69 / 184
第五章 回想編
勇者と魔王
しおりを挟む
征司はひとり、薄暗い通路をひた走っていた。
担いだ相棒、大鉈の惨殺丸はもとより、本来は鮮やかな青色の鎧まで含めて、全身を真っ赤な血で染めている。
それが返り血なのか、自らのものなのか、いちいち気にしている暇もない。
真っ直ぐに伸びた石畳の通路は広く、先が見通せないくらいに長い。
城の通路というより、トンネルといったほうが、いっそしっくりくるような様相だ。
征司はまだお目にかかったことはないが、敵連中には巨人族に匹敵する体躯の者もいるという。
なるほど、確かに身長が4~5メートルもありそうな者が通行するには、これくらいの規模になってもおかしくないのかもしれない。
石畳で隠そうともしていない足音は響くが、この騒動の渦中にあっては些細なことだ。
なにせ、ここは敵の本拠地である魔王城――自分以外には敵しかいないのだから。
惨殺丸を一閃。
また1体、暗がりから襲い掛かってきた魔族を一刀のもとに屠る。
魔族が苦し紛れに放たれた攻撃魔法は、攻撃と同時に張った4層の魔法防御壁で遮断した。
城内には中級以下の魔族は存在しないらしい。
下級魔族の攻撃魔法で2層、中級でも3層でお釣りがくるが、ここの連中は4層の魔法防御壁でも危うい。
気を抜けば、出会い頭の一撃で消し炭となりかねない。
魔王城に突入してから、およそ1時間。
征司は休む間もない連戦を強いられていた。
征司自身も予想はしていたとはいえ、かなりきつい。
(魔王軍の中でも、将軍クラスに匹敵するような輩が、まだこうも残っていやがるたあ……)
シルティノ砦への大侵攻を控え、魔王城の有力者たちは、ほぼ出払っているという算段だったが、そんなに甘くはなかったようだ。
いや、算段が的を射ていてその隙を突けたからこそ、これで済んでいるのかもしれないが。
これまで各地で培った冒険者仲間の助力もあり、十全の状態で魔王城に突入はできたものの、先はまだ長そうだ。
なにせ、ゴールには親玉の魔王が控えている。
魔王が配下の魔族よりも弱いということはありえないだろう。
それからさらに数十もの魔族を薙ぎ払い、長かった道程にも終わりが見えてきた。
巨大な城の最上階にして最奥に、ひときわ豪奢な両開きの扉が窺える。
あれこそ終点、王の間に違いない――征司は手にした惨殺丸をよりいっそうの力で握り締める。
扉の前に、いつの間にかひとりの若き魔族の姿があった。
魔族の特徴、黒い雄角に銀の双眸は、征司にとってはすでに見慣れたものだったが、瞳だけではなく髪までもが銀色の魔族は初めてだった。
魔族の銀は、体内から迸る魔力の現われという。雰囲気も、これまでの並みの魔族とは比較にならない。
魔族が征司に向かって、音もなく手を挙げた。
殺気が膨れあがり、どこからともなく巻き起こった風が、輝きを増した銀の長髪を吹きあげる。
「すべからく滅び朽ちよ」
(こいつは――やばいっ!)
