元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜

514.

俺は、俺がミセリアをかばっているのが気に入らないのだと判断すると
「戻って母さんに伝えてくれ。離婚でいいと」
俺はそれだけを言うとミセリアの所に行き。
俺はミセリアの手を取り。ミセリアの家に連れて行くことにしたのだがミセリアが 俺に話しかけてくる。
「アンタ馬鹿よね、私を取って全てを台無しにする気？　私の夫は元勇者なのに、アンタ、離婚までするなんて」
俺はミセリアの手を握りしめながら答えると。
「お前の夫になった覚えはない。俺は俺の意思で行動するだけだ。それに俺は、俺の家族の為に戦う事を決めた。
だから、ミセリアも俺について来て欲しいと思っているし、もし、ミセリアが俺に付いて来てくれないのなら
仕方がない。俺は1人で行く。お前が元勇者から離婚する気がないことぐらい分かるよ」
そう言いながら俯いた。
そして、後日、俺はミリア家に勘当されると本当に離婚されてしまうのです。
俺とミセリアは ミリアとアリアに別れを告げる為に俺の家に向かう事にする。
ミセリアは 俺の側にいると決めたので俺とミセリアは 俺の住んでいた町に向うのだった。
住んでいる街は俺が勇者パーティーから追放された後、
元勇者パーティーの雑用係をしていた時に 俺が暮らしていた場所なのだが。
住んでいた家は今は空き家で、俺の両親と弟は今は別の場所で暮らしているのだ。
両親は俺が追放されてすぐに俺の居場所が分からないように 引っ越したのだ。
弟の方は俺が追放されてからしばらくして両親が俺の事を考えて俺を家から追い出したと知った時、
俺は弟に謝りたいと思っていたが。
勇者に殺されそうになった時に助けてくれた恩がある為に俺は弟の事を考えるのをやめた。
ミセリアに事情を話してミセリアが俺の両親の所に行こうと言い出したので。
ミセリアの案内で俺の親が今、住んでる場所に辿り着いた。
そして俺の家の前まで辿り着くと。
そこには俺の父親が立っており俺達を見るなり。
父と母は俺とミセリアを見て驚いた表情をする。
父親は俺とミセリアを見ると。
いきなり俺に殴りかかってきたので俺は避けようとしたが 避けきれずに殴られてしまう。
俺の父が何故こんな行動を取ったのか分からずに戸惑っていた。
すると俺の母親が俺とミセリアを庇い始めたのだ。
母親は俺とミセリアに
「この人は貴方のお父さんでしょう？ 何で殴ったりしたの？ 理由を言いなさい」
と、俺の父は俺の母親の質問に対して。
父親の口から衝撃的な言葉が飛び出す。
それは俺の父が元勇者で俺の村で魔物達を操っていたのは俺の父親と 俺の村にいた人達だと言う事を
知った俺は。
俺の目の前にいる男が父親だという事が信じられず。
父親に詰め寄ると。
父親に掴みかかりながら。
「俺の村で魔物達を操って俺の村を壊滅させたのも俺の父親なのか？」
と、俺がそう言うと。俺の父親は俺を突き飛ばして。
母親に俺を預けて。俺の父親に。
「あの時はすまなかった。私は、君に罪を償いたかった。だが、出来なかった。許してくれ」
と 頭を下げてきたのだった。
父親が俺の村に魔物達を誘導した犯人だと知り。
父親は俺の村の魔物達を俺の父が俺の村を襲わせるように指示したと分かり。
俺の父の胸ぐらを 再び掴むと俺は 俺の父親が俺の村を襲ったのは俺のせいだと言う事を理解した。
俺の村を襲ったのは俺が俺の村を追い出された後、俺の父親が 俺の村を襲ったのは俺のせいだと言う事を
理解した。