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ミリアは廊下を歩いていると、
「おい、お前達、ここで何をしている」
ミリアは声のする方を見ると、そこには海賊風の男が立っていた。
咄嵯にミリアを庇いながら男を見るが、よく見てみると
男性は骸骨だった。
「うわぁぁぁぁ」
「お客さん、お部屋にいてと言ったじゃないですか」
骸骨が喋った。
ミリアは骸骨に連れられ、食堂に連れて行かれた。
そこには、骸骨が座っていた。
俺とミリアは席に着くと、食事が運ばれてくる。
ミリアは食事をしていると、骸骨が話し始めた。
「私の名前は、スカルと申しまする、以後、御贔屓に」
俺とミリアは、出された料理を食べ終わる。
「美味しかったよ」
俺は素直な感想を言うが骸骨は何も言わずに去って行った。
「こぇぇぇ」
部屋に戻った俺達は溜息を付く。
「これさ、ミリアSSS級クエストだよな、クエスト認定されて居たら」
俺の言葉を聞いたミリアは首を横に振る。
「違うと思う、この世界では冒険者はランク付けされていないの、だから冒険者ギルドもないのよ、
冒険者カードも無いのよ、冒険者カードは冒険者
協会で発行するのよ、冒険者協会は冒険者協会の本部があってそこで冒険者カードを発行しているのよ、
冒険者協会が冒険者を管理していて、冒険者が依頼をこなしたり素材を集めたりしているのよ、
冒険者の実力はAからFまであるんだけどD以上になると国の依頼を受ける事が出来るの、冒険者の中には
貴族に雇われる人もいるのよ」
その言葉に感心する。
しかし、本当に困った。
「魔王、アリアの言って居たモノって多分船の宝だよな」
ミリアに聞くと、ミリアはう~んと悩みだした。
「確かにアリアは、この船は宝物庫になっていると言っていたけど、この船で何処に行くつもりなのかしら?」
俺とミリアは考え込んでいると、扉を叩く音が聞こえた。
ミリアは警戒しながら、武器を構えると、
「私よ、私、開けなさいよ、私を誰と思っているのよ、私よ私」
恐る恐るとドアを開ける。
するとそこに現れた人物を見て驚く、なんとアリアだった。
「魔王アリア」
「お久し振りです、お父様、お母さん」
凄く嬉しくて戸惑ってしまう。
「貴女いいの? 魔王は」
「ええ、あっちは大丈夫」
「苦戦してますね」
「してます、何で遊覧船が幽霊船って言わないのよ」
「お母さん、何を怒っているの? そんなの、お約束でしょ」
「この子は貴方に似たのね」
「すまん」
俺は謝る事しか出来なかった。
アリアを連れて、アリアが寝泊まりしていた部屋の前まで来た。
俺はアリアに事情を説明するとアリアが俺に抱きついてくる。
アリアを抱き締め返すとアリアが泣き出した。
俺はアリアが落ち着くのを待って、アリアにシリウスの涙の事を聞くと、アリアがシリウスの涙の在処を
教えてくれる。
俺とミセリアはアリアに礼を言い、アリアと別れた。
ミセリアがアリアに教えてもらった場所に向うと、 そこは海の底で、困った。
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