上 下
18 / 56

18.

しおりを挟む
すると、その状態のまま押し倒されたところで、ようやくキスから解放されましたが、既に抵抗する気力を失っていたので、
大人しく受け入れることにしました。

ところが、その直後、唐突に下着を剥ぎ取られてしまったことでパニックに陥った私は、必死に抵抗を試みますが、
難なく押さえつけられてしまったことで諦めざるを得なかったことで、されるがままになっていると、
花弁に指を這わせられたことで、甘い吐息を漏らしながら身を捩っていたところで、不意に耳元で囁かれたことを受けて赤面した私は、
反射的に顔を背けたものの、その直後、耳朶を甘噛みされてしまい、ビクッと震えたことで隙が生まれたことで侵入を許してしまったことで、
敏感な部分を弄られたことで、たちまち感じ始めることになってしまった私は、あまりの気持ち良さに意識が飛びそうになりましたが、
ここで負けるわけにはいかないと思った次の瞬間、反撃に出たことによって形勢逆転に成功していました。

そこから先は、お互いに一歩も譲らない攻防が続きましたが、ついに限界を迎えた私が達してしまったところで決着がついたことにより、
勝利したことを確信した彼でしたが、そこで終わりではなかったようで、一度中断した後で場所を移動した後で再開した行為によって、
これまでにないほど気持ち良くなってしまったせいで、頭の中が真っ白になった私が意識を失った後も、何度も何度もイカされたせいで、
気づけば明け方になっていたため、もう指一本動かせない状態だったのですが、そんな私を見た彼は、
申し訳なさそうにしながらも優しく髪を撫でた後で頬にキスをすると、最後にもう一度抱きしめてくれたため、幸せを感じながら眠りについたのでした。

それからしばらくして目覚めた私が、彼と共に朝食を食べた後、仕事に出かける準備をしている最中、ふいに声をかけられたことで振り返ると、
目の前にあったのは、小さな箱でした。

不思議に思って見つめ返した後、開けてみるよう促されたので言われた通りにするや否や、指輪だと気づいた私は驚いて顔を上げると、
「これを受け取って欲しい」
と言われたので、慌てて断ろうとしたものの、有無を言わさぬ雰囲気を漂わせている彼から逃げる術がないことを知ったので、
仕方なく受け取ることにしたものの、嬉しさよりも困惑の方が勝っている状態でしたが、続けて話しかけられたことで我に返った私は、恐る恐る尋ねてみました。

すると、笑顔でこう答えた彼が口にした台詞を聞いた瞬間、心臓が跳ね上がったような錯覚を覚えた私は、動揺しつつもお礼を言った上でその場を後にしたのですが、
(これってつまり、そういうことなのかな……?)
そんなことを考えながら帰宅した後に夕食を済ませた後は、そのまま自室へ向かい、早速考えを巡らせることになりました――。

その後、入浴を済ませたタイミングで彼がやってきたので、そのままベッドへ移動した私達は、どちらからともなく唇を重ね合わせると、
そのまま互いの服を脱がせ合って一糸纏わぬ姿になると、抱き合いながら舌を絡め合いました――。
こうして、生まれたままの姿を晒し合った後は、そのまま肌を重ね合わせて愛し合うことになったのですが、
次第に気持ちが昂ってきた私達は、更なる刺激を求めて体位を変えていくことにしました――。

その結果、背後から責められることになった私は、四つん這いになりながらシーツを握りしめることで、何とか耐えることにしましたが、
その間も絶え間なく続けられる愛撫のせいで敏感に反応してしまい、すっかり蕩けきったところで体勢を変えるように言われた私は、
素直に応じると、今度は仰向けに寝転がるよう指示されましたが、
「このままでお願いします」
そう言って拒否したことで押し問答が始まりましたが、結局は折れてくれたおかげで、仰向けで横たわったままの姿勢で受け入れることにした私は、
緊張でドキドキする胸の鼓動を鎮めようと深呼吸を繰り返しましたが、それさえも許してくれなかった彼の行動によって遮られてしまったばかりか、
両膝を掴んで強引に広げられたことで、恥ずかしい部分が丸見えになってしまい、羞恥心のあまり顔を覆ってしまいそうになったものの、
どうにか堪えてみせたものの、そんな私の気持ちを知ってか知らずか、太腿の内側へ舌を這わせてきた上に、足の付け根へと舌を這わせてくるという、
とんでもない真似をしてくれた彼のせいで、さらに感度が増してしまったところへ追い打ちをかけるようにして、
花芽を口に含まれたことで一気に追い詰められてしまったため、あっけなく果ててしまった私は、ぐったりと脱力していたものの、
休む間もなく攻め立てられたことで、あっという間に昇り詰めてしまうこととなりました。

