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第一章
29王との謁見
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今日は朝一番で王様との謁見だ。レイジェス様は朝から機嫌が悪い。
下着はダイヤの装飾下着を付けられ、ダイヤのピアスやペンダントも付けられた。指輪は間違って下着を解除されると恐ろしい事になるので付けなくて良いと言われた。髪はいつものハーフアップで横から三つ編みにして後ろで留めてある。そこにダイヤのピンを散らばせてる。装飾品は全部私の涙で作ったダイヤだ。レイジェス様が宝石加工所に石だけ渡して作らせた。
ドレスは薄いパステルカラーの水色で腰紐は細い金色の皮紐にダイヤを埋め込んだ物を使ってる。肩はいつものダイヤのブローチで留めて薄い布マントみたいのが歩くと風で揺れる。レイジェス様は通勤用の魔術師ローブでいつもと変わらない。
徒歩にすると私が途中で疲れるだろうということでシリルを出して一緒に乗っていった。驚いた事にシリルは空を飛ぶ。風の女神様の眷属なので飛べるスキルがあるらしい。あっというまに城に着いた。お城の入り口で検問を受ける。
レイジェス様は魔術師団のカードも持っていてフリーパスだけれど、私は一日パスの印を手の甲に押された。城に入ってすぐ大きな広間があり、階段が両壁際から2階にぐるっと繋がっている。レイジェス様の仕事場は左の階段の2階奥と言っていた。
大きな広間の奥の扉を開けて長い廊下を歩いていくと中庭が見えた。中央に白くて背の高い女神様が立っている噴水があった。それを超えると宮殿の入り口になる。大理石の広い廊下を進むと壁に鏡が飾られていた。ここで身だしなみを整える。その先1メートルくらいにある大きな扉の向こうが謁見の間だ。
扉の横に警備の者が二人おり、立っていた。
ドアを開けると後ろに二人共付いてくる。
赤い絨毯の間に三段ほどの段がありステージみたいになっている。その高みの上の中央に金色の玉座に座った中年の男がいた。年齢は50代前半くらいか。好色そうに脂ぎった男だった。レイジェス様も私も跪く。
「レイジェス=アルフォード、見参致しました」
「こちらは前回お話しました神の預かり子、アリア=アズライルでございます」
王様はおおおと目を見開いた。
「アリア、ご挨拶を」
と言われたので跪ずいたまま挨拶する。
「ごきげんよう。アリア=アズライル、8歳です」
「おお、おお、なんと可愛らしいのじゃ、そなた! ちこう寄れ、そなたの顔が見たい」
私がレイジェス様の顔を見ると眉間に皺が寄っていた。どうすればいいの?と思ってると背中をトンと軽く叩かれ顎で行けと合図された。
なんか嫌な予感しかしないんだけど、近くに行くしかない。
王様の近くに行ってまた跪ずいた。2メートル位の距離がある。
「もっとちこう」
と言われたので1メートル位の距離に。それでも
「もっとちこう」と言われてしまった。もっと?
最終的に王様の手の届く所までつま先の近くまで来る羽目になってしまった。
跪ずいていると「面を上げよ」と言われて顔をあげた。
王様の顔が見えた。濃い紫の髪の毛に白髪が沢山混じっている。50代前半と思ったけど、もしかしてもっと歳を取っているのか? その瞳は金色で私を獲物を見つけたような瞳で見ている。その目は赤黒くないが見ていると寒気がする。
「なんと、なんと愛らしいのじゃ!」
と私に触れようとしてバリバリっとお守りが反応する。雷の魔法が組み込まれているっぽい。
「なんじゃこれは!」
「お守りです」
「はずせはずせ! すぐはずせ! そなたに触れられぬ!!」
王様は怒ってペンダントを力任せに引きちぎった。
鎖を引きちぎる時に私の首を傷つけた。
「……痛っ!」
バリバリッ、ビシビシッ、パシーン、パキーンと連続で王様に攻撃が行く。
「この私に抵抗するとはっ!!」
と怒って私の頬を引っぱたいた。軽く飛んでドスンと横になった私。頭と腰を打った。結構痛い。
「無体はせぬという約束だったではありませんか! 王よ!!」
とレイジェス様の叫び声が聞こえる。
「大人しくすればよいのだ大人しく……」
と言って履いてた自分のズボンと下着を下ろす。はっ? 他にも人いるんだよ?何やってんの? この人!? 出された王様の陰茎は黒々としてもう先から滴ってる液で光ってた。
今日、装飾下着を着てて良かった!
