19 / 25
第19話 勉強会
しおりを挟む
「良一よ そういやそろそろあの季節だぞ」
「うん?なんかあったっけ?」
「あぁ学生の重大イベント…中間考査だ…!」
「あぁそろそろだな それ季節関係あるか?
ていうかお前なら余裕だろ」
「そうだな 私は頭いいからな
それは大丈夫なんだが…したいことがあってな」
「ん? 何がしたいんだ?」
「放課後教室でみんなで勉強会しないか?」
「みんな? 具体的には?」
「未来ちゃんとお前と私と…陽介?」
「陽介もか?まあ友達だし良いけど」
「あんまりしたことないから
やってみたかったんだよねー」
とういうことで始まりました。勉強会が。
「うーん俺だけ圧倒的な場違い感」
誘いを二つ返事で了承した陽介が
シャーペンを回しながら言っている。
器用だなぁ
「別にそこまで場違いか?」
「俺ここにいる友達良一と桜井さんだけで
そこの1年の子は名前知らない」
「あっすみません! 柊未来と言います」
「おー良い名前だな
俺は面白味のない名前の佐藤陽介」
「名前に面白さっているか?
陽介、将来子供にキラキラネーム付けるなよ」
「つけない…と思う」
「まあそれは良いと一旦置いといて…
柊大丈夫か?1年だから範囲違うけど…」
「大丈夫だよー私が未来ちゃんの分も
教えてあげるからー!」
「結衣お前やっぱり頭良いんだな
普段はあんまりそう感じないが…」
「んー?どう意味かなー?
あ、ごめんー
うっかりシャーペン投げちゃった⭐️」
シャーペンは俺の首筋を掠めた。
こいつ的確に首元狙ってきやがった…!
だけど中々コントロールが上手いな
「お前わざとだろ 首はやめなさい」
「わざとじゃないよー?
次はうっかりおでこかなー?」
「お前容赦ないよな…」
「お話ししてないで勉強したらどうかなー?
あっ、余裕があるってことかなー?
私に勝てるかなー?」
「それは無理です… 勉強します」
「潔くてよろしい」
お互いに黙々と勉強し始める。
静かだ…静かだと騒がしくしたがるのはなぜだろう
うん?この問題わからんな…
「陽介 この問題教えてくれ」
「ん うーん?うーん…悪いわかんねー
未来ちゃん分かる?」
「いや…1年にはわからんだろ
2年の範囲だぞ」
「1年の3学期の途中までしか終わってないので
分かりません…」
「柊めっちゃ頭いいやん…予習のレベルが
違いすぎる… 結衣分かるか?」
「私にわからない問題があるとでもー?
見せてみなさいー なるほど…
これはねぇー…いやここで教えちゃうと
成長に繋がらないか…よし!
もうちょっと自分で考えなさい、」
「お前分かんないからって誤魔化すなよ…
潔く分かりませんと…うおっ!あぶなぁ」
幼馴染が的確におでこを狙ってきた。
ギリギリで頭を下げて髪に当たった。
「ごめんねー?
またうっかりシャーペン投げちゃった⭐️」
「うっかりって便利な言葉だよな…
で結局どうしよかな…」
「そんな問題はな
大抵テストには出ないから飛ばしなさい」
「いや出たらどうするんだよ…」
「その時は降伏したらいいじゃないか
諦めろ 私は後で先生に聞く」
「先生に聞いた事俺にも教えてくれ」
「200円な」
「金取んなよ 帰りに何か奢ってやるから
あとさっきから喋り方戻ってんぞ」
「あれれれー? そうだっけ?
私はずっとこの喋り方だよー?」
「それ、小さい探偵な
あと喋り方違いすぎる」
「勉強しろ 留年するぞ」
「わぁ厳しいお言葉で…」
すると陽介が聞いてきた。
「なあ良一 桜井さんってこんな喋り方
してたっけ?」
「結衣は…色々いるんだよ
お前の昨日の秘密みたいな感じだ」
「あー掘り下げたり、人に言うなってことか」
この言葉だけで伝わるとは…
意外と陽介は察しが良いのかもしれない
「勉強頑張ろうなー!!」
「「「静かに」」」
「はい…ごめんなさい」
元気出そうしたのに怒られた…
俺はたまにやってしまう事がある。
これで何個黒歴史を量産したことか…
「うん?なんかあったっけ?」
「あぁ学生の重大イベント…中間考査だ…!」
「あぁそろそろだな それ季節関係あるか?
