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「なあお前は本当にあの時の子なのか?」
と尋ねると女性は首を傾げた後にこう言ったのであった。
「あの時っていつのこと?」
「お前と昔よく遊んだことがあるだろう?  あの時のことだ」
と、そう言うと女性は何かを考えているような仕草をしたかと思うと、突然笑い出したのだ。
「アハハッ……何それ?  ……昔のことなんて覚えてないけど……でも君みたいな可愛い男の子と
一緒に居た記憶はあるかもね」
そう言うとその女性は続けて言うのだ。
「もしかすると君とはどこかで会っているかもしれないね」
と……。その言葉を聞いた時に俺の心はズキッとしたのだ……。
「そう……だな……」
俺はその言葉を肯定したのだ……。
そしてその日はそれでおしまいになったのである……。
その日の夜に俺は夢を見た……。
俺が元いた世界で暮らしていた頃の光景がそこにはあった……。
そして俺の隣には女の子が立っていた……。
その女の子は俺に抱き着きながら俺にキスをしていた。
そして俺はその女の子の乳房に触れる……。
その女の子の乳房はとても柔らかくて気持ちよかった……。
そうしているうちに俺とその女の子は眠りにつくと、そこで目が覚めたのであった。
俺は隣を見るとその女の子が俺に寄り添いながら眠っていて、
俺が目を覚ましていることに気づいていないようだ。
俺はそんな女の子の髪を触ってから、その髪に顔を近づけて匂いを嗅ぐと
甘い香りが鼻腔を刺激して幸せな気持ちになってくる。
そして俺はその女の子の寝顔を見ながらその頬を指先でツンと突くと、
その子は少しだけ反応してから、
俺の方を見てからこう言ったのだ。
その声は俺のよく知る声でその口調も俺がよく知っていたものだった。
その美少女の名はユリセシア。
俺の幼馴染であり俺の相棒でもある。
「おはよう」
と言ってきた彼女に、俺も挨拶をすることにする。
「ああ、おはよう」
そう言ってから、今度は彼女の唇を奪う事にした。
「ユウト今日は何をするのですか?」
「そうだなぁ……」
俺はそんな会話をしながら、二人で一緒に朝食を食べていた。
「ねぇ、ユウトは私とどんなことがしたい?」
「そうだな……」
俺は彼女の言葉を聞きながら、今日の予定を考えていた。
「ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ」
「うるさいぞ」
俺は彼女のしつこい問いかけに耐えきれなくなり
つい怒鳴ってしまったのだが彼女はそんなことは気にせずに相変わらず話しかけてくるのだ。
「ねぇ、ねぇねぇねぇ、ねぇってば」
そんな彼女に対して俺はため息を吐いた後で言う。
「はい、なんでしょうか」
「えへっ、やっと返事してくれたね」
彼女は嬉しそうにしているのだが俺としては正直面倒臭い。
「で、なんだ」
「うん、私ね……ずっと前からユウトに言いたかった事があるんだ」
「ほう」
「実はね……私ね……ユウトの事が好きなの。私と結婚してくれないかな」
俺はその告白を聞いてから、しばらく黙ったままでいると彼女が言う。
「あれ?  もしかして私じゃダメなの?」
そう言ってから、泣きそうになりながら俺に抱き着いて来た。
俺はそんな彼女に対して言う。
「いや、そういう訳じゃないよ。ただちょっと驚いてしまっただけだ。
まさか君が俺の事を好きになっていただなんて思ってなかったからな。
それにしても君は一体どこでそのことを知ったのだ?」
俺はその言葉に疑問を覚えていたのだ。
なぜならば俺はその事実を誰にも話していないからだ。
「あぁ、そのことね。私も最初は信じられなくて色々と調べていたんだよ。
そうしたら、たまたま君のステータス画面を見ちゃって、そしたら、そこに書いてあってびっくりしちゃった」
「なるほど……確かに俺のステータス画面には君の事も書かれていたから見られてもおかしくはないのか。
だが、どうして俺のところまで来たんだ。俺のところに来なければこんなことにはならなかったのに」
「それは……私が君のことを好きだって気持ちに嘘はなかったし、
他の女に取られるくらいならいっその事、自分のものにしちゃおうって思ったからだよ」
「そうか……ありがとう。俺のことをそこまで想ってくれていたのは嬉しい。
だけどすまない。俺は今はまだ結婚するつもりは無いのだ。
今は冒険者としての生活の方が楽しいというか充実していてな。
だからまだしばらくは一人で生きていこうと思っているのだ」
俺は申し訳なさそうな表情を浮かべながら、そのように答えたのだ。
すると彼女は俺の言葉を聞いて悲しそうな表情を浮かべると言ったのだ。
その瞳からは涙が溢れ出していた。
そして彼女は言ったのだ。その目で俺をじっと見つめながら。
その表情は真剣そのもので俺は思わずドキッとしてしまったのだ。
そして彼女は俺に抱き着くとそのまま唇を重ねてきた。
それからしばらくしてようやく離れてくれたと思ったらまたすぐに重ねてくる。
そして何度も繰り返していると、俺の理性は限界に達してしまい、
俺は彼女をベッドに押し倒して、そしてその柔らかで大きな乳房を揉みしだいた。
「ユウト何をしているのよっ!  この変態っ!  馬鹿ぁぁぁあああああっ!?」
そう言いながら、彼女は俺の頬に思い切り平手打ちをしてくるのだった。
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