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第1章 ビザールサーカス
#01 : 廃墟と尻尾(前編)
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去年の夏、一緒にお仕事をした新人カメラマン君とは、その後もポツポツとお仕事をしていて、今日の話はそんな二人の会話と撮影現場先から拾い上げたフェチフィールドワークと、すこーしエロ怖い話。
で、その該当フェチフィールドは「廃墟」、、。
でも「廃墟フェチ」って言葉は、かなり曲がった後付けの造語だよね。
言葉遣いとしては「廃墟オタク」とか「廃墟マニア」なんかの方が座りがいいみたい(笑)。
もちアタシは、廃墟オタクではありません。
でも歴史に「もしも」があるなら、アタシも今頃、メイクなどはせずに、お休みの日には廃墟に出掛けていっては、写真を撮ったり日長一日埃ぽくてカビ臭い敷地の中を彷徨っていたかも知れませんね。
今でもドライブ中に田舎の山中にある廃墟化した無人ラブホなんか見ると、無性に入ってみたくなったりしますもん。こんな所で超バイオレンスなSMやってみたいなーとか(笑)。
あっ、昔風の工場跡なんかも良いですね。
それとか思いがけなく第二次大戦の防空壕跡みたいなのが町中にあったりする(飛行機が入る掩体壕なども)地方都市の旅とかも好きだし、、、。
まあそんな発見は、プライベートでは温泉巡りの途中で、お仕事中では出張デートで、特に意識しなくてもアタシのアンテナに引っかかってくるので、やっぱアタシには「廃墟フェチ」の素質が多少はあるみたい。
人の口に上りやすい廃墟と言えば、倒産した企業が残したオンボロな建築物とか、幽霊が出ると言う噂がある物件とかがメジャーでしょ?
ホラー好きのアタシとしては、そういった意味でも、"廃墟"に惹かれる部分があります。
廃墟って「物体」なのに、その魅力には、人間の営みとゆーか、精神性の名残みたいなものと切り離せない部分がありますものね。
………………………………………………………………………
「僕、廃墟でフェチな写真撮るのが好きなんですよ。フェチに未来的な背景って、相性いいけどセット組むと金がかかるし、かといってそれっぽいロケーションで代用したら、見る人が見りゃ興ざめでしょ、第一、撮ってる本人が萎えちゃう。その点、廃墟って不思議ですよね。エロ物だと大抵の被写体が合っちゃうから。」と塁君がハンドルを持ちながら言う。
カーステレオからは夢見心地な『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』が軽やかに流れている。
「ラバーに埃とかゴミとか付きやすいから(被写体としては)難しいところがあるけどね。それに今日はメイクの○○ちゃんも一緒じゃないし…。なー^んもかも自分でやんなきゃ。」と半分嫌みに、半分は本気の愚痴を言ってみるアタシ。
ロケ地へ移動中の車の中には、彼の助手だというウブそうな坊や(坊やと言うには、身体だけ見ると、かなりでかい子でその雰囲気はお相撲の宇良関ににていなくもない)が乗ってたんだけど、まさかこの坊やにメイク直しやその他諸々オンナのデリケートな雑事を頼めそうにもなかったので、そう云う愚痴がでた。
「そー言えば○○ちゃん、私よりKさんの方がメイク上手だからって凹んでましたよ。」と塁君がアタシの言葉にかぶせて来る。
「・・まさかそれが今回彼女が来てない原因じゃないでしょうね。アタシじゃ外人顔に化けるの無理よ、、シャドウマジック、○○ちゃんの腕がなきゃ。」
「ははっ、マジで予算の関係っすよ、、純粋に。それにKさんだと多少の無理聞いてもらえるし。」
つまりメイクとか諸々の専門の人を付けないで、なんでもかんでも少数の人間で撮影を済ますというやりかたを塁君は言っているのだ。
「所でKさんは廃墟ってどうです?好きですか?」
どーもアタシに(やれることは何でも自前でやってくれ)ってゆー話題には、それ以上触れられたくないみたいで彼は話の方向を変えて来る。
これが並みの男相手ならしつこく嫌味を言ってやるところだけど、塁君はハンサムだからその逸らしに乗って上げる。
「小さい頃、福知山線の廃線跡をハイキングした事があるわ。それとかよくあるじゃない。ルート何々にある幽霊ホテルとかさ、嫌いじゃないよ。」
「福知山線って生瀬・武田尾間の奴でしょ。すっげー長くて暗いトンネルがありますよね。僕その時、懐中電灯もっていってなくて死にそうになりましたよ。」
アタシの記憶ではこのトンネルの暗さは半端なくて懐中電灯の光さえ頼りなく感じた憶えがある。でも霊能者の塁君が言う"死にそうになった"は、また別の意味があるんだろう…。
「しっかし似合わないなぁ、、幽霊ホテルはどんぴしゃなんだけど。」
「似合わないって、それってどーゆー意味?」
「いえKさんとハイキングってことですよ。」
「アタシだって昔からオカマじゃないの、、健全な青少年だった時代もあるのよ。あっ違ったか、、健全じゃないな。小さい頃、この子、心音に雑音が入ってるからもっと運動させて身体を鍛えなさいってパパがお医者様に言われたらしくて、忙しい中、結構あちこちに連れて行ってくれた時期があるのよ。」
「ふーん。」
それ以上あれこれ突っ込んで来ないところが彼の良いところ、、うわさ話じゃ彼も相当複雑な生い立ちがあったみたい。もしかしてソレがラバーフェチや廃墟好きになった共通点(笑)?。
アタシの大好きな日本の俳優さんの中に松田優作さんという人がいて、彼の古いビデオを借りまくった時期があるんだけど、中でも格好いいなぁって思ったのは角川映画の「蘇える金狼」。
映画の中の廃墟の第二海堡での銃撃戦が凄くいい、、ってあの背景に映ってるのどこだろう?って思ってたんですよね。
どっかで、、そうそう初代の仮面ライダー達がよく爆竹の破裂をバックにピョンピョン跳びはねてた場所に良く似てるな~っと。
あの背景、横須賀沖にある「猿島」で元々、明治政府が造った要塞跡地なんですってね。
やっぱりな~悪党・朝倉哲也とか、強制改造人間バッタ男とかによく似合う「廃墟」は、並みの廃墟とは違うわーと。
ソ言えば当時付き合ってた男が凄く松田勇作に似てました。
とゆーよりアタシが勇作似の男をくわえ込んだって事なのか(笑)。
…だから彼とのセックス以外の生活は当然の如く、「廃墟」でしたよ。
………………………………………………………………
手元で支えるような感じで添えた両手で、さりげなく勇作の肉棒を下の方にひっぱり、より強い快楽をサポートしてやる。
セックスの方も倶楽部でかなり洗練されて来た頃の動作だから、もしかすると倶楽部で覚えたことを「実戦化」すると言う意味で、今より熱が入ったプライベートセックスだったかも知れない。
ゆっくりと、口が勇作のカメ頭の先端に戻るまでの間に、口内で舌を肉茎にらせん状にからみつかせ、引き止めるかのような歓待をしてやる。
「ヤバイ。ヤバイ。まだ2分も経ってないのに、逝きそうだよ。」
そんなふうに焦る勇作の心とは裏腹に、彼のファロスは与えられる快感に着実に頂点へと上りつつある。なんで?何度でも出来るんだから楽しもうよ、、ってこっちは思っているのに相手はそう考えていない。
「すごい・・・硬い・・・」
うっとりとした表情で勇作のファロスに頬ずりし、舌でちろちろと刺激するアタシ、当時自分を表すのに「淫乱」という言葉が大好きだった。
