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第7話・自分の名は?
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今何て言った??名前の話してたから名前だよなぁ・・・・・アラジン?
「アラジン!!!?」
「は、はい!あだ名ですけどね。そんな珍しくもないと思いますが」
いやいやいやいや!アラジンって世界中で知らない人いない超有名キャラじゃん!!何だこの世界と前の世界の何か繋がりがあるのか?それともアラジンがこっちからあっちに行った人とか?いやでもアラジンの話だってフィクションだし・・・・でもフィクションって証拠がない!また中途半端な情報でこんがらがってきた~~~!!!
「大丈夫ですか?僕の天使」
頭を抱えて変な動きをしていたらしい俺に優しく声をかけてくる店員さん、いやアラジンさん。
そんなガチの心配顔しないで、俺どんだけ変な動きしてたのよ!
「大丈夫です、あとその~天使っての変えてもらえませんか?」
「では、お名前を教えて頂けますか?」
「俺は・・・・・・」
名前・・・・俺の名前は・・・・・??????
「何だっけ??アレ思い出せない・・・・」
「名前を思い出せない?」
「オイオイ、マジかよ。記憶喪失ってやつかぁ?」
アレ?前の世界の記憶はある。ずっと居た部屋、好きなゲーム、アニメ、キャラクター、家族の顔、家族の名前、学校での嫌な思い出、少しは良かった事、全部思い出せるのに・・・・自分の名前だけ思い出せない・・・・・・。
どうして・・・・どうしよう・・・・頭の何か病気か?異世界来たから?能力を貰ったから?思い出せ思い出せ思い出せ思い出せ思い出せ思い出せ思い出せ思い出せ
「大丈夫ですよ、無理しないで」
アラジンさんがそっと俺の手を握ってくる。
「アラジンさん・・・・・」
何て優しいんだ・・・・涙出てくるよ・・・・。
「思い出すまで天使と呼ばせて頂きます」
オイ!それが目的か!どんだけ天使って呼びたいんだよ!
「じゃあ俺は我が君って呼ぶぜ!」
「止めてください!・・・・えーと」
「アーズィム・ワーケットだよ!アーズで頼むぜ、我が君!」
何だそのドヤ顔は!
「マスター何の話をしてるんですか?」
あ、部屋に圧倒されてたバイコさんも戻ってきた。
というか、マジで名前思い出さないと変なあだ名で呼ばれ続ける!何だよ、マスターに天使に我が君って!どんなセンス!君たち彼女とかもそう呼んでたの!?マジイケメンに限るだよ、そんなの許されるの!
「で天使、これからの事ですが」
アラジンさんが聞いてくる。
そう、これからの事。そう、この能力を使ってハーレムを作る事!それにはまず女性の多い所に行かなければ!ここの他にも5大都市?ってのがあるらしいからそっちに行こう。この都市には女性が少ないらしいから、というか全然見ない。この店の店員さんもお客さんも男ばっかりだったし。
さて、何て言おうか。
「あ~もう少ししたら別の都市に行ってみようと思ってまして~」
「グランドを出るのですか!?」
「え~ここにずっといろよ~!」
「マスターまだ来たばっかりじゃやないですか」
「いやね、ホラ泊まる所もないし、お金もないしさ」
「それなら俺が奪ってきますよ!」
「俺がコイツ殺して賞金全部持ってくるぜ!」
うーん、何という循環。
「ここにいれば良いですよ。このカフェは宿泊も出来ます。僕名義で無料で泊まり放題です」
やっぱりカフェじゃなくてホテルだなココ。
「それとも僕の部屋に来ますか?僕としてはその方が嬉しいですが」
ニコッと笑うアラジンさん、目が本気だ。
「じゃあ俺の所来てくれよ!」
アーズさんがすかさず乗ってくる。
「このカフェにしまーす」
「名義本人がいないといけないので僕も泊まりますね」
あれ!?ハメられた!?どっちにしてもじゃないか!
「おう、じゃ俺も泊まるぜ!」
「図々しいにも程がある。あなた達は別に僕の友人でも何でもないでしょう」
「お雨と我が君が二人っきりとか危なすぎるだろぉが!!」
「あなたといるより安全ですよ」
バチバチしないで~!えっとえっとバイコさんは~!やっぱり何話してるか分かってない顔してる~!この二人の会話だもんな、グランド語で話してるよね~!
えっとえっと皆仲良く皆仲良くさせるには~!
「皆で泊まりましょう!」
「アラジン!!!?」
「は、はい!あだ名ですけどね。そんな珍しくもないと思いますが」
いやいやいやいや!アラジンって世界中で知らない人いない超有名キャラじゃん!!何だこの世界と前の世界の何か繋がりがあるのか?それともアラジンがこっちからあっちに行った人とか?いやでもアラジンの話だってフィクションだし・・・・でもフィクションって証拠がない!また中途半端な情報でこんがらがってきた~~~!!!
「大丈夫ですか?僕の天使」
頭を抱えて変な動きをしていたらしい俺に優しく声をかけてくる店員さん、いやアラジンさん。
そんなガチの心配顔しないで、俺どんだけ変な動きしてたのよ!
「大丈夫です、あとその~天使っての変えてもらえませんか?」
「では、お名前を教えて頂けますか?」
「俺は・・・・・・」
名前・・・・俺の名前は・・・・・??????
「何だっけ??アレ思い出せない・・・・」
「名前を思い出せない?」
「オイオイ、マジかよ。記憶喪失ってやつかぁ?」
アレ?前の世界の記憶はある。ずっと居た部屋、好きなゲーム、アニメ、キャラクター、家族の顔、家族の名前、学校での嫌な思い出、少しは良かった事、全部思い出せるのに・・・・自分の名前だけ思い出せない・・・・・・。
どうして・・・・どうしよう・・・・頭の何か病気か?異世界来たから?能力を貰ったから?思い出せ思い出せ思い出せ思い出せ思い出せ思い出せ思い出せ思い出せ
「大丈夫ですよ、無理しないで」
アラジンさんがそっと俺の手を握ってくる。
「アラジンさん・・・・・」
何て優しいんだ・・・・涙出てくるよ・・・・。
「思い出すまで天使と呼ばせて頂きます」
オイ!それが目的か!どんだけ天使って呼びたいんだよ!
「じゃあ俺は我が君って呼ぶぜ!」
「止めてください!・・・・えーと」
「アーズィム・ワーケットだよ!アーズで頼むぜ、我が君!」
何だそのドヤ顔は!
「マスター何の話をしてるんですか?」
あ、部屋に圧倒されてたバイコさんも戻ってきた。
というか、マジで名前思い出さないと変なあだ名で呼ばれ続ける!何だよ、マスターに天使に我が君って!どんなセンス!君たち彼女とかもそう呼んでたの!?マジイケメンに限るだよ、そんなの許されるの!
「で天使、これからの事ですが」
アラジンさんが聞いてくる。
そう、これからの事。そう、この能力を使ってハーレムを作る事!それにはまず女性の多い所に行かなければ!ここの他にも5大都市?ってのがあるらしいからそっちに行こう。この都市には女性が少ないらしいから、というか全然見ない。この店の店員さんもお客さんも男ばっかりだったし。
さて、何て言おうか。
「あ~もう少ししたら別の都市に行ってみようと思ってまして~」
「グランドを出るのですか!?」
「え~ここにずっといろよ~!」
「マスターまだ来たばっかりじゃやないですか」
「いやね、ホラ泊まる所もないし、お金もないしさ」
「それなら俺が奪ってきますよ!」
「俺がコイツ殺して賞金全部持ってくるぜ!」
うーん、何という循環。
「ここにいれば良いですよ。このカフェは宿泊も出来ます。僕名義で無料で泊まり放題です」
やっぱりカフェじゃなくてホテルだなココ。
「それとも僕の部屋に来ますか?僕としてはその方が嬉しいですが」
ニコッと笑うアラジンさん、目が本気だ。
「じゃあ俺の所来てくれよ!」
アーズさんがすかさず乗ってくる。
「このカフェにしまーす」
「名義本人がいないといけないので僕も泊まりますね」
あれ!?ハメられた!?どっちにしてもじゃないか!
「おう、じゃ俺も泊まるぜ!」
「図々しいにも程がある。あなた達は別に僕の友人でも何でもないでしょう」
「お雨と我が君が二人っきりとか危なすぎるだろぉが!!」
「あなたといるより安全ですよ」
バチバチしないで~!えっとえっとバイコさんは~!やっぱり何話してるか分かってない顔してる~!この二人の会話だもんな、グランド語で話してるよね~!
えっとえっと皆仲良く皆仲良くさせるには~!
「皆で泊まりましょう!」
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