ていうかお前なら余裕だろ」
「そうだな 私は頭いいからな
それは大丈夫なんだが…したいことがあってな」
「ん? 何がしたいんだ?」
「放課後教室でみんなで勉強会しないか?」
「みんな? 具体的には?」
「未来ちゃんとお前と私と…陽介?」
「陽介もか?まあ友達だし良いけど」
「あんまりしたことないから
やってみたかったんだよねー」
とういうことで始まりました。勉強会が。
「うーん俺だけ圧倒的な場違い感」
誘いを二つ返事で了承した陽介が
シャーペンを回しながら言っている。
器用だなぁ
「別にそこまで場違いか?」
「俺ここにいる友達良一と桜井さんだけで
そこの1年の子は名前知らない」
「あっすみません! 柊未来と言います」
「おー良い名前だな
俺は面白味のない名前の佐藤陽介」
「名前に面白さっているか?
陽介、将来子供にキラキラネーム付けるなよ」
「つけない…と思う」
「まあそれは良いと一旦置いといて…
柊大丈夫か?1年だから範囲違うけど…」
「大丈夫だよー私が未来ちゃんの分も
教えてあげるからー!」
「結衣お前やっぱり頭良いんだな
普段はあんまりそう感じないが…」
「んー?どう意味かなー?
あ、ごめんー
うっかりシャーペン投げちゃった⭐️」
シャーペンは俺の首筋を掠めた。
こいつ的確に首元狙ってきやがった…!
だけど中々コントロールが上手いな
「お前わざとだろ 首はやめなさい」
「わざとじゃないよー?
次はうっかりおでこかなー?」
「お前容赦ないよな…」
「お話ししてないで勉強したらどうかなー?
あっ、余裕があるってことかなー?
私に勝てるかなー?」
「それは無理です… 勉強します」
「潔くてよろしい」
お互いに黙々と勉強し始める。
静かだ…静かだと騒がしくしたがるのはなぜだろう
うん?この問題わからんな…
「陽介 この問題教えてくれ」
「ん うーん?うーん…悪いわかんねー
未来ちゃん分かる?」
「いや…1年にはわからんだろ
2年の範囲だぞ」
「1年の3学期の途中までしか終わってないので
分かりません…」
「柊めっちゃ頭いいやん…予習のレベルが
違いすぎる… 結衣分かるか?」
「私にわからない問題があるとでもー?
見せてみなさいー なるほど…
これはねぇー…いやここで教えちゃうと
成長に繋がらないか…よし!
もうちょっと自分で考えなさい、」
「お前分かんないからって誤魔化すなよ…
潔く分かりませんと…うおっ!あぶなぁ」
幼馴染が的確におでこを狙ってきた。
ギリギリで頭を下げて髪に当たった。
「ごめんねー?
またうっかりシャーペン投げちゃった⭐️」
「うっかりって便利な言葉だよな…
で結局どうしよかな…」
「そんな問題はな
大抵テストには出ないから飛ばしなさい」
「いや出たらどうするんだよ…」
「その時は降伏したらいいじゃないか
諦めろ 私は後で先生に聞く」
「先生に聞いた事俺にも教えてくれ」
「200円な」
「金取んなよ 帰りに何か奢ってやるから
あとさっきから喋り方戻ってんぞ」
「あれれれー? そうだっけ?
私はずっとこの喋り方だよー?」
「それ、小さい探偵な
あと喋り方違いすぎる」
「勉強しろ 留年するぞ」
「わぁ厳しいお言葉で…」
すると陽介が聞いてきた。
「なあ良一 桜井さんってこんな喋り方
してたっけ?」
「結衣は…色々いるんだよ
お前の昨日の秘密みたいな感じだ」
「あー掘り下げたり、人に言うなってことか」
この言葉だけで伝わるとは…
意外と陽介は察しが良いのかもしれない
「勉強頑張ろうなー!!」
「「「静かに」」」
「はい…ごめんなさい」
元気出そうしたのに怒られた…
俺はたまにやってしまう事がある。
これで何個黒歴史を量産したことか…
10
お気に入りに追加
17
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
女子高生は卒業間近の先輩に告白する。全裸で。
矢木羽研
恋愛
図書委員の女子高生(小柄ちっぱい眼鏡)が、卒業間近の先輩男子に告白します。全裸で。
女の子が裸になるだけの話。それ以上の行為はありません。
取って付けたようなバレンタインネタあり。
カクヨムでも同内容で公開しています。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
就職面接の感ドコロ!?
フルーツパフェ
大衆娯楽
今や十年前とは真逆の、売り手市場の就職活動。
学生達は賃金と休暇を貪欲に追い求め、いつ送られてくるかわからない採用辞退メールに怯えながら、それでも優秀な人材を発掘しようとしていた。
その業務ストレスのせいだろうか。
ある面接官は、女子学生達のリクルートスーツに興奮する性癖を備え、仕事のストレスから面接の現場を愉しむことに決めたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる