元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜

537.

まず初めに攻撃を行ったのはミレアで、彼女は、魔法と
剣を使いこなす戦闘特化型の戦い方をしているため
この相手に対しても有効打を与える事が出来るのだが、
相手が格上であり。
ダメージを負わせる事すら出来ず。
吹き飛ばされていたのだ、俺の出番のようだ！ 
スキルを複製&コピーし。
俺は自分の持つ スキルを発動させたのだったが。
その技の効果で俺は身体強化されるはずだったのにも
関わらず俺は 身体が全く動かないで居る。
俺の状態を確認出来る能力の俺の目を通して見ると
身体が痺れて動けなくなっており、さらにスキルが強制的に
解除されていると 判断できた。
そんな状況の中俺が戦えるわけもなく。
呆気に取られているとミレアは果敢に攻めて行くものの
あっさりと反撃を食らってしまい。
ミリアと共に壁に吹っとばされてしまう！
その隙を狙って攻撃を仕掛ける謎の存在は俺に向かって
突っ込んで来ようとする。
（おいおい、俺の事無視してんじゃねーよ）
と、俺は心の中で突っ込むが声に出しては言えない
情けない俺。その余裕は一瞬にして無くなって行くのである。
そして俺は、奴の攻撃を避けること叶わず直撃を受けてしまい。
俺は地面に倒れてしまう事になる。
俺が気絶して倒れた後も
ミリアは戦い続けてくれていたのは分かる。
だが俺が起き上がった時には 既に勝敗は決しており
ボロボロになりながらも 頑張っていたミレアの姿が見えると、
俺はすぐに駆け寄ろうとした瞬間に、あの黒い物体が
現れたのだった！？
それからは一方的展開であった。
ミリアも限界を迎えていたらしく俺が駆け付けたときには
ミリアは既に力尽きていた。
ミリアの状態を確認してみるとHPはほぼゼロに近く状態は
重症で ミリアは呼吸をしていなかったので、俺は咄嵯に
スキルを発動させ。蘇生をすると。
ミレアとミリアの体が淡く光り輝く。
俺は必死
に祈り続けた。
俺は、神に願った どうかこの子を助けてくれ、と…………。
そしてミリアはゆっくりと目を開くと、俺の方を向いて。
優しく微笑んでくれるとミリアは口を開いて 言葉を話すと
俺に感謝の言葉を言ってくる。
ありがとうございますと、ミリアに言われ。
俺が嬉しくなっていると、ミリアがふと俺のステータスを
見ていたので。
何やっているのだろうと、疑問を抱いていると、
今度はミリアが驚きの声を上げるのだった どうしてと、
呟いているので。
一体どういうこ となのだろうかと
不思議でたまらない俺は 、尋ねようとしたがミリアはそれを聞くと慌ててどこかへと走って
行ってしまったので、後を追いかけると村の近くの森で誰かと言い争っていて俺は
その様子を隠れながら覗いていて話を聞いていた。
その内容というのは？ 私があなたを殺すと脅迫をしている
ような内容だった。
まさかこんなことになるとは思ってはいなかったのである。
その後の会話の内容からどうにもこの女の子が一方的に悪い
ような感じで話が進められており。
このままでは殺されかねないと感じたので止めに入る事に
決めた。俺はその子の前に出て行って止めることにすると
そこで俺は衝撃的な真実を知る事になった。
その子はこの世界に存在する伝説の魔獣と呼ばれる魔物の
一種なのだそうだ。
見た目も 幼い少女なので騙されそうになったが。
確かにそれは納得する部分もあったので俺は信じざる
得なかったのだった。
その後俺はこの子の面倒を見ることに決めたのだった。
その日も、いつもと変わらぬ1日が始まる予定だった。
今日は朝から気分が悪い、だから早く寝たいんだ、
だから頼むから出ていって欲しい、そう思っていたが
そう上手くいく訳もなく俺の部屋の中に勝手に入ってきて。