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(えっ……。こ……これは……一体どうなってるんだ?)
と俺は疑問符を浮かべながら戸惑っていた……。
目の前の事実を受け入れられないでいて思考停止している状態だったんだよなぁ……。
それで結局俺は考えることを諦めることにしたんだよなぁ……。
そう……。もう……どうにでもなれ……。と開き直る気持ちに切り替えていった俺……。
そんな俺の様子を見て不思議そうにこちらに寄って来た彼女。
俺は彼女を軽く押し返すようにして遠ざけると、彼女にこう言うのであった。
「すまん。君は見慣れない服を着ているからどこかの貴族の娘なんだろう?
そういう風に軽々しく男の俺に近づくのはよくないと思うんだ」
と言いながらその場を去ろうとするが、俺の言葉に対して彼女は、
そんな事は関係ないというような発言をしたのである。
それを聞いた俺は、彼女のその発言が理解できなかったんだが彼女は続けてこのような言葉を発し出したのだ……。
そして俺は、
「俺の家に今度来るか。そうすればこの村で生活できるから俺以外の人間に
襲われるような事もなくなるはずだ……」
という言葉を投げかけてやる。
そうしたら彼女は
「ユウトのお嫁にいく!」
と言って抱きついてくるわけだ。
俺はそれを適当に流すわけだけれど内心の気持ちは複雑で複雑な心境になり、
俺はつい彼女にこんな質問をしてみてしまうことになる。
「お前は……何者なんだ……?  俺は君を知らない。ただ俺を殺しに
来たわけじゃなさそうな雰囲気をしているし……
俺の知り合いの関係者だと思っている……それに……君みたいな可愛い子がいるなら噂くらいに
なってもおかしくないだろうに、今までそんな話を聞いたことも無い」
という具合である。
そしてそれを聞いた彼女の反応で俺の推測はほぼ確信に変わって行ったのだ……。
それを受けて彼女は少し困った表情を見せたあと、俺にこう答えてくれた……。
それがこれだった……。
彼女の名前はアイシャといい、エルミアの姉に当たる人だったらしくエルミア同様見た目は
かなり美形で可愛くスタイルもよくおまけに性格も良かったのである。
そんな彼女にすっかり惚れてしまった俺……。そして俺は彼女にお願いをし、
「俺はユニーク魔法で君の体と魂を分けた状態なんだ。
俺はこれからは彼女と二人で暮らして行く事になる。
だからこの世界の何処かに身寄りのある俺の身内の元に行くべきだと思うし、
そこが無理そうなら他の世界に逃げるしかないとは思うが……。
俺はエルミアも一緒に連れて行くつもりでいる。だから一緒に来てくれはくれないだろうか?」
と言ったところ…… 彼女は即答してくれたので一緒に行く事が決まるのだった。
そんな訳なので俺の家に来るかどうかを聞いてみた。
当然のように彼女からは一緒に付いて行かせて欲しいと言われる事になったので
俺も彼女を歓迎することに決め二人を連れて帰ることになった。
それからしばらくしてようやく自宅に着いたのだけど案の定、俺の自宅の周りに怪しい影があった。
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