その後も容赦なく責め立てられた私は、もはや我慢することができずに潮吹きしてしまったことで絶頂を迎えることとなっただけでなく、
あろうことかお漏らしまでしてしまったことに気づいた瞬間、激しい羞恥に襲われたこともあり、涙目になりながら謝罪したところ、
気にしなくていいよと言ってもらえたこともあって安堵していたのですが、直後、彼が覆い被さってくるなり耳元へ唇を寄せると、
そっと囁いたことで驚愕することに――。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

十年越しの溺愛は、指先に甘い星を降らす

和泉杏咲
恋愛
私は、もうすぐ結婚をする。 職場で知り合った上司とのスピード婚。 ワケアリなので結婚式はナシ。 けれど、指輪だけは買おうと2人で決めた。 物が手に入りさえすれば、どこでもよかったのに。 どうして私達は、あの店に入ってしまったのだろう。 その店の名前は「Bella stella(ベラ ステラ)」 春の空色の壁の小さなお店にいたのは、私がずっと忘れられない人だった。 「君が、そんな結婚をするなんて、俺がこのまま許せると思う?」 お願い。 今、そんなことを言わないで。 決心が鈍ってしまうから。 私の人生は、あの人に捧げると決めてしまったのだから。 ⌒*。*゚*⌒*゚*。*⌒*。*゚*⌒* ゚*。*⌒*。*゚ 東雲美空(28) 会社員 × 如月理玖(28) 有名ジュエリー作家 ⌒*。*゚*⌒*゚*。*⌒*。*゚*⌒* ゚*。*⌒*。*゚

不埒な一級建築士と一夜を過ごしたら、溺愛が待っていました

入海月子
恋愛
有本瑞希 仕事に燃える設計士 27歳 × 黒瀬諒 飄々として軽い一級建築士 35歳 女たらしと嫌厭していた黒瀬と一緒に働くことになった瑞希。 彼の言動は軽いけど、腕は確かで、真摯な仕事ぶりに惹かれていく。 ある日、同僚のミスが発覚して――。

同居離婚はじめました

仲村來夢
恋愛
大好きだった夫の優斗と離婚した。それなのに、世間体を保つためにあたし達はまだ一緒にいる。このことは、親にさえ内緒。 なりゆきで一夜を過ごした職場の後輩の佐伯悠登に「離婚して俺と再婚してくれ」と猛アタックされて…!? 二人の「ゆうと」に悩まされ、更に職場のイケメン上司にも迫られてしまった未央の恋の行方は… 性描写はありますが、R指定を付けるほど多くはありません。性描写があるところは※を付けています。

悪役令嬢は王太子の妻~毎日溺愛と狂愛の狭間で~

一ノ瀬 彩音
恋愛
悪役令嬢は王太子の妻になると毎日溺愛と狂愛を捧げられ、 快楽漬けの日々を過ごすことになる! そしてその快感が忘れられなくなった彼女は自ら夫を求めるようになり……!? ※この物語はフィクションです。 R18作品ですので性描写など苦手なお方や未成年のお方はご遠慮下さい。

若妻シリーズ

笹椰かな
恋愛
とある事情により中年男性・飛龍(ひりゅう)の妻となった18歳の愛実(めぐみ)。 気の進まない結婚だったが、優しく接してくれる夫に愛実の気持ちは傾いていく。これはそんな二人の夜(または昼)の営みの話。 乳首責め/クリ責め/潮吹き ※表紙の作成/かんたん表紙メーカー様 ※使用画像/SplitShire様

一夜限りのお相手は

栗原さとみ
恋愛
私は大学3年の倉持ひより。サークルにも属さず、いたって地味にキャンパスライフを送っている。大学の図書館で一人読書をしたり、好きな写真のスタジオでバイトをして過ごす毎日だ。ある日、アニメサークルに入っている友達の亜美に頼みごとを懇願されて、私はそれを引き受けてしまう。その事がきっかけで思いがけない人と思わぬ展開に……。『その人』は、私が尊敬する写真家で憧れの人だった。R5.1月

【完結】やさしい嘘のその先に

鷹槻れん
恋愛
妊娠初期でつわり真っ只中の永田美千花(ながたみちか・24歳)は、街で偶然夫の律顕(りつあき・28歳)が、会社の元先輩で律顕の同期の女性・西園稀更(にしぞのきさら・28歳)と仲睦まじくデートしている姿を見かけてしまい。 妊娠してから律顕に冷たくあたっていた自覚があった美千花は、自分に優しく接してくれる律顕に真相を問う事ができなくて、一人悶々と悩みを抱えてしまう。 ※30,000字程度で完結します。 (執筆期間:2022/05/03〜05/24) ✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼ 2022/05/30、エタニティブックスにて一位、本当に有難うございます! ✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼ --------------------- ○表紙絵は市瀬雪さまに依頼しました。  (作品シェア以外での無断転載など固くお断りします) ○雪さま (Twitter)https://twitter.com/yukiyukisnow7?s=21 (pixiv)https://www.pixiv.net/users/2362274 ---------------------

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を

澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。 そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。 だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。 そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。

処理中です...