勇作は、するりとアタシの淫乱から抜け出て自分のペースに持って行こうとする。
「こっちにお尻向けてよ」
アタシは勇作をまたいで四つんばいになり、パンティにつつまれたお尻を勇作の前に突き出す。
勇作は指先で、若さ故にきゅっとしまったお尻をなで上げてくる。ついでに、パンティをおろして、菊花をむき出しにした。
パンティを足から抜いて、下から"肛門"を見上げ指でアナルをそっと撫でながら、「フェラチオしてるだけで、こんなにクリペニが濡れちゃうんだ、、淫乱だねー」と言ってくる。
「こんなに硬くて大きいファロスがアタシに入ってくるかと思うと、ワクワクしちゃう」と返しながら、輪にした指をカメ頭の先端に添えて、口に含ませつつ、根元までゆっくりとおろす。
口と指のダブルの刺激で、セックスとはまた違った気持ちよさが勇作のファロスを襲う筈。
勇作はそれに、負けないように自分の唾液で濡らした中指をアタシの菊花につっこんで、ちゅくちゅくと出し入れしはじめる。
「ふ・・・うん・・・だめぇ・・・」
………………………………………………………………………
みたいな、まったくのエロ小説の世界が毎日のように続く。
それはそれで良いんだけど、問題はそこにセックス以外のものがナニもないってこと。問答無用っ!ってくらい、、、にね。
セックス以外は全て廃墟、、まだ倶楽部の会員さんとの方が情交があったりして。
「廃墟の中に立ってると確かに薄気味悪いっていう感覚もあるんだけど、どこか奇妙な懐かしさみたいなものを感じません?僕あれが好きなんですよ。」
アタシが自分自身の「廃墟」に思いを馳せてる間に、カメラマン君はどんどん自分勝手に話を展開していってる。
でも、アタシの方も負けず劣らず相手の話はまともに聞いてなくて、あらぬことを考え続けているから似たもの同士か。
・・・「懐かしい」って?全然!あっそうか?その廃墟じゃないんだっけ。
懐かしいと言えば、確かずーっと昔、近所のお兄ちゃんに連れられて町内の「幽霊屋敷」を探検したことがあったっけ。
アタシはそのお兄ちゃんに随分甘えていたような、、アレ?その幽霊屋敷で気持ちイイことして。うーんどうしてもアタシの場合、関心が「廃墟」そのものに向かない(笑)。
『ゴムの肌を持つ改造人間オンナ男Kの活躍する廃墟はどこにあるー!?』って感じ(笑)。
で、その該当フェチフィールドは「廃墟」、、。
でも「廃墟フェチ」って言葉は、かなり曲がった後付けの造語だよね。
言葉遣いとしては「廃墟オタク」とか「廃墟マニア」なんかの方が座りがいいみたい(笑)。
もちアタシは、廃墟オタクではありません。
でも歴史に「もしも」があるなら、アタシも今頃、メイクなどはせずに、お休みの日には廃墟に出掛けていっては、写真を撮ったり日長一日埃ぽくてカビ臭い敷地の中を彷徨っていたかも知れませんね。
今でもドライブ中に田舎の山中にある廃墟化した無人ラブホなんか見ると、無性に入ってみたくなったりしますもん。こんな所で超バイオレンスなSMやってみたいなーとか(笑)。
あっ、昔風の工場跡なんかも良いですね。
それとか思いがけなく第二次大戦の防空壕跡みたいなのが町中にあったりする(飛行機が入る掩体壕なども)地方都市の旅とかも好きだし、、、。
まあそんな発見は、プライベートでは温泉巡りの途中で、お仕事中では出張デートで、特に意識しなくてもアタシのアンテナに引っかかってくるので、やっぱアタシには「廃墟フェチ」の素質が多少はあるみたい。
人の口に上りやすい廃墟と言えば、倒産した企業が残したオンボロな建築物とか、幽霊が出ると言う噂がある物件とかがメジャーでしょ?
ホラー好きのアタシとしては、そういった意味でも、"廃墟"に惹かれる部分があります。
廃墟って「物体」なのに、その魅力には、人間の営みとゆーか、精神性の名残みたいなものと切り離せない部分がありますものね。
………………………………………………………………………
「僕、廃墟でフェチな写真撮るのが好きなんですよ。フェチに未来的な背景って、相性いいけどセット組むと金がかかるし、かといってそれっぽいロケーションで代用したら、見る人が見りゃ興ざめでしょ、第一、撮ってる本人が萎えちゃう。その点、廃墟って不思議ですよね。エロ物だと大抵の被写体が合っちゃうから。」と塁君がハンドルを持ちながら言う。
カーステレオからは夢見心地な『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』が軽やかに流れている。
「ラバーに埃とかゴミとか付きやすいから(被写体としては)難しいところがあるけどね。それに今日はメイクの○○ちゃんも一緒じゃないし…。なー^んもかも自分でやんなきゃ。」と半分嫌みに、半分は本気の愚痴を言ってみるアタシ。
ロケ地へ移動中の車の中には、彼の助手だというウブそうな坊や(坊やと言うには、身体だけ見ると、かなりでかい子でその雰囲気はお相撲の宇良関ににていなくもない)が乗ってたんだけど、まさかこの坊やにメイク直しやその他諸々オンナのデリケートな雑事を頼めそうにもなかったので、そう云う愚痴がでた。
「そー言えば○○ちゃん、私よりKさんの方がメイク上手だからって凹んでましたよ。」と塁君がアタシの言葉にかぶせて来る。
「・・まさかそれが今回彼女が来てない原因じゃないでしょうね。アタシじゃ外人顔に化けるの無理よ、、シャドウマジック、○○ちゃんの腕がなきゃ。」
「ははっ、マジで予算の関係っすよ、、純粋に。それにKさんだと多少の無理聞いてもらえるし。」
つまりメイクとか諸々の専門の人を付けないで、なんでもかんでも少数の人間で撮影を済ますというやりかたを塁君は言っているのだ。
「所でKさんは廃墟ってどうです?好きですか?」
どーもアタシに(やれることは何でも自前でやってくれ)ってゆー話題には、それ以上触れられたくないみたいで彼は話の方向を変えて来る。
これが並みの男相手ならしつこく嫌味を言ってやるところだけど、塁君はハンサムだからその逸らしに乗って上げる。
「小さい頃、福知山線の廃線跡をハイキングした事があるわ。それとかよくあるじゃない。ルート何々にある幽霊ホテルとかさ、嫌いじゃないよ。」
「福知山線って生瀬・武田尾間の奴でしょ。すっげー長くて暗いトンネルがありますよね。僕その時、懐中電灯もっていってなくて死にそうになりましたよ。」
アタシの記憶ではこのトンネルの暗さは半端なくて懐中電灯の光さえ頼りなく感じた憶えがある。でも霊能者の塁君が言う"死にそうになった"は、また別の意味があるんだろう…。
「しっかし似合わないなぁ、、幽霊ホテルはどんぴしゃなんだけど。」
「似合わないって、それってどーゆー意味?」
「いえKさんとハイキングってことですよ。」
「アタシだって昔からオカマじゃないの、、健全な青少年だった時代もあるのよ。あっ違ったか、、健全じゃないな。小さい頃、この子、心音に雑音が入ってるからもっと運動させて身体を鍛えなさいってパパがお医者様に言われたらしくて、忙しい中、結構あちこちに連れて行ってくれた時期があるのよ。」
「ふーん。」
それ以上あれこれ突っ込んで来ないところが彼の良いところ、、うわさ話じゃ彼も相当複雑な生い立ちがあったみたい。もしかしてソレがラバーフェチや廃墟好きになった共通点(笑)?。
アタシの大好きな日本の俳優さんの中に松田優作さんという人がいて、彼の古いビデオを借りまくった時期があるんだけど、中でも格好いいなぁって思ったのは角川映画の「蘇える金狼」。
映画の中の廃墟の第二海堡での銃撃戦が凄くいい、、ってあの背景に映ってるのどこだろう?って思ってたんですよね。
どっかで、、そうそう初代の仮面ライダー達がよく爆竹の破裂をバックにピョンピョン跳びはねてた場所に良く似てるな~っと。
あの背景、横須賀沖にある「猿島」で元々、明治政府が造った要塞跡地なんですってね。
やっぱりな~悪党・朝倉哲也とか、強制改造人間バッタ男とかによく似合う「廃墟」は、並みの廃墟とは違うわーと。
ソ言えば当時付き合ってた男が凄く松田勇作に似てました。
とゆーよりアタシが勇作似の男をくわえ込んだって事なのか(笑)。
…だから彼とのセックス以外の生活は当然の如く、「廃墟」でしたよ。
………………………………………………………………
手元で支えるような感じで添えた両手で、さりげなく勇作の肉棒を下の方にひっぱり、より強い快楽をサポートしてやる。
セックスの方も倶楽部でかなり洗練されて来た頃の動作だから、もしかすると倶楽部で覚えたことを「実戦化」すると言う意味で、今より熱が入ったプライベートセックスだったかも知れない。
ゆっくりと、口が勇作のカメ頭の先端に戻るまでの間に、口内で舌を肉茎にらせん状にからみつかせ、引き止めるかのような歓待をしてやる。
「ヤバイ。ヤバイ。まだ2分も経ってないのに、逝きそうだよ。」
そんなふうに焦る勇作の心とは裏腹に、彼のファロスは与えられる快感に着実に頂点へと上りつつある。なんで?何度でも出来るんだから楽しもうよ、、ってこっちは思っているのに相手はそう考えていない。
「すごい・・・硬い・・・」
うっとりとした表情で勇作のファロスに頬ずりし、舌でちろちろと刺激するアタシ、当時自分を表すのに「淫乱」という言葉が大好きだった。
勇作は、するりとアタシの淫乱から抜け出て自分のペースに持って行こうとする。
「こっちにお尻向けてよ」
アタシは勇作をまたいで四つんばいになり、パンティにつつまれたお尻を勇作の前に突き出す。
勇作は指先で、若さ故にきゅっとしまったお尻をなで上げてくる。ついでに、パンティをおろして、菊花をむき出しにした。
パンティを足から抜いて、下から"肛門"を見上げ指でアナルをそっと撫でながら、「フェラチオしてるだけで、こんなにクリペニが濡れちゃうんだ、、淫乱だねー」と言ってくる。
「こんなに硬くて大きいファロスがアタシに入ってくるかと思うと、ワクワクしちゃう」と返しながら、輪にした指をカメ頭の先端に添えて、口に含ませつつ、根元までゆっくりとおろす。
口と指のダブルの刺激で、セックスとはまた違った気持ちよさが勇作のファロスを襲う筈。
勇作はそれに、負けないように自分の唾液で濡らした中指をアタシの菊花につっこんで、ちゅくちゅくと出し入れしはじめる。
「ふ・・・うん・・・だめぇ・・・」
………………………………………………………………………
みたいな、まったくのエロ小説の世界が毎日のように続く。
それはそれで良いんだけど、問題はそこにセックス以外のものがナニもないってこと。問答無用っ!ってくらい、、、にね。
セックス以外は全て廃墟、、まだ倶楽部の会員さんとの方が情交があったりして。
「廃墟の中に立ってると確かに薄気味悪いっていう感覚もあるんだけど、どこか奇妙な懐かしさみたいなものを感じません?僕あれが好きなんですよ。」
アタシが自分自身の「廃墟」に思いを馳せてる間に、カメラマン君はどんどん自分勝手に話を展開していってる。
でも、アタシの方も負けず劣らず相手の話はまともに聞いてなくて、あらぬことを考え続けているから似たもの同士か。
・・・「懐かしい」って?全然!あっそうか?その廃墟じゃないんだっけ。
懐かしいと言えば、確かずーっと昔、近所のお兄ちゃんに連れられて町内の「幽霊屋敷」を探検したことがあったっけ。
アタシはそのお兄ちゃんに随分甘えていたような、、アレ?その幽霊屋敷で気持ちイイことして。うーんどうしてもアタシの場合、関心が「廃墟」そのものに向かない(笑)。
『ゴムの肌を持つ改造人間オンナ男Kの活躍する廃墟はどこにあるー!?』って感じ(笑)。
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