103 / 236
103.
しおりを挟む
呆然としたまま固まっている俺を見てクスクスと笑う声が聞こえたので顔を上げると、そこには悪戯っぽい笑みを浮かべた彼女の姿があった。
どうやらからかわれていたらしいことに気づいた俺は恥ずかしさのあまり俯いてしまうのだった。
「あら可愛い、どうして俯くの、魔王様、結婚してあげましょうか?」
その言葉に思わずドキッとしてしまった俺は慌てて顔を上げる。
「本当にからかいがいのある魔王様です事」
くすくす笑う彼女を前に何も言えずにいると、ふと疑問が浮かんだので聞いてみることにする事にした。
「……何でそんな事知ってるんだよ?」
恐る恐る問いかけると、キョトンとした顔で首を傾げられた後に答えてくれた。
それを聞いた俺は絶句するしかなかったね……だってそうだろう?
まさかあんな事になるなんて思いもしなかったんだからさ。
あれは確か5歳の時だったかと思う、
あの日の出来事が俺の運命を大きく変える事になったんだよな。
それはある日の事だった、いつものように村外れの森へ遊びに行った時のことだ。
いつも通りに薬草を取りに行こうとした時に事件は起こったのだ。
いきなり現れたゴブリンの群れに襲われた俺達は必死に戦ったものの数の多さの前に為す術もなく追い詰められてしまったのだった。
「くっ、ここまでか……」
悔しげに呟く俺に、仲間の一人が声をかけてきた。
「諦めないで!きっと助けが来るはずだから、それまで耐えるのよ!」
その言葉を聞いた仲間達は奮起すると、武器を構えて向かって行った。
俺も覚悟を決めると、剣を抜いて戦いに加わった。
だが、多勢に無勢の状況では勝ち目などあるはずも無く、次第に追い込まれていった。
とうとう限界を迎えようとしていたその時、突然目の前にいたゴブリン達が吹き飛ばされたかと思うと、そこに一人の少女が姿を現した。
その少女は、一見普通の人間に見えたのだが、よく見ると耳が尖っていることに気づき、彼女が魔族であることが分かった。
しかし、彼女は何故か俺を庇うように立ち塞がった後で、襲い掛かってきたモンスター達を次々に倒していった。
その光景を見て唖然としていた俺に、彼女は振り返ると微笑みながら言った。
その後、彼女に連れられて近くの街までやって来た俺は、そこで宿屋を借りた後、今後のことについて考えることにした。
まず最初に考えたのは、これからどうやって生きていくべきかという事だった。
正直に言うと、このままこの世界で暮らしていく自信は無いし、かといって元の世界に戻る方法も分からない以上、
当面の間はここで生活するしかないだろうと思っていた。
幸い、金に関しては問題無い程度にはあるから、しばらくは困らないだろうが、いずれは必要になるだろうと考えていた時だった。
「あの、すみません」
声をかけられたので振り向くと、そこには見知らぬ女性が立っていた。
誰だ? と思ったが、よく見てみると見覚えのある顔だったので驚いた。
なぜなら、そこにいたのは俺が知っている人物だったからだ。
だが、なぜここにいるのだろうか?
不思議に思っていると、目の前の女性はとんでもないことを言い出した。
なんと、彼女は俺のことを自分の父親だと言うではないか!
あまりの衝撃的な発言に動揺していると、さらに追い打ちをかけるかのように驚くべき事実を告げられる。
なんでも、彼女には双子の姉がいて、名前はルティアというらしいのだが、
どういうわけかその姉のフリをして俺のところに来たのだと言うのだ。
最初は何かの冗談かと思ったが、どうやらそうではないようだ。
「えっと、どういうことかな……?」
困惑しながらも聞き返すと、彼女は説明を始めた。
要約するとこういうことらしい。
彼女は元々、孤児として教会で育ったのだが、ある時、とある貴族が引き取りたいと言ってきたそうだ。
しかし、その条件というのが、ある子供を引き取る代わりに自分を追い出すというものだったため、
彼女はそれを承諾して出ていくことになったのだという。
その際に、貴族の家から逃げ出す際に自分の姿を変える魔法を使って変装したということだった。
そこまで話を聞いたところで、俺はどうしても聞きたいことがあったので質問することにした。
「それで、どうして俺のところに来たの?」
そう聞くと、彼女は少し恥ずかしそうにしながら答えた。
「実は、貴方に一目惚れしてしまったんです」
と顔を赤らめながら言う姿にドキッとしてしまう。
それと同時に、自分の顔が熱くなるのを感じた。
「そ、そうなんだ」
なんとか平静を装って答えることができたものの、内心はかなりドキドキしていた。
そんな俺の気持ちを知ってか知らずか、彼女は続けて話しかけてくる。
「だから、私と結婚してくれませんか?
もちろん、今すぐとは言いません。
お互いを知る時間が必要だと思いますので、ゆっくり考えていただければ結構です」
そう言われてもすぐに答えられるはずもなく、しばらく悩んだ末に出した結論はこうだった。
「わかった、前向きに検討するよ」
結局、そう答えることしかできなかった。
それから数日後、再び呼び出された俺は、彼女と対面することになった。
場所は前回と同じ場所だったが、今回は二人きりであった。
周囲には誰もおらず、完全に貸し切り状態となっているようだ。
そんな中、先に口を開いたのは彼女の方だった。
「ごめんなさいね、急に呼び出したりして」
申し訳なさそうに謝る彼女に気にしないでくれと答えると本題に入ることにした。
まずはお互いの自己紹介を済ませてから雑談をした後で、いよいよ本題に入ることにする。
(さて、ここからが本番だな)
心の中で気合を入れ直すと、真剣な表情になるよう意識してから話し始めた。
どうやらからかわれていたらしいことに気づいた俺は恥ずかしさのあまり俯いてしまうのだった。
「あら可愛い、どうして俯くの、魔王様、結婚してあげましょうか?」
その言葉に思わずドキッとしてしまった俺は慌てて顔を上げる。
「本当にからかいがいのある魔王様です事」
くすくす笑う彼女を前に何も言えずにいると、ふと疑問が浮かんだので聞いてみることにする事にした。
「……何でそんな事知ってるんだよ?」
恐る恐る問いかけると、キョトンとした顔で首を傾げられた後に答えてくれた。
それを聞いた俺は絶句するしかなかったね……だってそうだろう?
まさかあんな事になるなんて思いもしなかったんだからさ。
あれは確か5歳の時だったかと思う、
あの日の出来事が俺の運命を大きく変える事になったんだよな。
それはある日の事だった、いつものように村外れの森へ遊びに行った時のことだ。
いつも通りに薬草を取りに行こうとした時に事件は起こったのだ。
いきなり現れたゴブリンの群れに襲われた俺達は必死に戦ったものの数の多さの前に為す術もなく追い詰められてしまったのだった。
「くっ、ここまでか……」
悔しげに呟く俺に、仲間の一人が声をかけてきた。
「諦めないで!きっと助けが来るはずだから、それまで耐えるのよ!」
その言葉を聞いた仲間達は奮起すると、武器を構えて向かって行った。
俺も覚悟を決めると、剣を抜いて戦いに加わった。
だが、多勢に無勢の状況では勝ち目などあるはずも無く、次第に追い込まれていった。
とうとう限界を迎えようとしていたその時、突然目の前にいたゴブリン達が吹き飛ばされたかと思うと、そこに一人の少女が姿を現した。
その少女は、一見普通の人間に見えたのだが、よく見ると耳が尖っていることに気づき、彼女が魔族であることが分かった。
しかし、彼女は何故か俺を庇うように立ち塞がった後で、襲い掛かってきたモンスター達を次々に倒していった。
その光景を見て唖然としていた俺に、彼女は振り返ると微笑みながら言った。
その後、彼女に連れられて近くの街までやって来た俺は、そこで宿屋を借りた後、今後のことについて考えることにした。
まず最初に考えたのは、これからどうやって生きていくべきかという事だった。
正直に言うと、このままこの世界で暮らしていく自信は無いし、かといって元の世界に戻る方法も分からない以上、
当面の間はここで生活するしかないだろうと思っていた。
幸い、金に関しては問題無い程度にはあるから、しばらくは困らないだろうが、いずれは必要になるだろうと考えていた時だった。
「あの、すみません」
声をかけられたので振り向くと、そこには見知らぬ女性が立っていた。
誰だ? と思ったが、よく見てみると見覚えのある顔だったので驚いた。
なぜなら、そこにいたのは俺が知っている人物だったからだ。
だが、なぜここにいるのだろうか?
不思議に思っていると、目の前の女性はとんでもないことを言い出した。
なんと、彼女は俺のことを自分の父親だと言うではないか!
あまりの衝撃的な発言に動揺していると、さらに追い打ちをかけるかのように驚くべき事実を告げられる。
なんでも、彼女には双子の姉がいて、名前はルティアというらしいのだが、
どういうわけかその姉のフリをして俺のところに来たのだと言うのだ。
最初は何かの冗談かと思ったが、どうやらそうではないようだ。
「えっと、どういうことかな……?」
困惑しながらも聞き返すと、彼女は説明を始めた。
要約するとこういうことらしい。
彼女は元々、孤児として教会で育ったのだが、ある時、とある貴族が引き取りたいと言ってきたそうだ。
しかし、その条件というのが、ある子供を引き取る代わりに自分を追い出すというものだったため、
彼女はそれを承諾して出ていくことになったのだという。
その際に、貴族の家から逃げ出す際に自分の姿を変える魔法を使って変装したということだった。
そこまで話を聞いたところで、俺はどうしても聞きたいことがあったので質問することにした。
「それで、どうして俺のところに来たの?」
そう聞くと、彼女は少し恥ずかしそうにしながら答えた。
「実は、貴方に一目惚れしてしまったんです」
と顔を赤らめながら言う姿にドキッとしてしまう。
それと同時に、自分の顔が熱くなるのを感じた。
「そ、そうなんだ」
なんとか平静を装って答えることができたものの、内心はかなりドキドキしていた。
そんな俺の気持ちを知ってか知らずか、彼女は続けて話しかけてくる。
「だから、私と結婚してくれませんか?
もちろん、今すぐとは言いません。
お互いを知る時間が必要だと思いますので、ゆっくり考えていただければ結構です」
そう言われてもすぐに答えられるはずもなく、しばらく悩んだ末に出した結論はこうだった。
「わかった、前向きに検討するよ」
結局、そう答えることしかできなかった。
それから数日後、再び呼び出された俺は、彼女と対面することになった。
場所は前回と同じ場所だったが、今回は二人きりであった。
周囲には誰もおらず、完全に貸し切り状態となっているようだ。
そんな中、先に口を開いたのは彼女の方だった。
「ごめんなさいね、急に呼び出したりして」
申し訳なさそうに謝る彼女に気にしないでくれと答えると本題に入ることにした。
まずはお互いの自己紹介を済ませてから雑談をした後で、いよいよ本題に入ることにする。
(さて、ここからが本番だな)
心の中で気合を入れ直すと、真剣な表情になるよう意識してから話し始めた。
0
お気に入りに追加
123
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
通販で買った妖刀がガチだった ~試し斬りしたら空間が裂けて異世界に飛ばされた挙句、伝説の勇者だと勘違いされて困っています~
日之影ソラ
ファンタジー
ゲームや漫画が好きな大学生、宮本総司は、なんとなくネットサーフィンをしていると、アムゾンの購入サイトで妖刀が1000円で売っているのを見つけた。デザインは格好よく、どことなく惹かれるものを感じたから購入し、家に届いて試し切りをしたら……空間が斬れた!
斬れた空間に吸い込まれ、気がつけばそこは見たことがない異世界。勇者召喚の儀式最中だった王城に現れたことで、伝説の勇者が現れたと勘違いされてしまう。好待遇や周りの人の期待に流され、人違いだとは言えずにいたら、王女様に偽者だとバレてしまった。
偽物だったと世に知られたら死刑と脅され、死刑を免れるためには本当に魔王を倒して、勇者としての責任を果たすしかないと宣言される。
「偽者として死ぬか。本物の英雄になるか――どちらか選びなさい」
選択肢は一つしかない。死にたくない総司は嘘を本当にするため、伝説の勇者の名を騙る。
【完結】国外追放の王女様と辺境開拓。王女様は落ちぶれた国王様から国を買うそうです。異世界転移したらキモデブ!?激ヤセからハーレム生活!
花咲一樹
ファンタジー
【錬聖スキルで美少女達と辺境開拓国造り。地面を掘ったら凄い物が出てきたよ!国外追放された王女様は、落ちぶれた国王様゛から国を買うそうです】
《異世界転移.キモデブ.激ヤセ.モテモテハーレムからの辺境建国物語》
天野川冬馬は、階段から落ちて異世界の若者と魂の交換転移をしてしまった。冬馬が目覚めると、そこは異世界の学院。そしてキモデブの体になっていた。
キモデブことリオン(冬馬)は婚活の神様の天啓で三人の美少女が婚約者になった。
一方、キモデブの婚約者となった王女ルミアーナ。国王である兄から婚約破棄を言い渡されるが、それを断り国外追放となってしまう。
キモデブのリオン、国外追放王女のルミアーナ、義妹のシルフィ、無双少女のクスノハの四人に、神様から降ったクエストは辺境の森の開拓だった。
辺境の森でのんびりとスローライフと思いきや、ルミアーナには大きな野望があった。
辺境の森の小さな家から始まる秘密国家。
国王の悪政により借金まみれで、沈みかけている母国。
リオンとルミアーナは母国を救う事が出来るのか。
※激しいバトルは有りませんので、ご注意下さい
カクヨムにてフォローワー2500人越えの人気作
修行マニアの高校生 異世界で最強になったのでスローライフを志す
佐原
ファンタジー
毎日修行を勤しむ高校生西郷努は柔道、ボクシング、レスリング、剣道、など日本の武術以外にも海外の武術を極め、世界王者を陰ながらぶっ倒した。その後、しばらくの間目標がなくなるが、努は「次は神でも倒すか」と志すが、どうやって神に会うか考えた末に死ねば良いと考え、自殺し見事転生するこができた。その世界ではステータスや魔法などが存在するゲームのような世界で、努は次に魔法を極めた末に最高神をぶっ倒し、やることがなくなったので「だらだらしながら定住先を見つけよう」ついでに伴侶も見つかるといいなとか思いながらスローライフを目指す。
誤字脱字や話のおかしな点について何か有れば教えて下さい。また感想待ってます。返信できるかわかりませんが、極力返します。
また今まで感想を却下してしまった皆さんすいません。
僕は豆腐メンタルなのでマイナスのことの感想は控えて頂きたいです。
不定期投稿になります、週に一回は投稿したいと思います。お待たせして申し訳ございません。
他作品はストックもかなり有りますので、そちらで回したいと思います
異世界で買った奴隷が強すぎるので説明求む!
夜間救急事務受付
ファンタジー
仕事中、気がつくと知らない世界にいた 佐藤 惣一郎(サトウ ソウイチロウ)
安く買った、視力の悪い奴隷の少女に、瓶の底の様な分厚いメガネを与えると
めちゃめちゃ強かった!
気軽に読めるので、暇つぶしに是非!
涙あり、笑いあり
シリアスなおとぼけ冒険譚!
異世界ラブ冒険ファンタジー!
ヒューマンテイム ~人間を奴隷化するスキルを使って、俺は王妃の体を手に入れる~
三浦裕
ファンタジー
【ヒューマンテイム】
人間を洗脳し、意のままに操るスキル。
非常に希少なスキルで、使い手は史上3人程度しか存在しない。
「ヒューマンテイムの力を使えば、俺はどんな人間だって意のままに操れる。あの美しい王妃に、ベッドで腰を振らせる事だって」
禁断のスキル【ヒューマンテイム】の力に目覚めた少年リュートは、その力を立身出世のために悪用する。
商人を操って富を得たり、
領主を操って権力を手にしたり、
貴族の女を操って、次々子を産ませたり。
リュートの最終目標は『王妃の胎に子種を仕込み、自らの子孫を王にする事』
王家に近づくためには、出世を重ねて国の英雄にまで上り詰める必要がある。
邪悪なスキルで王家乗っ取りを目指すリュートの、ダーク成り上がり譚!
勇者パーティー追放された支援役、スキル「エンカウント操作」のチート覚醒をきっかけに戦闘力超爆速上昇中ですが、俺は天職の支援役であり続けます。
カズマ・ユキヒロ
ファンタジー
支援役ロベル・モリスは、勇者パーティーに無能・役立たずと罵られ追放された。
お前のちっぽけな支援スキルなど必要ない、という理由で。
しかし直後、ロベルの所持スキル『エンカウント操作』がチート覚醒する。
『種類』も『数』も『瞬殺するか?』までも選んでモンスターを呼び寄せられる上に、『経験値』や『ドロップ・アイテム』などは入手可能。
スキルを使った爆速レベルアップをきっかけに、ロベルの戦闘力は急上昇していく。
そして勇者一行は、愚かにも気づいていなかった。
自分たちの実力が、ロベルの支援スキルのおかげで成り立っていたことに。
ロベル追放で化けの皮がはがれた勇者一行は、没落の道を歩んで破滅する。
一方のロベルは最強・無双・向かうところ敵なしだ。
手にした力を支援に注ぎ、3人の聖女のピンチを次々に救う。
小さい頃の幼馴染、エルフのプリンセス、実はロベルを溺愛していた元勇者パーティーメンバー。
彼女たち3聖女とハーレム・パーティーを結成したロベルは、王国を救い、人々から賞賛され、魔族四天王に圧勝。
ついには手にした聖剣で、魔王を滅ぼし世界を救うのだった。
これは目立つのが苦手なひとりの男が、最強でありながらも『支援役』にこだわり続け、結局世界を救ってしまう。そんな物語。
※2022年12月12日(月)18時、【男性向けHOTランキング1位】をいただきました!
お読みいただいた皆さま、応援いただいた皆さま、
本当に本当にありがとうございました!
俺は5人の勇者の産みの親!!
王一歩
ファンタジー
リュートは突然、4人の美女達にえっちを迫られる!?
その目的とは、子作りを行い、人類存亡の危機から救う次世代の勇者を誕生させることだった!
大学生活初日、巨乳黒髪ロング美女のカノンから突然告白される。
告白された理由は、リュートとエッチすることだった!
他にも、金髪小悪魔系お嬢様吸血鬼のアリア、赤髪ロリ系爆乳人狼のテル、青髪ヤンデレ系ちっぱい娘のアイネからもえっちを迫られる!
クラシックの音楽をモチーフとしたキャラクターが織りなす、人類存亡を賭けた魔法攻防戦が今始まる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる