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といっても、この世界は乙女ゲームと同じゲームを題材にした異世界ですので
ゲーム通りに動く必要もなくNPCも感情裕なので生身の人と違いないのです。
私が王太子の婚約者になったのはゲームの強制力ではない。
私の意思だったので、他の5人も皆同じなはずなのでした。
そう思うと少しホッとした。
まぁ、私はこのゲームをプレイしたことがあるので、
その創造者である、続編を引き継いで作った彼には嬉しいの一言しかないのでした。
「ねぇ、サディエル様、この世界内に私は背を受けたでしょ」
「うん」
「何かしてみたい事ないの?」
「へ?」
「今なら私貴方にメロメロだから、どんな事されてもいいよ」
そう言うと彼は私の胸に顔を押し付けてきた。
そうして、グリグリと頭を振って甘えているのでした。
その姿はまるで子供の様で愛おしくなる。
そうして、しばらくすると彼は起き上がり私の首筋を舐める。
そして、
「あるな、一つだけ」
「何」
「でも辞めとく、下手したらお前が壊れかねないし」
「何よ、教えなさい」
「今はいい、そのうちな」
そう言いながら優しく抱きしめてくれるのでした。
それから、数ヶ月経ったある日のこと。
「ん~」
あれから、サディエル様は私をいつも以上に可愛がってくれるのです、
とても大切にされていることが嬉しい、
でもそれと同時に何処か物足りない。
私がした天使の涙と言うゲームは始終、支配されていた。
中にはSMチックなどぎつい展開もあったのです。
彼にそうされたい
そんな風に虐められたい。
私はいつの間にか、
ただ愛されるだけでは無くて強くサディエルの支配愛を受けたいと思うようになるのでした。
1人ベットで寝ている時の事です。
サディエルにめちゃくちゃにしてほしくなった私は自分の下着の中に指を入れます。
「足りない、どうしてゲームの時みたく虐めてくれないの」
そう言いながら中を刺激するのです。しかし、いくらやっても満足できませんでした。
そんなある日の事
アルスラーンがサディエルに
「なぁ、リリアーナちゃん元気なくないか」
「最近仕事が忙しくて」
「おい、ヒリス、彼女がしていたゲームって天使の涙シリーズだろう
あれって、かなりまずくないっけ」
そう、同じ開発者だからリリアーナの状態は分かる。
「何が?」
「あぁ、あのゲームってさ、最終的にはバッドエンドしか無いんだよな、それも精神崩壊」
「は?」
「つまり、彼女はサディエルに依存しすぎて、おかしくなっている」
「マジかよ、さすがにそこまでは」
「お前、世界ランク下げた?」
「下げて……無いな」
「ちょっとまた後で連絡する」
そう言うと走って行くのです。
嫌な予感がする。
一方、リリアーナはまだ弄っていた。
「あっ、あんっ、ううう、気持ちいい」
そうしていると 扉のノックも無しに開くのです。
「ひゃっ、な、サディエル様?」
「何していた、リリアーナ」
「こ、これは」
「ちょっと来い」
そう言いながら抱き上げられるのです。
その瞳がとても怒っていて怖いのでした。
ゲーム通りに動く必要もなくNPCも感情裕なので生身の人と違いないのです。
私が王太子の婚約者になったのはゲームの強制力ではない。
私の意思だったので、他の5人も皆同じなはずなのでした。
そう思うと少しホッとした。
まぁ、私はこのゲームをプレイしたことがあるので、
その創造者である、続編を引き継いで作った彼には嬉しいの一言しかないのでした。
「ねぇ、サディエル様、この世界内に私は背を受けたでしょ」
「うん」
「何かしてみたい事ないの?」
「へ?」
「今なら私貴方にメロメロだから、どんな事されてもいいよ」
そう言うと彼は私の胸に顔を押し付けてきた。
そうして、グリグリと頭を振って甘えているのでした。
その姿はまるで子供の様で愛おしくなる。
そうして、しばらくすると彼は起き上がり私の首筋を舐める。
そして、
「あるな、一つだけ」
「何」
「でも辞めとく、下手したらお前が壊れかねないし」
「何よ、教えなさい」
「今はいい、そのうちな」
そう言いながら優しく抱きしめてくれるのでした。
それから、数ヶ月経ったある日のこと。
「ん~」
あれから、サディエル様は私をいつも以上に可愛がってくれるのです、
とても大切にされていることが嬉しい、
でもそれと同時に何処か物足りない。
私がした天使の涙と言うゲームは始終、支配されていた。
中にはSMチックなどぎつい展開もあったのです。
彼にそうされたい
そんな風に虐められたい。
私はいつの間にか、
ただ愛されるだけでは無くて強くサディエルの支配愛を受けたいと思うようになるのでした。
1人ベットで寝ている時の事です。
サディエルにめちゃくちゃにしてほしくなった私は自分の下着の中に指を入れます。
「足りない、どうしてゲームの時みたく虐めてくれないの」
そう言いながら中を刺激するのです。しかし、いくらやっても満足できませんでした。
そんなある日の事
アルスラーンがサディエルに
「なぁ、リリアーナちゃん元気なくないか」
「最近仕事が忙しくて」
「おい、ヒリス、彼女がしていたゲームって天使の涙シリーズだろう
あれって、かなりまずくないっけ」
そう、同じ開発者だからリリアーナの状態は分かる。
「何が?」
「あぁ、あのゲームってさ、最終的にはバッドエンドしか無いんだよな、それも精神崩壊」
「は?」
「つまり、彼女はサディエルに依存しすぎて、おかしくなっている」
「マジかよ、さすがにそこまでは」
「お前、世界ランク下げた?」
「下げて……無いな」
「ちょっとまた後で連絡する」
そう言うと走って行くのです。
嫌な予感がする。
一方、リリアーナはまだ弄っていた。
「あっ、あんっ、ううう、気持ちいい」
そうしていると 扉のノックも無しに開くのです。
「ひゃっ、な、サディエル様?」
「何していた、リリアーナ」
「こ、これは」
「ちょっと来い」
そう言いながら抱き上げられるのです。
その瞳がとても怒っていて怖いのでした。
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