がウロウロするような場所じゃないんだがな。ま、貴族様のおこぼれを狙うなら、そこの安物ポーションでも見てるといい。だが、値切るような真似はやめてくれよ。君らのような身分の者に売るものじゃないんでね」
なんだこいつ?
こんな所で貴族特化の商売をしてるのか。
貴族以外にはみんなこんな態度で接しているのかよ。
露店に並べられた小瓶に入ったポーションの中から魔力ポーション(効果大)を手に取り鑑定する。
『魔力ポーション:魔力ポーションの効果大。一瓶で魔力を100回復する:金貨5枚』
効果大の魔力ポーションは流石に1個辺りの価格が高いな。
これをいくらで売っているのか聞いてみよう。
「いくらですか、これ?」
「あ? ああ、そいつは魔力ポーションの効果極大で一つ当たり、金貨20枚だよ。てか、お前に払えんのかぁ?」
俺は袋に入った金貨を見せる。
すると商人は途端に態度を変える。
「これはこれはお目が高い! うちのポーションは一級品です! そちらは最上級の効果極大になります。是非、購入していってください!」
嘘つけ効果大だろ。
掌返しするにしても、恥も外聞もなさすぎだろこの人。
商人を鑑定する。
名前:オルド
年齢:42歳
職業:商人(詐欺師)
レベル:10
体力:10
魔力:9
スキル:市場操作Lv8、値付け術Lv21
ユニークスキル:なし
保有スキルポイント:12
(やはり、詐欺師か。鑑定スキルも持ってないし、好都合だな)
「えっ、効果極大ですか? ってことは回復値が300……すごいなあはじめてみた。でもちょっと1つ辺り金貨20枚はきついですねぇ……」
俺はしらばっくれながら述べる。
「今なら特別に1個あたり金貨19枚でいいですよ。本日中のご購入という特別価格で提供させていただきます。実は商品の棚卸しが明朝ありまして」
「へー、金貨1枚分も値引いてくれるんですか。それはお得だなあ」
内心ではやってるなあと思いながらも応える。
今なら特別価格で購入を急かせるというのはセールスの常套手段だ。
この手法は前世でも異世界でも変わりはないらしい。
もちろんその手には乗るつもりはないし、その手を逆手にとってやる。
「あっ!」
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袋から飛び出た蒼星石が商人の目に止まり、その目が大きく見開かれた。
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