元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜

368.

そして、その力を使って俺が魔王を倒すように説得してくるので困っていたのであった。
俺はそんなことを言われても俺としては魔王がこの世界に来るのをただ待っていれば良いと
伝えるがそれでも駄目らしい。
そうして俺を鑑定するように命令されてしまい。
渋々俺の能力を鑑定させるが特に俺に対しては何も起きなかったので、俺は2人を安心させるために、
俺は嘘なんかついていないし、勇者でもなんでもないと告げ。
そして俺はミリア達に元の場所へ戻して欲しいとお願いするが、そんなことは出来ないと言われた。
そしてこの世界の神様である《ユイ》様からも勇者の役目を果たしてもらうように頼んで貰うと言われるが。
俺は嫌だという気持ちが強くて俺はその場から離れることに決めるがそこで俺の前に一人の女性が
突然現れたのであった。
（なんだこの女性、いきなり現れて）
「我が名はエルン、祭司エルンである」
そう言いながら俺を睨み付けると
「この者は勇者では無い、勇者がギルドの受付に蹴られるはずがない」
俺を勇者で無いと言い出したのである。
（なにそれ！意味わかんないし勇者がそんなこと言うわけないだろうが。そもそも勇者って
なんだよそれ。
俺の知らない所で俺の事がどういう風に伝わってるんだよ。この女性は何を言っているのか、
全くもって分からない、
それに俺の能力は勇者じゃなくても誰でも使える能力だろ。それなのにこの女性の目は本気だぞ。
本気で俺のことを勇者だと思っているみたいだ。
俺をこの場に残していったら俺の能力で大変なことになるからな）
「それはまことか」
「ええ、現状ギルドにも聞きに行きましたが、登録は出来ないという事でした」
「ならば勇者では無いのだな」
「はっ、国王陛下」
国王は、祭司エルンの言葉に、少し戸惑っていたが勇者ではないと言われ、俺の方を向いた。
「そなたに一つ質問がある、この世界を救う勇者となれ、これは決定事項である」
国王はそう言うのだが、俺にはこの世界の人たちが何を求めているのかが分からないので俺は答えに困るのだが、
そこで俺はあることを思い出す、それは俺がこの国に飛ばされたときに言われた言葉。
「お前がこの世界を平和に出来る唯一の存在なんじゃ」
そう、その言葉が頭の中に響いてきたのであった。
そう、俺が勇者になれるかもしれないと思った瞬間であった。
だがしかし、王は何代を出してくる。
「勇者には、冒険者カードが必要じゃ、まずは登録して来てくれ」
「それが無理なんです」
「では諦めるしかない、次の召喚を待つとしよう」
「はあ？」
俺は思わず変な声が出てしまう 俺はどうすればいいんだよ。
「俺って帰れないって事ですか？」
俺は思わず叫んでしまった。
だがそんな俺の叫びを無視して。
勇者と認めなかった女に、勇者を倒せるのは聖剣使いのみと言われたが、そんな奴が本当にいるとは
到底思えなかったのである。
俺はそんな事よりも早く元の世界に帰りたいのだ。
だから俺は国王にもう一度交渉をする事にしたのだった。
だが俺には何の権限も無いため。
国王には断られてしまった。
すると聖女が何かに気づいたかのように
「良かったわね。ユウ君」
そう言って微笑むとその場から消えた。
なんだ今の……。
そうか、この世界には討伐対象が居ないから……。
（もしかしたら？ミリアがこの国から出られないっていうのはそういう理由があったのかもしれない）
だがそう思った時には既に遅く。