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第四章
26 淫靡な週末 土の日
しおりを挟む「んっ、それ、いや、そこは……」
「慣れれば大丈夫だから、あんまり動かすな」
「ふっ、だめっ、うっ、くっ、だめえ、ほんとにだめえ! きゃはははは! ぃやあははは!」
私達が今何をやっているかと言うと……。
寝台でいちゃいちゃしていた。
ちなみに、レイジェス様のそそり立った肉棒を、寝台の上に座っている私の脇の下に挟み、ゼリーを付けてねちょねちょにして、ぬぷぬぷして射精するという事にチャレンジしている。何でこんな事を思いついたのか、その頭の中を覗いてみたい。こっちはぬるぬるして、ただでさえくすぐったい場所なのに、ぬぷぬぷするもんだから体が動いちゃうし笑っちゃう。
「リア、もうちょっとだから……お願いだ、射精させてくれ……」
頬が赤く染まって、はぁはぁと息切れをさせてレイジェス様が苦しそうにしてるのを見ると、うん、もうちょっと我慢しようと思った。
そしてまた私の脇の下にレイジェス様の肉棒はぬぷぬぷと顔を出す。
よしよし、いい子いい子してあげますね~。私は亀頭の先っぽを手を丸くして撫でてあげた。
「いい子でちゅね~、さぁ、ぴゅっぴゅしますよ~、もうちょっとだよ~」
撫で撫で。
脇下を突く時に凄い飛び出るので、お口が届くんじゃない? と思ってぱくっとしたら普通に口の中に届いた。なので舌でれろれろしてみた。
「だ、だめだ、リア! それはルール違反だ!」
「ルール違反?」
いつそんなルールが?
「リアの脇下だけでイクと私が決めたんだ! 口は無しだ、無し!」
何、その縛り……。 理解できないよぅ。
私は大人しく脇下にレイジェス様の物を挟んで横に寝そべっていた。レイジェス様は私の後ろから肩を掴んでがつがつと腰を打ちつけて来る。
「んっ、あっ、ぅあああっ、イクっ!」
私の目の前をぴゅぴゅっと放物線を描いて液体が飛んで行った。
「すっごい飛んだ~」
私がその飛距離に驚いていると、レイジェス様がアクアウォッシュした。
飛び散った白濁の液は消えて無くなった。
「はぁ、はぁ、はぁ、……」
まだ息が切れている。
「腹が減ったな……」
「そろそろ食堂に行きますか?」
昨日の夜から閨事を始めて、私は途中で寝ちゃったけど、レイジェス様は結構朝まで私の体を弄っていたみたいだ。ちょっと目の下にクマがうっすらと出来ている。色が白いから目立っちゃうんだよね。レイジェス様は。
「食堂には行かない。ここに持って来させる」
そう言うと自分と私をアクアウォッシュして、寝台の下から手枷付きの鎖を出した。それで私の手を拘束した。反対側の鎖も繋げて私は動けない。
「ユリウスが付けていた首輪や足輪とは違うから痛くは無いだろう?」
「ふわふわしてるから痛くは無いけど……鎖で繋がれていた時の事を思い出してしまいます……」
私がしょんぼりしているとレイジェス様が私の頭を撫でた。
「ここにいるのは私だ。ユリウスじゃない」
私は頷いた。
私をそんな状態にするとレイジェス様はインターホンで朝食を持って来て欲しいと言った。ちなみに私は裸で手首に手枷を付けられ拘束されている。
朝食が来るまで暇なのか、私の両脚のふくらはぎを持って足を開かせ、私のお股の匂いを嗅ぎ始めた。
「もぅやだぁ、匂いなんて嗅がないでっ、そこは匂うでしょ……!」
「……トウミの匂いがするが?」
「うそ……?」
レイジェス様は自分の手を私のそこに暫く充てて、私にその手の匂いを嗅がせた。
そこからは甘い果物の様な匂いがした。
「……甘い匂いがします、果物みたいな」
「だから言っただろうが?」
臭く無いと分かって安心したけど、顔を近づけてくんくんするのはどうかと思うのですよね。