王様は短剣を出して私のドレスを切り裂いて行く。
「止めてくださいませ、お願いです、止めてくださいませ」
声が震えた。温室でのラシェの事件を思い出して体も震える。
でも今は1人じゃない。
レイジェス様がいる。
「王よ、どうか考え直してくださいませ! その者は私の婚約者でございます!」
レイジェス様が叫んでいる。
「レイジェス、臣下の物は王である私の物だ」
んなわけないだろっ! って突っ込みたくなった。
キスしてこようとする変態じじい! 頭に来てその顔を叩いて自分の顔を隠す。
「これ、抵抗するでない」
変態じじいは隠してる顔の腕をひき剥がそうとした。私は必死で顔を腕で隠す。諦めたのか、変態じじいは装飾下着を剥がそうとしだした。
「ん? なんだこれは? はずれぬ!」
はずれないから下着の上から触りだした。気持ち悪さに鳥肌が立つ。
「王よ! 正気に戻ってくださいませ! 今あなたの心はそれに惑わされているのです!! どうか正気に!!」
レイジェス様が叫んでいるけど全然通じてない。自分の亀頭を私の股間に充てだした。液が出てきて私のショーツを濡らす。
「やだやだ!!」
我慢出来なくなって叫ぶ私。
足をばたばたさせると王様を蹴ったようだ。怒ってしまった。
「大人しくしろ! レイジェスがどうなってもいいのか?」
とか言い出した、この変態が! 王様が警備の人に視線で合図する。
レイジェス様の後ろにいた警備2人が剣を抜いてレイジェス様の首に当てる。
「何をする!! 王はご乱心されているのだぞ? お止めしろ!!」
と叫ぶがレイジェス様の首には剣が当てられたままだ。
「もう一度言う。レイジェスがどうなってもいいのか?」
私は自分の位置から顔を上げた。
押し倒されているから、レイジェス様が逆さに見える。
「そいつの言う事を聞くな!!」とレイジェス様が叫ぶ。
その首元に剣が切りつけられ首から赤いすじが見えた。
くそくそっ!! なんでこいつ悪しき者じゃないんだよ!
普通の目だ! ……こんな酷い事してるのに!
「レイジェス様ごめんなさい」小さく呟いて私は顔の前の腕を下ろした。
「アリア! 私を庇うな!!」
変態じじいの顔が私に近づいてきた。
金色の瞳で全然赤黒くない。私は首筋を舐められそのまま口付けをした。
王様の舌が絡められる。
途端に王の金色の瞳がどす黒く赤くなっていくのが見えた。それを見た私は王様を突き飛ばした。そして四つん這いでレイジェス様の元へ向かう。
「悪しき者です!」
四つん這いで逃げようとしたら足を掴まれ引きずられた。手を伸ばすけれどレイジェス様も警備の人達に剣を向けられている。
「もう我慢できぬわ!! 愚王が!!」
ボボン!! という大きな音がして、レイジェス様の両脇にいた警備が二人同時に吹っ飛ばされた。ドン!と物凄い音がして謁見の間の扉が破壊されている。
そこから「どうしたどうした」と他の警備の者がやってくる。
「アリア、こちらへ!!」と言われて、掴まれた足を爪で引っかいた。
王様はうっと呻いてその手を押さえた。
そして私はレイジェス様に飛び込んだ。もうこれで安心だ。
レイジェス様は私を抱きかかえながら羽織っているマントで隠した。
「王がご乱心した!! 皆の者! 王とこの警備の者を捕らえよ!!」
最初はみな、ざわめいてどうすればいいのか分からない様だったが、王様が顔を押さえて呻きだし、痛がっている顔から手を離すと、その顔面にスティグマが現れた。
「王にスティグマが……!!」
「王を捕らえよ!!」
警備や騎士衛兵が叫びだした。
「コモンを呼べ!!」
レイジェス様は警備の人にコモン様を呼ばせた。すぐに来たコモン様にレイジェス様は指示をしだした。
「王の身は番所預かりにして尋問しろ。後宮の女が消えてないか調べさせろ。あと、長老評議会をやる。申請の書類を今日中に出せ。明日には評議会をできるようにしろ。私はこれと家に帰る」
レイジェス様がそう言うとコモン様が言葉を返した。
「こんな事件が起きてるのに? 魔術師長様、ちゃんと仕事しましょうよ?」
コモン様が凄くまともなことを言っている。
「首を切られた、養生する」
レイジェス様はそう言って、切られた首を見せ付けた。
「もう、どうせアリアちゃんといちゃいちゃするだけでしょ?」
コモン様には見破られているようだ。
レイジェス様がぽんと手のひらをうち一言。
「シエラ様との仲を取り持とう!」
「いってらっしゃい! やることはやっておくよ!」
コモン様はにっこり笑った。
レイジェス様はゲートの魔法を使い直接お屋敷に帰った。
お屋敷につくとセバスが「着替えは脱衣所に置いてあります」と言った。
見ると寝巻きが置いてあった。なのでお風呂へそのまま行く。
私のアクセサリーを外してから、まだ体に残ってるドレスの切れはしを取る。そして下着を解く。私は裸になった。
レイジェス様もささっと服を脱いで一緒にお風呂に入った。
まず私が浴室で立って、その前にレイジェス様が立ち膝で傷がないかどうか見る。後ろも。床に横にされて股を開かれ私の大事な所、秘所にも傷がないか確認された。
股は下着に王様の汁がついていたので消毒した。
お股がしゅわしゅわしてさっぱりした。
私はレイジェス様の首を見た。血がまだちょっと付いている。
「痛い?」
私が言うと君の方が酷い目にあったであろう? と言う。
私が気にしているとレイジェス様が私をパーフェクトヒールしてから自分の首にヒールを掛けた。
「これでいい、気にするな」
と言われた。
体を洗ってて私の大事な所を弄りだしたので
「お部屋でしましょ?」
と言ったらレイジェス様は頷いた。
お風呂に入ったらほっとした。さっき王様にむかついた気持ち、憎しみ? みたいなのが薄れてきた。さっきはホント死んじゃえっ!
って思っちゃったからなぁ……。だめだよね……そんなこと思っちゃ。
一緒にお湯に浸かっているレイジェス様は私を見て何か言いたさげだ。
「何ですか? 何か言いたさげですが?」
「……あのように、君が抵抗するのを初めて見たので少し驚いた」
「え? 普通抵抗するでしょう?」
「私には抵抗しないではないか」
「え?」
何言ってるのこの人? 好きなんだから抵抗しないの当たり前じゃない、も~。
「抵抗して欲しいなら抵抗しますけど?」
と意地悪く言ってみる。
「そ、そういう訳ではない! 他の者には抵抗するのに、私にはいつも抵抗しないから嬉しかっただけだ!!」
「そ、それは……レイジェス様が好きだからに決まってますでしょ……」
私はお湯でぶくぶくしながら言葉尻を濁した。
「けれど、君は私を庇わないで良い。言っておくが私は強い。これでも魔術師長である。君に庇われるほどか弱くはない」
「余計なお世話でしたね……申し訳ありませんでした」
「違う! 気持ちは嬉しい……だが、君が危険な目にあったり、傷つくのは嫌なのだ。分かれ」
そう言って私を抱きしめた。
髪にエアをかけて、着替えもレイジェス様がしてくれた。レイジェス様も寝巻きに着替え、部屋に行く。
まだ朝の10の刻くらいなので外が明るい。窓からは明るい光が入ってくる。
寝台にレイジェス様が寝そべり私の手を引き寄せた。
いつもは私が落ちないようにと壁際の奥の方に寝かされるが、今日はそちらにレイジェス様がいる。わたしはのそりと寝台に上がって寝そべった。そしてレイジェス様の胸に顔を埋める。レイジェス様が私の髪を撫でる。
「何だか明るいと閨事をする気にならぬな」
「ではやめておきますか」
「いや、今のは失言だ」
「私は明るい方がいいですけどね」
「ほぅ、なぜだ?」
「わたくし、いつも閨事の最中で眠くなって寝てしまいますから。子供なので夜は眠いのです。日中なら眠くならないでしょ?」
「君は日中でもうとうとしてるがな」
くすくす笑われた。おでこにキスをされ、唇にもされた。
レイジェス様のキスがだんだん下の方にずれていく。
唇が私の秘所まで来るとレイジェス様は私の足を大きく広げた。
