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「ミリア、潜って見る、とりあえず見張りいいかい?」
「いやよ、ここに残って私が探す」
ミリアは頑として譲らない。
仕方ないので、俺が先に潜りミリアが後から来る事になった。
ミリアを待っていると、 突然に海水が引いている事に気が付いた。
慌てて海面に上がると、 ミリアが倒れている。
ミリアを抱えて急いで屋敷に戻るのであった。
ミリアが目を覚ましたのは、それから三日後であった。
ミリアが目覚めたと聞いた俺はすぐに駆けつけたかったのだが、仕事があるので仕方なく仕事を
片付ける事に専念する。
書類に目を通してサインをしていると、
「遊覧船で何があったのか」
が気に成って仕事に手がつかないので聞きに行くことにした。
ミリアに聞くと
「丁度意識がなくなって」
俺はミリアに詳しく話を聞いた ミリアは遊覧船に乗っていたら、急に眠気が襲ってきて、
眠ってしまったら、いつの間にか海の中に入っていたと話す。
そしてミリアが目覚めて辺りを見渡すと、目の前には巨大なドラゴンが居たと、ミリアが怯えた様子で言う。
ミリアに安心するように言ってから、ミリアに質問をする。
ミリアの話によると、ミリアが眠っている間に、ミリアの身体が光に包まれて、光が収まると 
髪の色が変わったと、ミリアが言う。
ミリアに鏡を見せると、ミリアは驚いている。
この事は誰にも話さない様に言い聞かせてから、ミリアを抱きしめた。
ミリアは俺に抱かれながら泣いている。
ミリアを慰めて、ミリアが落ち着いたところで、ミリアにシリウスの涙の事を話してから、ミリアの所に向かう。
俺の顔を見ると、俺に駆け寄ってくる。
俺はミリアの頭を撫でてやる。
そして二人でソファーに座って話を始める。
「また行きましょう」
「え?」
「怖いけど娘の為だもの」
「ありがとう」
キスをして抱きしめた。
ミリアが、そんな話をしていると、通信魔具が鳴り響く。
通信魔具に出ると相手は元勇者のパーティーの魔法使いの女の子からだった。
通信魔具の通信を切るとミレアに話しかけた。
「ミゼリアから連絡が来た」
そう言ってからミゼリアからの手紙を読む。手紙の内容はミゼリアが遊覧船に乗っている時に、
シリウスの涙を見つけたと書いてあったのだ。
そしてシリウスの涙を手に入れたら一度戻って来て欲しいとも書かれていたのだ。
ミゼリアからの報告を受けた俺はミリアと一緒に遊覧船に向かった。
到着する頃には既に夜になっていたのだ。そして俺達が着いた時にはもう出港した後だったのだ。
そして次の日の朝まで待っても船が戻ってくる気配がなかったのだ。
そして俺達が途方に暮れている時に現れたのだ。
それは凛々しい姿の船長であったのだ。
俺達は案内の元ある場所に連れてこられた。
その場所とは、大きな洞窟であったのだ。
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