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「ん……。あなたぁぁぁぁ大好きです。もっとぉちょうだい!」
と言われた事で俺はエルミアに答えるようにして再び熱い行為を繰り返したのだった。
翌日、二人で一緒にギルドへ向かうと依頼を探しに受付まで向かい、俺達はとある仕事を受けるのであった。
それはドラゴン退治。報酬額が高く、俺達にとっては非常に良いものであったのだ。
そのお陰もあってかその日のうちに依頼を受けることができたのであった。
俺達は、準備を整えてからすぐに出発した。
目的地に向かうまでに何度かモンスターに遭遇することもあったが、
それらをすべて蹴散らすとやがて目的とする地域に到着すると目の前に大きな山が見えてきた。
そこで俺は違和感を覚えたのである。
「なぁ。おかしいなこのあたりはこんな感じではなかったはずだぞ。
俺は昔この辺の地域のモンスターと戦ったことはあるがこんな風にはならなかった。
それにこの先に進めば俺達が行こうとしている村があるはずなのだが。
俺の記憶が確かならばその村の付近にダンジョンなど無かったはずだが……」
俺は不思議に思いながらも進む。
だがしかしエルミアも同じく俺の言う事を不審に思ったようで
「私もね、このあたりの地形は全然違う気がするのよねぇ~。
私の故郷にそんな大きな火山があったようなところは無かったのよね。
それなのに、まるで別の大陸に迷い込んでしまったかのような錯覚に囚われてしまうのは何故?
私は気になったのよ。だって普通じゃ考えられないことでしょう? だから聞いてみたの。
その疑問を。そうしたらいつのまにかね、私が暮らしていたはずの世界に、
まったく見たこともない場所にいつの間にかついていたの。
だからねこれは絶対に何かがあると思うのですよ。そうでしょう?
だって明らかに変じゃないですか!」
そんな話をするエルミアに対して確かにそう言われればそうであるなと思うわけだよなと
考え直すがしかしだとしてもこの辺りの地域ではないということは確かな訳だ。
そんな場所でいったい何が起きているんだろうなと考えてみるが全くと言ってもいいほど
分からずじまいでしかなかったのだ。
とりあえずは情報を得るべく村に行けば分かるだろうと安易な思考を
しているだけだったわけだけれどさ?
とりあえずは向かうしか選択肢がない為にこのまま進んで行くことにしたのだけれどね……。
だけどね。目の前にあった村は廃墟となっていて完全に崩壊している状況となっていたのですわ?
「うーん。どうなってんだよこの有様……なあなあ。おいっおい! 誰かおらんのかっ!」
と俺が声をかけるも返事が返ってくることはなかった。
なので俺達はその村でしばらく休むことにするのだった。
そして次の日。俺は昨日の夜の出来事が未だに納得できないでいたという事もあり、
気分が沈んでいたがいつまでもそうしている場合でもないと考えたからこそ俺は外に出て周辺を調べていた。
そのついでに他の場所にも顔を出したがやはり人の気配はなく、無人となっている。
俺達は仕方がなく帰ることにする。そうして俺は宿屋に戻る。
そうしてから俺は部屋の扉を開けるとそのまま入室しようとした。
「あら? 帰って来たんだね……。遅かったね、待ってたんだけど……。あれ? あんた誰?」
と一人の女が現れてそういった後、彼女は何かを考え込んでいたようだったが……。
そうすると、突然女の姿が変わる、それと同時に男に変化する、
そしてさらに変わる、と次々と姿を変化させていき最終的に、先程現れた女性と同じ見た目へと変化する。
それを見た瞬間、俺は嫌な予感を覚えて戦闘態勢に入り構えた直後、
そいつね……いやその女性は笑いだすと……姿を変えて今度は男の外見となると同時に、
こちらへ向かって攻撃を仕掛けてくるのである!
それを見ていた俺は何も出来ないまま直撃を食らってしまう!
「くっ! 貴様、俺を殺すつもりか! 許さないからな、絶対にだ!
俺に攻撃したことを必ず後悔させてやるからな。
覚悟しておくことだ! はあっ!」
俺は、そう言った後に剣を振りかざすも……あっさりと
避けられてしまい反撃を受けそうになったから即座にその場から離れようとするが
間に合わずにダメージを受けてしまった!
そう……その攻撃を受け続けた俺は、徐々にHPが減っていってしまう。
その攻撃をなんとかしのぎ切ったが、その時にはすでに俺の体力は限界に近づいている。
その事を感じ取った俺は急いで逃げる。とにかく走るのだった!
