元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜

712.

そうしていると俺は竜の近くに何かいることに気づいたのであった。
するとその何かは俺達に気付くと俺達の方に振り向いてきたのである。
すると俺の視線は吸い込まれるように、その存在の容姿に見惚れてしまったのであった。
その姿は俺が知っているどの姿よりも美しかった。
そして、俺とミレアがその存在を見ていると、ミレアはこう言ったのだ。
あれは私の妹であると、それからミレアはそいつの元へと走っていくとミレアが近寄ってくると妹らしき存在は、まるで人間の姿に変化するかのように姿を変えていくと その姿は、俺のよく知る人へと変化したのである。
するとミレアは俺の元に帰ってくるとこう言った。
妹のミレアであると、それから俺とミレアは二人揃ってミレアの妹に近寄ると、ミレアは、にこやかに微笑みお辞儀をする。

「お母様、それと勇者様もお久しぶりです。
ミレアがお世話になっております」
それを聞いた俺も同じくミレアにならって挨拶を返したのであった。すると、ミレアの妹は俺達の顔を見ると嬉しそうに笑い出したのである。
するとミレアの妹は嬉しそうにミレアの手を取るとこう言った。
「本当に会えて嬉しいわ。
ずっと会いたかったんだから、ねえ、お姉ちゃん。お兄ちゃんとはどこで出会ったの？」
そう言われるとミレアは顔を真っ赤にして恥ずかしそうに俺から目を逸らすと、それから小さな声で
「う～～ん、、えーとそれは……まぁ色々あったんだよ。色々とね！」と言ったのだった。そしてミレアの妹はそれを聞いたのかニヤリとすると今度は俺のほうをじろじろ見つめると、俺に向かって、こう言ったのだ。すると俺に向かって手を伸ばそうとしたその時 ミレアがその手を掴むとそれを止めるようにしてこう言ったのである。
するとその言葉を耳にしたのかミレアの姉が少し不機嫌そうな表情を浮かべると俺に向かってこういったのだ。
ミレアのお姉さんはミレアに似て美人で綺麗な人である するとその言葉が聞こえたのかミレアの姉さんは不敵な笑みを浮かべるとこう言ったのだ。
そしてミレアは俺に近づいてきて俺の手を握るとそのまま自分の胸に押し付けたのであった。すると俺は、そんなミレアの行動に驚くとミレアはそのまま俺を抱きしめたのだ。
俺は、そんなミレアの様子を見て、ミレアの背中に両手を回して抱き締めた。それからしばらく抱き合っていると俺はミレアから離れると ミレアは残念そうに俺から離れていきミレアは名残惜しそうに俺から離れると俺に背を向けると、そのままミレアの妹のところに歩いていくと二人は抱き合ったのだ。
それから俺は、二人の様子を見つめているとミレアが、何か話し始めた。
その内容は聞こえないがどうせ、俺の悪口でも言っているに違いない。
それからしばらくするとミレアはミレアの姉から離れるとこちらに戻ってきた。
すると、俺の目の前に来るといきなり俺の頬をつねってきたのである。
俺は突然の出来事に混乱してしまっていた。
すると、俺の事を見ていたミレアが急に怒り出すと、その言葉は俺の心を深く突き刺さしたのだ。
するとミレアは涙目になりながらも俺に対して怒っているような感じだった。
それからしばらくしてミレアは落ち着きを取り戻すと俺に向かって謝罪をしてきたのである。
するとミレアは俺の隣に腰かけると俺は、そんなミレアに優しい眼差しを向けてあげた。