征司は城に突入してから初めて足を止め、防御姿勢をとった。
征司を中心として周囲に黒い霧が立ち込め、瞬時に張り巡らせた魔法の防御壁を猛烈な勢いで侵食し始めた。
黒い霧が晴れ――その場に五体満足で立ち尽くす征司の姿を認識し、魔族が興味深げに感嘆する。
「魔法が効かないという報告は上がっていたが――これすら耐えるか、人間よ」
「お褒めに与り、どーも」
耐えるには耐えたが、とんでもない激痛が征司を蝕んでいた。
感覚から闇系統の魔法とあたりをつけ、闇の防御壁を2層、反属性の光の防御壁を2層、さらに通常の防御壁と、計5層の魔法防御で迎え撃ったが、そのすべてが喰らい尽くされ、再度、5層の魔法壁を張るという荒業を行なう破目になった。
結局、計9層の魔法壁を突破された時点で防ぐことができたが、どういう作用か筆舌しがたいダメージも受けてしまっていた。
(……連発されると、さすがにまずいか)
無茶な魔法具使用の副作用か、頭痛も酷い。
ただ、距離は先ほどよりも詰まっている。
相手の魔法が先が、間合いに飛び込むのが先かの勝負になるだろう。
征司は惨殺丸を握り直し、利き足に力を籠める。
足の指で床を噛み、脹脛の筋肉が膨れ上がった。
惨殺丸を盾とし、ある程度のダメージは覚悟して、防御よりも攻撃重視で特攻を仕掛ける腹積もりだ。
――が、にわかに魔族の殺気が失せた。
「先に進むがよい、人間。この先の玉座に魔王がいる」
言うが早いか魔族は道を空けると、転移魔法なのか、足元の影に沈みこんで姿を消してしまった。
「……なんだってんだ? 変な奴だ……」
不可解さを覚えつつも、征司は正面の巨大な両開きの門を開け、中に踏み込んだ。
一見して、そこは王城の謁見の間だった。
赤絨毯が床に伸び、階段を経て、壇上に据えられた玉座へと続いている。
玉座には、肘置きに頬杖を突き、興味なさげに眼下を見下ろす魔族――魔王の姿があった。
壮年にして、征司を凌駕する体躯に荘厳な風貌。
雄々しき漆黒の角、銀色に瞬く長髪、深くも鮮やかな銀光を放つ瞳――見た目としては、先ほどの魔族に面差しが似ている気がしたが、内から溢れ出す威圧感と魔力の奔流は比ぶべくもない。
王を冠する者だけあって、まさに威風堂々とした佇まいだった。
「……ぬしのことは知っておる。『辺境の勇者』などと呼ばれている人間だな。さしづめ此度の大攻勢を前にして、怖気づいた王にでも乞われて、我を討ちに来たか?」
「違うね」
「では、同族の惨状を見かねて、取るに足らない正義感にでも駆られたか? それとも民衆に勇者と煽られ、万人を救おうなどという、くだらない妄想にでも取り憑かれたか?」
「それも違う」
征司はいずれも即座に否定した。
「この際だ、はっきり言おう。俺はあんたが邪魔なんだ。俺は俺のエゴで、あんたに消えてもらうことに決めた。だから、怨んでもらって結構だ」
征司は断言する。
王都で確約は得た。魔王さえ倒せば、戦争は終わる。
必要をなくした戦奴も奴隷も解放される。リィズを戦いへと誘う、すべてのものを取り払って意味をなくさせる。
あの死にたがりに死ぬ場所など与えない。与えてなどやるものか。
リィズは死なせない。命を救う。そのために。
征司は思いの丈すべてを闘志と化して、魔王の前に曝け出した。
「ほほう!」
それまで退屈そうだった魔王の眼の色が変わる。
「それはいい……! 実に魔族的な考え方だ! 認識を改めよう、人間よ」
魔王が歓喜と共に、玉座から立ち上がった。
「ならば我は、勇者に敵対する魔王としてではなく――ぬしの抱く野望を妨げるためだけに、こうして立ち塞がってくれようぞ!」
「いいね、上等だ! 俺の望みのため、こっちも罷り通らせてもらう! 人の恋路を――邪魔してんじゃねえぞ!!」
雄叫びを以って、両雄は激突した。
担いだ相棒、大鉈の惨殺丸はもとより、本来は鮮やかな青色の鎧まで含めて、全身を真っ赤な血で染めている。
それが返り血なのか、自らのものなのか、いちいち気にしている暇もない。
真っ直ぐに伸びた石畳の通路は広く、先が見通せないくらいに長い。
城の通路というより、トンネルといったほうが、いっそしっくりくるような様相だ。
征司はまだお目にかかったことはないが、敵連中には巨人族に匹敵する体躯の者もいるという。
