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4 解雇
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終春節の間中、私と伯爵様は愛し合った。
でも、終春節は5月末で終了し、私達は毎日愛し合う事が出来なくなっていた。
伯爵様は男色家なのに結婚をしていた。跡継ぎを残すために結婚したと本人は言っていたが、長年夜の行為が無い為、奥様には男色を疑われているそうだ。
奥様は伯爵様が男色家だとは知らない。領地のお屋敷に一人息子と住んでいて、屋敷や領地を切り盛りしている。
バークリー伯爵家の収入源はプリストン王国の西の方にある領地の荘園と、家具の製作販売の商会経営で成り立っていた。多数の職人を抱えていて、そこそこ儲けはあるらしい。商会が王都にあるので、仕事がしやすいようにタウンハウスに住んでいる。
と言うのは建前で、実際は奥様と暮らすのが辛いのと、男と愛し合う場所の確保の為だった。私はタウンハウスで従者として働いていた。
伯爵様はプリストン王国の王都、オーツにあるタウンハウスに、ほぼ一人で住んでいた。
7月になり、伯爵様との関係はまだ続いていた。
屋敷に他の者がいる為、私は他の者にばれるのが怖くて伯爵様の寝室には行っていなかった。そうしたら、伯爵様が私の部屋へ来てしまった。
彼に求められて応えた、それがいけなかったんだろう。
それから伯爵様は週末になると私の部屋へ訪れるようになってしまった。私の部屋の近くには執事のバルトさんの部屋もあり、内心ヒヤヒヤしていた。
せっかく見つかった従者の仕事を辞めたくはなかった。
「んっ、あっ、ああっ!」
「オーティス、皆にばれたくなかったんじゃ? その声の大きさではバルトが来るぞ?」
私は自分の部屋で後ろから伯爵様に突かれていた。激しく突き上げられてつい、声が大きくなってしまった。
「イアンが激しく……あっ、んんっ、突くから」
「こんなスプリングのあんまり利いてない寝台でやるのは、膝が痛いな?」
「お願いです、早く終わらせて……くっ、このままでは人が来てしまう」
「早くイかせて、の間違いじゃないのか? ああ、オーティス、可愛い私の従者。愛しているよ!」
伯爵様は四つん這いになっている私を後ろから抱きしめながら、獣の様に激しく腰を振って果てた。私も同時に達して、白濁の液にまみれた。
こんな生活いつまでも続く訳が無い。
頭の中ではそう思いながらも、伯爵様が私に与える快感に抗えず、彼の要求に応えてしまっていた。
次の日の昼休み、側仕えの女に『バルトさんが執務室で呼んでます』と声を掛けられた。嫌な汗がたらりと額を垂れた。
とうとうばれてしまった。
私はバルトさんの執務室のドアをノックした。
「オーティスです」
「どうぞ、入ってくれ」
バルトさんは執務室の机で何かの書類を書いていた。私はその前で突っ立っている。白髪頭と白髪髭、それに琥珀色の瞳、年齢は50代後半位だろうか。年齢の割りに背筋がすらりと伸びて、黒い執事服を品良く着こなしている。
顔を上げた彼は私を見上げて言った。
「私がこちらに君を呼んだ理由は……分かるよね?」
「……はい」
「使用人と主人の関係は禁止だと、働く際の書類に禁止事項として書いてあったが、きちんと読んだのか?」
「……読みました」
バルトさんは自分の髭を少し撫でて私に聞いた。
「どちらから誘った? 正直に言いなさい」
「旦那様からです……」
「……旦那様にも困ったものだ……」
バルトさんは溜息をついて、また口を開いた。
「旦那様から、愛人契約の話はされたのか?」
「……されてません」
「では、私から言う事はただひとつだ。君を解雇する」
「……」
「残念だよ……。君は真面目で仕事熱心だった。こんな事で仕事を失くすなんて。旦那様も誘った罪があるが、受けた君はもっと悪い。使用人の方が分が悪いのは君も分かってるだろう?」
「……はい」
「今すぐ荷物をまとめて、この屋敷から出て行きなさい」
「……はい」
私は一礼して執務室を出た。そのまま自分の部屋に駆け込む。ドアをバン! と閉めて、寝台に寝転がった。
4月から働いてまだ四月程なのに、もう解雇されてしまった。
このまま実家に帰ったら、両親は何と言うだろうか? あの優しい両親の事だ、何も言わず、聞かず、私を屋敷に置いてくれるだろう。
けど、私の食い扶持の分、生活に金が掛かる。今更ながら自分のした事が愚かな事だったと反省した。
私は旅行鞄ひとつ分の荷物を纏めて、お屋敷を出た。
最後に伯爵様と話をしたかった。愚かな事をしたとは思うが、伯爵様を愛したのは事実で、それは私の中から消すことが出来なかった。
私が屋敷を出て暫く歩いていると後ろから声がした。
「おーい! 待てぇー!」
私が後ろを振り返ると、それは伯爵様だった。汗を垂らして、走って私を追いかけてきたようだった。
「はっ、はっ、……何故だっ!? 何故屋敷から出て行く!?」
「バルトさんに旦那様との関係がばれました。それで……お屋敷を解雇されたんです」
「あいつめ、命令もしてないのに勝手に決めやがって!」
「人事権は基本、執事にありますよ? 私は従者だから貴方が面接し、私を採用するのを決めたみたいですが……バルトさんが解雇を決めたなら、旦那様でも覆せないんじゃ?」
「はっ!? 何を言っている! 私はあの屋敷の主だぞ? 決定権は全て私にある! バルトはただの使用人だ!」
でも、お屋敷に戻って、週末に夜な夜な伯爵様と愛し合うのを、執事のバルトさんが黙って見過ごすとは思えない。それに、私も嫌だった。
バルトさんは、どうやら伯爵様が男色家だという事を知っていたようだった。
長く勤めていると聞いたから、知っていて当たり前なのかも知れない。だからか、男と男が閨事をしているという嫌悪感も、バルトさんからは感じなかった。
だけど、知られている事自体が私は嫌だった。
男と致している厭らしい男、そう思われるのが……、耐えられない。
「旦那様は良くても、私は男としているなどとバルトさんに知られて、そのままそこで働くなんて無神経な事は出来ませんよ」
「では……、貴族街の外れにある私の別宅へ来てくれ! このまま君と別れるのは嫌だ!」
「……別宅? ……そこで私に何をしろと?」
「……何も、何もしなくていい! ただそこにいて、私を待って、私と愛し合うんだ」
それでは愛人と同じじゃないか。
「そちらには他に使用人がいるんですか?」
「下働きの女が二人いるが、別宅は私が自分で管理している。ああそうだ、オーティス、君に別宅の管理を任せよう。賃金もきちんと出す」
そう言われて心が動いた。このまま実家に帰って両親に迷惑を掛けるより、伯爵様の言うとおり、別宅の管理をして賃金を貰う方が……いいと思ってしまった。
その心の奥底には、伯爵様と別れたくないという気持ちもあった。
「なぁ、お願いだオーティス、私を捨てないでくれ……」
伯爵様は私の両肩をがっしりと掴んだ。こんなに強く掴まれては振り払うことも出来ない。まぁ、振り払う気は無かったけど。
それより、情けなく私に縋る伯爵様を愛しく感じた。
「分かりました。別宅に行きます。……実家にも帰るわけにはいきませんし」
中流貴族街の外れにある別宅は、タウンハウスのお屋敷よりもこじんまりとしているが、私の実家の屋敷よりも広く大きく贅沢な物だった。
私がそこに住むと決まった次の日にバルトさんがやってきた。
応接室に通し、私が直接お茶を出す。他の二人の使用人は下級使用人だ。貴族であるバルトさんの前には出せない。
「ここの管理をするとか?」
バルトさんの眉間には皺が寄っていた。
「ええ、旦那様に言われまして」
「オーティス、君は分かっているのか? これは契約の無い愛人扱いだぞ?」
普通貴族の間では、愛人は契約書を交わして成立する。私も分かってる。
この話は契約書の無い、愛人みたいなものだと。
「……」
「契約が無ければ、飽きられればすぐ捨てられる。旦那様には何の責任も派生しない。君はましてや、男だ。ちゃんと愛人契約を結ぶべきだ」
『ちゃんと愛人契約を結ぶべきだ』というバルトさんの言葉に驚いた。
「もしかして……私を心配してくれているんですか?」
「……私も君が従者として入った時に注意するべきだった。君のように美しければ、旦那様のお手つきになると……分かりきっていたのに」
「……?」
「旦那様は今まで使用人をお手つきにした事は無い、だが、他にも付き合いのある貴族のご子息と……その、そういう仲になったことは何度もある」
「……旦那様はお若くないですから、そういう経験も私より多いでしょう」
「そういう事が言いたいんじゃない! 結局、旦那様が最初に入れ込み、のめり込んで、飽きると皆捨てられたんだ。何の情も無く、遊び飽きた玩具のように……。その後始末を何度も私がさせられた。中には旦那様の愛を得られない事を悲しんで自殺した者までいる。……旦那様の愛は移ろい易いんだ……」
バルトさんはどうやら私が悲しい結末を迎えると思って、心配しているらしい。
でも、私は男と付き合う事自体、悲しい結末で終わると思っている。
男同士で愛し合い、幸せな結末を迎えるなんて、そう考えるほうが難しいだろう?
だって、世間では男と女で愛し合うのが普通なんだから。
男と男の恋愛は……普通じゃないんだ。
「バルトさん、心配してくれてありがとうございます。でも、私は大丈夫ですよ」
「でも……」
「本当に大丈夫です」
バルトさんはお茶を飲むと何も言わず帰った。
そうして、私の別宅での愛人生活が始まった。
でも、終春節は5月末で終了し、私達は毎日愛し合う事が出来なくなっていた。
伯爵様は男色家なのに結婚をしていた。跡継ぎを残すために結婚したと本人は言っていたが、長年夜の行為が無い為、奥様には男色を疑われているそうだ。
奥様は伯爵様が男色家だとは知らない。領地のお屋敷に一人息子と住んでいて、屋敷や領地を切り盛りしている。
バークリー伯爵家の収入源はプリストン王国の西の方にある領地の荘園と、家具の製作販売の商会経営で成り立っていた。多数の職人を抱えていて、そこそこ儲けはあるらしい。商会が王都にあるので、仕事がしやすいようにタウンハウスに住んでいる。
と言うのは建前で、実際は奥様と暮らすのが辛いのと、男と愛し合う場所の確保の為だった。私はタウンハウスで従者として働いていた。
伯爵様はプリストン王国の王都、オーツにあるタウンハウスに、ほぼ一人で住んでいた。
7月になり、伯爵様との関係はまだ続いていた。
屋敷に他の者がいる為、私は他の者にばれるのが怖くて伯爵様の寝室には行っていなかった。そうしたら、伯爵様が私の部屋へ来てしまった。
彼に求められて応えた、それがいけなかったんだろう。
それから伯爵様は週末になると私の部屋へ訪れるようになってしまった。私の部屋の近くには執事のバルトさんの部屋もあり、内心ヒヤヒヤしていた。
せっかく見つかった従者の仕事を辞めたくはなかった。
「んっ、あっ、ああっ!」
「オーティス、皆にばれたくなかったんじゃ? その声の大きさではバルトが来るぞ?」
私は自分の部屋で後ろから伯爵様に突かれていた。激しく突き上げられてつい、声が大きくなってしまった。
「イアンが激しく……あっ、んんっ、突くから」
「こんなスプリングのあんまり利いてない寝台でやるのは、膝が痛いな?」
「お願いです、早く終わらせて……くっ、このままでは人が来てしまう」
「早くイかせて、の間違いじゃないのか? ああ、オーティス、可愛い私の従者。愛しているよ!」
伯爵様は四つん這いになっている私を後ろから抱きしめながら、獣の様に激しく腰を振って果てた。私も同時に達して、白濁の液にまみれた。
こんな生活いつまでも続く訳が無い。
頭の中ではそう思いながらも、伯爵様が私に与える快感に抗えず、彼の要求に応えてしまっていた。
次の日の昼休み、側仕えの女に『バルトさんが執務室で呼んでます』と声を掛けられた。嫌な汗がたらりと額を垂れた。
とうとうばれてしまった。
私はバルトさんの執務室のドアをノックした。
「オーティスです」
「どうぞ、入ってくれ」
バルトさんは執務室の机で何かの書類を書いていた。私はその前で突っ立っている。白髪頭と白髪髭、それに琥珀色の瞳、年齢は50代後半位だろうか。年齢の割りに背筋がすらりと伸びて、黒い執事服を品良く着こなしている。
顔を上げた彼は私を見上げて言った。
「私がこちらに君を呼んだ理由は……分かるよね?」
「……はい」
「使用人と主人の関係は禁止だと、働く際の書類に禁止事項として書いてあったが、きちんと読んだのか?」
「……読みました」
バルトさんは自分の髭を少し撫でて私に聞いた。
「どちらから誘った? 正直に言いなさい」
「旦那様からです……」
「……旦那様にも困ったものだ……」
バルトさんは溜息をついて、また口を開いた。
「旦那様から、愛人契約の話はされたのか?」
「……されてません」
「では、私から言う事はただひとつだ。君を解雇する」
「……」
「残念だよ……。君は真面目で仕事熱心だった。こんな事で仕事を失くすなんて。旦那様も誘った罪があるが、受けた君はもっと悪い。使用人の方が分が悪いのは君も分かってるだろう?」
「……はい」
「今すぐ荷物をまとめて、この屋敷から出て行きなさい」
「……はい」
私は一礼して執務室を出た。そのまま自分の部屋に駆け込む。ドアをバン! と閉めて、寝台に寝転がった。
4月から働いてまだ四月程なのに、もう解雇されてしまった。
このまま実家に帰ったら、両親は何と言うだろうか? あの優しい両親の事だ、何も言わず、聞かず、私を屋敷に置いてくれるだろう。
けど、私の食い扶持の分、生活に金が掛かる。今更ながら自分のした事が愚かな事だったと反省した。
私は旅行鞄ひとつ分の荷物を纏めて、お屋敷を出た。
最後に伯爵様と話をしたかった。愚かな事をしたとは思うが、伯爵様を愛したのは事実で、それは私の中から消すことが出来なかった。
私が屋敷を出て暫く歩いていると後ろから声がした。
「おーい! 待てぇー!」
私が後ろを振り返ると、それは伯爵様だった。汗を垂らして、走って私を追いかけてきたようだった。
「はっ、はっ、……何故だっ!? 何故屋敷から出て行く!?」
「バルトさんに旦那様との関係がばれました。それで……お屋敷を解雇されたんです」
「あいつめ、命令もしてないのに勝手に決めやがって!」
「人事権は基本、執事にありますよ? 私は従者だから貴方が面接し、私を採用するのを決めたみたいですが……バルトさんが解雇を決めたなら、旦那様でも覆せないんじゃ?」
「はっ!? 何を言っている! 私はあの屋敷の主だぞ? 決定権は全て私にある! バルトはただの使用人だ!」
でも、お屋敷に戻って、週末に夜な夜な伯爵様と愛し合うのを、執事のバルトさんが黙って見過ごすとは思えない。それに、私も嫌だった。
バルトさんは、どうやら伯爵様が男色家だという事を知っていたようだった。
長く勤めていると聞いたから、知っていて当たり前なのかも知れない。だからか、男と男が閨事をしているという嫌悪感も、バルトさんからは感じなかった。
だけど、知られている事自体が私は嫌だった。
