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するとアリアが俺に、俺の本当の名前を教えて欲しいと頼んできた。
俺はアリアに俺の名前を教えると、アリアが俺の名前を復唱しながら俺の事を抱きしめてくれた。
俺はアリアに名前を呼んで欲しいと頼むと アリアが俺に呼びかけてくれた。
「ユウトお父様、大好きだよ」
俺は、アリアの告白を聞くと、アリアの体を離すと アリアの頬を両手で挟み込むように掴むと
そのままアリアの唇を奪った。
アリアが驚いている間に、舌を入れて絡ませるような濃厚なものに変えていきながら
長い時間かけてお互いを求め合うと
お互いに唇をゆっくりと離す。
その後、息を整えているとアリアが 恥ずかしそうな表情をしながら聞いてきた。
「ユウトは、こういうことしたことあるの?」
そのアリアの質問に対して正直に答えることにする。
「無い」
そう言った後で前世ではあったけどと言うと アリアが俺の手を握りしめながら呟いた。
「うそ、お母さんとはあるよね、でないと私はコウノトリに運ばれた事になるわ」
俺はアリアの言葉に思わず笑ってしまった。
「確かにそうだな、ミリアともしたしな、だけどなアリア、俺はお前としかする
つもりはないからな、安心しろよ」
俺がそう言うとアリアは顔を真っ赤に染めて 俺に抱きついてくる。俺はアリアの頭を
撫でてあげながら アリアに聞いてみる。
「なぁアリア、ミリアに会いたいかい?」
俺がそう聞くとアリアが俺の胸の中でコクりと首を動かした。
俺はそのアリアの仕草を見ると、この世界に来る前にミリアと約束したことを思い出していた。
(もし私が死んでも、アリアの事お願いします)
その為に、アリアの記憶を全て捨ててしまった。
アリアの事をミリアは覚えていない。
それでもアリアはミリアの事が忘れられずに ミリアにずっと会いたいと願っていた。
だが、今のミリアには記憶が無い。
俺がアリアの願いを叶えてやることは出来ない。
しかし、ミリアの気持ちをアリアに伝えることは出来る。
俺はアリアにミリアの本心を伝える事にした。
「アリア、ミリアの気持ちを今から伝える」
俺がそう言うと、アリアが俺の胸に埋めていた顔をこちらに向けて コクリと一度だけ縦に動かした。
それを確認して、そっと微笑むと
「愛しています、愛しい子だそうだ」
そう、それは嘘だ、
ミリアの気持ちはアリアに伝えてはいない。
肝心のミリアが今どうしているのかすら考えた事は無かった。
「お母さん幸せかな」
俺の話を聞いたアリアがそう尋ねてきたので俺はこう返す事にする。
「ああ幸せだと思うぞ」
俺の言葉を聞いたアリアは俺の顔を見つめると頬を赤く染めて俺の顔を見つめて来る。
俺はそんなアリアを見つめ返しながら、頭を撫でてあげる事にするするとアリアは気持ち良さそうに
俺の手に頭を擦り付けてきた。
それから暫くの間、二人でイチャイチャしていると突然、声をかけられた。
「ねぇ、貴方達ここで何をやっているのかしら?」
俺とアリアは声のする方へ振り向くとそこには、 一人の女性が立っていた。
年齢は20代前半くらいだろうか、
どこか懐かしい感じがする。
「まさか、ミリアか?」
「残念、姉のセシリアよ」
「姉さん?」
「えぇ、貴方の義理のね」
そう言うと彼女は俺の目の前まで歩いてきて、 俺の胸に人差し指を当てると、
俺の心を覗き込んできた。
「なるほどね、ミリアが言っていた通りね」
俺は彼女の言っていることが理解できずに 彼女に尋ねた。
「どういうことだ?」
すると、彼女が俺に説明してくれた。
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