上 下
22 / 39

22.

しおりを挟む
もしも騎士団を派遣して返り討ちに遭ってしまったら大変なことになる
だから私は一人で行くことにした。
そして目的の場所まで辿り着くとそこにいたのは異形の怪物だった。
私は怖かったが勇気を振り絞って戦った。
そして私は勝った。
私は勝ったのだ。
ついにこの時が来た。
私は歓喜に震えた。
遂に私は彼と結ばれることができると思ったから
そうして私は彼に想いを伝える
そうすると彼も受け入れてくれた。
これでやっと私は幸せになれると思っていた。
だが彼は予想外の言葉を口にした。
なんと彼はあの女を愛しているというではないか
許せないそんな事は絶対に認めない。
「そんな事はさせませんわ。あなたは私のモノになるべきです。私の命令に従いなさい」
私は強引に彼を奪うことにした。
まずは彼と共に行動していた女性を捕らえて私の前に連れ出す
そして彼に私を選ぶように強要する
だが彼の反応は予想外だった。
私ではなくあの女を選んだのだ。
どうやら私に魅力がないせいらしい
ショックだった。
「私ではダメということなの?」
悔しくて涙が出てきた。
「そんなの嫌よ!お願いだから私を選んで!!」
私は泣きながら訴える
だが彼は聞く耳を持たなかった。
どうやら私は彼に嫌われてしまったようだ。
私は失意のどん底に叩き落とされた。
私は彼に捨てられたという絶望感に襲われた。
そして私は彼に復讐することを決意した。
まずは彼女を殺すことにした。
だけど殺すだけでは物足りないのでもっと酷い目に遭わせてやる
まずは彼女を閉じ込める事にした。
それから数日間かけて拷問を行うことにする
だけど途中で邪魔が入った。
そうして彼女と別れた後で私はある事に気づいたそれは彼女が死んだ後に私が殺した事にしてしまえば問題ないということだ。そうして私は早速行動に移った。
そして計画は上手くいったのだが思わぬ出来事が発生した。
なんと彼が乗り込んできたのだ。
これは想定外だった。
なんとか誤魔化そうとしたがそれも失敗に終わった。
「お前のような小娘に何ができる」
「やってみなければわかりませんわ」
私はそう言うと剣を構える。
私だって剣術の心得はある。
そこらの雑魚に負けるつもりなど毛頭ない。
そうして私と敵の戦いが始まった。
私は剣を振るうが相手は中々手強いようで思うようにはいかない。
(この程度の実力で私と張り合おうなんて笑止千万)
私は内心で笑うと敵に攻撃する。
そしてとうとう敵の息の根を止めることに成功した。
私は勝利の余韻に浸っていた。
「ああ、ようやく終わったのね。長かったような短かったような気がするわね。だけど、もう大丈夫よ。私が守ってあげるから安心して眠りにつきなさい。永遠にね。ふふっ、ふふふっ、あっはははっ!」
こうして私は晴れて自由の身となったのであった。
私はこれから先どうするか迷ったがとりあえずは彼の元へ戻ろうと思う
きっと彼も喜んでくれるはずだ。
そうして私は再び彼に会うために王城へ向かうのであった。
「ねえお願い。私の言うことを聞いて?」私の声に耳を傾けることなくただひたすらに黙り込んでいる姿を見ると段々苛立ちが募っていく私はこんなにもあなたの事が大好きなのにどうしてわかってくれないの?私は心の底から悲しくなってきた。
だけどここで引くわけにはいかない私はもう一度彼に問いかけるだけどやはり答えてくれないなので私は強硬手段に出ることにした。
まず最初に服を脱ぎ捨てて下着姿になるとそのまま彼に抱きつく彼は最初こそ驚いていたが次第に落ち着いてきたようで平然な態度を見せてくる私としてはもっと慌てて欲しいと思っているので不満を抱いた。
そうして押し倒した後は私からキスをする。
それから私は彼に懇願する。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

誰からも愛されない悪役令嬢に転生したので、自由気ままに生きていきたいと思います。

木山楽斗
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢であるエルファリナに転生した私は、彼女のその境遇に対して深い悲しみを覚えていた。 彼女は、家族からも婚約者からも愛されていない。それどころか、その存在を疎まれているのだ。 こんな環境なら歪んでも仕方ない。そう思う程に、彼女の境遇は悲惨だったのである。 だが、彼女のように歪んでしまえば、ゲームと同じように罪を暴かれて牢屋に行くだけだ。 そのため、私は心を強く持つしかなかった。悲惨な結末を迎えないためにも、どんなに不当な扱いをされても、耐え抜くしかなかったのである。 そんな私に、解放される日がやって来た。 それは、ゲームの始まりである魔法学園入学の日だ。 全寮制の学園には、歪な家族は存在しない。 私は、自由を得たのである。 その自由を謳歌しながら、私は思っていた。 悲惨な境遇から必ず抜け出し、自由気ままに生きるのだと。

【完結】悪役令嬢はおせっかい「その婚約破棄、ちょっとお待ちなさい」

みねバイヤーン
恋愛
「その婚約破棄、ちょっとお待ちなさい」まーたオリガ公爵令嬢のおせっかいが始まったぞ。学園内での婚約破棄に、オリガ公爵令嬢が待ったをかけた。オリガの趣味は人助け、好きな言葉はノブレス・オブリージュ。無自覚な悪役令嬢オリガは、ヒロインの攻略イベントをことごとくつぶしていく。哀れなヒロインはオリガのおせっかいから逃げられない。

【完結】悪役令嬢が起こした奇跡〜追放されたのに皆様がわたくしを探しているらしいですわ〜

ウミ
恋愛
 精霊の愛子が現れた。教会が権力を持ち始めていた時代、ルビーはそれを止めるために精霊の愛子が真名を名乗るのを防ぐ。しかし、婚約者だった皇子は精霊の愛子と結婚しようとし、ルビーは側室になれと父から命じられた。  父に認められるために、血反吐を吐くほど努力して勝ち取った座を、ルビーの苦労を父は最も簡単に投げ捨てたのだった。

【完結】悪役令嬢のカウンセラー

みねバイヤーン
恋愛
わたくしエリザベート、ええ、悪役令嬢ですわ。悪役令嬢を極めましたので、愛するご同業のお嬢さまがたのお力になりたいと思っていてよ。ほほほ、悩める悪役令嬢の訪れをお待ちしておりますわ。 (一話完結の続き物です)

【完結】恋人との子を我が家の跡取りにする? 冗談も大概にして下さいませ

水月 潮
恋愛
侯爵家令嬢アイリーン・エヴァンスは遠縁の伯爵家令息のシリル・マイソンと婚約している。 ある日、シリルの恋人と名乗る女性・エイダ・バーク男爵家令嬢がエヴァンス侯爵邸を訪れた。 なんでも彼の子供が出来たから、シリルと別れてくれとのこと。 アイリーンはそれを承諾し、二人を追い返そうとするが、シリルとエイダはこの子を侯爵家の跡取りにして、アイリーンは侯爵家から出て行けというとんでもないことを主張する。 ※設定は緩いので物語としてお楽しみ頂けたらと思います ☆HOTランキング20位(2021.6.21) 感謝です*.* HOTランキング5位(2021.6.22)

妹に婚約者を寝取られましたが、私には不必要なのでどうぞご自由に。

酒本 アズサ
恋愛
伯爵家の長女で跡取り娘だった私。 いつもなら朝からうるさい異母妹の部屋を訪れると、そこには私の婚約者と裸で寝ている異母妹。 どうやら私から奪い取るのが目的だったようだけれど、今回の事は私にとって渡りに舟だったのよね。 婚約者という足かせから解放されて、侯爵家の母の実家へ養女として迎えられる事に。 これまで母の実家から受けていた援助も、私がいなくなれば当然なくなりますから頑張ってください。 面倒な家族から解放されて、私幸せになります!

もしもし、王子様が困ってますけど?〜泣き虫な悪役令嬢は強気なヒロインと張り合えないので代わりに王子様が罠を仕掛けます〜

矢口愛留
恋愛
公爵令嬢エミリア・ブラウンは、突然前世の記憶を思い出す。 この世界は前世で読んだ小説の世界で、泣き虫の日本人だった私はエミリアに転生していたのだ。 小説によるとエミリアは悪役令嬢で、婚約者である王太子ラインハルトをヒロインのプリシラに奪われて嫉妬し、悪行の限りを尽くした挙句に断罪される運命なのである。 だが、記憶が蘇ったことで、エミリアは悪役令嬢らしからぬ泣き虫っぷりを発揮し、周囲を翻弄する。 どうしてもヒロインを排斥できないエミリアに代わって、実はエミリアを溺愛していた王子と、その側近がヒロインに罠を仕掛けていく。 それに気づかず小説通りに王子を籠絡しようとするヒロインと、その涙で全てをかき乱してしまう悪役令嬢と、間に挟まれる王子様の学園生活、その意外な結末とは――? *異世界ものということで、文化や文明度の設定が緩めですがご容赦下さい。 *「小説家になろう」様、「カクヨム」様にも掲載しています。

妹に婚約者を奪われ、屋敷から追放されました。でもそれが、私を虐げていた人たちの破滅の始まりでした

水上
恋愛
「ソフィア、悪いがお前との婚約は破棄させてもらう」 子爵令嬢である私、ソフィア・ベルモントは、婚約者である子爵令息のジェイソン・フロストに婚約破棄を言い渡された。 彼の隣には、私の妹であるシルビアがいる。 彼女はジェイソンの腕に体を寄せ、勝ち誇ったような表情でこちらを見ている。 こんなこと、許されることではない。 そう思ったけれど、すでに両親は了承していた。 完全に、シルビアの味方なのだ。 しかも……。 「お前はもう用済みだ。この屋敷から出て行け」 私はお父様から追放を宣言された。 必死に食い下がるも、お父様のビンタによって、私の言葉はかき消された。 「いつまで床に這いつくばっているのよ、見苦しい」 お母様は冷たい言葉を私にかけてきた。 その目は、娘を見る目ではなかった。 「惨めね、お姉さま……」 シルビアは歪んだ笑みを浮かべて、私の方を見ていた。 そうして私は、妹に婚約者を奪われ、屋敷から追放された。 途方もなく歩いていたが、そんな私に、ある人物が声を掛けてきた。 一方、私を虐げてきた人たちは、破滅へのカウントダウンがすでに始まっていることに、まだ気づいてはいなかった……。

処理中です...