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俺達の出番は全くなかったのだけれど終わった後にその辺を探索する事になると
彼女の姿が忽然と姿を眩ましていたので俺は不安になるばかりだったが、
その次の日に彼女が戻ってきたので俺が話しかけると何故か俺は怒られてしまったのだ。
俺の質問に対して、彼女は何かを言いかけて止めていた。
俺がしつこく尋ねようとしたその時だ。
突然彼女の体が俺に飛び掛ってきて抱き付いてきたので
俺は一体どうしたのかを訊ねるとそれに対する彼女の返答は俺の理解の範疇を越えてしまうものであった。
俺は彼女としばらく会話を交わした後で彼女が眠りにつくのを待ってからその場を離れると
先程から俺のことを見ている謎の視線に対して警戒しながら歩いていたのだった。
翌朝になってから俺は朝食を食べる為に家に帰る事にしたのだけれどもその際には
もう既にルリちゃんは家に帰って来ていて一緒に食事を取っていたのである。
それから俺は食事をした後には今日一日どうしようかと考えていると俺は
彼女の姉であるルリルリスと言う女性が昨晩俺に向けて発していた言葉の意味を考えていた。
それから数時間後になってからは、彼女の姉から呼び止められて
俺は話を聞こうと思ったからこそ応じることにした。
そして俺は、彼女に手を掴まれてから ある場所に連れられて行った。
そこは彼女が普段暮らしていると言う屋敷の一室に連れてこられたのだ。
そして、そこには、二人のメイド服の美人と、一人の使用人の老人が待機しており、
彼らはどうもこの家の家事を任されているという。そして彼女から、
「私は、仕事が有るので暫くの間留守にすると思いますので、その間 ここで貴方には過ごして貰います。
もしも何かありましたならば、そこに控えさせている二人に相談してくださらないかしら?
彼女たちはこの国でも有数の実力者なのよ?
貴方を害そうとするものは私が居ない間に近付く事は出来ないはずよ?
まぁ万が一のことがあった時には頼らせていただきますので。
それではまた。
ご機嫌麗しゅう……では失礼致しますね」
とそう言い残して、彼女はどこかへ行ってしまい俺だけが残されたのだ。
そしてその後から俺は風呂に入ろうとした時に突然誰かに押し倒されたので俺は驚いてしまう。
その声の正体はすぐに判明してしまった。
なんと、そこで押し倒されていたのは何と彼女、そう俺を押し倒した張本人こそが
彼女の姉の方の人物であったのだ。
しかもその女性は彼女の実の姉だったのだと俺はその時に初めて知ったのだ。
「うふ、やっと、私を見て下さりましてね。
嬉しい限りでございます。
貴男様に、どうしてもお願いがあってここまでやって参りました。
私の妹と付き合ってはくれぬかとどうか、よろしく願いたいと思っておりまして、
私からの気持ちでこうして このような事をさせてもらっている次第であります。
私共一族は昔から代々続く吸血鬼の家系にて、私めは次女という立場にあり、
吸血鬼の中でも特別に力が強いと一族の者からは言われてきていましたので、
だからこそこの地位に居るわけなんです。
私としてもいずれは父上の跡を継いで王となって民の為に尽くすつもりでいましたが、
妹の存在が邪魔になってしまって、妹の方は吸血鬼の血とダークエルフの母の両方が合わさり最強と言われる
吸血龍種の力が覚醒する前から異常なまでの能力を有していた。それ故なのか。
彼女は幼い頃から周りの人間に恐怖を与える存在となり果ててしまうほど危険な子なのよ。
でもそれはあくまで表向きの話で本当はとても純粋で優しい子に育ってくれていた。だからね。
彼女のことを守ってくれる人がいればきっと幸せになって欲しいと思っているのよ。だけどね、
彼女のことを好きになってしまう人達が増えてきてね。
だから、あの子が好きな人に巡り合えることが出来るのであればそれが一番良いんじゃないかと、思っているわ。
それに彼女は、まだ幼いけどその容姿からすれば、かなりの人気者に育つことは間違いが無いわよ。
そして何よりも彼女が持つ特殊な体質のせいで多くの男性が彼女に魅了されてしまうという。
だけど安心して欲しいわ。あの子の本命はただ一人しか決まっていないわよ。だからあの子を頼むわよ? 
もしあの娘を傷つけるような事があり、それが許せないと感じるなら。
それはそれで、あの子を守れるくらいに強くなることが大事なことよ。
さぁ、どうなさいまして? 貴方のお気持ちを是非ともお聞かせ願えないかしらとっても気になられるのよ。
さっきからずっと、そうしているだけで何も仰ろうとしない。まるで小動物の様ね」
と、そこまで喋っている途中で俺は我慢が出来ず彼女の話を止めさせたのであった。
すると、俺にキスをして俺の首筋から出てきたのは牙ではなく血のように真っ赤で
鮮やかな色をしている液体であった。
それを舐めた事で彼女の瞳が紅く光輝くと俺を見つめてくる。
彼女の口から俺の首から出てくる血液と同じ色の液が垂れ始めてきた所で俺は彼女に
離れて欲しいと言ったがそれでも離そうとしなかった。
俺は必死に抵抗するが無駄に終わり俺は遂には彼女の唾液まで飲むことになってしまい、
ようやく離れたのだが、どうやらそれは俺の中に入っていったらしく。
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