明るいので隅々まで見えてしまう、恥ずかしくて手で隠そうとしたら
「隠すな、見せなさい」
と言われた。
そして私のぴたりと閉じた割れ目を両手で広げて、指の先で蕾を摘んだりする。凄く近くで見るので吐息が当たってひくひくした。
「君はここも薄い桃色なのだな」
レイジェス様が言う。
「今日は君を楽しむ。時間はまだまだあるからな」
そう言って私の太ももの内側を舐めた。
そして指先で蕾を弄ぶ。レイジェス様の舌先が太ももの内側から花びらの外側までくる。花びらの中には入らずまた太ももまで戻る。指先は相変わらず蕾をずっと弄っている。蕾の皮を持ち上げられた時
「あっ」
声が出てしまって、私は思わず両手で口を押さえた。レイジェス様がそれを見て目を見開いて満面の笑みになった。私は恥ずかしくなって両手で顔を隠した。その腕をレイジェス様が解いて私にキスをする。舌先が口の中で絡まりあう。
「大丈夫……恥ずかしがらなくていいから」
おでこをこつんと合わせる。私はぎゅっと閉じていた目を開いてレイジェス様を見つめた。レイジェス様は微笑んでいた。私は頷いて体の力を抜いた。
レイジェス様が太ももを舐める度にぞわぞわと背筋を走る感覚がある。指はずっと蕾の周りや蕾を弄っている。ふいに私の中、秘所から液が垂れたのが自分でもわかった。
「……おぉ」
レイジェス様は指先でその雫を取りそのまま指を口に入れた。味わうように舐めた後、私の愛液が出てきた所を舌先を尖らせて舐め始めた。ぴちゃぴちゃといやらしい音が続く。我慢が限界に来たようで私は足を閉じて曲げさせられて閉じた太ももの間にレイジェス様の陰茎が挿し込まれた。太ももに当たる感触が硬くて熱い。見ると陰茎の血管が浮いている。亀頭から雫が垂れて私のお腹に滴って糸を引いている。
その状態でレイジェス様は私を抱きかかえ腰を動かす。
私もレイジェス様を抱きしめる。
正常位。レイジェス様は私の顔がよく見えるからこの格好が好きだと言っていた。
私もレイジェス様の顔が見れるからこの格好は好きだ。
レイジェス様の整った麗しい顔が快感と苦痛で歪んで、額には汗を浮かべてる。こんな状態でも彼は綺麗で美しい。
こんなレイジェス様を知っているのは私だけなんだ…と思うと変な優越感が心の中に湧いた。
抱きしめ合ってレイジェス様が果てると、私の顔に勢い良く白濁色の液が顔にかかる。レイジェス様のあれは起きるととても大きくなるので勢い良く飛ぶと私の顔にまでかかってしまうのだ。
「あっ……! すまぬ!!」
「え? ああ……」
顔にかかるのはびっくりだけど別に今更って感じだ。私が寝ていた時はもっと顔がべとべとしていたような気がするから。
でも、レイジェス様は焦ったあと、すぐアクアウォッシュをしてくれた。
自分もアクアウォッシュして二人でまったり抱き合った。
「……最初は装飾下着ってどうなの? って思ってたのですけど……」
「うん?」
「今日程、あれがあって良かったと思った日はありません」
「私も焦ったぞ。まさかあの場で国王が下を晒すとは思わなかったからな」
「あれ、びっくりですよね? 護衛は何してるの? って思いました。わたくし」
「それが、君が悪しき者です、と言う少し前から護衛の目も赤黒かったのだ」
「あら……」
私も多分レイジェス様がのちのちの事を考えて動けないのかな? とは思っていたけど、やっぱりそうだった。
「国王はまだ目が赤黒くなかったからな、理性に話しかけてみたがダメだった。
だから助けるのが遅くなった。すまぬ」
「わたくしだってそれくらいわかります、王が正気に戻った時に危害を加えていればただではすまないですよ。国王ですもの。だから今日の行動が最善でした」
「君は本当に賢いし可愛らしい」
レイジェス様は私をぎゅっと抱きしめて、私も彼をぎゅっと抱きしめた。
