362 / 737
364.
しおりを挟む
(ミリアの愛している人が、この世界に?)
俺はその人物に会うためにも、ミリアとリリスと一緒にギルドに向かう事を決めたのだった。
ギルドに向かう道中で俺はリリスにあることを聞いていた。
俺はこの世界で出会うはずだった人物が俺以外の転生者が他にもいることを知っているからだ。
だからこの世界にリリスが来たことには意味があるはずだからそれについて聞かなければならないと思っていた。
リリスは俺に対して何かを隠すように答えようとはしなかった。
俺は少し悲しくなってしまう。
「どういうことだよ、お城にも入れないって」
「この世界の勇者は、お呼びとされて居ないのよ、だから、権限がない訳」
俺はその話を聞いて、少し考えてみることにした。
そしてこの世界に来てすぐに起きた出来事を思い出す。
(俺とリリスが最初に転移した時にはこの国の女王陛下であるミレア王女はもう既に死んでた。
それにこの国に着いて俺が最初に出会った人間はミリアの従姉妹でありミリアの姉でもある
セリシヤという方だったな、
その方はミリアとは仲が悪いみたいだったが俺に好意的で、よくしてくれるんだよな、
確かその時俺達はリリスが俺のスキルで回復させてあげたのが
初対面だったような?
でも、問題はミリアである。
この世界に討伐対象が居ない以上、攻略対象の存在する世界となる。
それがミリアなのだが、ミリアは前世の記憶持ちで他に好きなな人が出来たから、
俺とは結婚しないので
転移達成はあきらめろっと言っていた。
つまり、この世界に討伐対象となるモンスターは存在していない?
いやそもそも魔王が存在しないなら、討伐する必要が無いのか。
ただこの世界に来てしまっている俺には、このままでは目的を失ってしまう事になる。
俺がこれからどうしようかと思っていると。
「おい坊主、この嬢ちゃんをどうしたいんだ、俺が買ったらどうするよ」
俺はそんな言葉が聞こえるが聞こえなかった振りをして、その男を見る。
男は中肉中背の筋肉質といった感じの男だが。
なぜか上半身は裸の状態で剣を持っているという異様な格好をしている。
俺はその男が気になって話しかけてみる事にした。
俺が声をかけるとその男は驚いた顔でこっちを見てくると。
俺はそんなにおかしい恰好だろうか。
「おっ? おいっ、あんたらの連れか?」
俺はその質問を無視して、リリスとミリアの方に歩いていく すると、
男は突然俺に向かって飛び掛ってきたが、それを軽くかわすと男はバランスを崩し
地面に激突していた。
(うーん、確かに見た目よりは速いようだけど)
男は立ち上がりまた襲い掛かってくるが、今度はミリアを狙っているようでミリアを捕まえようとしたのだが
ミリアはその手をひらりと避けて見せた。
男は悔しげにしているのだがそこでリリスがあることを思い出してくれた。
俺はその人物に会うためにも、ミリアとリリスと一緒にギルドに向かう事を決めたのだった。
ギルドに向かう道中で俺はリリスにあることを聞いていた。
俺はこの世界で出会うはずだった人物が俺以外の転生者が他にもいることを知っているからだ。
だからこの世界にリリスが来たことには意味があるはずだからそれについて聞かなければならないと思っていた。
リリスは俺に対して何かを隠すように答えようとはしなかった。
俺は少し悲しくなってしまう。
「どういうことだよ、お城にも入れないって」
「この世界の勇者は、お呼びとされて居ないのよ、だから、権限がない訳」
俺はその話を聞いて、少し考えてみることにした。
そしてこの世界に来てすぐに起きた出来事を思い出す。
(俺とリリスが最初に転移した時にはこの国の女王陛下であるミレア王女はもう既に死んでた。
それにこの国に着いて俺が最初に出会った人間はミリアの従姉妹でありミリアの姉でもある
セリシヤという方だったな、
その方はミリアとは仲が悪いみたいだったが俺に好意的で、よくしてくれるんだよな、
確かその時俺達はリリスが俺のスキルで回復させてあげたのが
初対面だったような?
でも、問題はミリアである。
この世界に討伐対象が居ない以上、攻略対象の存在する世界となる。
それがミリアなのだが、ミリアは前世の記憶持ちで他に好きなな人が出来たから、
俺とは結婚しないので
転移達成はあきらめろっと言っていた。
つまり、この世界に討伐対象となるモンスターは存在していない?
いやそもそも魔王が存在しないなら、討伐する必要が無いのか。
ただこの世界に来てしまっている俺には、このままでは目的を失ってしまう事になる。
俺がこれからどうしようかと思っていると。
「おい坊主、この嬢ちゃんをどうしたいんだ、俺が買ったらどうするよ」
俺はそんな言葉が聞こえるが聞こえなかった振りをして、その男を見る。
男は中肉中背の筋肉質といった感じの男だが。
なぜか上半身は裸の状態で剣を持っているという異様な格好をしている。
俺はその男が気になって話しかけてみる事にした。
俺が声をかけるとその男は驚いた顔でこっちを見てくると。
俺はそんなにおかしい恰好だろうか。
「おっ? おいっ、あんたらの連れか?」
俺はその質問を無視して、リリスとミリアの方に歩いていく すると、
男は突然俺に向かって飛び掛ってきたが、それを軽くかわすと男はバランスを崩し
地面に激突していた。
(うーん、確かに見た目よりは速いようだけど)
男は立ち上がりまた襲い掛かってくるが、今度はミリアを狙っているようでミリアを捕まえようとしたのだが
ミリアはその手をひらりと避けて見せた。
男は悔しげにしているのだがそこでリリスがあることを思い出してくれた。
0
お気に入りに追加
1,151
あなたにおすすめの小説
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

異世界で魔法が使えるなんて幻想だった!〜街を追われたので馬車を改造して車中泊します!〜え、魔力持ってるじゃんて?違います、電力です!
あるちゃいる
ファンタジー
山菜を採りに山へ入ると運悪く猪に遭遇し、慌てて逃げると崖から落ちて意識を失った。
気が付いたら山だった場所は平坦な森で、落ちたはずの崖も無かった。
不思議に思ったが、理由はすぐに判明した。
どうやら農作業中の外国人に助けられたようだ。
その外国人は背中に背負子と鍬を背負っていたからきっと近所の農家の人なのだろう。意外と流暢な日本語を話す。が、言葉の意味はあまり理解してないらしく、『県道は何処か?』と聞いても首を傾げていた。
『道は何処にありますか?』と言ったら、漸く理解したのか案内してくれるというので着いていく。
が、行けども行けどもどんどん森は深くなり、不審に思い始めた頃に少し開けた場所に出た。
そこは農具でも置いてる場所なのかボロ小屋が数軒建っていて、外国人さんが大声で叫ぶと、人が十数人ゾロゾロと小屋から出てきて、俺の周りを囲む。
そして何故か縄で手足を縛られて大八車に転がされ……。
⚠️超絶不定期更新⚠️

5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる

最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。

異世界転生漫遊記
しょう
ファンタジー
ブラック企業で働いていた主人公は
体を壊し亡くなってしまった。
それを哀れんだ神の手によって
主人公は異世界に転生することに
前世の失敗を繰り返さないように
今度は自由に楽しく生きていこうと
決める
主人公が転生した世界は
魔物が闊歩する世界!
それを知った主人公は幼い頃から
努力し続け、剣と魔法を習得する!
初めての作品です!
よろしくお願いします!
感想よろしくお願いします!

爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる