元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜

318.

「でも、そろそろ起きないと」
その声とともに体が苦しくなり目を覚ますとミリアが心配そうな顔をして座っていた。
「おはよう」
「うなされていわ」
どうやら俺は夢を見たらしい。
どんな内容かは思い出せないけど。
それにしても久しぶりにミリアの
膝枕で目が覚めた。
いつもなら、アリアに
起こされているのに。
今日はアリアがいないみたいだし。
まぁ、ミリアがいるだけでも幸せだけど。
俺はミリアにありがとうと伝えるとミリアは微笑みながら俺の頭を撫でてくれる。
俺の頭がスッキリしたところで
俺はミリアに、今日は何をしようかと
相談する。
「久々にバディ組んで欲しいのよ、Sランク昇進試験が、今日なの、お題はドラゴン討伐」
俺はミリアに、
「今日はゆっくりしたかった」
と伝えるとミリアは俺に
「じゃあ、私ひとりで挑んでくるわね……」
と寂しそうに俺に伝えてくるので
俺は、ミリアに、
「 一緒に行こう」
と伝えてから ミリアに、ミリアはどの武器を使うのかを尋ねてみると前と一緒よ剣と回復系魔法。
「そっかって、ドラゴン討伐だよな？ パーティーではなくてバディなのか？」
そう、これはただのクエストではない。
ギルドの与えたランク昇進をかけた試験である。
(今日みたいのはバディ力かよ)
俺はミリアに、 俺とミリアが一緒に行くことを伝えるとミリアは嬉しそうにしていた。
ミリアは俺に、俺の装備を 確認すると俺に、準備をして来るように言ってきた。
俺は、ミリアにわかったと返事をしてから、自室に戻り、支度を済ませると、
ミリアの元に向かった。
それから俺とミリアは家を出てから、
ギルドに向かう。
途中、街の人に俺とミリアは
声を掛けられた。
俺とミリアは挨拶を返すと、 ミリアは俺の腕に抱きついてきながら歩いている。
俺はミリアに、俺の事を好きかと 聞くとミリアは顔を赤くしながら うんと答えた。
ミリアは恥ずかしそうに俺に、 俺の事が好きな理由を俺に教えてくれた。
俺はその言葉を聞いてとても嬉しかった。
俺とミリアはギルドに到着した。
俺は、ギルドの中に入ると受付嬢の所にいくと、 俺は昇格試験を受けたいと 伝えた。
すると、受付嬢は、
「えっ？！ ユウトさんですか？」
と驚いた様子で俺の名前を確認した。
俺は、
「そうですが何か？」
と言うと、 受付嬢は、すぐに奥に引っ込んでしまうと、少しして、
俺の師匠であり、元SSSランク冒険者のラガス・ドランがやってきた。
俺はその人物を見るなり驚いていた。
何故ならば、俺の知っているラガスよりも若く見えたからだ。
そして俺は、この人を知っている気がしたが思い出せない。