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70.スパイ
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入学式から1週間が経過、新入生達も学園内部の施設の把握や、場所を覚えるにはまだまだ日が浅い。
不安な時はクラスメイトと行動したり、分からないことがあれば、先生や先輩達もいろいろ快く教えてくれる。
スパイとして侵入した神無月暁人(ディセンバー)は、どこかの部活に所属する事はなく、暇さえあれば図書室へ行き本を読み漁っていた。
もちろん今まで入手できる情報は、学園外の図書館で行ってはきたが、学園にある本は専門的な学習ができること、歴史や今後自分がどう動いていくのか対策を練る意味も含まれていた。
ただ、本で得た情報だけと、実際に体験するのとでは大きな違いがある。
頭では、なるほど…こうやるのかと分かっていても、実際にやるとできない事の方が多い。
計画を立て、完成や達成することは難しいのだ。
誰にでも得意、不得意があるのだから、それは挑戦してやってみないとわからない。
嫌だと感じる物を無理にやる必要はないが、気になっている事を知った気になって、何もやらないのは愚かな事だ。
神無月は自分に何が出来るのかを探している。
『ふむ…魔物界にいるだけではわからない情報ばかりだ…興味深い。ただ…僕は歌が苦手だ…魔物と人間のハーフだからか、歌を聞くと目眩がする…。その辺を上手く調整しないと…この学園で生きていくのは難しそうだな…』
学園内で1人で生活するのは難しい。
どこへ行っても、ある程度のコミュニケーション能力と、仲間がいたほうが何かと便利だ。
ただ神無月の場合、人間の学生として今まで育ってきた訳ではない。
コミュニケーションは苦手で、どちらかと言うと避ける傾向にある。
1人当てがあるにはあるのだが、学生ではない。
『仲間…という表現はあまり僕にとっては適切ではない気がするけれど、でも身分がバレないようにするには仕方ない…相談…してみるしか…』
図書室を出て職員室へ向かって歩き出す神無月。
渡り廊下を歩いている時だった。
ふと耳に、誰かの歌声が入ってくる。
遠いからなのか、自分がいつも感じる不快感や目眩を感じない。
不思議だと思い、その方向へ足を運ぶ。
その歌声はとても綺麗で、高い声がスーッと自然に耳から入り、身体を抜けていくような感覚を覚えた。
近づいてもやはり不快感も目眩もない。
建物の陰から声の主を探すと、そこにはゴールドアッシュの少し長めの短髪に、アイリス色の瞳。
高澤亮の姿があった。
「だれ…?」
亮は気配を感じ、その気配を感じた方向を見る。
コソッと神無月は申し訳無さそうに姿を見せると、亮は神無月の方に近づいた。
「初めまして、もしかして…歌聞いてくれてたんですか?」
「あぁ…その、この時間に屋外で歌ってる人がいると思わなくて…」
「毎日の日課なんです。寮に戻る前に少し自分で練習してから帰ることにしてて。僕高澤亮といいます、よければお名前聞いてもいいですか?」
「神無月暁人」
「そうですか、よろしくお願いします。実は、歌いながら人を待っていて、もうすぐ来ると思うんです」
「そうか…それなら僕は戻るよ。邪魔しちゃ悪いし」
「よかったらまた来てください。この時間はだいたいここにいるので」
ペコっと会釈をしながら神無月は去っていく。
不思議なヤツだと思いながら歩き、職員室に行くと、ある先生に話しかけた。
「射水先生」
深緑色の長髪を後ろで縛横に垂らしていて、丸メガネをかけニコッとずっと笑っているような糸目に、優しそうな雰囲気の射水 京也(いみず きょうや)。
先週、神無月と共に学園に赴任した教師で、実は神無月の知り合いなのだ。
自分のいる部隊とは別だが、神無月と同じ魔界から来たスパイで、神無月とは別視点から学園を探っている。
「やぁ神無月、今日もまた図書室へ行って来たのかい?」
「ええ、図書室はとても快適です。自習できる机が個別に置かれているのも高ポイントですね」
「読書部に所属したらいいのに、赴任してから私が顧問なのだし」
「遠慮しときます。僕は読んだ本について誰かと共有するつもりもありませんし。先生、後で少しお話が出来れば嬉しいのですが」
「そう、それならあと30分くらいしたら落ち着くから、カフェで待っててくれる?」
「わかりました」
言われた通りそのままカフェに行くと、神無月は飲み物を飲みながら先生を待った。
30分後、予定より少し遅く射水もカフェに到着する。
しかしカフェラテを購入した後神無月と同じ席に座る事はなく、少し離れた距離で違うテーブルに着いた。
『それで、話と言うのは?』
『情報共有です』
2人とも違うテーブルにつきながら会話をしている。
それはお互いに持ち歩いている懐中時計を介して、直接脳にテレパシーとして言葉を送っている。
他の人から見ればただ単に、飲お店にいる客にしか見えない。
そんな2人を遠目からわからないように観察している楓真の姿があった。
おかしいと楓真が思ったのは、4日ほど前に借りた本を返却する為、図書室へ行った時の事だった。
まだ亮と同じくらいの歳の子が一生懸命勉強している。
その時は楓真も特に何も思わなかったのだが、次の日先生に頼まれて資料を探しに来た時に、同じ場所で勉強している神無月を見て、図書委員に探りを入れた。
「あの子、いつからここにいるの?」
「あぁ…あの子ですか?実は入学してきたばかりだと思います。ここで今まで見たことありませんでしたし、ネクタイの色や迷ってる姿も見かけましたから」
「へぇ…」
図書室に来る理由は勉強か調べ物がある時。
もちろん本を読むのが趣味ならその限りではないが、どうも様子が他の人とは違うように楓真の目には映った。
亮と同じくらいの歳の子で、今まで入学早々図書室に入り浸っているのを見たことが無い。
入学したばかりなら環境に慣れる事が最優先で、寮の個室が用意されているのなら余計、疲れた身体を休める為に部屋に行きたいと思う人も多いからだ。
こんな早い段階で何かを勉強しているということは、他に目的や知りたいことがあるからではないのかと思った。
そこから楓真は部活や用事がない時は遠くから観察するようにしているのだ。
『特に大きな動きがあるようには見えない…。でも、やはり違和感は感じる。白羽や徹にも共有しておくべきかな…』
自分の思い過ごしならそれでも構わなかった。
「1人気になる子がいる」
そうLimeで送った。
「え、楓ちゃんいるのに?!」
「そうじゃないだろう…」
直ぐに徹と白羽から返事がくる。
「図書室に入学してすぐ入り浸ってる子でね…、亮くんと同じ歳くらいの男の子だ」
「楓真お前…そんな趣味があったのか!?」
「…違和感でも感じたか?」
「私にはそう映ったね」
「入学して早々何を調べている…」
「私の思い過ごしならそれでいいし、今のところ何か掴めたわけじゃないけれどね」
「楓真の何か感じるのはだいたい当たるからなー」
「用心するに越したことはない。何かあってからじゃ遅いから、俺も気にするようにしよう」
「ありがとう。図書室にいつもいるみたいだし、時間がある時に様子見に行ってみて」
そして楓真は神無月の容姿の情報を2人に共有した。
何か怪しいと証拠が出てくるには時間がかかる。
それなら信頼できる協力者がいたほうがいいだろう。
「何かあれば共有する」
「俺もー」
「うん、よろしくね」
不安な時はクラスメイトと行動したり、分からないことがあれば、先生や先輩達もいろいろ快く教えてくれる。
スパイとして侵入した神無月暁人(ディセンバー)は、どこかの部活に所属する事はなく、暇さえあれば図書室へ行き本を読み漁っていた。
もちろん今まで入手できる情報は、学園外の図書館で行ってはきたが、学園にある本は専門的な学習ができること、歴史や今後自分がどう動いていくのか対策を練る意味も含まれていた。
ただ、本で得た情報だけと、実際に体験するのとでは大きな違いがある。
頭では、なるほど…こうやるのかと分かっていても、実際にやるとできない事の方が多い。
計画を立て、完成や達成することは難しいのだ。
誰にでも得意、不得意があるのだから、それは挑戦してやってみないとわからない。
嫌だと感じる物を無理にやる必要はないが、気になっている事を知った気になって、何もやらないのは愚かな事だ。
神無月は自分に何が出来るのかを探している。
『ふむ…魔物界にいるだけではわからない情報ばかりだ…興味深い。ただ…僕は歌が苦手だ…魔物と人間のハーフだからか、歌を聞くと目眩がする…。その辺を上手く調整しないと…この学園で生きていくのは難しそうだな…』
学園内で1人で生活するのは難しい。
どこへ行っても、ある程度のコミュニケーション能力と、仲間がいたほうが何かと便利だ。
ただ神無月の場合、人間の学生として今まで育ってきた訳ではない。
コミュニケーションは苦手で、どちらかと言うと避ける傾向にある。
1人当てがあるにはあるのだが、学生ではない。
『仲間…という表現はあまり僕にとっては適切ではない気がするけれど、でも身分がバレないようにするには仕方ない…相談…してみるしか…』
図書室を出て職員室へ向かって歩き出す神無月。
渡り廊下を歩いている時だった。
ふと耳に、誰かの歌声が入ってくる。
遠いからなのか、自分がいつも感じる不快感や目眩を感じない。
不思議だと思い、その方向へ足を運ぶ。
その歌声はとても綺麗で、高い声がスーッと自然に耳から入り、身体を抜けていくような感覚を覚えた。
近づいてもやはり不快感も目眩もない。
建物の陰から声の主を探すと、そこにはゴールドアッシュの少し長めの短髪に、アイリス色の瞳。
高澤亮の姿があった。
「だれ…?」
亮は気配を感じ、その気配を感じた方向を見る。
コソッと神無月は申し訳無さそうに姿を見せると、亮は神無月の方に近づいた。
「初めまして、もしかして…歌聞いてくれてたんですか?」
「あぁ…その、この時間に屋外で歌ってる人がいると思わなくて…」
「毎日の日課なんです。寮に戻る前に少し自分で練習してから帰ることにしてて。僕高澤亮といいます、よければお名前聞いてもいいですか?」
「神無月暁人」
「そうですか、よろしくお願いします。実は、歌いながら人を待っていて、もうすぐ来ると思うんです」
「そうか…それなら僕は戻るよ。邪魔しちゃ悪いし」
「よかったらまた来てください。この時間はだいたいここにいるので」
ペコっと会釈をしながら神無月は去っていく。
不思議なヤツだと思いながら歩き、職員室に行くと、ある先生に話しかけた。
「射水先生」
深緑色の長髪を後ろで縛横に垂らしていて、丸メガネをかけニコッとずっと笑っているような糸目に、優しそうな雰囲気の射水 京也(いみず きょうや)。
先週、神無月と共に学園に赴任した教師で、実は神無月の知り合いなのだ。
自分のいる部隊とは別だが、神無月と同じ魔界から来たスパイで、神無月とは別視点から学園を探っている。
「やぁ神無月、今日もまた図書室へ行って来たのかい?」
「ええ、図書室はとても快適です。自習できる机が個別に置かれているのも高ポイントですね」
「読書部に所属したらいいのに、赴任してから私が顧問なのだし」
「遠慮しときます。僕は読んだ本について誰かと共有するつもりもありませんし。先生、後で少しお話が出来れば嬉しいのですが」
「そう、それならあと30分くらいしたら落ち着くから、カフェで待っててくれる?」
「わかりました」
言われた通りそのままカフェに行くと、神無月は飲み物を飲みながら先生を待った。
30分後、予定より少し遅く射水もカフェに到着する。
しかしカフェラテを購入した後神無月と同じ席に座る事はなく、少し離れた距離で違うテーブルに着いた。
『それで、話と言うのは?』
『情報共有です』
2人とも違うテーブルにつきながら会話をしている。
それはお互いに持ち歩いている懐中時計を介して、直接脳にテレパシーとして言葉を送っている。
他の人から見ればただ単に、飲お店にいる客にしか見えない。
そんな2人を遠目からわからないように観察している楓真の姿があった。
おかしいと楓真が思ったのは、4日ほど前に借りた本を返却する為、図書室へ行った時の事だった。
まだ亮と同じくらいの歳の子が一生懸命勉強している。
その時は楓真も特に何も思わなかったのだが、次の日先生に頼まれて資料を探しに来た時に、同じ場所で勉強している神無月を見て、図書委員に探りを入れた。
「あの子、いつからここにいるの?」
「あぁ…あの子ですか?実は入学してきたばかりだと思います。ここで今まで見たことありませんでしたし、ネクタイの色や迷ってる姿も見かけましたから」
「へぇ…」
図書室に来る理由は勉強か調べ物がある時。
もちろん本を読むのが趣味ならその限りではないが、どうも様子が他の人とは違うように楓真の目には映った。
亮と同じくらいの歳の子で、今まで入学早々図書室に入り浸っているのを見たことが無い。
入学したばかりなら環境に慣れる事が最優先で、寮の個室が用意されているのなら余計、疲れた身体を休める為に部屋に行きたいと思う人も多いからだ。
こんな早い段階で何かを勉強しているということは、他に目的や知りたいことがあるからではないのかと思った。
そこから楓真は部活や用事がない時は遠くから観察するようにしているのだ。
『特に大きな動きがあるようには見えない…。でも、やはり違和感は感じる。白羽や徹にも共有しておくべきかな…』
自分の思い過ごしならそれでも構わなかった。
「1人気になる子がいる」
そうLimeで送った。
「え、楓ちゃんいるのに?!」
「そうじゃないだろう…」
直ぐに徹と白羽から返事がくる。
「図書室に入学してすぐ入り浸ってる子でね…、亮くんと同じ歳くらいの男の子だ」
「楓真お前…そんな趣味があったのか!?」
「…違和感でも感じたか?」
「私にはそう映ったね」
「入学して早々何を調べている…」
「私の思い過ごしならそれでいいし、今のところ何か掴めたわけじゃないけれどね」
「楓真の何か感じるのはだいたい当たるからなー」
「用心するに越したことはない。何かあってからじゃ遅いから、俺も気にするようにしよう」
「ありがとう。図書室にいつもいるみたいだし、時間がある時に様子見に行ってみて」
そして楓真は神無月の容姿の情報を2人に共有した。
何か怪しいと証拠が出てくるには時間がかかる。
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