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「あら?」
と私はそう小さく呟きました。
何故なら私が座っていたテーブルに突然としてナイフが現れております。
私の前にもですけれど、私以外に見えるかどうかは分かりませんがね。
私、そうそう簡単に殺されるはずもないしと自分で言い聞かせ、バレッド様とのお喋りをしながら時間を
潰してみるのも悪くはないだろうと考えたのです。
私がバレッド様を誘惑し続ける限り私の心の奥にある独占願望だっていつか必ず消え去ってくれると信じている。
私の事を好きになってもらえなくても構わなくなった瞬間、
「マリアベルは一体いつ私と一緒に居てくれるようになるんだ」
と言われる事があるからよ。
ただ、今はその時ではないし、私の心の整理をする間が必要だからと言い逃れするつもりでしかなかったから。
そして、私の胸の内はこんなに切なくて辛いものでしか無くなってきているのをどうにかしたいと
必死になって願っていますが叶う見込みはないですし私の本当の目的は復讐なんですから。
ただ単に復讐だけを考えて生きている方がずっと気が楽になるという事は理解してくれている人はいないと思うわ。
今更誰かから理解されたとしても困ってしまう事だけれど。
「なぁ、マリアベル。君って俺のどこが好き?」
バレッド様にそう言われた際、正直言えば答える自信が無いがゆえに迷っている部分は
あるが敢えて本音をぶち込んであげますかな(笑)。
とりあえずこう答えようとは考えたのです、
「強いて言うなれば私を愛してくれてる点とかかしら」
「やっぱり君は面白い子だねぇ」
と私の髪を何度も触ってきてくれていますから悪い意味で無いと判断できるかもなのです。
そして私達は夫婦となって一緒にベッドの中で過ごしました。
「あのね、バレッド様」
とそう囁いて私はバレッド様との距離を自らゼロにするべく顔を近づけ、
接吻すると今度は私自身が裸体になってからその身を寄せていった。
私はこの時になってバレッド様への依存しきったかのような状態に
気づき始めましたが私は受け入れていきたいという一心でしかありませんでした。
私、どうしてもバレッド様を離してなるものですかという確固たる決意を持っていますから、
バレッド様の傍にいるとドキドキが止まらなくなるのもあって、
そうすることで得られるものがあると確信したのです。
しかし、いくら夫婦だとはいってもいきなり行為まで進むことはないと思いましょうが実際は分からないわけで、
もしもそういった関係にまで持っていけたらという夢を抱きたくなってしまっていますし
期待していたりするんですよ(笑)。
そうしている内に時間は刻々と経過していき夕方になってきたものの私は寝室から
離れることができない状況下に置かれていた。
その理由は何と申せ、朝よりも激しさを増しているということが最大の問題だと
言えるでしょうか……私の秘裂内部まで執拗に犯してくれるくらい激しく、
なおかつ甘く濃厚な行為を繰り返してきて、もはや意識を失いかけている状態で
あるためどうする事ができなくなっている状態のためだった。
私は体力の限界を超えていた。
既に私の頭の中は既に真っ白になっていたと言っても決して嘘とは言えない状況であったから
どう足掻いても私の意識を奪い去りかねないものであった。
更に行為の繰り返しにより疲労が溜まっておりバレッド様の激しい突き上げを受け続けているため腰も動かず、
逃げられないまま、そのため抵抗は不可能となっているのであって何も出来ない状態だったりした為、
私はこの事態を抜け出す事が出来ず、
意識を失う寸前となったわけである。
意識がなくなりそうなのでそのままにしておくべきかそれとも目を覚まし
自力で脱出を試みるべきなのか悩み苦しむ事に。
しかしながらバレッド様の動きが激しくなっているために起きていようと
思っておきながら限界がきてしまった為に
私はそこで深い眠りに就く事になる。
それからどれ程経過したのかわからないけど、意識を取り戻しかけた時に目を開き起き上がろうとすると
バレッド様の温もりを感じた。
寝ぼけながらも彼に密着していた私はバレッド様が起きるのを待ってから再び起き上がると
服を着た後二人で軽く食事を済ませてから外へ出かけた際にメイドと会うとは思わず、
私を嫉妬させていたのかと気づかせてしまえたのは間違いである。
私、彼女は特に敵視などはしていなかったんだけど、とはいえ彼女に敵意があるのではないかと
疑ってしまった事もまた現実となる。
だがその後、屋敷内へ戻った途端に何故か分からなかったが彼女の表情が変わったのだ。
それを私は警戒するが為にすぐにバレッド様の後ろへ隠れるように回り込んだ。
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