俺の性癖は間違っていない！～巨乳エルフに挟まれて俺はもう我慢の限界です！～

149.

その名前を聞けば聞いた事があった。確か彼女の家名だ。
まぁ、それは置いておくとして俺は彼女、
「リリアナ」
と名前で呼ぶと、彼女は少し照れくさそうな反応を見せる。それから俺はこの村のことやリリアナの事などを聞き出した。
彼女の方は俺がどこから来たのかを知りたがったのである。
俺の素性を明かしても良いのだがこの村の住人がどんな人なのかを知らずに教えるのは良くないと思い、とりあえずは誤魔化しておくことにした。
この村に訪れるまでは一人でいたとだけ伝えておき、そこからは彼女も深くは追及、
「……そっか。じゃあお姉ちゃんも心配してるかも」
「ああ、確かにそれはあるかもな。だけど俺は大丈夫だ。それよりもリリアナの方が俺にとっては気になる。なんであんな場所に倒れていたんだ。それにどうしてこの世界に飛ばされたのに魔法が使えるんだよ。普通に考えたらおかしいぞ」
「えっとそれはそのぉ～……」
どうにも歯切れが悪い。
どう説明したらいいのか分からないようだ。
だからといってここで下手に聞いてしまうと彼女がショックを受けてしまうのは明白なのでとりあえずは俺の方から話すことにして、彼女に俺の素姓を話していくことにした。
最初は驚いていたが次第に落ち着きを取り戻して俺の話を信じて聞くようになっていた。
それから俺は彼女の話を聞くと、彼女は元々、俺が暮らしていた世界で生きていた人間だが、ある日突然、見知らぬ場所へと転移してしまったらしく、それからは何とかして生きてきたのだという。
そんな中で出会ったのがリリアナ達だというのだ。
それからはリリアナ達は彼女の世話をしてくれるようになり、一緒に生活するようになったのだという。
ただそんな生活をしていて2人の姉妹が羨ましくなって、自分もそうなりたいと思うようになったらしい。
そしてその思いが通じたのかどうか分からないが、その願いが叶って彼女たちの親戚になれたということの
ようである。
だが、彼女達の両親が亡くなり、さらには他の家族からも見放されて一人ぼっちになってしまい、さらにはお金もなくなっていく一方でどうしようもない状況に陥ってしまった時に、偶然俺と出会う。
それが今の現状に繋がっているということだった。
俺は正直驚いた。
「……なるほど。それで俺のところに来て面倒を見てもらう事になったというわけか」
「うん。本当はいけないことだっていうのは分かってはいるの。けれどどうしてもあの人達と一緒にいるのが辛くって……。だからお願いします。私達をお嫁さんにしてください！」
俺は思わず目を見開いた。正直に言えば、まだ幼い彼女がそこまで考えているとは思っていなかったからだ。
彼女はまだ10歳ぐらいにしか見えない。だから彼女がそこまで大人びているのには正直驚いた。
しかし、それだけ彼女が真剣だということだ。
だが俺は……と迷っていると彼女は続けてこう言った。
自分の気持ちを伝えた上で駄目なら諦めがつくと。
しかし俺はそんなことは望んでいない。
俺は彼女を見ると、彼女は覚悟を決めたような顔つきをしていた。
そんな姿を見て、俺は決めた。
だから俺は彼女を抱きしめるとそのまま口づけをした。
すると一瞬戸惑いを見せたもののすぐに受け入れて、舌を入れると絡ませてくる。
しばらくするとようやく離すと唾液が伸びていてプツンッと切れる。