元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜

609.

攻撃は全て回避されてしまったのだ。
そこで俺は、俺はこうなった場合を考えていなかった。
だけど俺にも切り札があることは確かである、俺はミリアの
ことを考えて俺は本音は死ぬつもりではあるが、死んでやる
なんてことは微塵たりとも思ってはいなかった。
それに俺は死んだりしてたまるものかという気迫もあったので
本気でやって、それから ミリアの事を思い出したことで
余計力が入ってしまうも俺は何とかギリギリで攻撃を防いで
いたので反撃に出ることが出来たのだ。
そして俺はなんとか勝機を見出したからにはその流れに乗り
つつ俺は相手に確実に一撃で仕留めることを狙っての攻撃を繰り返していたのだ。
俺はこの時完全に油断していた。
それは仕方のないことであるのかもしれない。
だが俺はミレニアから授かり 受けた力で相手を切り裂く事に
成功したのだ。
その証拠に相手の身体から大量の血液が飛び出して来て
倒れ込んだ。
そこからとどめをさすことにしたので、俺が近づいていく。
俺に近づかないで！
ミレアが泣き叫んでいる姿が脳裏に浮かぶが、俺はそれでも
ミレアの為を思い行動を続けると俺は最後の最後で足を
掴まれた事で俺は動揺するが振り払えたことで少しホッと
していたのだがその隙を見て、相手が逃げ出す。
俺は咄嵯に手を伸ばすも届かずにいたその時、 背後から
眩しい光が降り注ぎそれが 収束していくと同時に俺は何者かがこちらを見ているので
見上げる とそこには美しい天使の様な姿をし、羽を携えている美少女がこちらを睨むような
 眼差しをしながら 立っていることに気づいた俺は思わず声が出なくなる。
それはそのはず俺の前に立っていたのが、 神を宿す聖女と言われるミリア本人であることは
間違えないのであろう。俺は彼女に 視線が釘付けになっていた。
それから、 彼女は一言 告げてきたのだ。
その言葉を聞けば俺は正気に戻る事ができていた。
俺達の為にここまで来て戦い抜いてくれたのかと感動しつつ
感謝を伝える のであったが それに対してミレアの母親が
口を挟むのである。
それを聞かずにただひたすらと自分の言いたい事を
押し付けてくるような言葉を聞くだけで、俺は苛立ちが
込み上げてきて怒鳴った。
それでも尚、俺を叱咤しようとする母親の方を見ると怒りが
爆発してしまったようだ。
ミレアに対して謝る母親を見て冷静になった俺は彼女の
謝罪を受け入れた後に、どうしてミザリーの森へ行かないと
いけないかを問いかけたのだが、ミレスは何があろうと
俺達が逃げればミミアを必ず殺すと言い放ち更に俺に
対してもお前の命だけではなくこの村全体が狙われている
ことを理解した上で答えろと言われたが、はっきりいえば、
そこまで馬鹿ではないと反論をするつもりで、俺には
俺なりの考えもある。
まず第一としてこの村は安全だという確証はないからである、 もしもの事があると
考えるべきなのだよ。
それを話しても聞き入れないというのであれば、それは
自業自得だと思って貰うことにするさ、ただ、それを
話す必要は今はない、それよりも俺としては早く帰りたい
ということだけを考えた結果。
その依頼は断ろうとしたのだけれども、報酬はきちんと
用意すると いう条件のもと引き受ける事になって
しまった訳だけれど俺に選択の自由はないよう だから、
結局俺の意思とは関係なく引き込まれたというだけの話に
過ぎない。
だが村を救う為ならばこの村を捨てなければならない
事も考えた方が良くないだろうかと考えていたりするわけだ。
だが、この村の村長はそんな事は絶対に認めてくれないだろうし。何よりも村人全員で
 戦うのがベストだと思える。