下着はダイヤの装飾下着を付けられ、ダイヤのピアスやペンダントも付けられた。指輪は間違って下着を解除されると恐ろしい事になるので付けなくて良いと言われた。髪はいつものハーフアップで横から三つ編みにして後ろで留めてある。そこにダイヤのピンを散らばせてる。装飾品は全部私の涙で作ったダイヤだ。レイジェス様が宝石加工所に石だけ渡して作らせた。
ドレスは薄いパステルカラーの水色で腰紐は細い金色の皮紐にダイヤを埋め込んだ物を使ってる。肩はいつものダイヤのブローチで留めて薄い布マントみたいのが歩くと風で揺れる。レイジェス様は通勤用の魔術師ローブでいつもと変わらない。
徒歩にすると私が途中で疲れるだろうということでシリルを出して一緒に乗っていった。驚いた事にシリルは空を飛ぶ。風の女神様の眷属なので飛べるスキルがあるらしい。あっというまに城に着いた。お城の入り口で検問を受ける。
レイジェス様は魔術師団のカードも持っていてフリーパスだけれど、私は一日パスの印を手の甲に押された。城に入ってすぐ大きな広間があり、階段が両壁際から2階にぐるっと繋がっている。レイジェス様の仕事場は左の階段の2階奥と言っていた。
大きな広間の奥の扉を開けて長い廊下を歩いていくと中庭が見えた。中央に白くて背の高い女神様が立っている噴水があった。それを超えると宮殿の入り口になる。大理石の広い廊下を進むと壁に鏡が飾られていた。ここで身だしなみを整える。その先1メートルくらいにある大きな扉の向こうが謁見の間だ。
扉の横に警備の者が二人おり、立っていた。
ドアを開けると後ろに二人共付いてくる。
赤い絨毯の間に三段ほどの段がありステージみたいになっている。その高みの上の中央に金色の玉座に座った中年の男がいた。年齢は50代前半くらいか。好色そうに脂ぎった男だった。レイジェス様も私も跪く。
「レイジェス=アルフォード、見参致しました」
「こちらは前回お話しました神の預かり子、アリア=アズライルでございます」
王様はおおおと目を見開いた。
「アリア、ご挨拶を」
と言われたので跪ずいたまま挨拶する。
「ごきげんよう。アリア=アズライル、8歳です」
「おお、おお、なんと可愛らしいのじゃ、そなた! ちこう寄れ、そなたの顔が見たい」
私がレイジェス様の顔を見ると眉間に皺が寄っていた。どうすればいいの?と思ってると背中をトンと軽く叩かれ顎で行けと合図された。
なんか嫌な予感しかしないんだけど、近くに行くしかない。
王様の近くに行ってまた跪ずいた。2メートル位の距離がある。
「もっとちこう」
と言われたので1メートル位の距離に。それでも
「もっとちこう」と言われてしまった。もっと?
最終的に王様の手の届く所までつま先の近くまで来る羽目になってしまった。
跪ずいていると「面を上げよ」と言われて顔をあげた。
王様の顔が見えた。濃い紫の髪の毛に白髪が沢山混じっている。50代前半と思ったけど、もしかしてもっと歳を取っているのか? その瞳は金色で私を獲物を見つけたような瞳で見ている。その目は赤黒くないが見ていると寒気がする。
「なんと、なんと愛らしいのじゃ!」
と私に触れようとしてバリバリっとお守りが反応する。雷の魔法が組み込まれているっぽい。
「なんじゃこれは!」
「お守りです」
「はずせはずせ! すぐはずせ! そなたに触れられぬ!!」
王様は怒ってペンダントを力任せに引きちぎった。
鎖を引きちぎる時に私の首を傷つけた。
「……痛っ!」
バリバリッ、ビシビシッ、パシーン、パキーンと連続で王様に攻撃が行く。
「この私に抵抗するとはっ!!」
と怒って私の頬を引っぱたいた。軽く飛んでドスンと横になった私。頭と腰を打った。結構痛い。
「無体はせぬという約束だったではありませんか! 王よ!!」
とレイジェス様の叫び声が聞こえる。
「大人しくすればよいのだ大人しく……」
と言って履いてた自分のズボンと下着を下ろす。はっ? 他にも人いるんだよ?何やってんの? この人!? 出された王様の陰茎は黒々としてもう先から滴ってる液で光ってた。
今日、装飾下着を着てて良かった!
王様は短剣を出して私のドレスを切り裂いて行く。
「止めてくださいませ、お願いです、止めてくださいませ」
声が震えた。温室でのラシェの事件を思い出して体も震える。
でも今は1人じゃない。
レイジェス様がいる。
「王よ、どうか考え直してくださいませ! その者は私の婚約者でございます!」
レイジェス様が叫んでいる。
「レイジェス、臣下の物は王である私の物だ」
んなわけないだろっ! って突っ込みたくなった。
キスしてこようとする変態じじい! 頭に来てその顔を叩いて自分の顔を隠す。
「これ、抵抗するでない」
変態じじいは隠してる顔の腕をひき剥がそうとした。私は必死で顔を腕で隠す。諦めたのか、変態じじいは装飾下着を剥がそうとしだした。
「ん? なんだこれは? はずれぬ!」
はずれないから下着の上から触りだした。気持ち悪さに鳥肌が立つ。
「王よ! 正気に戻ってくださいませ! 今あなたの心はそれに惑わされているのです!! どうか正気に!!」
レイジェス様が叫んでいるけど全然通じてない。自分の亀頭を私の股間に充てだした。液が出てきて私のショーツを濡らす。
「やだやだ!!」
我慢出来なくなって叫ぶ私。
足をばたばたさせると王様を蹴ったようだ。怒ってしまった。
「大人しくしろ! レイジェスがどうなってもいいのか?」
とか言い出した、この変態が! 王様が警備の人に視線で合図する。
レイジェス様の後ろにいた警備2人が剣を抜いてレイジェス様の首に当てる。
「何をする!! 王はご乱心されているのだぞ? お止めしろ!!」
と叫ぶがレイジェス様の首には剣が当てられたままだ。
「もう一度言う。レイジェスがどうなってもいいのか?」
私は自分の位置から顔を上げた。
押し倒されているから、レイジェス様が逆さに見える。
「そいつの言う事を聞くな!!」とレイジェス様が叫ぶ。
その首元に剣が切りつけられ首から赤いすじが見えた。
くそくそっ!! なんでこいつ悪しき者じゃないんだよ!
普通の目だ! ……こんな酷い事してるのに!
「レイジェス様ごめんなさい」小さく呟いて私は顔の前の腕を下ろした。
「アリア! 私を庇うな!!」
変態じじいの顔が私に近づいてきた。
金色の瞳で全然赤黒くない。私は首筋を舐められそのまま口付けをした。
王様の舌が絡められる。
途端に王の金色の瞳がどす黒く赤くなっていくのが見えた。それを見た私は王様を突き飛ばした。そして四つん這いでレイジェス様の元へ向かう。
「悪しき者です!」
四つん這いで逃げようとしたら足を掴まれ引きずられた。手を伸ばすけれどレイジェス様も警備の人達に剣を向けられている。
「もう我慢できぬわ!! 愚王が!!」
ボボン!! という大きな音がして、レイジェス様の両脇にいた警備が二人同時に吹っ飛ばされた。ドン!と物凄い音がして謁見の間の扉が破壊されている。
そこから「どうしたどうした」と他の警備の者がやってくる。
「アリア、こちらへ!!」と言われて、掴まれた足を爪で引っかいた。
王様はうっと呻いてその手を押さえた。
そして私はレイジェス様に飛び込んだ。もうこれで安心だ。
レイジェス様は私を抱きかかえながら羽織っているマントで隠した。
「王がご乱心した!! 皆の者! 王とこの警備の者を捕らえよ!!」
最初はみな、ざわめいてどうすればいいのか分からない様だったが、王様が顔を押さえて呻きだし、痛がっている顔から手を離すと、その顔面にスティグマが現れた。
「王にスティグマが……!!」
「王を捕らえよ!!」
警備や騎士衛兵が叫びだした。
「コモンを呼べ!!」
レイジェス様は警備の人にコモン様を呼ばせた。すぐに来たコモン様にレイジェス様は指示をしだした。
「王の身は番所預かりにして尋問しろ。後宮の女が消えてないか調べさせろ。あと、長老評議会をやる。申請の書類を今日中に出せ。明日には評議会をできるようにしろ。私はこれと家に帰る」
レイジェス様がそう言うとコモン様が言葉を返した。
「こんな事件が起きてるのに? 魔術師長様、ちゃんと仕事しましょうよ?」
コモン様が凄くまともなことを言っている。
「首を切られた、養生する」
レイジェス様はそう言って、切られた首を見せ付けた。
「もう、どうせアリアちゃんといちゃいちゃするだけでしょ?」
コモン様には見破られているようだ。
レイジェス様がぽんと手のひらをうち一言。
「シエラ様との仲を取り持とう!」
「いってらっしゃい! やることはやっておくよ!」
コモン様はにっこり笑った。
レイジェス様はゲートの魔法を使い直接お屋敷に帰った。
お屋敷につくとセバスが「着替えは脱衣所に置いてあります」と言った。
見ると寝巻きが置いてあった。なのでお風呂へそのまま行く。
私のアクセサリーを外してから、まだ体に残ってるドレスの切れはしを取る。そして下着を解く。私は裸になった。
レイジェス様もささっと服を脱いで一緒にお風呂に入った。
まず私が浴室で立って、その前にレイジェス様が立ち膝で傷がないかどうか見る。後ろも。床に横にされて股を開かれ私の大事な所、秘所にも傷がないか確認された。
股は下着に王様の汁がついていたので消毒した。
お股がしゅわしゅわしてさっぱりした。
私はレイジェス様の首を見た。血がまだちょっと付いている。
「痛い?」
私が言うと君の方が酷い目にあったであろう? と言う。
私が気にしているとレイジェス様が私をパーフェクトヒールしてから自分の首にヒールを掛けた。
「これでいい、気にするな」
と言われた。
体を洗ってて私の大事な所を弄りだしたので
「お部屋でしましょ?」
と言ったらレイジェス様は頷いた。
お風呂に入ったらほっとした。さっき王様にむかついた気持ち、憎しみ? みたいなのが薄れてきた。さっきはホント死んじゃえっ!
って思っちゃったからなぁ……。だめだよね……そんなこと思っちゃ。
一緒にお湯に浸かっているレイジェス様は私を見て何か言いたさげだ。
「何ですか? 何か言いたさげですが?」
「……あのように、君が抵抗するのを初めて見たので少し驚いた」
「え? 普通抵抗するでしょう?」
「私には抵抗しないではないか」
「え?」
何言ってるのこの人? 好きなんだから抵抗しないの当たり前じゃない、も~。
「抵抗して欲しいなら抵抗しますけど?」
と意地悪く言ってみる。
「そ、そういう訳ではない! 他の者には抵抗するのに、私にはいつも抵抗しないから嬉しかっただけだ!!」
「そ、それは……レイジェス様が好きだからに決まってますでしょ……」
私はお湯でぶくぶくしながら言葉尻を濁した。
「けれど、君は私を庇わないで良い。言っておくが私は強い。これでも魔術師長である。君に庇われるほどか弱くはない」
「余計なお世話でしたね……申し訳ありませんでした」
「違う! 気持ちは嬉しい……だが、君が危険な目にあったり、傷つくのは嫌なのだ。分かれ」
そう言って私を抱きしめた。
髪にエアをかけて、着替えもレイジェス様がしてくれた。レイジェス様も寝巻きに着替え、部屋に行く。
まだ朝の10の刻くらいなので外が明るい。窓からは明るい光が入ってくる。
寝台にレイジェス様が寝そべり私の手を引き寄せた。
いつもは私が落ちないようにと壁際の奥の方に寝かされるが、今日はそちらにレイジェス様がいる。わたしはのそりと寝台に上がって寝そべった。そしてレイジェス様の胸に顔を埋める。レイジェス様が私の髪を撫でる。
「何だか明るいと閨事をする気にならぬな」
「ではやめておきますか」
「いや、今のは失言だ」
「私は明るい方がいいですけどね」
「ほぅ、なぜだ?」
「わたくし、いつも閨事の最中で眠くなって寝てしまいますから。子供なので夜は眠いのです。日中なら眠くならないでしょ?」
「君は日中でもうとうとしてるがな」
くすくす笑われた。おでこにキスをされ、唇にもされた。
レイジェス様のキスがだんだん下の方にずれていく。
唇が私の秘所まで来るとレイジェス様は私の足を大きく広げた。
明るいので隅々まで見えてしまう、恥ずかしくて手で隠そうとしたら
「隠すな、見せなさい」
と言われた。
そして私のぴたりと閉じた割れ目を両手で広げて、指の先で蕾を摘んだりする。凄く近くで見るので吐息が当たってひくひくした。
「君はここも薄い桃色なのだな」
レイジェス様が言う。
「今日は君を楽しむ。時間はまだまだあるからな」
そう言って私の太ももの内側を舐めた。
そして指先で蕾を弄ぶ。レイジェス様の舌先が太ももの内側から花びらの外側までくる。花びらの中には入らずまた太ももまで戻る。指先は相変わらず蕾をずっと弄っている。蕾の皮を持ち上げられた時
「あっ」
声が出てしまって、私は思わず両手で口を押さえた。レイジェス様がそれを見て目を見開いて満面の笑みになった。私は恥ずかしくなって両手で顔を隠した。その腕をレイジェス様が解いて私にキスをする。舌先が口の中で絡まりあう。
「大丈夫……恥ずかしがらなくていいから」
おでこをこつんと合わせる。私はぎゅっと閉じていた目を開いてレイジェス様を見つめた。レイジェス様は微笑んでいた。私は頷いて体の力を抜いた。
レイジェス様が太ももを舐める度にぞわぞわと背筋を走る感覚がある。指はずっと蕾の周りや蕾を弄っている。ふいに私の中、秘所から液が垂れたのが自分でもわかった。
「……おぉ」
レイジェス様は指先でその雫を取りそのまま指を口に入れた。味わうように舐めた後、私の愛液が出てきた所を舌先を尖らせて舐め始めた。ぴちゃぴちゃといやらしい音が続く。我慢が限界に来たようで私は足を閉じて曲げさせられて閉じた太ももの間にレイジェス様の陰茎が挿し込まれた。太ももに当たる感触が硬くて熱い。見ると陰茎の血管が浮いている。亀頭から雫が垂れて私のお腹に滴って糸を引いている。
その状態でレイジェス様は私を抱きかかえ腰を動かす。
私もレイジェス様を抱きしめる。
正常位。レイジェス様は私の顔がよく見えるからこの格好が好きだと言っていた。
私もレイジェス様の顔が見れるからこの格好は好きだ。
レイジェス様の整った麗しい顔が快感と苦痛で歪んで、額には汗を浮かべてる。こんな状態でも彼は綺麗で美しい。
こんなレイジェス様を知っているのは私だけなんだ…と思うと変な優越感が心の中に湧いた。
抱きしめ合ってレイジェス様が果てると、私の顔に勢い良く白濁色の液が顔にかかる。レイジェス様のあれは起きるととても大きくなるので勢い良く飛ぶと私の顔にまでかかってしまうのだ。
「あっ……! すまぬ!!」
「え? ああ……」
顔にかかるのはびっくりだけど別に今更って感じだ。私が寝ていた時はもっと顔がべとべとしていたような気がするから。
でも、レイジェス様は焦ったあと、すぐアクアウォッシュをしてくれた。
自分もアクアウォッシュして二人でまったり抱き合った。
「……最初は装飾下着ってどうなの? って思ってたのですけど……」
「うん?」
「今日程、あれがあって良かったと思った日はありません」
「私も焦ったぞ。まさかあの場で国王が下を晒すとは思わなかったからな」
「あれ、びっくりですよね? 護衛は何してるの? って思いました。わたくし」
「それが、君が悪しき者です、と言う少し前から護衛の目も赤黒かったのだ」
「あら……」
私も多分レイジェス様がのちのちの事を考えて動けないのかな? とは思っていたけど、やっぱりそうだった。
「国王はまだ目が赤黒くなかったからな、理性に話しかけてみたがダメだった。
だから助けるのが遅くなった。すまぬ」
「わたくしだってそれくらいわかります、王が正気に戻った時に危害を加えていればただではすまないですよ。国王ですもの。だから今日の行動が最善でした」
「君は本当に賢いし可愛らしい」
レイジェス様は私をぎゅっと抱きしめて、私も彼をぎゅっと抱きしめた。
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