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不幸の訪れ 5章
15話 消えた?!
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ハルクside
…時間が惜しい。
「…ハア…まあ、大丈夫か」
いつまでも言い争ってたら、マルクが捕まるのは時間の問題かも。
だからって…眠らせる必要は全く持ってないけど…。
まあ、あのまま戦うっていう話を進めてたら明日までにマルクのところへ行けるかどうか…。
取り敢えずソファーに寝かせておいて…っと!
「良かったの?こんなことして…」
後ろを見れば、雅人がいた。
面倒なことになるよ?って言いたいのか!
「仕方ないだろ!俺もう帰れないぞ?早く用事済ましとかなきゃ」
「まあ、それは否定しない。…でも、どんな事になっても大丈夫な様にしておいてよ?そうじゃなきゃ僕大変じゃんか」
…。別に無言を貫いときゃいいだけじゃないか…。
「大丈夫。真相がわかったらいくらでも論破するし」
「…。颯が言ったら本当になりそう…。まあ、心配はしないでおく」
「任せとけって」
そんなになったら魔法で記憶操作とか出来ちゃいそうだし?
「…なんか今寒くなかった?」
「そうか?むしろ暑いくらいだけど?」
「なんか…背筋にピリピリって…」
「大丈夫か?」
?どうしたんだ?雅人のやつ…?
「よし、そろそろ行くか!」
「なんかわかんないけど気をつけてね」
「…あ!そうだ!父さんの事よろしくな!」
「うん…ってまた僕?!」
フッフッフ…後始末は弟の役目ってね!
まあ、血が繋がってると思ったらちょい怖いけど…。
瞬間移動ってな!
またまた景色が揺らぐ。
…行き先は冒険者ギルドだ!
…あっという間にギルドのトイレの中。
そりゃ急に出てきたら驚いて大変な騒ぎになるしさ!
トイレから出て受付に向かう。
「お〜い!あの暇人いる?」
「居ますよ?今日はどういったご用件で?」
優しく応えてくれたのは、今日も美人なジュディさん。
あっ!暇人ってグレイの事ね?
「ちょっと聞きたいことがあってさ!」
「そうですか。では、少々お待ちください」
そう言って、魔石をいじる。
あれは、ギルド内で唯一の連絡手段らしい。
しばらくすると…
「おおっ!ハルクか、もう行ったんじゃなかったのか?」
「あぁ、ちょっと急用で…マルクの家って知らない?」
本題に入る。
「あぁ。知ってるが…マルクは居ないぞ?」
「えぇっ!なんで?!」
「なんでっつっても…知らねえよ。なんか、今日も来るのかと思えばこねーし、俺も家に行ってみたんだが…もぬけの殻ってね」
…本格的にまずい…。
あの調子じゃグレイは、嘘入ってないし…
っていうか俺馬鹿だ!犯罪犯したの知ってる俺がいるのに逃げなかやいわけがないじゃないか!
「…?おい、マルクがどうかしたのか?」
「…いや、もう大丈夫。なんでもないから…」
…どうしよう。今日中には何であんなことしたのか聞き出して自主なり何なりさせれば…って考えてたのに!
「いやいや…大丈夫じゃねえだろ!…俺でよけりゃ聞くが?」
「大丈夫だって!」
…一応、騎士団長が平民に負けたっていう悪評は極秘だよ?
「…。まあ、そういう事にしとくわ。…いざとなったら頼れよ?」
…その気持ちは嬉しい。けど…
「うん」
ニコッと笑ってみせる。
「そうか!」
グレイは…マルク裏切れないと思うよ?
「まあ、マルクの事は任せといて?多分大丈夫だろうしさ!」
「う〜ん…まあ、ハルクが言うなら大丈夫か」
「あ!でも、マルクからなんか連絡きたら教えて!俺も心配だし!」
「分かった」
そう言って、ギルドを出る。
…う〜ん。マルクは仲間だし、俺が見つけるか。
そして、どうしてこんなことしたのか問い詰めてやる。
…?学園?…そんなのさっさと卒業用に特別テストこじつけて、パパっと合格して卒業してやるよ!
まあ、それより先に父さんの事…なんとかしなくちゃね…。
…自分の事は自分でってね
____________________________________________________________________________________________________
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
今現在、絶賛風でぶっ倒れ期間です!
ちょくちょく配信頑張ります!