男と致している厭らしい男、そう思われるのが……、耐えられない。
「旦那様は良くても、私は男としているなどとバルトさんに知られて、そのままそこで働くなんて無神経な事は出来ませんよ」
「では……、貴族街の外れにある私の別宅へ来てくれ! このまま君と別れるのは嫌だ!」
「……別宅? ……そこで私に何をしろと?」
「……何も、何もしなくていい! ただそこにいて、私を待って、私と愛し合うんだ」
それでは愛人と同じじゃないか。
「そちらには他に使用人がいるんですか?」
「下働きの女が二人いるが、別宅は私が自分で管理している。ああそうだ、オーティス、君に別宅の管理を任せよう。賃金もきちんと出す」
そう言われて心が動いた。このまま実家に帰って両親に迷惑を掛けるより、伯爵様の言うとおり、別宅の管理をして賃金を貰う方が……いいと思ってしまった。
その心の奥底には、伯爵様と別れたくないという気持ちもあった。
「なぁ、お願いだオーティス、私を捨てないでくれ……」
伯爵様は私の両肩をがっしりと掴んだ。こんなに強く掴まれては振り払うことも出来ない。まぁ、振り払う気は無かったけど。
それより、情けなく私に縋る伯爵様を愛しく感じた。
「分かりました。別宅に行きます。……実家にも帰るわけにはいきませんし」
中流貴族街の外れにある別宅は、タウンハウスのお屋敷よりもこじんまりとしているが、私の実家の屋敷よりも広く大きく贅沢な物だった。
私がそこに住むと決まった次の日にバルトさんがやってきた。
応接室に通し、私が直接お茶を出す。他の二人の使用人は下級使用人だ。貴族であるバルトさんの前には出せない。
「ここの管理をするとか?」
バルトさんの眉間には皺が寄っていた。
「ええ、旦那様に言われまして」
「オーティス、君は分かっているのか? これは契約の無い愛人扱いだぞ?」
普通貴族の間では、愛人は契約書を交わして成立する。私も分かってる。
この話は契約書の無い、愛人みたいなものだと。
「……」
「契約が無ければ、飽きられればすぐ捨てられる。旦那様には何の責任も派生しない。君はましてや、男だ。ちゃんと愛人契約を結ぶべきだ」
『ちゃんと愛人契約を結ぶべきだ』というバルトさんの言葉に驚いた。
「もしかして……私を心配してくれているんですか?」
「……私も君が従者として入った時に注意するべきだった。君のように美しければ、旦那様のお手つきになると……分かりきっていたのに」
「……?」
「旦那様は今まで使用人をお手つきにした事は無い、だが、他にも付き合いのある貴族のご子息と……その、そういう仲になったことは何度もある」
「……旦那様はお若くないですから、そういう経験も私より多いでしょう」
「そういう事が言いたいんじゃない! 結局、旦那様が最初に入れ込み、のめり込んで、飽きると皆捨てられたんだ。何の情も無く、遊び飽きた玩具のように……。その後始末を何度も私がさせられた。中には旦那様の愛を得られない事を悲しんで自殺した者までいる。……旦那様の愛は移ろい易いんだ……」
バルトさんはどうやら私が悲しい結末を迎えると思って、心配しているらしい。
でも、私は男と付き合う事自体、悲しい結末で終わると思っている。
男同士で愛し合い、幸せな結末を迎えるなんて、そう考えるほうが難しいだろう?
だって、世間では男と女で愛し合うのが普通なんだから。
男と男の恋愛は……普通じゃないんだ。
「バルトさん、心配してくれてありがとうございます。でも、私は大丈夫ですよ」
「でも……」
「本当に大丈夫です」
バルトさんはお茶を飲むと何も言わず帰った。
そうして、私の別宅での愛人生活が始まった。
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