と言われた事で俺はエルミアに答えるようにして再び熱い行為を繰り返したのだった。
翌日、二人で一緒にギルドへ向かうと依頼を探しに受付まで向かい、俺達はとある仕事を受けるのであった。
それはドラゴン退治。報酬額が高く、俺達にとっては非常に良いものであったのだ。
そのお陰もあってかその日のうちに依頼を受けることができたのであった。
俺達は、準備を整えてからすぐに出発した。
目的地に向かうまでに何度かモンスターに遭遇することもあったが、
それらをすべて蹴散らすとやがて目的とする地域に到着すると目の前に大きな山が見えてきた。
そこで俺は違和感を覚えたのである。
「なぁ。おかしいなこのあたりはこんな感じではなかったはずだぞ。
俺は昔この辺の地域のモンスターと戦ったことはあるがこんな風にはならなかった。
それにこの先に進めば俺達が行こうとしている村があるはずなのだが。
俺の記憶が確かならばその村の付近にダンジョンなど無かったはずだが……」
俺は不思議に思いながらも進む。
だがしかしエルミアも同じく俺の言う事を不審に思ったようで
「私もね、このあたりの地形は全然違う気がするのよねぇ~。
私の故郷にそんな大きな火山があったようなところは無かったのよね。
それなのに、まるで別の大陸に迷い込んでしまったかのような錯覚に囚われてしまうのは何故?
私は気になったのよ。だって普通じゃ考えられないことでしょう? だから聞いてみたの。
その疑問を。そうしたらいつのまにかね、私が暮らしていたはずの世界に、
まったく見たこともない場所にいつの間にかついていたの。
だからねこれは絶対に何かがあると思うのですよ。そうでしょう?
だって明らかに変じゃないですか!」
そんな話をするエルミアに対して確かにそう言われればそうであるなと思うわけだよなと
考え直すがしかしだとしてもこの辺りの地域ではないということは確かな訳だ。
そんな場所でいったい何が起きているんだろうなと考えてみるが全くと言ってもいいほど
分からずじまいでしかなかったのだ。
とりあえずは情報を得るべく村に行けば分かるだろうと安易な思考を
しているだけだったわけだけれどさ?
とりあえずは向かうしか選択肢がない為にこのまま進んで行くことにしたのだけれどね……。
だけどね。目の前にあった村は廃墟となっていて完全に崩壊している状況となっていたのですわ?
「うーん。どうなってんだよこの有様……なあなあ。おいっおい! 誰かおらんのかっ!」
と俺が声をかけるも返事が返ってくることはなかった。
なので俺達はその村でしばらく休むことにするのだった。
そして次の日。俺は昨日の夜の出来事が未だに納得できないでいたという事もあり、
気分が沈んでいたがいつまでもそうしている場合でもないと考えたからこそ俺は外に出て周辺を調べていた。
そのついでに他の場所にも顔を出したがやはり人の気配はなく、無人となっている。
俺達は仕方がなく帰ることにする。そうして俺は宿屋に戻る。
そうしてから俺は部屋の扉を開けるとそのまま入室しようとした。
「あら? 帰って来たんだね……。遅かったね、待ってたんだけど……。あれ? あんた誰?」
と一人の女が現れてそういった後、彼女は何かを考え込んでいたようだったが……。
そうすると、突然女の姿が変わる、それと同時に男に変化する、
そしてさらに変わる、と次々と姿を変化させていき最終的に、先程現れた女性と同じ見た目へと変化する。
それを見た瞬間、俺は嫌な予感を覚えて戦闘態勢に入り構えた直後、
そいつね……いやその女性は笑いだすと……姿を変えて今度は男の外見となると同時に、
こちらへ向かって攻撃を仕掛けてくるのである!
それを見ていた俺は何も出来ないまま直撃を食らってしまう!
「くっ! 貴様、俺を殺すつもりか! 許さないからな、絶対にだ!
俺に攻撃したことを必ず後悔させてやるからな。
覚悟しておくことだ! はあっ!」
俺は、そう言った後に剣を振りかざすも……あっさりと
避けられてしまい反撃を受けそうになったから即座にその場から離れようとするが
間に合わずにダメージを受けてしまった!
そう……その攻撃を受け続けた俺は、徐々にHPが減っていってしまう。
その攻撃をなんとかしのぎ切ったが、その時にはすでに俺の体力は限界に近づいている。
その事を感じ取った俺は急いで逃げる。とにかく走るのだった!
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