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転生したら? 2章
2話 俺の家族
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「帰ってきたぞ〜!俺の息子よ〜!」
誰だ?
む、息子!
ってことは俺の父さん!
そう思っていたら。
急に抱き上げられた。
「やっと帰って来れたぞ〜!」
ほっぺに顔をすりつけられた。
いっ、痛い!
ヒゲが〜!
それに汗臭い。
よ〜しこうなったら…
『びえ〜』
泣いてやる!
「えっ、えっ、ごめんごめん。泣かないで〜!」
泣くと離してくれた。
意外とちょろいな!
その時、
「あなた、何泣かしてるの!」
後に前に見て驚いた女性が立っていた。
あなたってことは…母さんだったのか!
「えっ、お、俺はただ…」
「それにあなた、出張先から帰ってきたばかりでとっても汗臭いわ!着替えてらっしゃい!」
「え〜、せっかく帰ってきたのに、冷たいな〜。」
「ほら、さっさと行く!」
「ちぇー。」
父さんが俺を母さんに渡してからドアを開けようとすると…
「父さん!おかえりなさ〜い」
小さい少年がドアを開けて入って来た。
父さんって事は、この子は俺の兄ちゃん!
「お〜、カイト。元気にしてたか?」
「うん、あ〜!もう赤ちゃん見たんだ!僕だってまだ見てないのに〜!」
「ん?どうしてだ?」
「お父さんと一緒に見ようと待ってたのに〜!」
もう、涙目だ。
「そうだったのか!ごめんよ〜!見せてやるから泣くなよ!」
「う、うん」
そう言うと母さんは俺を見せた。
「うわ〜!この子とってもかわいいね!」
「そうでしょー!」
「ねえねえ、この子の名前どうするの?」
「それはもう決めてあるんだ。」
父さんは言った。
俺は心なしかドキドキした。
「この子の名前は、『ハルクリート』愛称は『ハルク』だ。」
なぜか俺にはしっくりきた。
「それいいね!」
「本当に。いい名前ね。」
「だろ!」
「ハルク〜お兄ちゃんだよ〜!」
「ハルク〜パパだぞ〜!」
「ハルク〜ママですよ〜!」
俺はなんだか嬉しくなった。
「あぁ〜ぅあ!」
と返事をした。
「「「あっ、ハルクが返事した!」」」
︙
あとは、ご察しのとおり誰が一番多くハルクに返事をしてもらえるか競争になった。
最初は、適当に返事をしていたが疲れて寝てしまった。
____________________________________________________________________________________________________
お読みいただきありがとうございました。
前回同様、脱字,間違いがあれば感想を通じてお知らせください。
次回もお読みいただけたら嬉しく思います。
これからもよろしくお願いいたします。
誰だ?
む、息子!
ってことは俺の父さん!
そう思っていたら。
急に抱き上げられた。
「やっと帰って来れたぞ〜!」
ほっぺに顔をすりつけられた。
いっ、痛い!
ヒゲが〜!
それに汗臭い。
よ〜しこうなったら…
『びえ〜』
泣いてやる!
「えっ、えっ、ごめんごめん。泣かないで〜!」
泣くと離してくれた。
意外とちょろいな!
その時、
「あなた、何泣かしてるの!」
後に前に見て驚いた女性が立っていた。
あなたってことは…母さんだったのか!
「えっ、お、俺はただ…」
「それにあなた、出張先から帰ってきたばかりでとっても汗臭いわ!着替えてらっしゃい!」
「え〜、せっかく帰ってきたのに、冷たいな〜。」
「ほら、さっさと行く!」
「ちぇー。」
父さんが俺を母さんに渡してからドアを開けようとすると…
「父さん!おかえりなさ〜い」
小さい少年がドアを開けて入って来た。
父さんって事は、この子は俺の兄ちゃん!
「お〜、カイト。元気にしてたか?」
「うん、あ〜!もう赤ちゃん見たんだ!僕だってまだ見てないのに〜!」
「ん?どうしてだ?」
「お父さんと一緒に見ようと待ってたのに〜!」
もう、涙目だ。
「そうだったのか!ごめんよ〜!見せてやるから泣くなよ!」
「う、うん」
そう言うと母さんは俺を見せた。
「うわ〜!この子とってもかわいいね!」
「そうでしょー!」
「ねえねえ、この子の名前どうするの?」
「それはもう決めてあるんだ。」
父さんは言った。
俺は心なしかドキドキした。
「この子の名前は、『ハルクリート』愛称は『ハルク』だ。」
なぜか俺にはしっくりきた。
「それいいね!」
「本当に。いい名前ね。」
「だろ!」
「ハルク〜お兄ちゃんだよ〜!」
「ハルク〜パパだぞ〜!」
「ハルク〜ママですよ〜!」
俺はなんだか嬉しくなった。
「あぁ〜ぅあ!」
と返事をした。
「「「あっ、ハルクが返事した!」」」
︙
あとは、ご察しのとおり誰が一番多くハルクに返事をしてもらえるか競争になった。
最初は、適当に返事をしていたが疲れて寝てしまった。
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お読みいただきありがとうございました。
前回同様、脱字,間違いがあれば感想を通じてお知らせください。
次回もお読みいただけたら嬉しく思います。
これからもよろしくお願いいたします。
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