元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜

615.

攻撃を当てた魔人が またもや殴り掛かってくるのを俺は避けると、
「ミレア、こっちに来い！」
俺はミレアを呼び寄せるとミレアを抱きしめて、それから、ミレアが持っている杖に俺が力を込めて、俺は魔人に向かい、俺の持つ全ての力を込めた一撃を放った。
それから、俺とミレアは魔人から逃げている最中に ミレアは、疲れきっていて俺におんぶされていたのである。
それから俺はミレアに謝る。
「ミレアに、危険な目に遭わせてごめんな」
と言うと、
「そんな事はないよ、お父様が助けに来てくれたから大丈夫だよ、だから私を助けてくれてありがとう」
にこやかに水色の瞳で金色の髪を照れるように撫でながら言われてさすがに可愛いと親バカが発動しかける。
慌てて微笑むとそっと頭を優しく撫でると
「ミリアの元に戻ろうか？」
俺はそう言ってミレアを下ろす。
そして俺はミレアに 俺が今から言う言葉を伝える事にした。
それはミレアに告げる事だ。
俺は、魔人との戦いでかなりダメージを受けているので これ以上は戦いたくはないし、何より今の俺ではミレアを守れないと判断したからだ。
だから、ミレアを愛する妻である、ミリアの元に連れて行こうと思うと伝えると、ミレアは、 悲しそうな顔をするとこう言った。
「お父様はどうするの？ お父様も一緒に行かないの？」
と 俺はその質問に対して答える。
「ああ、俺はここに残っていくと、俺は、魔族の男を倒してくるから心配するな、 だからミレアはお母さんと一緒に待っていよう」
俺は笑顔を浮かべながら、こう答えたが、それでも、まだ幼い子供には俺の言葉の意味を理解していない様子で俺を見つめて来る。俺はそんなに不安にさせるつもりはなかったが、俺の服を掴んで、俺にこう伝えて来た。
「私も連れて行って！」
と、ミレアの目には、涙が浮かんでいる。
だけど俺は ミレアに告げた。
俺は、ミレアが魔族によって殺された時の気持ちを考えただけでも嫌だからだと 俺が戦う事でミレアまで傷付くかも知れないからだと伝えると、ミレアはまだ納得していないようだが、少しは分かってくれてミレアは、
「分かったわお父様……、じゃあ、私は、ミリアお母さんと待っているわね……」
と言いながら寂しげに俺に笑いかけてくれたのであった。
そして俺はミレアの事を愛していると、心の底からの本音を伝えた。
そして俺が魔族の男の所に戻ろうとすると。
そこで後ろから、声をかけられた。
その人は俺達に飲み物を持ってきてくれた。
優しい女性の人だった。
その女性はこう言いながら、俺達にある事を話してくれた。
そして、教わった通りに、魔族の男が住んでいるという家にたどり着くと 扉をノックして、中から返事が聞こえてきた。
俺は、家の中に入ることにすると、そこには魔族の男と若い女がいた。男は俺に気がつくと、俺の方を見て。
それから、俺に問い掛ける。
「お前、この村を襲った奴じゃないな」
と 俺は素直に答えた。
すると、男はこう言いながら俺に
襲いかかってきた。
「よくも村を滅茶苦茶にしやがったな！
絶対に許さんぞ！」
俺はそれを、受けて立とうとするが、魔人の男は、何かを唱えながら攻撃してきた。
その攻撃を避けた後に、俺がその攻撃を剣で受け止めようとすると、その攻撃を受け止めた時に 俺の体は宙を舞い。
地面に叩きつけられると同時に剣が折れた。
それから俺は、立ち上がろうとすると俺の体を蹴り上げると、それから、剣を抜いてきて、それから俺は何度も切り刻まれていく、それから俺は立ち上がるのを諦めてその場に倒れると、そこで、魔族の男が俺に剣を突き立てようとしてきた。
そこに突然現れた少女に庇われて俺の代わりに剣が突き刺さり魔族の男の腕に血が滲んでいた。