上 下
116 / 737

116.

しおりを挟む
良かったと安堵する俺であったのであるが、そんな事があってのが、
今日の出来事でした……めでたくなしめでたくないような微妙な心境であるのだった……が、
とりあえず俺はエルミアに服を着替えてから食事に誘うとそこで色々な話をすることになった。
俺達が泊っている宿屋で食べている間に起こった出来事を話し合っていくうちに……、
俺がふとした拍子に思い出したことをエルミアに伝えようとしたところ、
それを察してくれたようで俺は感謝を伝えると同時にこう話すのであった……。
するとエルミアはそれを肯定するようにこう返してくるのであった。俺には彼女がいる。
エルミアが俺にとって最高の彼女であることを再確認できた。
そんな事がありながらも、
「そうだ……エルミアが目を覚ましたって事で一つお願い事があるけどいいかな」
といった具合にエルミアに伝えた所。
それなら良いよと言われ承諾を得ることができた。
早速エルミアの部屋に向かった際に……部屋の前で俺を見て微笑んでくれたり
してくれるものだから嬉しい気持ちになり……それから中に入ると
エルミアの匂いに包まれるような感じがしてくる……!
部屋に入ってからも少しの間会話を楽しんだ俺であったがそれから少ししてから
エルミアにとあるお願いをするのであった……!
その願いというのが……エルミアの胸元を俺の顔の近くに持ってきて欲しいというものだった。
そのせいか……エルミアには不思議がられてしまったが仕方がないことである。
「エルミアのその大きく膨らんできている綺麗な乳房がどうしても間近に見たかったんだよね。ダメかい……?」
と言うとエルミアはそれに応えて俺を自分の方に向かせて、乳房を見せる形で近寄ってくれたので、
まじマジと堪能させてもらうのであった。
エルミアが恥ずかしがったり照れたりと反応するのを見るのが好きになってしまった俺は
その行為を続けていったのだが、エルミアの可愛い仕草を見続けて興奮が抑えられなくなった俺は
ついにエルミアの顔に俺の唇を当てて舌を入れていく……その度にエルミアが可愛い声を
上げてくれるから更に俺の欲が激しくなっていく……!
その行為を続けること30分位経つだろうか……。
「ねぇ……もう良いんじゃないかなって思うんだけどさぁ……。ちょっとこればかりは無理かなぁ……。
って思うんだけども……」
と言い出したエルミアを見たのがきっかけでエルミアから解放される。
エルミアもエルミアである。こんな事をお願いをされてしまった。
そんなこんなのやり取りをしていたのだ。そうした後でエルミアは眠そうな顔になっていたのである。
そんな時に……ふと思い付いたことがあった。俺は眠っているエルミアを抱きかかえると風呂に入るために
一緒に浴場へと向かうのであった。そして寝たままの状態で一緒に湯船に浸かるのである……。
エルミアの体が温まって来た頃合いになって……目が開いたのはエルミア自身びっくりしていたみたいだけども……。
「ちょ!?  ……え!?  ここ……どこ? ……あっ……。……ああ……。
貴方と入ったんだ……うわ……。
私って結構大胆……。ううん……。そんなことは今は置いておくとして、お、重く無かった?
私重たいよ……」
と言われた。
それに対して
「そんなこと無いよ?  寧ろ軽すぎて驚くほどだし。それよりも……もう少し浸かっているといいよ」
「分かった……。ありがとう……」
と礼を述べて再びゆっくりとお風呂に入り直していたのだよ……。
お陰で……エルミアの全身が見えるようになったのだが……本当に美しいのだからね……。
肌の美しさが引き立っているというのか……そんな感じがして堪らない。
「私って体とかが汚れやすい体質らしいからあまり長々と入ることが出来ないんだよね……」
と言っていたのを聞いて俺はエルミアを洗ってあげようと提案し一緒に入浴し直すことになる。
俺は優しく泡立てて丁寧にエルミアの体を洗い流していくと……エルミアがこんな感じで言い出してきた。
「ねえ……?  あの時はごめんね……。
酷いこと言ってしまっ……て。謝らせて……くれない?  ……許してくれますか?」
という言葉を聞き終えた直後に、俺が抱き締めたくなる感情が溢れてきて抱き付いてしまっていた!
「勿論だよ……!!   俺が悪かったんだよ?   それに俺だってね……?
同じくらいに傷つけてきたんだよ?  だからお互い様だ……!  俺の方こそごめんね……!」
と言って謝罪し合ったあとで再び仲を深めることになった……。
そしてその後は再びベッドの上で愛を深め合っていた訳だがその時にも
お互いにお互いを求めるようにして抱きつき続けたまま朝を迎えた……。
俺達は今、幸せだ!  そう感じられた。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

異世界あるある 転生物語  たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?

よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する! 土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。 自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。 『あ、やべ!』 そして・・・・ 【あれ?ここは何処だ?】 気が付けば真っ白な世界。 気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ? ・・・・ ・・・ ・・ ・ 【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】 こうして剛史は新た生を異世界で受けた。 そして何も思い出す事なく10歳に。 そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。 スキルによって一生が決まるからだ。 最低1、最高でも10。平均すると概ね5。 そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。 しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。 そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。 追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。 だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。 『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』 不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。 そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。 その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。 前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。 但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。 転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。 これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな? 何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが? 俺は農家の4男だぞ?

最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした

服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜 大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。  目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!  そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。  まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!  魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!

『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる

農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」 そんな言葉から始まった異世界召喚。 呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!? そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう! このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。 勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定 私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。 ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。 他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。 なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。

貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと宣言されたけどレベル1の状態でも実は最強な村娘!!

ルシェ(Twitter名はカイトGT)
ファンタジー
この世界の勇者達に道案内をして欲しいと言われ素直に従う村娘のケロナ。 その道中で【戦闘レベル】なる物の存在を知った彼女は教会でレベルアップに必要な経験値量を言われて唖然とする。 ケロナがたった1レベル上昇する為に必要な経験値は...なんと億越えだったのだ!!。 それを勇者パーティの面々に鼻で笑われてしまうケロナだったが彼女はめげない!!。 そもそも今の彼女は村娘で戦う必要がないから安心だよね?。 ※1話1話が物凄く短く500文字から1000文字程度で書かせていただくつもりです。

元銀行員の俺が異世界で経営コンサルタントに転職しました

きゅちゃん
ファンタジー
元エリート (?)銀行員の高山左近が異世界に転生し、コンサルタントとしてがんばるお話です。武器屋の経営を改善したり、王国軍の人事制度を改定していったりして、異世界でビジネススキルを磨きつつ、まったり立身出世していく予定です。 元エリートではないものの銀行員、現小売で働く意識高い系の筆者が実体験や付け焼き刃の知識を元に書いていますので、ツッコミどころが多々あるかもしれません。 もしかしたらひょっとすると仕事で役に立つかもしれない…そんな気軽な気持ちで読んで頂ければと思います。

辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します

潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる! トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。 領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。 アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。 だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう 完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。 果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!? これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。

異世界ライフの楽しみ方

呑兵衛和尚
ファンタジー
 それはよくあるファンタジー小説みたいな出来事だった。  ラノベ好きの調理師である俺【水無瀬真央《ミナセ・マオ》】と、同じく友人の接骨医にしてボディビルダーの【三三矢善《サミヤ・ゼン》】は、この信じられない現実に戸惑っていた。  俺たち二人は、創造神とかいう神様に選ばれて異世界に転生することになってしまったのだが、神様が言うには、本当なら選ばれて転生するのは俺か善のどちらか一人だけだったらしい。  ちょっとした神様の手違いで、俺たち二人が同時に異世界に転生してしまった。  しかもだ、一人で転生するところが二人になったので、加護は半分ずつってどういうことだよ!!   神様との交渉の結果、それほど強くないチートスキルを俺たちは授かった。  ネットゲームで使っていた自分のキャラクターのデータを神様が読み取り、それを異世界でも使えるようにしてくれたらしい。 『オンラインゲームのアバターに変化する能力』 『どんな敵でも、そこそこなんとか勝てる能力』  アバター変更後のスキルとかも使えるので、それなりには異世界でも通用しそうではある。 ということで、俺達は神様から与えられた【魂の修練】というものを終わらせなくてはならない。  終わったら元の世界、元の時間に帰れるということだが。  それだけを告げて神様はスッと消えてしまった。 「神様、【魂の修練】って一体何?」  そう聞きたかったが、俺達の転生は開始された。  しかも一緒に落ちた相棒は、まったく別の場所に落ちてしまったらしい。  おいおい、これからどうなるんだ俺達。

解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る

早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」 解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。 そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。 彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。 (1話2500字程度、1章まで完結保証です)

処理中です...