散々匂いを嗅いで満足したのか、両手で私の硬く閉じた割れ目を開いて、長い舌先で蕾の皮を捲る様に、その舌を這わせる。
不意打ちをされた様に刺激されて、私は声が出てしまった。
「んっ、ふっ、」
私のお臍の向こうの瞳が微笑みで細くなる。
ぱっくりと開かれた割れ目にある、蜜花へ続く道にその舌はゆっくり侵入して来た。大事な膜を破らない様に慎重に、ゆっくり優しく動かされるその舌先に私の体は翻弄される。
「んっ、気持ちいい……」
舌は蜜花のふちをなぞって蕾の周りをくるくると滑るように撫でた。
「ふっ、はぁああ……」
気持ち良くって、声が出ちゃうよぅ……。
レイジェス様は皮を剥かれて剥き出しになった蕾をぺろぺろ舐めた。ぬるりとした舌の感触が気持ち良過ぎて、背筋がぞくぞくして体が小刻みに震えた。
その時リーン、リーンとインターホンの呼び出し音が鳴った。
レイジェス様は音が鳴っているのにインターホンに出ようとしない。
『旦那様~! お食事は扉の脇に置いておきますね!』
セバスのちょっと怒った様な声がインターホンから響いて来た。
「……出れば良かったのに?」
「リアが達してから食事にする」
「冷めちゃいますよ?」
「冷めないうちに達してもらう」
そう言うとレイジェス様は、にやりと嫌な笑顔を浮かべた。
続けて私の蕾をちゅぱちゅぱ吸い出して、その音が静かな室内に響く。
ちゃぷ、ちゃぷ、ちゅぷっ、ちゅぷっ。
「ん、っっ、はぁっ、ぁああっ、き、もちいぃ…ようぅ」
レイジェス様は私の蕾を味わうようにしゃぶりながらその手を私の胸に伸ばした。なだらかな乳房を両手で揉みしだいて私の薄い胸肉が一部に集められる。
お肉を寄せ集めて大きな指と指の間でぷにっとした胸の山を作っている。わざとそうしてるみたい。も~!
暫く小さな乳房を揉みしだかれたあと、乳首を指先でこりこりし始めた。蕾のちゅうちゅう吸われる刺激と乳首がこりこりされる刺激で腰が浮いてしまった。
「おっぱい気持ちいぃよぅ……」
「リアはこっちの方が好きだろ?」
レイジェス様はそう言うと、蕾を強く吸った。強すぎる刺激に体がビクンと動く。
「はぅっ! やぁ、……もっと優しく……してぇ……」
私が懇願する様に臍の向こうのレイジェス様を見つめると、心無しか刺激が弱くなった。吸うのを止めて、れろれろと舐め出している。
刺激は弱くなったけど、持続的に高速に動くその舌のリズムは私をふわふわさせた。
「あっ、あっ、ぃっ、ふぅっ、んんんっ……!」
乳首を摘む指先に少し力を入れられた。
「ああああっ! 溶けちゃう! リアのお股溶けちゃよおおっ!」
続けてレイジェス様は貪るように私の蕾を目一杯吸った。
「あっ、だめっ、いっちゃうよっ! ぁああああ! んっ! いくっ……」
私は鎖で繋がれたまま体を丸める様にして達した。
達した途端力が抜けてだらりとすると、レイジェス様が私を満足そうに見下ろした。
私の頬を手の甲で撫でる様に触れる。
「達したばかりで顔が赤い……そんな姿もしどけなく、私を誘っている様だ……」
「レイジェス様の手……冷たくて、気持ちいい……」
レイジェス様は自分と私をアクアウォッシュして、私の手枷を外してくれた。
その後、扉外に置いてあった食事のワゴンを運んで来て、トレーごと私に渡した。
自分もトレーを持って来て、二人寝台の上に座り食べる。
レイジェス様はあぐらを掻いていた。
「セレネに見つかったら絶対怒られますね、わたくしもレイジェス様も」
「最近のセレネはうるさいからなぁ?」
「ちょっと前に、わたくしが来てからレイジェス様がだらしなくなったと怒られちゃいました。あははっ!」
「私がだらしないのは私の責任だ、すまなかったな、セレネにはちゃんと言っておく」
「あ、そういうつもりで言ったわけじゃ……」
