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とりあえず現状について軽く説明すると、ここはどういった経緯でだかは不明だがミリアの家で今はベットの上で
眠っていたが、そこで、昨日の出来事を思い出すかのように俺は 脳裏に映し出されたものを整理しながら
確認していく、俺は確かにあの遺跡らしき場所で戦った。
あの男については調べておく必要がありそうだが 今は良いだろう。
それよりも重要な事がこの後で控えていることに対して俺は、真剣に見据えるつもりで構えながら考える
必要があるから、
「それでミリア? この状況についての説明をしてもらえるかな君はいつもと変わらず寝ていたので問題はないんだけどねでも……」
そういう俺の様子を見た彼女は納得した様子となり俺はそれに苦笑いしながら言葉を返された。
「大丈夫だってばお母様とお父さんが仲睦まじくしてるところ見ていたからちょっと恥ずかしくなったから
お風呂に入っていたんだよ、そしたらお父さんが倒れてきて押し倒されるとこだったから必死で
飛び出しちゃったからこうして今も一緒で驚いていただけですよ!」
と言ったのが彼女なりに言いたいことだった。
そして俺は俺で思い出した。
ここがどこかというと……そして、記憶を掘り起こしていくことで俺は一つの結論に至った。
そう、俺はまた神に会ったんだと言うことを俺はこの時はっきりと実感することになった。
ミリアもミリアで、なんでこんなとことに居んの!?と言いたげな雰囲気を醸し出して きているがあえてそれを
聞き出そうとするのであれば
説明がめんどくさくなるから敢えてしなかったが話を纏めようと思う。
こうして、俺達は、今居る場所に意識を持ったときにはこの家の寝室で一緒に寝てしまっていたということに
なるので、これからのことはある程度予測できたため さっさと済ませることに決めた俺だったが、この家に
俺たち以外に人がいないという現実は、今までの状況とは少し違っていたということでもあるのでそのことを
しっかりと確認するためにミリアに声をかけたが俺の顔が
ひきつりそうになるのが自分でもわかる。
さぁさっきの話を続けていくミリア曰くこんなことを言うと、俺の背中に冷や汗が流れるのを感じたのであった。
俺はあることから前世での俺はもう戻らないと考えてしまったんだ。ミリアはそのことについて知っているが俺が
それを口にしてしまうと彼女が悲しみを抱えてしまう可能性があったからだ。俺は彼女と別れるその選択を
選ばないと心に決めると、彼女が話し始めるまでその言葉を待つようにすることにした。
それから暫くの間俺は彼女の言葉を待っているだけで、時折ミリアが俺に質問を投げかけても俺が黙りこくって
しまったことによりミリアの方から口を開くことはなかった。
その間俺は考えたのはこの世界では、結婚は20歳になって行うことになっている。
それから更に成人とされる14歳になるまでは婚約者を持つことが許されており その期間が終わると
結婚できる期間となるらしい。
つまり今の俺の状態は、嫁さんの両親への挨拶とそれから この世界の習慣的なものを理解していれば分かる事。
しかし問題はそれから、子供を作ろうとなれば最低でも4年の間は待たなくてはならずまたそれまでは体を
重ねることも許されないとかいうとんでもないルールが存在する。
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