なるほど、確かに身長が4~5メートルもありそうな者が通行するには、これくらいの規模になってもおかしくないのかもしれない。
石畳で隠そうともしていない足音は響くが、この騒動の渦中にあっては些細なことだ。
なにせ、ここは敵の本拠地である魔王城――自分以外には敵しかいないのだから。
惨殺丸を一閃。
また1体、暗がりから襲い掛かってきた魔族を一刀のもとに屠る。
魔族が苦し紛れに放たれた攻撃魔法は、攻撃と同時に張った4層の魔法防御壁で遮断した。
城内には中級以下の魔族は存在しないらしい。
下級魔族の攻撃魔法で2層、中級でも3層でお釣りがくるが、ここの連中は4層の魔法防御壁でも危うい。
気を抜けば、出会い頭の一撃で消し炭となりかねない。
魔王城に突入してから、およそ1時間。
征司は休む間もない連戦を強いられていた。
征司自身も予想はしていたとはいえ、かなりきつい。
(魔王軍の中でも、将軍クラスに匹敵するような輩が、まだこうも残っていやがるたあ……)
シルティノ砦への大侵攻を控え、魔王城の有力者たちは、ほぼ出払っているという算段だったが、そんなに甘くはなかったようだ。
いや、算段が的を射ていてその隙を突けたからこそ、これで済んでいるのかもしれないが。
これまで各地で培った冒険者仲間の助力もあり、十全の状態で魔王城に突入はできたものの、先はまだ長そうだ。
なにせ、ゴールには親玉の魔王が控えている。
魔王が配下の魔族よりも弱いということはありえないだろう。
それからさらに数十もの魔族を薙ぎ払い、長かった道程にも終わりが見えてきた。
巨大な城の最上階にして最奥に、ひときわ豪奢な両開きの扉が窺える。
あれこそ終点、王の間に違いない――征司は手にした惨殺丸をよりいっそうの力で握り締める。
扉の前に、いつの間にかひとりの若き魔族の姿があった。
魔族の特徴、黒い雄角に銀の双眸は、征司にとってはすでに見慣れたものだったが、瞳だけではなく髪までもが銀色の魔族は初めてだった。
魔族の銀は、体内から迸る魔力の現われという。雰囲気も、これまでの並みの魔族とは比較にならない。
魔族が征司に向かって、音もなく手を挙げた。
殺気が膨れあがり、どこからともなく巻き起こった風が、輝きを増した銀の長髪を吹きあげる。
「すべからく滅び朽ちよ」
(こいつは――やばいっ!)
征司は城に突入してから初めて足を止め、防御姿勢をとった。
征司を中心として周囲に黒い霧が立ち込め、瞬時に張り巡らせた魔法の防御壁を猛烈な勢いで侵食し始めた。
黒い霧が晴れ――その場に五体満足で立ち尽くす征司の姿を認識し、魔族が興味深げに感嘆する。
「魔法が効かないという報告は上がっていたが――これすら耐えるか、人間よ」
「お褒めに与り、どーも」
耐えるには耐えたが、とんでもない激痛が征司を蝕んでいた。
感覚から闇系統の魔法とあたりをつけ、闇の防御壁を2層、反属性の光の防御壁を2層、さらに通常の防御壁と、計5層の魔法防御で迎え撃ったが、そのすべてが喰らい尽くされ、再度、5層の魔法壁を張るという荒業を行なう破目になった。
結局、計9層の魔法壁を突破された時点で防ぐことができたが、どういう作用か筆舌しがたいダメージも受けてしまっていた。
(……連発されると、さすがにまずいか)
無茶な魔法具使用の副作用か、頭痛も酷い。
ただ、距離は先ほどよりも詰まっている。
相手の魔法が先が、間合いに飛び込むのが先かの勝負になるだろう。
征司は惨殺丸を握り直し、利き足に力を籠める。
足の指で床を噛み、脹脛の筋肉が膨れ上がった。
惨殺丸を盾とし、ある程度のダメージは覚悟して、防御よりも攻撃重視で特攻を仕掛ける腹積もりだ。
――が、にわかに魔族の殺気が失せた。
「先に進むがよい、人間。この先の玉座に魔王がいる」
言うが早いか魔族は道を空けると、転移魔法なのか、足元の影に沈みこんで姿を消してしまった。
「……なんだってんだ? 変な奴だ……」
不可解さを覚えつつも、征司は正面の巨大な両開きの門を開け、中に踏み込んだ。
一見して、そこは王城の謁見の間だった。
赤絨毯が床に伸び、階段を経て、壇上に据えられた玉座へと続いている。
