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2 初体験
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バークリー伯爵家の屋敷で働き始めて一月。
あの日の出来事で私の生活は一変した。
あれは忘れもしない、終春節の最初の日だった。
その日、屋敷には上級使用人が一人もいなかった。いるのは下級使用人である料理人と雑用係の下働きが数名だった。
それは終春節のためだった。
終春節とは春の終わりを楽しんで、これから暑い夏を迎え乗り越えるために、英気を養う為の5月の長期休暇の事を言う。この期間、貴族は働いてはいけない。本来は平民もそうなのだけど、平民は貴族と違って金が無いので働かなければいけない。だから、平民が働きたいと希望する分には働かせても問題ないが、働きたくない、終春節は休みたいと言うのに働かせては違法になって処罰される。
私は人がいないのを、すぐには終春節のせいだと気付かなかった。私の実家では昔からいる平民の使用人が3名いて、屋敷に住んでいる。
その者達は終春節でも休まずに働いていたからだ。
執事のバルトさんの執務室にも行ってみたけど、いなかった。
食堂に行くと下働きの者が直接伯爵様に食事を出していた。いつもなら食事の給仕をする側仕えの女達がやる仕事だ。
「旦那様、給仕は私がやります」
「ああ、オーティスはそんな事をしなくていいよ。そこへお座り」
「私がこの席にですか? 旦那様と同席など、出来るわけないです。申し訳ございませんが……」
「命令でもか? 二度は言わない、そこに座れ」
きつく睨まれ、身体が竦んだ。私は大人しくテーブルの伯爵様の向かい側に座った。
「そこの女、この子の食事も運んで来てくれ、酒もな、運んだら下がれ」
「はい」
下働きの女はこちらを見るでも無く、言われた通り私に料理を運び、酒を注いで食堂から去った。
「さて……と、やっと二人っきりになれたね」
「あの、他の使用人の方々はどちらに……? 執事のバルトさんもいないのですが?」
「ああ、皆には領地の屋敷に保養で行ってもらった。今日から終春節だからね」
「伯爵様……、あの、……私は?」
自分だけ領地の保養への話は聞いてない。
まさか、仲間はずれ? もしくは解雇? ……私は解雇されるような事はしていないぞ。伯爵様が私の表情を見てフッと笑った。
「君は擦れてなくて可愛いね、オーティス。私は君と二人っきりになりたかったんだよ。だから、君を領地に遣らなかった」
「それは……」
「君を好きになって、愛したいと思ったと言えば……分かるか?」
伯爵様はそう言いながら、ナイフで切った肉を口へ運んだ。伯爵様の咀嚼する唇や顎が動くたびに私は厭らしい気持ちになった。
それを見透かされているようで、凄く恥ずかしい。
「わ、……私はそういった経験が無いんです」
「女も?」
「女も、……男もありません」
「それはとっても……ゾクゾクするねぇ」
ワインを飲みながら、うっとりした瞳で伯爵様は私を見た。
「私は経験の多い者より、少ない者の方が好きなんだ。オーティス、君を抱きたい、大丈夫、今夜は最後まではしない。取り敢えず、私に慣れるように」
「で、でも……」
私が躊躇っていると伯爵様は溜息をした。
「女も男もやることは変わらない。心で愛し合い、体で愛し合う。私は君の事を好きになり、心だけでなく、体も愛したいと思った。オーティス、君はどうなんだ? 私が君に好かれている、愛されていると思ったのは……ただの自惚れなのか?」
私が伯爵様を意識しだしたのは、あの風呂場でキスをされてからだった。
哀願するように見つめてくる青い瞳に、私は負けた。
「自惚れじゃ……ないです」
伯爵様は微笑んだ。
「では、私の寝室へおいで」
私は頷いた。
食事を終えたあと、私は伯爵様に連れられて一緒に寝室に行った。
部屋に入った途端、鼓動が早くなった。
『アクアウォッシュ』
伯爵様は浄化の魔法を自分と私に掛けた。
寝台に腰掛け、そこに座る。私は彼の前に立たされた。
「服を脱いで? オーティス」
上着を脱いで床に放った。シャツのボタンを外していると、彼の腕が伸びてきて私のズボンのボタンに手を掛けて外した。
私が驚いているとこちらを見上げた。
「気にしないでシャツを脱いでいなさい。下は私が脱がすから」
気にしないでと言われても気になる。私はシャツのボタンも全て外し、さっき放った上着の上にシャツも放った。
伯爵様も私のズボンを下ろした。その視線は私の体の中心、今僅かに膨らんでいるそこに注がれた。
私は急に恥ずかしくなって手でそこを隠した。
「こらこら、手で隠しては下着を脱がせられないだろ? ちゃんと見せなさい」
「でも、恥ずかしくて」
「そこがそうなってるのが?」
「……ええ」
私が言うと、彼は急に立ち上がって、私の手を自分の中心に当てた。そこには硬く大きくなった物の感触があった。
「私も同じだから、気にするな」
そう言うとまた寝台に腰掛けた。そして私の下着に手を掛け、ゆっくりと下ろして行った。その時の恥ずかしさは、今まで生きてきた中で一番恥ずかしかったと思う。
下着を下ろす時に私のそれは少し引っかかって、跳ねた。
伯爵様はそれを気にも留めず、すっと下着を脱がし、私が服を放った所に同じく放った。
私に自分の両肩に手を掛けろと言い、私が手を掛けると右足を持ち上げて靴を脱がした。その靴を足で蹴って寝台の下に遣り、靴下のみになったその足を自分の膝に乗せた。
片足だけ伯爵様の膝に乗せると、私の股は彼からは丸見えだった。
「剃っているのか?」
「いえ、元々毛が薄くて……恥ずかしいんですが」
「上流階級の者は皆ここを剃る。その手間と言ったら、面倒な事この上ない。天然など滅多にいないぞ。貴重だな」
そう言うと彼は私の袋を下から優しく撫でながら、左手で靴下留めを器用に外して、スッと靴下を脱がした。
「なっ、」
「少し撫でただけなのに、顔が真っ赤だな? ……そちらの足も出しなさい」
私は靴を自分で脱いで足で寝台の下に遣ってから、反対の足も伯爵様の膝に乗せた。
今度は左手でそこを優しく撫でながら、右手で靴下を脱がせた。
その時私は思ってた。
弄って欲しいのはそこじゃない。もっと硬くなった所。
私を全部脱がせて裸にすると、伯爵様は息を飲んだように私を見つめた。
「おぉ……、やはりオーティス、君は美しい」
彼は立ち上がり、私を寝台の上に押し倒した。焦るように私にキスをして下唇を甘噛みした。
「君は男と男が愛し合うとき、どうするか知っているのか?」
「……すいません、私はそういう事に疎くて……」
「知らなくて良いよ。私が全て教える。オーティス、愛している」
「旦那様……」
伯爵様はするすると私の体の上を下がり、私の物を口に含んだ。
「旦那様! それは汚いです!」
「先程アクアウォッシュしただろう? 汚くない」
「でも……」
「私がそうしたいんだ。君のこれを私の口で愛したい」
「……」
私は黙ってされるがままになった。家族にも誰にも見せた事の無い、そこを男に咥えられるという行為は凄く恥ずかしいけど、興奮した。
暫くされるがままになっていると、何かが体の奥から込み上げてくる感覚があった。
「旦那様……、何だか変です、何かが出てきそうな気が……」
「オーティス、精通もまだだったのか」
「精通?」
「ここから精液が出るのは知ってるだろう? それを初めて出すことだ」
「……じゃぁ、精通はしたことがありません。まだです」
「そうか、では力を抜いて私に身を任せなさい」
「……はい」
私は言われた通り、体の力を抜いて目を閉じた。目を閉じると感覚が鋭くなるようで、伯爵様の口の中の温かさや、ぬるぬるとしたぬめった感触が凄く気持ち良かった。亀頭の先を吸い込まれて、陰茎を扱きあげられるともう、それが出そうだった。
「ダメです! 旦那様! 出てしまいます! 口を離して下さい!」
私が焦って旦那様の頭を掴むと、その青い瞳はこちらを見て優しく微笑んだ。そして、私の言った事など構わずに頭を上下させて私の物をしゃぶった。
じゅぷじゅぷと厭らしい水音が響いて我慢出来なかった。
「あっ、ダメです! ぁああああ゛っっ!!」
私は伯爵様の口の中に自分の精を出してしまった。彼はそれを喉を鳴らして飲んだ。
「わ、私の精を……」
「飲んだよ。じゃあ、私が今君にした事をやって貰おうか?」
彼は私を引っ張り起こし、寝台に仰向けに寝た。
私はさっき彼にされたように、唇にキスをしたあと下唇を甘噛みした。そして、するすると体の下の方に行き、そこを見つめた。
成熟した大人の男の性器。
それは大きくそそり立っていて、自分の倍位の大きさがあった。毛は剃られていて無く、伯爵様は色白なせいか、そこは薄い桃色に染まっていた。
先から汁が出て茎の部分まで垂れている。私はその垂れている汁を下から舐め上げて、亀頭の先を吸った。
「たどたどしい舌の動きだが……それが堪らない。気持ち良いよ、オーティス」
一物を咥えている私の頭を伯爵様は優しく撫でた。この人を気持ち良くさせたい、さっきの私のように。そう思うと無我夢中で彼の肉棒をしゃぶっていた。
亀頭の先を舌で舐め回しながら、両手を使って根元から先走り汁を絞り上げ、先に溜まった汁ごと口の奥に吸い込む。頭を上下に振って、両手を使い、陰茎を吸い込みながら扱いた。
「オーティス、いいっ、凄くいいぞ……、うっ、くっううぅ、射精るっ!」
口の中に発射されると青臭い苦味が広がった。伯爵様がこちらをじっと見る。
私は喉を鳴らしてそれを飲み込んだ。
「オーティス、こちらにおいで」
伯爵様は私の腕を引っ張って、自分の横に寄せた。
キスをしてからぎゅっと私を抱きしめる。
「旦那様……」
「オーティス、二人きりの時はイアンと呼んでくれ……」
「はい……イアン」
私は初めて他人と閨行為をして抱き合った。
あの日の出来事で私の生活は一変した。
あれは忘れもしない、終春節の最初の日だった。
その日、屋敷には上級使用人が一人もいなかった。いるのは下級使用人である料理人と雑用係の下働きが数名だった。
それは終春節のためだった。
終春節とは春の終わりを楽しんで、これから暑い夏を迎え乗り越えるために、英気を養う為の5月の長期休暇の事を言う。この期間、貴族は働いてはいけない。本来は平民もそうなのだけど、平民は貴族と違って金が無いので働かなければいけない。だから、平民が働きたいと希望する分には働かせても問題ないが、働きたくない、終春節は休みたいと言うのに働かせては違法になって処罰される。
私は人がいないのを、すぐには終春節のせいだと気付かなかった。私の実家では昔からいる平民の使用人が3名いて、屋敷に住んでいる。
その者達は終春節でも休まずに働いていたからだ。
執事のバルトさんの執務室にも行ってみたけど、いなかった。
食堂に行くと下働きの者が直接伯爵様に食事を出していた。いつもなら食事の給仕をする側仕えの女達がやる仕事だ。
「旦那様、給仕は私がやります」
「ああ、オーティスはそんな事をしなくていいよ。そこへお座り」
「私がこの席にですか? 旦那様と同席など、出来るわけないです。申し訳ございませんが……」
「命令でもか? 二度は言わない、そこに座れ」
きつく睨まれ、身体が竦んだ。私は大人しくテーブルの伯爵様の向かい側に座った。
「そこの女、この子の食事も運んで来てくれ、酒もな、運んだら下がれ」
「はい」
下働きの女はこちらを見るでも無く、言われた通り私に料理を運び、酒を注いで食堂から去った。
「さて……と、やっと二人っきりになれたね」
「あの、他の使用人の方々はどちらに……? 執事のバルトさんもいないのですが?」
「ああ、皆には領地の屋敷に保養で行ってもらった。今日から終春節だからね」
「伯爵様……、あの、……私は?」
自分だけ領地の保養への話は聞いてない。
まさか、仲間はずれ? もしくは解雇? ……私は解雇されるような事はしていないぞ。伯爵様が私の表情を見てフッと笑った。
「君は擦れてなくて可愛いね、オーティス。私は君と二人っきりになりたかったんだよ。だから、君を領地に遣らなかった」
「それは……」
「君を好きになって、愛したいと思ったと言えば……分かるか?」
伯爵様はそう言いながら、ナイフで切った肉を口へ運んだ。伯爵様の咀嚼する唇や顎が動くたびに私は厭らしい気持ちになった。
それを見透かされているようで、凄く恥ずかしい。
「わ、……私はそういった経験が無いんです」
「女も?」
「女も、……男もありません」
「それはとっても……ゾクゾクするねぇ」
ワインを飲みながら、うっとりした瞳で伯爵様は私を見た。
「私は経験の多い者より、少ない者の方が好きなんだ。オーティス、君を抱きたい、大丈夫、今夜は最後まではしない。取り敢えず、私に慣れるように」
「で、でも……」
私が躊躇っていると伯爵様は溜息をした。
「女も男もやることは変わらない。心で愛し合い、体で愛し合う。私は君の事を好きになり、心だけでなく、体も愛したいと思った。オーティス、君はどうなんだ? 私が君に好かれている、愛されていると思ったのは……ただの自惚れなのか?」
私が伯爵様を意識しだしたのは、あの風呂場でキスをされてからだった。
哀願するように見つめてくる青い瞳に、私は負けた。
「自惚れじゃ……ないです」
伯爵様は微笑んだ。
「では、私の寝室へおいで」
私は頷いた。
食事を終えたあと、私は伯爵様に連れられて一緒に寝室に行った。
部屋に入った途端、鼓動が早くなった。
『アクアウォッシュ』
伯爵様は浄化の魔法を自分と私に掛けた。
寝台に腰掛け、そこに座る。私は彼の前に立たされた。
「服を脱いで? オーティス」
上着を脱いで床に放った。シャツのボタンを外していると、彼の腕が伸びてきて私のズボンのボタンに手を掛けて外した。
私が驚いているとこちらを見上げた。
「気にしないでシャツを脱いでいなさい。下は私が脱がすから」
気にしないでと言われても気になる。私はシャツのボタンも全て外し、さっき放った上着の上にシャツも放った。
伯爵様も私のズボンを下ろした。その視線は私の体の中心、今僅かに膨らんでいるそこに注がれた。
私は急に恥ずかしくなって手でそこを隠した。
「こらこら、手で隠しては下着を脱がせられないだろ? ちゃんと見せなさい」
「でも、恥ずかしくて」
「そこがそうなってるのが?」
「……ええ」
私が言うと、彼は急に立ち上がって、私の手を自分の中心に当てた。そこには硬く大きくなった物の感触があった。
「私も同じだから、気にするな」
そう言うとまた寝台に腰掛けた。そして私の下着に手を掛け、ゆっくりと下ろして行った。その時の恥ずかしさは、今まで生きてきた中で一番恥ずかしかったと思う。
下着を下ろす時に私のそれは少し引っかかって、跳ねた。
伯爵様はそれを気にも留めず、すっと下着を脱がし、私が服を放った所に同じく放った。
私に自分の両肩に手を掛けろと言い、私が手を掛けると右足を持ち上げて靴を脱がした。その靴を足で蹴って寝台の下に遣り、靴下のみになったその足を自分の膝に乗せた。
片足だけ伯爵様の膝に乗せると、私の股は彼からは丸見えだった。
「剃っているのか?」
「いえ、元々毛が薄くて……恥ずかしいんですが」
「上流階級の者は皆ここを剃る。その手間と言ったら、面倒な事この上ない。天然など滅多にいないぞ。貴重だな」
そう言うと彼は私の袋を下から優しく撫でながら、左手で靴下留めを器用に外して、スッと靴下を脱がした。
「なっ、」
「少し撫でただけなのに、顔が真っ赤だな? ……そちらの足も出しなさい」
私は靴を自分で脱いで足で寝台の下に遣ってから、反対の足も伯爵様の膝に乗せた。
今度は左手でそこを優しく撫でながら、右手で靴下を脱がせた。
その時私は思ってた。
弄って欲しいのはそこじゃない。もっと硬くなった所。
私を全部脱がせて裸にすると、伯爵様は息を飲んだように私を見つめた。
「おぉ……、やはりオーティス、君は美しい」
彼は立ち上がり、私を寝台の上に押し倒した。焦るように私にキスをして下唇を甘噛みした。
「君は男と男が愛し合うとき、どうするか知っているのか?」
「……すいません、私はそういう事に疎くて……」
「知らなくて良いよ。私が全て教える。オーティス、愛している」
「旦那様……」
伯爵様はするすると私の体の上を下がり、私の物を口に含んだ。
「旦那様! それは汚いです!」
「先程アクアウォッシュしただろう? 汚くない」
「でも……」
「私がそうしたいんだ。君のこれを私の口で愛したい」
「……」
私は黙ってされるがままになった。家族にも誰にも見せた事の無い、そこを男に咥えられるという行為は凄く恥ずかしいけど、興奮した。
暫くされるがままになっていると、何かが体の奥から込み上げてくる感覚があった。
「旦那様……、何だか変です、何かが出てきそうな気が……」
「オーティス、精通もまだだったのか」
「精通?」
「ここから精液が出るのは知ってるだろう? それを初めて出すことだ」
「……じゃぁ、精通はしたことがありません。まだです」
「そうか、では力を抜いて私に身を任せなさい」
「……はい」
私は言われた通り、体の力を抜いて目を閉じた。目を閉じると感覚が鋭くなるようで、伯爵様の口の中の温かさや、ぬるぬるとしたぬめった感触が凄く気持ち良かった。亀頭の先を吸い込まれて、陰茎を扱きあげられるともう、それが出そうだった。
「ダメです! 旦那様! 出てしまいます! 口を離して下さい!」
私が焦って旦那様の頭を掴むと、その青い瞳はこちらを見て優しく微笑んだ。そして、私の言った事など構わずに頭を上下させて私の物をしゃぶった。
じゅぷじゅぷと厭らしい水音が響いて我慢出来なかった。
「あっ、ダメです! ぁああああ゛っっ!!」
私は伯爵様の口の中に自分の精を出してしまった。彼はそれを喉を鳴らして飲んだ。
「わ、私の精を……」
「飲んだよ。じゃあ、私が今君にした事をやって貰おうか?」
彼は私を引っ張り起こし、寝台に仰向けに寝た。
私はさっき彼にされたように、唇にキスをしたあと下唇を甘噛みした。そして、するすると体の下の方に行き、そこを見つめた。
成熟した大人の男の性器。
それは大きくそそり立っていて、自分の倍位の大きさがあった。毛は剃られていて無く、伯爵様は色白なせいか、そこは薄い桃色に染まっていた。
先から汁が出て茎の部分まで垂れている。私はその垂れている汁を下から舐め上げて、亀頭の先を吸った。
「たどたどしい舌の動きだが……それが堪らない。気持ち良いよ、オーティス」
一物を咥えている私の頭を伯爵様は優しく撫でた。この人を気持ち良くさせたい、さっきの私のように。そう思うと無我夢中で彼の肉棒をしゃぶっていた。
亀頭の先を舌で舐め回しながら、両手を使って根元から先走り汁を絞り上げ、先に溜まった汁ごと口の奥に吸い込む。頭を上下に振って、両手を使い、陰茎を吸い込みながら扱いた。
「オーティス、いいっ、凄くいいぞ……、うっ、くっううぅ、射精るっ!」
口の中に発射されると青臭い苦味が広がった。伯爵様がこちらをじっと見る。
私は喉を鳴らしてそれを飲み込んだ。
「オーティス、こちらにおいで」
伯爵様は私の腕を引っ張って、自分の横に寄せた。
キスをしてからぎゅっと私を抱きしめる。
「旦那様……」
「オーティス、二人きりの時はイアンと呼んでくれ……」
「はい……イアン」
私は初めて他人と閨行為をして抱き合った。
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