元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜

255.

どうやらアリアは自分のことを責めていたようだ。俺はそんなアリアに
「アリアのせいじゃないよ。それに今はこうして無事なんだからさ」
と 俺はそう言うと 俺はアリアを慰める為に アリアの頭を撫でてあげると
アリアは 少し恥ずかしそうにしながら 俺にされるがままになっていた。
そしてアリアが落ち着きを取り戻したところで
俺は、アリアに この国で起きていた出来事を説明した。
俺が話し終わると アリアが俺の事を真剣に見つめて
何かを決意したかのような 目をしているのに気がついた。
。をﾏはどうしたのかと 聞いてみると、
 どうやら俺がこの国に残ってくれないかと 頼んでいるようだ。
俺はこの国に残るつもりはないと 伝えると、
アリアは落ち込んでしまうが、 俺がこの国を守る為に戦うことを伝えると 俺の手を握りしめてきた。
どうやら俺の事を止めようとしているようだ。
しかし、俺はこの国で俺の大切な人達が 理不尽に苦しめられているのを見過ごすわけにはいかないので、
俺はこの国の為に戦うと伝えた。
すると、 アリアが俺に抱きつきながら 涙を流していた。
そして俺の胸に顔を埋めるように 泣くのをやめなかった。
すると俺の後ろに気配を感じ 振り向くと そこにはまだ10歳程の女の子の姿があった。
どうやらアリアの 妹のミアのようだ。
すると俺と視線があった途端 妹ミアは勢いよく抱きついてくると泣き出してしまった。
俺は どうしたら良いか分からない状態になって あたふたしてしまうと
いつの間にか泣き止んでいたアリアから声をかけられた。
どうやらミアの事を 慰めてほしいそうだ。
俺はそのお願いを了承すると ミアを抱き抱えてあげるのであった。
俺はミアが落ち着いてから話をしている時に
ふと視線を感じると思い視線を向けるとその視線の先には 俺達の様子を 見守る様にしてこちらを見ているソフィアがいた。
俺はソフィアの事が心配だったので俺はそっちに行こうとすると
俺の服を引っ張られて俺は足を止めることになった。
俺は引っ掛かった事に気づくと後ろに振り返った。
するとそこには、俺の服を摘まんだ 状態でうつむいているミリアがいた。
俺はそんなミリアの 事をしばらく見ていると 突然 頬を膨らませたような仕草をして 俺の事をじっと見てくる。
そして俺が見続けていると、俺の顔の前に人差し指を 持って来るとぷいっと拗ねるようにして 俺の視界を遮ろうとする。
どうやら俺が行こうとするので止めに来たみたいだった。
俺はそんな可愛らしい行動を してくる ミリアに対して愛おしさを覚えると思わず
ミリアに抱きついてしまうのであった。
するとアリアから怒られる事になるので
俺は抱きついているのをやめるとアリアが怒っていることに気づいていないフリをするのであった。
俺はアリアの方をチラッと見ると、どうやら怒りはおさまったようだ。
俺はミリアにアリアに バレないように小声で話しかける ことにした。
俺の問いかけに対して どうやら
俺が何処かにいくのではないかと心配してくれたようだ。
俺はミリアの頭に手を乗せて
安心させるように優しく撫でてあげると 安心したのか 俺に抱きついてきた。
そしてミリアが落ち着いた後に、
アリアにも話したいことがあるというと 何故か俺に キスをしてきて
俺に告白のような言葉を言った後 自分の部屋に閉じこもってしまった。
そしてその日は俺の部屋でずっと一緒に 寝て過ごしていたのであった。
そして俺は アリア達とのこれからの事を考えていたのである。