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そうして、私は何時の間にかに絶頂に達してしまうのだった。
私が気絶した後で、バレッド様が心配してくれたのかベッドまで運んでくださったのだそうで、
申し訳ないと私は思っていた。
けれども、そう思っていられるのもその時までで、私の身体中につけられた鬱血痕を見られてしまいバレッド様の
機嫌を損ねることになったのだけど――それでもバレッド様が私の事を好きだと言ってくれたのだからそれで
良かったと思ってしまう私はいけない妻なのでしょうか。
「ん、バ、レ、ッド、さま」
そうやって私は彼の名前を呼びながら彼と口づけを交わし続けるとお互いに呼吸を整えている間、
見詰め合っていたが、私はそろそろいいかと思い、ベッドへと戻ろうと考えていた。
私に求められて嬉しいのか上機嫌な彼とともに。
それからベッドに戻った私たちは口付けをした。
そして再び舌と唇を重ね合わせて、やがて濃厚なものへと変化していく。
その間に彼は片手では乳房、もう片方の手は太腿から内股に掛けてゆっくりとなぞっていく。
そして遂に一番敏感な部分に触れられた時には思わず甘い声が出そうになってしまうが、寸での所で堪えた。
彼に触れられれば、たちまちのうちに濡れてしまう自分の体が嫌になるが、今更どうにかなるわけでもない。
私がバレッド様を愛しているのは変わらないから、これからも私だけの旦那様にして
差し上げなければと強く思ったのだった。
「ふ、ぅ……あ、だめですっ!」
乳房から与えられる刺激のせいで突起が立ち上がっていき、軽く摘ままれたことで
感じてしまい私は体を震わせてしまう。
そんな反応をしている中で、彼は片方を口に含んでは吸い始めたが私が痛がってはいないかを確認すべく顔を
上げる際に目が合う事になって思わず目を逸らしていたりなどするが構わず私の事を好き勝手に弄んでいるように
思えてしょうがない状況になるわけで、彼にされるがままにされてしまう事を
悔しいと思わずにはいられなかったがどうしようもなかったりしたわけだ。
「うむ、やはりここが一番気持ちが昂ってしまうのではないか。
こうして胸ばかり可愛がっていたな。君があまりにも可愛いから、こうしたくなるんだよ。
分かってくれ、君が好きで好きで仕方がなく、俺のモノにしてしまいたいと思わない男がいるはずもないだろう。
君の事が本当に大切だからこそそう思ったんだ」
「そ、そうなんですか、私を大切に想ってくれるのはありがたい話ですけど、
私は別にそういうことをしなくても良いんですよ。バレッド様が求めてくる分に
応じて私も応えるようにしていますから。
ただ、貴方様に触れられたいという想いが強いだけであってですから変なお考えを持つような事はありませんよ?
寧ろ望むべき展開かもしれませんからご存分になさればよろしいと思いますし、
遠慮しなくとも良いですからもっとたくさん触れてくださいませ」
彼の言う通り、最近は特に激しいからだろうか、あまり余裕もなくなってきているのだが素直に
従ってくれるような人ではないし無理矢理襲ってくるから大変困っているのである
(もっとも彼になら襲われても構わない)。
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