レイジェス様は私のトレーの上に乗っているトウミパイをじっと見て言った。
「それは、美味そうだな?」
私はフォークとナイフで切って、切った所をフォークで差してレイジェス様の口元に運んだ。
「食べる? あ~んてして?」
「あ~……ん」
レイジェス様は恥ずかしそうに口を開けて、私が切ったトウミパイを食べた。
「……美味いな、これは。初めて食べた」
「わたくしは初めてじゃないですけど、美味しいですよね、これ。たまに料理長さんに作って貰うんですよ~」
私もナイフとフォークで切ってぱくりと食べた。
「むふふ、美味しいです!」
ちなみにレイジェス様は普通のハムサンドを食べている、パンはライ麦パンでちょっと茶色い。中にはハムの他に葉物野菜とゆで卵がスライスされて入っている。
それにスープが付いていた。
私にはトウミパイとトウミジュースだった。
一応、二人共裸の上にナイトローブを羽織ってはいるけど、前を止めて無いのでレイジェス様も私もポロリ状態で寝台の上でトレーを置いて食べてる。
傍から見ると凄く微妙な朝食の風景だ。
なのに、レイジェス様は幸せそうに私に微笑む。
「……リアと早く正式に結婚したい……」
たぶん無意識にそう言ったんだと思う。
レイジェス様は一瞬、言ってしまった事を後悔した様な顔をした。
私に気を使ってるんだ。
「……わたくしは今8歳ですから、あと7年ですね……」
「……」
「待てます?」
「待つ」
即答だった。
私はまたトウミパイを切り分けて、レイジェス様の口元に運んだ。
「あ~んてして?」
「あ~……何を笑っている……」
レイジェス様は私が笑っているのを見てむすっとした、けど、そのままぱくっとトウミパイを食べてもぐもぐしている。
「嬉しくて、幸せで……えへへ」
レイジェス様は何も言わず、自分のハムサンドに噛み付いた。
俯いた時に見えた耳が真っ赤だった。
食事を終えると、ワゴンを扉の外に出して、レイジェス様はインターホンでセバスにワゴンを持って行く様に連絡した。
さっきは私が色々されたので、今度はレイジェス様に色々させて貰おうと思って、レイジェス様を拘束しようとしたら、手枷のサイズが小さすぎて嵌められなかった。
ショックだ、ずるい。こっちは手枷されたのに……と、思わず恨み節が出そうになった。なので私は考えた。レイジェス様のクローゼットの中から古いネクタイを五本持って来て、それで手足を縛って寝台の四つ柱に括り付けた。
「ほ、本当に私を縛り付けるとは……何をする気だ……」
「う~ん、くすぐっちゃおうかなぁ?」
レイジェス様の目が点になった。
「え? 本気か?」
「冗談ですよぅ! ちゃんと気持ちいいことしますっ!」
そう言ったあと、私はレイジェス様の目もネクタイで目隠しした。
「なっ、これじゃあ君が見えない!」
「見えなくてもわたくしはここにいますから」
私はレイジェス様の肉棒を人差し指でつうううぅっと下から上までなぞった。
「ほら、こうして触っているのはわたくしですよ?」
「ちょ、待て、せめて目隠しくらい外しなさい!」
「だ~め! たまにはわたくしの言う事も聞いて下さいませ?」
私はレイジェス様の太もも内側にキスをした。
「わっ! くすぐったいっ! 無理だ! 私には無理だ!」
「も~そんなに騒いだら外に……あっ! 魔術で防音されてましたね~! ここ! っていうか、レイジェス様、無理だって仰いますけど、まだ何にもしてませんよ? 何怖気づいてるんですか? 大人のくせにだらしないです」
私はそ~っとレイジェス様の体の上に触れないように覆い被さった。どうやら私の気配は感じている様だ。
「なっ、何をする気だ!」
ほんとに、そんなに怖がる様な事するつもり無いのに~と思って、思い出した。
あ、レイジェス様も鎖で繋がれてた過去があるかも知れないんだった……。
だからこんなに怯えてるのか……。
「……大丈夫だよ、レイジェス様。リアの事、信じて?」
「……」
私はレイジェス様の左の乳首をちゅうちゅう吸った。右の乳首は指先でこねこねした。男でも乳首って感じるのかな? 取りあえずちゅぱちゅぱ吸ってレイジェス様の様子を見ているけど目隠ししているせいか表情が読み取りずらい。
ふむ。私はレイジェス様のお股にちょこんと収まって、そこにそそり立っている大きな肉棒を見つめた。
お口でするにしても全部なんて入らないんだよなぁ……しょうがない、入る所までで御奉仕頑張ろうっと。
私は垂れてくる髪を耳に掛けて、肉棒を両手で握って亀頭の先っぽを舐めた。
そこからは透明な汁がつぅっと茎にそって垂れていく。私は舌でそれを掬って舐めた。そのまま亀頭をぱくっと口の中に入れてじゃぷじゃぷと頬張る。
両手を使って扱きあげて頭を上下に動かした。頭を上げるときにお口で吸引しながら手でしこしこした。
「あっ、……くっ!」
レイジェス様が反応して嬉しくなってきた。
「出したくなったら、そのまま出していいですからね? リアのお口にどぴゅっ!ってしちゃって下さい」
そう言ってまたお口に含んだ。
瞳を閉じて味わうと、それはグミの様な感触がした。そこから出てくる液は、何故か前は苦かったのに、最近そんな苦味も感じない。どうしてだろう? 不思議に思いながらも頭を上下に動かした。
「くぅぅっ、ああ……リア……」
私は陰茎から両手を離してレイジェス様の腰を抱きしめた。
目隠しで見えないかも知れないけど、ここにちゃんといるからね。
そういう意味で抱きしめた。
ぎゅっとしたあとまた陰茎を扱くとレイジェス様がビクンと動いた。
「あっ、リア! いきそうだ……、射精るっ! うっ、……!」
レイジェス様の亀頭の先から私のお口の中にぴゅっと液がはじけた。
でも、昨夜から相当出したんだと思う。量は少なくてすぐに飲み込んでしまった。
「ふー、ふーっ、ふうぅ、……」
レイジェス様の息が上がっていた。私はまだレイジェス様の亀頭を口に入れたまま優しくちゅぱちゅぱしていた。するとすーっと音が聞こえた。
振り向くとレイジェス様は、すーすー寝息を立てて眠っていた。あんまり寝てなかったんだろうな……。
私はそうっと起きて、レイジェス様の足を縛っているネクタイを両方解いた。寝台を降りて手を縛り付けているネクタイも外した。
あとは目隠ししているネクタイを外すだけだったんだけど、いくら何でも顔を触れば起こしてしまう気がして、目隠しはそのまま外さなかった。
私は裸でごろんとしているレイジェス様のお腹にタオルケットを掛けた。お腹が冷えると思ったからだ。そして自分もタオルケットを被る。
私はレイジェス様のお股の間にちょこんと収まったまま、亀頭をお口に入れてあむあむしながら寝た。
気が付くと、窓から見える景色には夕焼けに夜の闇が押し寄せていた。
壁時計を見ると夜の6の刻をちょっと過ぎていた。
まだすぅすぅとレイジェス様の寝息が聞こえる。
その太ももを枕にして、私は元気の無くなっている橘をお口に入れた。私のぬるぬるしたお口の中で、それはぴくぴくと動いて大きさを取り戻して行った。
でも、まだ眠くてお口で遊んでいるだけ。下のふにゃふにゃした袋の部分も撫で撫ですると中に何か入ってるのが分かった。
ここってあんまり触った事が無かったけど、こんな風になってたんだ……。
ふにゃふにゃした皮をぴろ~んと持ち上げて伸ばしてみた。こんなに引っ張っちゃ痛いかも? と思ってレイジェス様を見ると目が合った。
ちょうど目隠しを取ってた所だった。
「いつの間にか寝てしまっていたんだな……」
「凄いぐっすりでしたよ?」
「で、この責任をどう取ってくれるんだ?」
え? レイジェス様が指差す先を見たら、肉棒がまた勢い良くそそり立っていた。
「ちょっと元気良すぎませんか?」
「リアが寝ている私を弄るからだ。大きくしたからには責任を取ってもらうぞ?」
「そんな風に言わなくてもちゃんと責任取ります」
「ん?」
「だって、わたくしだって暫く離れるのは寂しいんですから、レイジェス様を一杯私の中に溜めて置かないとね」
「君は本当に……たちが悪い」
呆れた様に呟かれたのに、レイジェス様は私を抱き寄せおでこにキスをした。
その意味が分からなくて見上げると、薄暗くなってきた部屋の中でレイジェス様の肌は妖しく白く浮き上がって見えた。長い黒髪が艶を帯びてその白い肢体に絡み付いて、幻想的で凄く美しく見えた。まるで絵画の様だった。
「レイジェス様って本当に美しいですよね」
「は? ……男に美しいは褒め言葉じゃないな……」
「褒めてるのにぃ?」
「褒めてもだっ!」
ぎゅううっと抱きしめられて頭の匂いを嗅がれた。
「……安らぐなぁ」
両手で頭をくしゃくしゃ撫でられて、その手が頬に下りてくる。すぅっと両頬を包むように触れるとふわりと唇が当たり、レイジェス様の髪が私に垂れた。
「灯り、付けないの?」
「必要ない。魔力強化してるからそれなりに見える」
「わたくしは見えずらいです」
「先程は私が目隠しをされたからなぁ?」
何だか意地悪そうな感じで返された。
レイジェス様がトンと私の両肩を押すと、私はぽすっと寝台に倒れた。
え? と思ってると、胴を持って裏返しに引っくり返されて、お尻を高く上げさせられた。私はうつ伏せの状態で腰を上げ、菊の周りの皺を舐められた。
「私の視界の中ではな、リアの白い肌や、ここの薄桃色もちゃんと見えている。……ああ……美しい」
「ダメっ、そこは汚いよぅっ!」
私の言ってる事なんて全然聞いてくれない。
レイジェス様は構わずそこを舐めて入り口に指をつぷっと入れた。そこの中がしゅわしゅわした。消毒されたみたいだ。
菊に舌を入れられて、レイジェス様の長い舌がぐるぐると中を掻き回すと体が熱くなってきた。蕾を弄って欲しくて腰がくねくね動いてしまう。レイジェス様は蕾を二本の指で優しく撫で回しながら、私のお尻や太ももを強く吸って、赤い花びらの様な痕を付けていった。
「それ、父神様に見られたら恥ずかしいです」
「何故アズライル様がリアのここを見るのだ!? そんな事をしているのか!?」
怒った様な口調で言われて、ちょっと怖気付いた。
「だって、お風呂とか一緒に入ったら見えちゃう……」
「風呂など一緒に入るな! ……神の恵みの仕事も断るのだぞ? 分かったな?」
「は、……はい」
うつ伏せになって枕に顔を埋めてるから、レイジェス様の表情は見ていない、だけど、その声は凄く怒っていて威圧的だった。
太もも裏につぅっと舌を這わせ味わいながら、指は蕾が震えるように刺激していて、指を伝ってその手のひらにまで私の雫が垂れて行く。
レイジェス様は、手のひらに集まった私の愛液を舐めて妖しく微笑んだ。
私が恥ずかしくて枕に突っ伏すと、菊に冷たい液体の感触がして、菊の中にもその液体を入れ、指で中を掻き混ぜる様に撫で付けられた。片手で高く上げた臀部を支えられてもう一方の手で自分の物を支えて挿入する。
ぬるりと窮屈な輪を超えてそこから入って来る物は、とても熱くて硬くなっていた。
「……きつい、リア、もっと力を抜いてくれ……」
「んっ、……」
頷いて力を抜くようにすると、少しずつレイジェス様が入って来た。
「レイジェス様の……入ってる……、んっ……」
レイジェス様は亀頭の半分まで入ると、そのままズン! と腰を突いて一気にそれを私にねじ込んだ。
「……はぅっ……! あっ、あっ、くっ、」
腰をゆっくりと抜き差しして私の背中を唇で吸い、赤い花びらを散らばせて行く。
「ふっ、ふっ、……はぁっ、……ふっ」
レイジェス様の吐息が聞こえる。
後ろから私をぎゅっと抱え込んで、首筋にも赤い印を付けた。
「リア、こっちを……」
左の方からレイジェス様の声が聞こえて私はそちらを向いた。体勢のせいか、いつもより深くレイジェス様のあれが深く私に入って来ていて、苦しくて顔が歪んでしまった。
「ミドルヒール! ……大丈夫か?」
「痛くないよ、ちょっと苦しいだけ、……でも、気持ちいいの」
レイジェス様が私を気に掛けて心配顔で見つめる。
「……だから、止めないで?」
私の中に入ってる大きな物が中で大きくうねった。
レイジェス様が私の唇をその舌でこじ開けて前歯の裏を舐める。
「んっ、んっ、」
お互いの舌を絡ませ合うとレイジェス様は私の舌を強く吸った。
ちゅぽんと離れる唇。
レイジェス様は枕を掴んでいる私の両手を取り後ろに引っ張って、腰を突き上げるように動かした。
私の体もその動きに合わせて大きく揺さぶられると、中から子宮が刺激された。
まるで馬の手綱の様に両腕を後ろ手に引っ張って持たれて、ゆっさ、ゆっさと揺さぶられ、激しく腰を打ちつけられる、中を突く刺激に私のお股は蕩けていった。太ももにまで愛液が垂れて、ぐちゅぐちゅに濡れている。
「……だめぇ! そ、それ以上、したら……先に…いっちゃうよぉぉっ!……」
腕を引っ張っていたレイジェス様がその手を離し、私を背後から抱え込んで腰を動かし続けた。深く入って来るそれに、出た声は半分悲鳴の様だった。
「ひいぃぃぃっ! ぁあああ゛っっ!!」
「先になんていかせない! リア一緒だ、一緒にいく! ほらっ、いけ!」
一層腰を早めて、グラインドさせながら激しく突かれた。
「……まって、動かさ、あっ、あっ、だめぇ……いっちゃうぅ、あああっ!」
「ああ、リア……君は私の物だ! ……誰にも見せるな! その肌を!……うっ、射精るっ!」
レイジェス様は私を押さえ込んでぎゅっと抱きしめながら果てた。
そのまま崩れ落ちる様に私の上に乗っかっていた。お互いの滲んだ汗で肌がぴったりとくっ付いている。
暫く私を抱きしめてじっとしていると、むくりと急に起き上がって、私の中に入っているまだ元気なそれを抜いた。
とろりと菊から液が流れる感触がお股に伝わった。
私がぐったりして動けないでいると、レイジェス様は私と自分にさっさとアクアウォッシュをして、インターホンでセバスに食事を部屋に運んでくるように言いつけた。
「え? 食堂には行かないの?」
「ここで食べる。食堂に行く時間がもったいない」
「え~……じゃあ、食事が終わったらお風呂に入りたいです。熱いお湯に浸かりたいのですけど……」
私が上目遣いに見るとむすっとした顔で見下ろされた。
「ちょっと待て」
と言ってもう一度インターホンの所に行って何か話していた。
「先に風呂に行く」
そう言って、いきなりゲートを開いた。
「え? お食事は?」
「出来るまでに時間が掛かるから、先に風呂に行くと伝えた」
と言うと私を裸のまま私を肩に担いでゲートを潜った。
「え? えっ?」
ゲートを潜るともう脱衣所で、そのままお風呂場に連れて行かれた。
「君と居られるのはあと一日しか無いからな、時間短縮だ」
「そんな、最後のお別れじゃあるまいし……」
ぽいっと床に降ろされるとぎゅっと抱きしめられた。
「……必ず帰って来るんだぞ? その体、他の者には触れさせるなよ?」
「ええ……」
前に黙って天界に二週間も行っていた事があるから、レイジェス様は心配しているんだと思った。
必ず帰ってくるよ? だってここは私の居場所だもん。
レイジェス様は二つバスチェアを持ってくると私に一つくれた。それに座って石鹸を泡あわにしてから体をごしごし手で洗う。レイジェス様も洗っていて、私の背中を洗ってくれたので、私も背中を洗ってあげた。
何故かこちらの人はタオルを使わない。体を全部手で洗い、届かない背中は使用人に湯浴みの手伝いとして洗わせる。
私が来る前はレイジェス様は一人でお風呂に入っていて、届かない背中はゼフィエルが湯浴みのお手伝いとして洗っていた。
今も私が居ない時はセバスが洗うらしい。ちなみに他の貴族家では旦那様が背を洗って貰うのは執事じゃなくて側仕えの女の子だそうな……。
そうして、もにょもにょな関係になる事が多いとサーシャが教えてくれた。
「タオルがあれば、一人でも洗えるのに」
「タオル?」
「体を洗う為の細い布です。それだと、こうすれば背中に届くでしょ?」
見えないタオルを持った感じで、背中に手を回して動かして洗う動作をして見せた。
「ほぅ、それはいいな」
お互い体を洗ってお湯を流して湯船に入った。
「はぁ~~~いい湯です」
私がお風呂にしゃがんでいると、すっと抱き上げて膝に乗せられた。
じっと見つめられて動けなくなった。
ふいに顔が近づいて瞼に軽く唇が触れた。そしてレイジェス様は紫の瞳を細めて微笑んだ。お風呂の湯気でぼやけたその微笑はとても美しくて、自分だけの物にしたいと思った。
「……すき、だいすき!」
私はレイジェス様の首にしがみついて、ぎゅううううっと抱きしめた。
「こら、苦しい、……分かったから、リア……」
レイジェス様はお湯の中で私の背中をぽんぽんと叩いて、水音がして水面が揺れた。
私達はお風呂を上がり、エアで髪を乾かすと、脱衣所の棚に用意してある着替えを着た。寝巻きにに着替えるとゲートで部屋に戻った。
部屋に戻ると真っ暗だった。まぁ、魔石灯付けてなかったし。
レイジェス様は自分の部屋のシャンデリアと寝室のサイドテーブルのルームランプを点けた。この灯りは明るさを調整出来る。今は一番明るめにしてるけど、小さなルームランプなのでシャンデリア程は明るくない。
「寝室はシャンデリアも点けると眩しい位だからこれでいいだろ?」
「はい」
レイジェス様はスタスタと自分の部屋の扉の外に行ってワゴンを運んだ。
「私の部屋のテーブルで食べるぞ」
私はとととっとレイジェス様のお部屋の応接セットの椅子に座った。
レイジェス様がお皿を並べてくれた。二人のメニューは違う。
レイジェス様はチキンソテーとサラダにスープ、それに普通の丸い小麦パンが付いている。私はシャケの香草焼きとトウミに豆のスープ、それに米粉が入った少しもちっとしたパンが付いている。
ちなみにレイジェス様は、このもちっとしたパンが苦手だ。小さな頃から少し硬いライ麦パンを食べていたからか、もちっとしたパンは食感がダメらしい。
二人で食事を終えると、レイジェス様が食べたお皿を片付け始めたので、私も手伝った。
ワゴンをレイジェス様の部屋の扉の前に出して寝室に戻ると、レイジェス様は滝の流れる泉で歯磨きをしていた。
私もその隣に行って歯磨きをした。そのあと花畑で花を摘んだ。
自分の中を空にして部屋に戻るとレイジェス様の部屋の明かりは消されて、寝室のルームランプも暗めに調整されていた。
もう夜の10の刻をちょっと過ぎていたので寝るんだと思って寝台のお布団に入ったら、またぎゅっと抱きしめられてレイジェス様が言った。
「中を空にしてきたのか?」
「……一応空にはしましたけど、明日もありますし寝ましょうよ?」
「明日も致すが、今日も致す。リアは眠くなったら眠るといい、いつもの事だろ?」
「もうっ! ……精力強すぎ……」
私は布団に潜り込んだ。レイジェス様は私の意思も構わず、寝巻きを脱がせて下着も脱がし裸にした。私の小さな乳首を吸いながら両手で外側から内側に円を描くように揉みしだく。私はレイジェス様の大きな手に揉み揉みされて気持ち良くなって、いつの間にかうとうとしていた。
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