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「ちょっと外出るよ」
といって玄関に行くと丁度呼び鈴が鳴ったので扉を開けるとそこには僕の両親がいた。どうも様子を見に来たらしい。母はいつも通りに接してくれていたのだが父からは少し叱られてしまう。まあ無理も無い事だが。母曰く、もう少し娘を大切にするようにとの事だ。父の方はというとあまり触れられたく無い話題に触れて来たので少しムカついたので無視することにした。暫くして食事を終えると 僕は自室に籠もり、作業をし始める。先程から考えていた事があるのだが、それは彼女の誕生日のプレゼントについてだ。折角だし特別なものを贈ろうと思って色々考えているのだが、
「なかなか良いものが思いつかないな……よし決めた。明日直接彼女の部屋に行って相談しよう。それでいいか。彼女の喜ぶ顔が見たいし。楽しみにしておこう。じゃあそろそろいってきますか。さて彼女のところに行こう。今日はどんな服を着ているのだろうか。ふっ 想像しただけでドキドキしてきたぞ。早く会いたい」
いつもより早足になりそうなのを抑えつつも急ぎ気味で歩いていく。
「ごめんね。待たせてしまったかい?」
と聞くと、
「いえ。私もついさっき来たばかりでしたから」
と返事をくれる。僕はいつもより早めに来ていたので彼女の方が先に着いているのではと思っていたのだが。
そうして僕達は街をブラつく事になったのだが、街の人達から向けられている目線はかなり熱かった。恐らく彼女と一緒に歩いているからであろう。
それから色々な店を回ったのだが何故かアクセサリー店の前で立ち止まることが多くなり結局僕がプレゼントを買ってあげたりもしたのだ。そうして彼女と買い物を終えてお城に戻ると彼女から意外な言葉を言われる。それは僕のことをずっと前から好きだったという告白であり、
「私の気持ちはあの時から変わっていません」
という言葉と共に僕のプロポーズを受け入れてくれたのである。こうして僕とエリザベッタは晴れて夫婦となり、僕は王位を引き継いだのである。そうして二人で幸せな日々を過ごしていったのであるが、ある日の晩に僕は執務室で仕事の整理をしていると、妻のエリザベッタが
「ねぇあなた、実は最近体が火照ってしまうことが多いのです。しかも一人で慰めても治らないんです。何とかなりそうですか?」
と聞かれたので
「仕方ないな。こっちに来て」
と寝室に連れて行き寝かせてあげると、服を全部剥いで 彼女の花弁に自分のモノを突っ込み 暫くの間抜き差しを
繰り返してやる。
そうして暫く続けていると、彼女の中が急に締まり始めて 彼女の方から声をかけてきたが僕は気にせず続けた。
暫くして彼女の中から引き抜くと 大量の白濁液が流れ出てきてシーツに染みを作る。
「大丈夫?   エリザベッタ」
と聞いてみると 彼女はとても幸せそうな表情を浮かべて 僕の方を向き 僕に向かって微笑んだ後 僕の方へ倒れ込んできた。慌てて受け止めてあげるが 彼女が眠ってしまったことに気づいたため、 起こさないように気をつけながらお風呂場まで運んであげて お湯に浸けてあげると、すぐに目を覚ましたが僕の胸の中で安心しきった様子でいる。
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