上 下
98 / 122

98.

しおりを挟む
「はぁはぁはぁはぁ」
とエリザベッタが息を整えると彼女は僕の上に跨がり、自らの蜜壺へ僕を招き入れると
そのまま激しく上下運動を繰り返して行った。
彼女の膣内は熱くて柔らかくて吸い付いてきて気持ちが良い。
エリザベッタは騎乗位で絶頂に達し、僕も彼女の中で果てていった。
行為の後始末を終えると彼女は僕に寄り添ってきたので、彼女の頭を優しく撫でてあげた。
そうすると彼女は嬉しかったのか僕にキスをしてきてくれた。そうやって2人で余韻に浸っていたが、
彼女は唐突に僕に問いかけてきたのだった。
「あなた。一つ質問してもいいかしら?   あなたにとっての一番大切なものは何なのかしら?」
それを聞かれたときの僕はすぐに答えられなかったんだけれども、
「うーんそうだなぁ……僕にとっては君の全てが大切だよ。
それにこの国と民もその次に大事だと思っている。それが答えで良いかい?」
と僕が言うと
「嬉しいですわぁ。流石は私の国王陛下にして夫である方ね。ますます惚れちゃいますわぁ」
「ははは。ありがとう。エリザベッタ」
と笑いあって軽い抱擁を交わすとまた熱い夜が始まった。
結局一晩中彼女を責め立て続けた結果、彼女は気絶してしまった。
それでもまだまだ物足りなかったので更に数回繰り返した結果ようやく彼女を解放した。
彼女はぐったりしていたが幸せそうだった。そうして翌日になり彼女は自分の部屋に戻らず
僕の部屋で寝泊まりをしていた。僕の方は朝から執務室で仕事をこなしつつ、時にはエリザベッタを
抱いたりしながら過ごす事が多かった。そんなある日の事、エリザベッタのお腹の中に新たな命が宿ったようで、
彼女のお腹が膨れ始めていた。
「うふふ。今日は貴方とお出かけしますね。これから産まれてくる子供たちの為に
色々と買い揃えないといけませんので行きましょうか」
とエリザベッタに誘われたので二人仲良く手を繋いで王都の街に繰り出すのだった。
街には様々な店があり、育児に必要な道具類なども売っていたのでそこで必要なものを一通り購入して回った。
そうして買い物を終えて帰る途中に彼女が突然腹痛を訴えたので慌てて近くの休憩所に
連れて行って休ませることにした。
「大丈夫ですかエリザベッタ。もし良ければ僕が癒して差し上げますけど」
と声を掛けるも彼女は辛そうにするばかりで返事をしなかった。
しかしそんな中であっても彼女は僕の腕を掴んで来て、まるで離れたくないと言っているようだったので、
「僕が側にいるから心配しないで」
と声をかけてあげると彼女の顔色が少しずつ良くなってきたのでホッとしたのと同時に
股間が元気になっていくのを感じた。
彼女を抱き上げてお手洗いまで運んでやり、
「エリザベッタ。ほら綺麗にしに行こうか?  手を貸すから立って歩ける?
無理そうなら僕に掴まるといいよ。そうすれば支えてあげられるからさ」
「あ、有難き幸せですわ……あの……もう少しだけこのままでいてくださらないかしら?」
と言うので僕は彼女の背中をさすってあげながら 彼女の身体を支えてやった。
そうして彼女がお手洗に辿り着いたのを見届けて僕はその場から離れたのだった。
暫くすると彼女がお手洗から出て来たので先程買ったものを渡してやるとその荷物を持って先に行ってしまった。
「ねえ。私が妊娠してからというものの、何故か乳房が張ってきて突起が痛くなるのよ。
これってもしかすると母乳が出るようになる予兆なのかしら?」
と彼女が言ってくる。なので試してみる事にした。まず僕の方で彼女の乳房に刺激を与えてみた。
そうすると段々硬くなってきて僕の指を押し返してくる。そうした後、彼女の口に含ませると
僕の口内にほんのりと甘い味が広がってきた。僕が思わず驚いてしまうと
彼女が微笑みながら僕の耳元で囁いたのだった
「ねえ。私の乳房美味しい?」
なんていうものだから、僕の下半身が反応してしまう。
「あら、大きくなってるじゃない。フッ。そういうところも大好きですよ。
では続きをしに行きましょっか。ところで……私の乳房吸ってみてどうでしたかしら。
もしお嫌で無ければ是非感想をお聞かせいただきたいのだけど……」
そう言われて僕は素直に思ったことを告げた。
すると彼女は顔を赤らめて俯くので、僕は彼女の頭を抱え込んでそのまま抱き寄せて口づけをした。
そして暫くの間唇を重ね合っていたが、やがてどちらからともなく離して向かい合う形になる。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【R18】聖女のお役目【完結済】

ワシ蔵
恋愛
平凡なOLの加賀美紗香は、ある日入浴中に、突然異世界へ転移してしまう。 その国には、聖女が騎士たちに祝福を与えるという伝説があった。 紗香は、その聖女として召喚されたのだと言う。 祭壇に捧げられた聖女は、今日も騎士達に祝福を与える。 ※性描写有りは★マークです。 ※肉体的に複数と触れ合うため「逆ハーレム」タグをつけていますが、精神的にはほとんど1対1です。

未亡人メイド、ショタ公爵令息の筆下ろしに選ばれる。ただの性処理係かと思ったら、彼から結婚しようと告白されました。【完結】

高橋冬夏
恋愛
騎士だった夫を魔物討伐の傷が元で失ったエレン。そんな悲しみの中にある彼女に夫との思い出の詰まった家を火事で無くすという更なる悲劇が襲う。 全てを失ったエレンは娼婦になる覚悟で娼館を訪れようとしたときに夫の雇い主と出会い、だたのメイドとしてではなく、幼い子息の筆下ろしを頼まれてしまう。 断ることも出来たが覚悟を決め、子息の性処理を兼ねたメイドとして働き始めるのだった。

騎士団長との淫らな秘めごと~箱入り王女は性的に目覚めてしまった~

二階堂まや
恋愛
リクスハーゲン王国の第三王女ルイーセは過保護な姉二人に囲まれて育った所謂''箱入り王女''であった。彼女は王立騎士団長のウェンデと結婚するが、獅子のように逞しく威風堂々とした風貌の彼とどう接したら良いか分からず、遠慮のある関係が続いていた。 そんなある日ルイーセはいつものように森に散歩に行くと、ウェンデが放尿している姿を偶然目撃してしまう。何故だかルイーセはその光景が忘れられず、それは彼女にとって性の目覚めのきっかけとなるのだった。さあ、官能的で楽しい夫婦生活の始まり始まり。 +性的に目覚めたヒロインを器の大きい旦那様(騎士団長)が受け入れて溺愛らぶえっちに至るというエロに振り切った作品なので、気軽にお楽しみいただければと思います。 +R18シーン有り→章名♡マーク +関連作 「親友の断罪回避に奔走したら断罪されました~悪女の友人は旦那様の溺愛ルートに入ったようで~」

慰み者の姫は新皇帝に溺愛される

苺野 あん
恋愛
小国の王女フォセットは、貢物として帝国の皇帝に差し出された。 皇帝は齢六十の老人で、十八歳になったばかりのフォセットは慰み者として弄ばれるはずだった。 ところが呼ばれた寝室にいたのは若き新皇帝で、フォセットは花嫁として迎えられることになる。 早速、二人の初夜が始まった。

【R18】短編集【更新中】調教無理矢理監禁etc...【女性向け】

笹野葉
恋愛
1.負債を抱えたメイドはご主人様と契約を (借金処女メイド×ご主人様×無理矢理) 2.異世界転移したら、身体の隅々までチェックされちゃいました (異世界転移×王子×縛り×媚薬×無理矢理)

【R18】義弟ディルドで処女喪失したらブチギレた義弟に襲われました

春瀬湖子
恋愛
伯爵令嬢でありながら魔法研究室の研究員として日々魔道具を作っていたフラヴィの集大成。 大きく反り返り、凶悪なサイズと浮き出る血管。全てが想像以上だったその魔道具、名付けて『大好き義弟パトリスの魔道ディルド』を作り上げたフラヴィは、早速その魔道具でうきうきと処女を散らした。 ――ことがディルドの大元、義弟のパトリスにバレちゃった!? 「その男のどこがいいんですか」 「どこって……おちんちん、かしら」 (だって貴方のモノだもの) そんな会話をした晩、フラヴィの寝室へパトリスが夜這いにやってきて――!? 拗らせ義弟と魔道具で義弟のディルドを作って楽しんでいた義姉の両片想いラブコメです。 ※他サイト様でも公開しております。

【R-18】後宮に咲く黄金の薔薇

ゆきむら さり
恋愛
稚拙ながらもHOTランキング入りさせて頂けました🤗 5/24には16位を頂き、文才の乏しい私には驚くべき順位です!皆様、本当にありがとうございます🧡 〔あらすじ〕📝小国ながらも豊かなセレスティア王国で幸せに暮らしていた美しいオルラ王女。慈悲深く聡明な王女は国の宝。ーしかし、幸福な時は突如終わりを告げる。 強大なサイラス帝国のリカルド皇帝が、遂にセレスティア王国にまで侵攻し、一夜のうちに滅亡させてしまう。挙げ句、戦利品として美しいオルラ王女を帝国へと連れ去り、皇帝の後宮へと閉じ籠める。嘆くオルラ王女に、容赦のない仕打ちを与える無慈悲な皇帝。そしてオルラ王女だけを夜伽に召し上げる。 国を滅ぼされた哀れ王女と惨虐皇帝。果たして二人の未来はー。 ※設定などは独自の世界観でご都合主義。R作品。ハッピエン♥️

王女、騎士と結婚させられイかされまくる

ぺこ
恋愛
髪の色と出自から差別されてきた騎士さまにベタ惚れされて愛されまくる王女のお話。 性描写激しめですが、甘々の溺愛です。 ※原文(♡乱舞淫語まみれバージョン)はpixivの方で見られます。

処理中です...