58 / 63
これから始まる冒険 6章
8話 村?!
しおりを挟む
「ここが『ケリノ村』か!」
出発して約4日。
馬を走らせ、思ったよりも短時間で着いた。
食料を集めながらも、雅人とジルの剣術を鍛えて、魔物をみつけりゃ討伐し、素材を集めてお金に変えれるようにし、サバイバル生活とやらを大いに楽しんだ。
「一旦ここに来たけど…今マルク何処?」
MPの消費が激しいし、何より気持ち悪いから今までしていなかったのだ。
「う〜ん…ちょっと待って!」
一回使うと無詠唱が可能になったのか、無詠唱でも魔法が使えた。
まあ、そんな事はどうでもいいのだが…
魔法を発動させると、マルクの場所までが、ゆっくりと景色が変わりながらも分かった。
だが、問題点がある。
何故なら、見えたのは…
「海?」
この村の港辺りから、真っ直ぐ行って、マルクの姿が見えた。
別の港についている。
ここからは、海を渡ったほうが早そうだ。
「え?どうしたの?」
「いや、マルク…海渡って別の村へ…」
「うわ〜…次は海?」
雅人があからさまに嫌そうな顔をする。
…仕方ないだろーが!
「…取りあえずギルドで素材交換だ!」
「はい!」「ラジャ!」
そこら辺の冒険者らしき人に聞いて、ギルドを目指した。
ギルドは、村の真ん中辺りにあった。
入り口からは結構近かった。…それだけ小さい村ということなのだろうか…?
「あ!お客さんだ!」
中には、受付嬢…というより、ヤンチャな少女という感じの金髪ガールがいた。
「すいません!素材交換したいんですけど…」
「はい!分りました!」
チャピ!っという効果音付きでかわいい敬礼をして奥へと行った。
アハハハ…と、から笑いをしたものの…少しは可愛いと思った。
「…可愛い」
と、隣から幻聴と思われる音が…?
「…ジル。ああいうのが趣味?」
「え?!あ!ち!違います!」
雅人がジルをいじめてる…。
…まあ、赤面しながら否定されてもな…。
「は〜い!準備ができましたので!持ってきてください!」さ
「あ!はい!」
素材を持っている俺が取りあえず行った。
「ここに置いてください!」
そう言って台を指差す。
俺は、言われた通りに袋から取り出したように見せかけながらドロップした物をおいた。
ここでのドロップ品というのは、主に魔石だ。
…と言っても、ザコとかの魔石は低価格でしかない。
だが、塵も積もれば山となる。…多分高額になるだろう。
時々、雅人の運のおかげか強い魔物が出て来てくれたから高額にもっとなっていてくれたら嬉しい。
これも新しい装備やら何かを買うためだ。
「うわあ…多いですね」
表情豊かだな〜、この子。
だが、ドロップ品は魔石だけではない。
魔物素材は、例えばゴブリンが持っている様な人でも使えるような剣。
あるいは、美味しい魔物の内蔵とか。
「はい!完了です!」
何らかの魔法を使ったのか、一瞬で終わっていた。
「えーっと…8600…⁈ですね!」
自分でやって驚いてる…
そういって、お金を渡してくれた。
「ありがとう」
「いえいえー!」
また、あのポーズで終わった。
…流行ってるの?
そう思いながら見ていた。
ふと気がつくと、ジルが睨んでいた。
ごめん…?
_______________________________
最後までお読みいただきありがとうございます。
期間が空いてしまい申し訳ございません。
前回同様、誤字・脱字などがあったら感想を通じてお知らせください。
これからもよろしくお願いします。
出発して約4日。
馬を走らせ、思ったよりも短時間で着いた。
食料を集めながらも、雅人とジルの剣術を鍛えて、魔物をみつけりゃ討伐し、素材を集めてお金に変えれるようにし、サバイバル生活とやらを大いに楽しんだ。
「一旦ここに来たけど…今マルク何処?」
MPの消費が激しいし、何より気持ち悪いから今までしていなかったのだ。
「う〜ん…ちょっと待って!」
一回使うと無詠唱が可能になったのか、無詠唱でも魔法が使えた。
まあ、そんな事はどうでもいいのだが…
魔法を発動させると、マルクの場所までが、ゆっくりと景色が変わりながらも分かった。
だが、問題点がある。
何故なら、見えたのは…
「海?」
この村の港辺りから、真っ直ぐ行って、マルクの姿が見えた。
別の港についている。
ここからは、海を渡ったほうが早そうだ。
「え?どうしたの?」
「いや、マルク…海渡って別の村へ…」
「うわ〜…次は海?」
雅人があからさまに嫌そうな顔をする。
…仕方ないだろーが!
「…取りあえずギルドで素材交換だ!」
「はい!」「ラジャ!」
そこら辺の冒険者らしき人に聞いて、ギルドを目指した。
ギルドは、村の真ん中辺りにあった。
入り口からは結構近かった。…それだけ小さい村ということなのだろうか…?
「あ!お客さんだ!」
中には、受付嬢…というより、ヤンチャな少女という感じの金髪ガールがいた。
「すいません!素材交換したいんですけど…」
「はい!分りました!」
チャピ!っという効果音付きでかわいい敬礼をして奥へと行った。
アハハハ…と、から笑いをしたものの…少しは可愛いと思った。
「…可愛い」
と、隣から幻聴と思われる音が…?
「…ジル。ああいうのが趣味?」
「え?!あ!ち!違います!」
雅人がジルをいじめてる…。
…まあ、赤面しながら否定されてもな…。
「は〜い!準備ができましたので!持ってきてください!」さ
「あ!はい!」
素材を持っている俺が取りあえず行った。
「ここに置いてください!」
そう言って台を指差す。
俺は、言われた通りに袋から取り出したように見せかけながらドロップした物をおいた。
ここでのドロップ品というのは、主に魔石だ。
…と言っても、ザコとかの魔石は低価格でしかない。
だが、塵も積もれば山となる。…多分高額になるだろう。
時々、雅人の運のおかげか強い魔物が出て来てくれたから高額にもっとなっていてくれたら嬉しい。
これも新しい装備やら何かを買うためだ。
「うわあ…多いですね」
表情豊かだな〜、この子。
だが、ドロップ品は魔石だけではない。
魔物素材は、例えばゴブリンが持っている様な人でも使えるような剣。
あるいは、美味しい魔物の内蔵とか。
「はい!完了です!」
何らかの魔法を使ったのか、一瞬で終わっていた。
「えーっと…8600…⁈ですね!」
自分でやって驚いてる…
そういって、お金を渡してくれた。
「ありがとう」
「いえいえー!」
また、あのポーズで終わった。
…流行ってるの?
そう思いながら見ていた。
ふと気がつくと、ジルが睨んでいた。
ごめん…?
_______________________________
最後までお読みいただきありがとうございます。
期間が空いてしまい申し訳ございません。
前回同様、誤字・脱字などがあったら感想を通じてお知らせください。
これからもよろしくお願いします。
0
お気に入りに追加
114
あなたにおすすめの小説
【完結】言いたいことがあるなら言ってみろ、と言われたので遠慮なく言ってみた
杜野秋人
ファンタジー
社交シーズン最後の大晩餐会と舞踏会。そのさなか、第三王子が突然、婚約者である伯爵家令嬢に婚約破棄を突き付けた。
なんでも、伯爵家令嬢が婚約者の地位を笠に着て、第三王子の寵愛する子爵家令嬢を虐めていたというのだ。
婚約者は否定するも、他にも次々と証言や証人が出てきて黙り込み俯いてしまう。
勝ち誇った王子は、最後にこう宣言した。
「そなたにも言い分はあろう。私は寛大だから弁明の機会をくれてやる。言いたいことがあるなら言ってみろ」
その一言が、自らの破滅を呼ぶことになるなど、この時彼はまだ気付いていなかった⸺!
◆例によって設定ナシの即興作品です。なので主人公の伯爵家令嬢以外に固有名詞はありません。頭カラッポにしてゆるっとお楽しみ下さい。
婚約破棄ものですが恋愛はありません。もちろん元サヤもナシです。
◆全6話、約15000字程度でサラッと読めます。1日1話ずつ更新。
◆この物語はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆9/29、HOTランキング入り!お読み頂きありがとうございます!
10/1、HOTランキング最高6位、人気ランキング11位、ファンタジーランキング1位!24h.pt瞬間最大11万4000pt!いずれも自己ベスト!ありがとうございます!
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
転生したら赤ん坊だった 奴隷だったお母さんと何とか幸せになっていきます
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
転生したら奴隷の赤ん坊だった
お母さんと離れ離れになりそうだったけど、何とか強くなって帰ってくることができました。
全力でお母さんと幸せを手に入れます
ーーー
カムイイムカです
今製作中の話ではないのですが前に作った話を投稿いたします
少しいいことがありましたので投稿したくなってしまいました^^
最後まで行かないシリーズですのでご了承ください
23話でおしまいになります
魔境に捨てられたけどめげずに生きていきます
ツバキ
ファンタジー
貴族の子供として産まれた主人公、五歳の時の魔力属性検査で魔力属性が無属性だと判明したそれを知った父親は主人公を魔境へ捨ててしまう
どんどん更新していきます。
ちょっと、恨み描写などがあるので、R15にしました。
うちの娘が悪役令嬢って、どういうことですか?
プラネットプラント
ファンタジー
全寮制の高等教育機関で行われている卒業式で、ある令嬢が糾弾されていた。そこに令嬢の父親が割り込んできて・・・。乙女ゲームの強制力に抗う令嬢の父親(前世、彼女いない歴=年齢のフリーター)と従者(身内には優しい鬼畜)と異母兄(当て馬/噛ませ犬な攻略対象)。2016.09.08 07:00に完結します。
小説家になろうでも公開している短編集です。
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる