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信じられませんでしたが、言われてみればどことなく面影があるような気もします。
そこで恐る恐る訊ねてみたところ、やはりそうだったようです。
つまり私はこの国の王女だったということでしょうか? だとすれば納得できます。
「ああ、そうだ」
あっさりと肯定されてしまったので唖然となりましたが、考えてみれば当然かもしれません。
なぜならここは王城なのですから。
そして私が王女なら結婚相手である彼も必然的に王族ということになるわけで、そう考えると色々と辻褄が合います。
それに先程の行為の意味するところを考えると、ますます間違いないと思われます。
「では、先程私になさった行為はもしかして……」
そこまで言ったところで口を塞がれてしまいました。
しかも今度は舌まで入れてきたので驚いてしまいます。
「ふぐっ!?」
咄嗟に離れようとするのですが、逆に強く抱き寄せられてしまい動けなくなってしまいました。
その間にもどんどん攻め立てられていき、
「はぁ……ふぅ……」
息が苦しくなり呼吸が荒くなってきました。
それでもなお続く激しい接吻に意識を失いかけてしまった頃、ようやく解放されると唾液の橋ができました。
それを舐め取りながら彼は微笑みました。
その仕草はとても艶めかしくて思わず見惚れてしまいます。
「さて、そろそろいいかな」
そう言ってズボンを脱ぐと既に大きくなっていたモノが現れました。
それを見た私は無意識のうちに喉を鳴らしていました。
これからされることを想像して興奮してしまったのでしょう。
その証拠にアソコからは愛液が流れ出していました。
それを見て察したのか、ヴァルディール様はゆっくりと近付き、私の目の前でしゃがみ込みました。
「さぁ、舐めてくれ」
そう言われたので言われた通りにするしかありません。
覚悟を決めて先端を口に含み、そのまま飲み込んでいきました。
喉奥まで達したところで一旦動きを止めます。
それから前後に動かし始めると少しずつ大きくなっていきます。
それが嬉しくて夢中でしゃぶりついていると、不意に頭を押さえつけられました。
どうやら限界が近いみたいです。
「出すぞ!」
と言われた直後、熱い液体が注ぎ込まれていくのを感じました。
それと同時に私も絶頂を迎えてしまい、盛大に潮を吹き出してしまいました。
あまりの量の多さに飲み切れず口から溢れてしまった分は、胸元へと流れ落ちていきます。
それでもまだ足りないとばかりに搾り取ろうとすると、再び大きくなったので驚きました。
「まだまだいけるよね?」
笑顔で問いかけられ頷くと、今度は後ろから貫かれました。
いわゆる後背位という体位です。
この体勢だと深く入り込んでくるので子宮口に届きやすくなります。
しかも正常位の時よりも密着できる為、お互いの体温や鼓動を感じることができますから、より一層興奮するのだとか。
「あっ! ああぁっ!」
激しく突き上げられ続け、もう何度目になるかわからない絶頂を迎えてしまいました。
しかし、それで終わりではありません。
むしろここからが始まりなのです。
何故ならまだ一度も射精していないのですから。
なので当然これで終わりというわけにはいきません。
それどころか激しさが増してきます。
「あんっ! あぁんっ!」
何度もイカされて敏感になった身体を容赦なく責められ続けています。
その度に甘い声を上げて悶えるしかない私は今、ヴァルディール様に組み敷かれていました。
所謂騎乗位の体勢で下から突き上げられています。
そのせいで身動きが取れず一方的に責め続けられる形となってしまい、なす術がありません。
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