前回同様、誤字•脱字などがあれば感想を通じてお知らせください。
これからもよろしくお願いします。
…時間が惜しい。
「…ハア…まあ、大丈夫か」
いつまでも言い争ってたら、マルクが捕まるのは時間の問題かも。
だからって…眠らせる必要は全く持ってないけど…。
まあ、あのまま戦うっていう話を進めてたら明日までにマルクのところへ行けるかどうか…。
取り敢えずソファーに寝かせておいて…っと!
「良かったの?こんなことして…」
後ろを見れば、雅人がいた。
面倒なことになるよ?って言いたいのか!
「仕方ないだろ!俺もう帰れないぞ?早く用事済ましとかなきゃ」
「まあ、それは否定しない。…でも、どんな事になっても大丈夫な様にしておいてよ?そうじゃなきゃ僕大変じゃんか」
…。別に無言を貫いときゃいいだけじゃないか…。
「大丈夫。真相がわかったらいくらでも論破するし」
「…。颯が言ったら本当になりそう…。まあ、心配はしないでおく」
「任せとけって」
そんなになったら魔法で記憶操作とか出来ちゃいそうだし?
「…なんか今寒くなかった?」
「そうか?むしろ暑いくらいだけど?」
「なんか…背筋にピリピリって…」
「大丈夫か?」
?どうしたんだ?雅人のやつ…?
「よし、そろそろ行くか!」
「なんかわかんないけど気をつけてね」
「…あ!そうだ!父さんの事よろしくな!」
「うん…ってまた僕?!」
フッフッフ…後始末は弟の役目ってね!
まあ、血が繋がってると思ったらちょい怖いけど…。
瞬間移動ってな!
またまた景色が揺らぐ。
…行き先は冒険者ギルドだ!
…あっという間にギルドのトイレの中。
そりゃ急に出てきたら驚いて大変な騒ぎになるしさ!
トイレから出て受付に向かう。
「お〜い!あの暇人いる?」
「居ますよ?今日はどういったご用件で?」
優しく応えてくれたのは、今日も美人なジュディさん。
あっ!暇人ってグレイの事ね?
「ちょっと聞きたいことがあってさ!」
「そうですか。では、少々お待ちください」
そう言って、魔石をいじる。
あれは、ギルド内で唯一の連絡手段らしい。
しばらくすると…
「おおっ!ハルクか、もう行ったんじゃなかったのか?」
「あぁ、ちょっと急用で…マルクの家って知らない?」
本題に入る。
「あぁ。知ってるが…マルクは居ないぞ?」
「えぇっ!なんで?!」
「なんでっつっても…知らねえよ。なんか、今日も来るのかと思えばこねーし、俺も家に行ってみたんだが…もぬけの殻ってね」
…本格的にまずい…。
あの調子じゃグレイは、嘘入ってないし…
っていうか俺馬鹿だ!犯罪犯したの知ってる俺がいるのに逃げなかやいわけがないじゃないか!
「…?おい、マルクがどうかしたのか?」
「…いや、もう大丈夫。なんでもないから…」
…どうしよう。今日中には何であんなことしたのか聞き出して自主なり何なりさせれば…って考えてたのに!
「いやいや…大丈夫じゃねえだろ!…俺でよけりゃ聞くが?」
「大丈夫だって!」
…一応、騎士団長が平民に負けたっていう悪評は極秘だよ?
「…。まあ、そういう事にしとくわ。…いざとなったら頼れよ?」
…その気持ちは嬉しい。けど…
「うん」
ニコッと笑ってみせる。
「そうか!」
グレイは…マルク裏切れないと思うよ?
「まあ、マルクの事は任せといて?多分大丈夫だろうしさ!」
「う〜ん…まあ、ハルクが言うなら大丈夫か」
「あ!でも、マルクからなんか連絡きたら教えて!俺も心配だし!」
「分かった」
そう言って、ギルドを出る。
…う〜ん。マルクは仲間だし、俺が見つけるか。
そして、どうしてこんなことしたのか問い詰めてやる。
…?学園?…そんなのさっさと卒業用に特別テストこじつけて、パパっと合格して卒業してやるよ!
まあ、それより先に父さんの事…なんとかしなくちゃね…。
…自分の事は自分でってね
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最後まで読んでいただいてありがとうございました。
今現在、絶賛風でぶっ倒れ期間です!
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前回同様、誤字•脱字などがあれば感想を通じてお知らせください。
これからもよろしくお願いします。
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