57 / 113
第57話 お湯の中で
しおりを挟む
「ん?」
お湯の中で、何かを掴んだヤタちゃんがソレが何か気が付いた様子でニヤリと笑みを浮かべた。
思わず反応してびくりとした。
「未だ病み上がりと言うか、一眠りしただけなのに元気じゃのう?」
関心半分、呆れ半分と言う感じにヤタちゃんがさわさわ、もにもにと動く。
「そんなに重くないですし、反応するのは通常ですし?」
所謂使い物に成らないほどの体調不良と言う訳ではない、ちょっと横に成ったら意識が無なくなっただけで、今は怠さも特に無い、風邪としても軽い物だろう。
「と言うか、年増の儂らに抱き着かれて興奮する辺り、物好きじゃのう?」
そんな事を言いながら楽しそうにモニモニしている。悪びれる様子も無い。
「自分達で抱き着きに来ておいて何言ってんですか………」
誰のせいだ誰のと言う感じにツッコミを入れる。
「こやつに関しては抱き着きの甘やかし上戸じゃから、抱き着いて何する訳じゃないぞ?」
「妙に甘いと思ったら……」
昼間会った時には結構厳しそうだったのだが、手のひらクルックルである。
「素面だとアタリがきついからのう? 飲ませると丁度に成る」
妙に得意気だった。
しつこいようだが、ヤタちゃんからは先程から本体棒をもにもにされている、搾り取る用の動きでは無いが、反応して段々と硬度が上がって来て居る。
そっちがその気ならと、こちらからも触ってみる。
控えめな膨らみと、その頭頂を。
「ん……」
ヤタちゃんから変な声が出た。
「なんじゃ? 儂の平たい胸に用が有ると? お主も物好きじゃのう?」
一拍おいて、ニヤニヤと笑みを浮かべられた。
「ん?」
ヤタちゃんが触れた反応とは別の、疑問か何かの声を上げ、首を傾げる動きをする。
「ハチクマの奴に、こっちに来るのを伝えたか?」
「いいえ?」
起きた時に誰とも会わなかったので、そのまま直行しただけだ。
「お主はもっと、あ奴と距離を詰めろ、用が無くても、寝てても話しかけろ、常に一緒に居るぐらいでちょうど良い、そうしないと」
どたん!
ばたん!
がら!
息を切らしたハチクマさんが着の身着のままと言うか。先ほどまで寝てましたと言う感じの、乱れた浴衣と寝癖気味の乱れた髪型で、勢い良く登場した。
コチラの事を確認すると、安心した様子で大きくため息をついた、駆け回ったらしく肌は上気し、息が上がって居る。
「こうなるからな?」
ヤタちゃんが少し困り気味に、登場したハチクマさんを目立たぬように指さしていた。
確かに、無駄な心配をかけてしまったらしかった。
「まあ、そんな訳で、今日は奴に注いでやれ? 問題無く出せるじゃろう?」
そんな事を言いながら、ヤタちゃんが少し身じろぎした後、するりと離れる。
「ほら、お主もこんな所で寝るな、部屋に帰るぞ?」
先程からトキさんの動きが無いと思ったら、ぴとりと抱き着いたまま半分寝ている感じの寝息を立ててゆらゆら揺れていた。
危なっかしい……
ヤタちゃんの誘導で、トキさんが自分の足でゆらゆら揺れつつも、お湯から上がっていく。
尻肉とかちゃんと上がってるし、腹肉とかも弛んだ様子はない、後ろ姿も年齢を感じさせない美人さんだった。
「お主はとっとと脱げ、風呂で服着てるのも無粋じゃろう?」
そんな事を言いつつ、二人でハチクマさんの横を抜けていく。
ハチクマさんは一瞬の硬直の後、踵を返し、大した待ち時間も無く、全裸でタオル片手に戻って来た。
………隠す様子は無かった。
追申
トキさんは旅館に居たり居なかったり、その時の気分と忙しさ次第です、病院側にライフライン全部有るので、泊まりっぱなしで問題無く、基本的に居ない時の事が多い。特に平日はまず病院側で、休日とかの時には旅館にそこそこ居る。
良かったら「感想」とか「いいね」とか「お気に入り登録」とか【次世代ファンタジーカップの投票】とか、ご協力お願いします。
お湯の中で、何かを掴んだヤタちゃんがソレが何か気が付いた様子でニヤリと笑みを浮かべた。
思わず反応してびくりとした。
「未だ病み上がりと言うか、一眠りしただけなのに元気じゃのう?」
関心半分、呆れ半分と言う感じにヤタちゃんがさわさわ、もにもにと動く。
「そんなに重くないですし、反応するのは通常ですし?」
所謂使い物に成らないほどの体調不良と言う訳ではない、ちょっと横に成ったら意識が無なくなっただけで、今は怠さも特に無い、風邪としても軽い物だろう。
「と言うか、年増の儂らに抱き着かれて興奮する辺り、物好きじゃのう?」
そんな事を言いながら楽しそうにモニモニしている。悪びれる様子も無い。
「自分達で抱き着きに来ておいて何言ってんですか………」
誰のせいだ誰のと言う感じにツッコミを入れる。
「こやつに関しては抱き着きの甘やかし上戸じゃから、抱き着いて何する訳じゃないぞ?」
「妙に甘いと思ったら……」
昼間会った時には結構厳しそうだったのだが、手のひらクルックルである。
「素面だとアタリがきついからのう? 飲ませると丁度に成る」
妙に得意気だった。
しつこいようだが、ヤタちゃんからは先程から本体棒をもにもにされている、搾り取る用の動きでは無いが、反応して段々と硬度が上がって来て居る。
そっちがその気ならと、こちらからも触ってみる。
控えめな膨らみと、その頭頂を。
「ん……」
ヤタちゃんから変な声が出た。
「なんじゃ? 儂の平たい胸に用が有ると? お主も物好きじゃのう?」
一拍おいて、ニヤニヤと笑みを浮かべられた。
「ん?」
ヤタちゃんが触れた反応とは別の、疑問か何かの声を上げ、首を傾げる動きをする。
「ハチクマの奴に、こっちに来るのを伝えたか?」
「いいえ?」
起きた時に誰とも会わなかったので、そのまま直行しただけだ。
「お主はもっと、あ奴と距離を詰めろ、用が無くても、寝てても話しかけろ、常に一緒に居るぐらいでちょうど良い、そうしないと」
どたん!
ばたん!
がら!
息を切らしたハチクマさんが着の身着のままと言うか。先ほどまで寝てましたと言う感じの、乱れた浴衣と寝癖気味の乱れた髪型で、勢い良く登場した。
コチラの事を確認すると、安心した様子で大きくため息をついた、駆け回ったらしく肌は上気し、息が上がって居る。
「こうなるからな?」
ヤタちゃんが少し困り気味に、登場したハチクマさんを目立たぬように指さしていた。
確かに、無駄な心配をかけてしまったらしかった。
「まあ、そんな訳で、今日は奴に注いでやれ? 問題無く出せるじゃろう?」
そんな事を言いながら、ヤタちゃんが少し身じろぎした後、するりと離れる。
「ほら、お主もこんな所で寝るな、部屋に帰るぞ?」
先程からトキさんの動きが無いと思ったら、ぴとりと抱き着いたまま半分寝ている感じの寝息を立ててゆらゆら揺れていた。
危なっかしい……
ヤタちゃんの誘導で、トキさんが自分の足でゆらゆら揺れつつも、お湯から上がっていく。
尻肉とかちゃんと上がってるし、腹肉とかも弛んだ様子はない、後ろ姿も年齢を感じさせない美人さんだった。
「お主はとっとと脱げ、風呂で服着てるのも無粋じゃろう?」
そんな事を言いつつ、二人でハチクマさんの横を抜けていく。
ハチクマさんは一瞬の硬直の後、踵を返し、大した待ち時間も無く、全裸でタオル片手に戻って来た。
………隠す様子は無かった。
追申
トキさんは旅館に居たり居なかったり、その時の気分と忙しさ次第です、病院側にライフライン全部有るので、泊まりっぱなしで問題無く、基本的に居ない時の事が多い。特に平日はまず病院側で、休日とかの時には旅館にそこそこ居る。
良かったら「感想」とか「いいね」とか「お気に入り登録」とか【次世代ファンタジーカップの投票】とか、ご協力お願いします。
26
お気に入りに追加
175
あなたにおすすめの小説
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
妻がエロくて死にそうです
菅野鵜野
大衆娯楽
うだつの上がらないサラリーマンの士郎。だが、一つだけ自慢がある。
美しい妻、美佐子だ。同じ会社の上司にして、できる女で、日本人離れしたプロポーションを持つ。
こんな素敵な人が自分のようなフツーの男を選んだのには訳がある。
それは……
限度を知らない性欲モンスターを妻に持つ男の日常
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
クラス転移した俺のスキルが【マスター◯―ション】だった件 (新版)
スイーツ阿修羅
ファンタジー
「オ◯ニーのフィニッシュ後、10分間のあいだ。ステータス上昇し、賢者となる」
こんな恥ずかしいスキルを持ってるだなんて、誰にも知られる訳にはいけない!
クラスメイトがボスと戦ってる最中に、オ○ニーなんて恥ずかしくてできない!
主人公ーー万波行宗は、羞恥心のあまり、クラスメイトに自分のスキルを隠そうとするが……
クラスメイトがピンチに陥り、彼はついに恥を捨て戦う決意をする。
恋愛✕ギャグ✕下ネタ✕異世界✕伏線✕バトル✕冒険✕衝撃展開✕シリアス展開
★★★★★
カクヨム、ハーメルンにて旧版を配信中!
これはアルファポリスの小説賞用に書き直した(新版)です。
神様に転生させてもらった元社畜はチート能力で異世界に革命をおこす。賢者の石の無限魔力と召喚術の組み合わせって最強では!?
不死じゃない不死鳥(ただのニワトリ)
ファンタジー
●あらすじ
ブラック企業に勤め過労死してしまった、斉藤タクマ。36歳。彼は神様によってチート能力をもらい異世界に転生をさせてもらう。
賢者の石による魔力無限と、万能な召喚獣を呼べる召喚術。この二つのチートを使いつつ、危機に瀕した猫人族達の村を発展させていく物語。だんだんと村は発展していき他の町とも交易をはじめゆくゆくは大きな大国に!?
フェンリルにスライム、猫耳少女、エルフにグータラ娘などいろいろ登場人物に振り回されながらも異世界を楽しんでいきたいと思います。
タイトル変えました。
旧題、賢者の石による無限魔力+最強召喚術による、異世界のんびりスローライフ。~猫人族の村はいずれ大国へと成り上がる~
※R15は保険です。異世界転生、内政モノです。
あまりシリアスにするつもりもありません。
またタンタンと進みますのでよろしくお願いします。
感想、お気に入りをいただけると執筆の励みになります。
よろしくお願いします。
想像以上に多くの方に読んでいただけており、戸惑っております。本当にありがとうございます。
※カクヨムさんでも連載はじめました。
異世界転移したら~彼女の"王位争い"を手助けすることになった件~最強スキル《精霊使い》を駆使して無双します~
そらら
ファンタジー
↑「お気に入りに追加」を押してくださいっ!↑
とある大陸にあるローレスト王国
剣術や魔法、そして軍事力にも長けており隙の無い王国として知られていた。
だが王太子の座が決まっておらず、国王の子供たちが次々と勢力を広げていき王位を争っていた。
そんな中、主人公である『タツキ』は異世界に転移してしまう。
「俺は確か家に帰ってたはずなんだけど......ここどこだ?」
タツキは元々理系大学の工学部にいた普通の大学生だが、異世界では《精霊使い》という最強スキルに恵まれる。
異世界に転移してからタツキは冒険者になり、優雅に暮らしていくはずだったが......
ローレスト王国の第三王女である『ソフィア』に異世界転移してから色々助けてもらったので、彼女の"王位争い"を手助けする事にしました。
幼馴染達にフラれた俺は、それに耐えられず他の学園へと転校する
あおアンドあお
ファンタジー
俺には二人の幼馴染がいた。
俺の幼馴染達は所謂エリートと呼ばれる人種だが、俺はそんな才能なんて
まるでない、凡愚で普通の人種だった。
そんな幼馴染達に並び立つべく、努力もしたし、特訓もした。
だがどう頑張っても、どうあがいてもエリート達には才能の無いこの俺が
勝てる訳も道理もなく、いつの日か二人を追い駆けるのを諦めた。
自尊心が砕ける前に幼馴染達から離れる事も考えたけど、しかし結局、ぬるま湯の
関係から抜け出せず、別れずくっつかずの関係を続けていたが、そんな俺の下に
衝撃な展開が舞い込んできた。
そう...幼馴染の二人に彼氏ができたらしい。
※小説家になろう様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる