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第2章
空蝉編 2-2「羞恥女装放置プレイの苛虐と被虐」 2: サプライズ
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「しずかちゃん、脚がきれいね」
「あ、ありがとうございます……」
落ち着きなく座っている湛(しずか)に夕貴ママが声をかけてくれる。
「男の脚って感じじゃないわよ。筋肉は目立たないし、足首なんか、きゅっ、って締まっててセクシーよ」
湛(しずか)は体育系の人間ではないので脚に筋肉がつくような運動は何ひとつしてこなかった。
生白い脚だと思っていたが、こうして女装すると、けっこう女っぽく見えたりするのが嬉しい。
こんな短い裾だと、ほとんどパンティが丸見えだ。
男物から着替えるとよくわかるが、下肢がひどく無防備になってしまう。
湛(しずか)は知らず知らずのうちに太腿をぴっちりと閉じ合わせていた。
「それで、お尻のほうは大丈夫そう?」
「さあ……、わかりません」
「でも、あの太いほうのディルドウが入るようになったんでしょ?あれが行けるなら、何でも大丈夫な筈だよ」
「はい。何とか入るんですけど、まだ痛くって……」
実を言うと、湛はピンク色のかわいいショーツを買ってきて、夕貴ママにもらったビッグサイズのアナルプラグを挿入してから、そのショーツをはき、男物を着て、何くわぬ顔で何度か外出したのだ。
我ながら、とんでもない変態だなあ、と自嘲の思いを抱きながらも、その行為が病みつきになりそうだった。
そんなことをしたのも、館岡に完全挿入してもらえる身体になりたかったからだ。
外出しても学校に行っても、すべての事に身が入らない。
アナルプラグのせいで、やたら勃起するので困り果てて、トイレに行ってオナニーしてこようかと、授業そっちのけで思案していたりするのだ。
しかし、折角の昂揚感が失われそうになるので、ずっと勃立させたままにしておくのだが、股間のふくらみを隠すのが一苦労だった。
館岡が現れたとき、湛(しずか)の緊張は極限に達した。
どのような顔で館岡を迎えてよいのかわからず、湛(しずか)は顔面を強張らせた。
館岡は湛(しずか)を認めるなり、顔をほころばせた。
その笑顔を、湛(しずか)は、とても素敵だと思った。
そして、館岡は、湛(しずか)を安心させるように、二度、三度と頷く。
湛(しずか)は、何か言わねばならない、と口を開きかけたが言葉は出てこなかった。
先日はすいませんでした……、館岡さんに気に入ってもらえるように努力します……、とか何とか言うべきだと思ったのだが、もごもごと呟きが洩れただけだった。
いきなり、「さあ、行こうか」と言われ、湛(しずか)は立ち上がった。
『ケルベロスの首輪』を出て、館岡の運転するメルセデスの助手席に乗り込む。
たとえば、「きれいだよ」と湛の女装姿を褒めてくれるとか、仕事の都合で連絡できなかったことを詫びるとか、館岡はそういう余計なことを一切しゃべらなかった。
女装してしずかになった湛が助手席に座っているのが当然であり、しずかは館岡に従属するのが当然であり……、という雰囲気があって、逆に湛(しずか)は 自分の居場所をそこに見つけたような気分になっていた。
夜の街のネオンや街灯にステアリングを握る館岡の姿が浮かび上がる。
じっと見つめるわけにもいかないので、湛(しずか)は、ちらちらと館岡を盗み見た。
クリームイエローのポロシャツにコットンパンツというカジュアルな出で立ちが、恰幅のよい体躯にとても似合っていた。
車は、とある高層マンションの地下駐車場に入った。
こんな超ミニで人通りの多いところを歩かされたりしたら羞ずかしいな、と思っていたので、ちょっとひと安心だ。
車から降りてエレベーターに乗る。
人の気配は無い。
20階だが21階だかのその部屋に入ってはじめて、湛(しずか)は、今日はラブホを使うのではない、と気付いた。
すると、ここは館岡の住まいなのか……。
湛(しずか)は玄関で、ストラップで留める赤いハイヒールがあるのを発見した。
誰だろう?
館岡の奥さん……? 愛人……?
湛(しずか)の胸中は乱れた。
玄関口にもリビングルームにも必要最低限の家具類が置かれているだけで生活臭がまったく感じられない。
ベッドルームに連れて行かれて、湛は仰天した。
広々とした寝室のキングサイズのベッドの上に、『ケルベロスの首輪』で顔見知りのユカがいたのだ。
ユカは赤いストッキングを赤いガーターサスペンダーで留め、ベッドの上で俯せにされ臀丘を掲げさせられていた。
両手首は背中で拘束され、肩と顎で上体を支えている。
ふっくらと肉脂ののった双臀の狭間のアナル孔には張形の根元とおぼしきものが見えている。
そんな格好で、ユカはペニスを勃起させていた……。
「あ、ありがとうございます……」
落ち着きなく座っている湛(しずか)に夕貴ママが声をかけてくれる。
「男の脚って感じじゃないわよ。筋肉は目立たないし、足首なんか、きゅっ、って締まっててセクシーよ」
湛(しずか)は体育系の人間ではないので脚に筋肉がつくような運動は何ひとつしてこなかった。
生白い脚だと思っていたが、こうして女装すると、けっこう女っぽく見えたりするのが嬉しい。
こんな短い裾だと、ほとんどパンティが丸見えだ。
男物から着替えるとよくわかるが、下肢がひどく無防備になってしまう。
湛(しずか)は知らず知らずのうちに太腿をぴっちりと閉じ合わせていた。
「それで、お尻のほうは大丈夫そう?」
「さあ……、わかりません」
「でも、あの太いほうのディルドウが入るようになったんでしょ?あれが行けるなら、何でも大丈夫な筈だよ」
「はい。何とか入るんですけど、まだ痛くって……」
実を言うと、湛はピンク色のかわいいショーツを買ってきて、夕貴ママにもらったビッグサイズのアナルプラグを挿入してから、そのショーツをはき、男物を着て、何くわぬ顔で何度か外出したのだ。
我ながら、とんでもない変態だなあ、と自嘲の思いを抱きながらも、その行為が病みつきになりそうだった。
そんなことをしたのも、館岡に完全挿入してもらえる身体になりたかったからだ。
外出しても学校に行っても、すべての事に身が入らない。
アナルプラグのせいで、やたら勃起するので困り果てて、トイレに行ってオナニーしてこようかと、授業そっちのけで思案していたりするのだ。
しかし、折角の昂揚感が失われそうになるので、ずっと勃立させたままにしておくのだが、股間のふくらみを隠すのが一苦労だった。
館岡が現れたとき、湛(しずか)の緊張は極限に達した。
どのような顔で館岡を迎えてよいのかわからず、湛(しずか)は顔面を強張らせた。
館岡は湛(しずか)を認めるなり、顔をほころばせた。
その笑顔を、湛(しずか)は、とても素敵だと思った。
そして、館岡は、湛(しずか)を安心させるように、二度、三度と頷く。
湛(しずか)は、何か言わねばならない、と口を開きかけたが言葉は出てこなかった。
先日はすいませんでした……、館岡さんに気に入ってもらえるように努力します……、とか何とか言うべきだと思ったのだが、もごもごと呟きが洩れただけだった。
いきなり、「さあ、行こうか」と言われ、湛(しずか)は立ち上がった。
『ケルベロスの首輪』を出て、館岡の運転するメルセデスの助手席に乗り込む。
たとえば、「きれいだよ」と湛の女装姿を褒めてくれるとか、仕事の都合で連絡できなかったことを詫びるとか、館岡はそういう余計なことを一切しゃべらなかった。
女装してしずかになった湛が助手席に座っているのが当然であり、しずかは館岡に従属するのが当然であり……、という雰囲気があって、逆に湛(しずか)は 自分の居場所をそこに見つけたような気分になっていた。
夜の街のネオンや街灯にステアリングを握る館岡の姿が浮かび上がる。
じっと見つめるわけにもいかないので、湛(しずか)は、ちらちらと館岡を盗み見た。
クリームイエローのポロシャツにコットンパンツというカジュアルな出で立ちが、恰幅のよい体躯にとても似合っていた。
車は、とある高層マンションの地下駐車場に入った。
こんな超ミニで人通りの多いところを歩かされたりしたら羞ずかしいな、と思っていたので、ちょっとひと安心だ。
車から降りてエレベーターに乗る。
人の気配は無い。
20階だが21階だかのその部屋に入ってはじめて、湛(しずか)は、今日はラブホを使うのではない、と気付いた。
すると、ここは館岡の住まいなのか……。
湛(しずか)は玄関で、ストラップで留める赤いハイヒールがあるのを発見した。
誰だろう?
館岡の奥さん……? 愛人……?
湛(しずか)の胸中は乱れた。
玄関口にもリビングルームにも必要最低限の家具類が置かれているだけで生活臭がまったく感じられない。
ベッドルームに連れて行かれて、湛は仰天した。
広々とした寝室のキングサイズのベッドの上に、『ケルベロスの首輪』で顔見知りのユカがいたのだ。
ユカは赤いストッキングを赤いガーターサスペンダーで留め、ベッドの上で俯せにされ臀丘を掲げさせられていた。
両手首は背中で拘束され、肩と顎で上体を支えている。
ふっくらと肉脂ののった双臀の狭間のアナル孔には張形の根元とおぼしきものが見えている。
そんな格好で、ユカはペニスを勃起させていた……。
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