玉座には、肘置きに頬杖を突き、興味なさげに眼下を見下ろす魔族――魔王の姿があった。
壮年にして、征司を凌駕する体躯に荘厳な風貌。
雄々しき漆黒の角、銀色に瞬く長髪、深くも鮮やかな銀光を放つ瞳――見た目としては、先ほどの魔族に面差しが似ている気がしたが、内から溢れ出す威圧感と魔力の奔流は比ぶべくもない。
王を冠する者だけあって、まさに威風堂々とした佇まいだった。
「……ぬしのことは知っておる。『辺境の勇者』などと呼ばれている人間だな。さしづめ此度の大攻勢を前にして、怖気づいた王にでも乞われて、我を討ちに来たか?」
「違うね」
「では、同族の惨状を見かねて、取るに足らない正義感にでも駆られたか? それとも民衆に勇者と煽られ、万人を救おうなどという、くだらない妄想にでも取り憑かれたか?」
「それも違う」
征司はいずれも即座に否定した。
「この際だ、はっきり言おう。俺はあんたが邪魔なんだ。俺は俺のエゴで、あんたに消えてもらうことに決めた。だから、怨んでもらって結構だ」
征司は断言する。
王都で確約は得た。魔王さえ倒せば、戦争は終わる。
必要をなくした戦奴も奴隷も解放される。リィズを戦いへと誘う、すべてのものを取り払って意味をなくさせる。
あの死にたがりに死ぬ場所など与えない。与えてなどやるものか。
リィズは死なせない。命を救う。そのために。
征司は思いの丈すべてを闘志と化して、魔王の前に曝け出した。
「ほほう!」
それまで退屈そうだった魔王の眼の色が変わる。
「それはいい……! 実に魔族的な考え方だ! 認識を改めよう、人間よ」
魔王が歓喜と共に、玉座から立ち上がった。
「ならば我は、勇者に敵対する魔王としてではなく――ぬしの抱く野望を妨げるためだけに、こうして立ち塞がってくれようぞ!」
「いいね、上等だ! 俺の望みのため、こっちも罷り通らせてもらう! 人の恋路を――邪魔してんじゃねえぞ!!」
雄叫びを以って、両雄は激突した。
0
お気に入りに追加
534
あなたにおすすめの小説
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
悠々自適な転生冒険者ライフ ~実力がバレると面倒だから周りのみんなにはナイショです~
こばやん2号
ファンタジー
とある大学に通う22歳の大学生である日比野秋雨は、通学途中にある工事現場の事故に巻き込まれてあっけなく死んでしまう。
それを不憫に思った女神が、異世界で生き返る権利と異世界転生定番のチート能力を与えてくれた。
かつて生きていた世界で趣味で読んでいた小説の知識から、自分の実力がバレてしまうと面倒事に巻き込まれると思った彼は、自身の実力を隠したまま自由気ままな冒険者をすることにした。
果たして彼の二度目の人生はうまくいくのか? そして彼は自分の実力を隠したまま平和な異世界生活をおくれるのか!?
※この作品はアルファポリス、小説家になろうの両サイトで同時配信しております。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
キャンピングカーで往く異世界徒然紀行
タジリユウ
ファンタジー
《第4回次世代ファンタジーカップ 面白スキル賞》
【書籍化!】
コツコツとお金を貯めて念願のキャンピングカーを手に入れた主人公。
早速キャンピングカーで初めてのキャンプをしたのだが、次の日目が覚めるとそこは異世界であった。
そしていつの間にかキャンピングカーにはナビゲーション機能、自動修復機能、燃料補給機能など様々な機能を拡張できるようになっていた。
道中で出会ったもふもふの魔物やちょっと残念なエルフを仲間に加えて、キャンピングカーで異世界をのんびりと旅したいのだが…
※旧題)チートなキャンピングカーで旅する異世界徒然紀行〜もふもふと愉快な仲間を添えて〜
※カクヨム様でも投稿をしております
ハルの異世界出戻り冒険譚 ~ちびっ子エルフ、獣人仲間と逃亡中~
実川えむ
ファンタジー
飯野晴真。高校三年。
微妙な関係の家族の中で過ごしていたけれど、年末に父親とともに田舎に帰った時、異世界への扉が開かれた。
気がついたら、素っ裸でちびっ子エルフになってました。
何やら、色んな連中に狙われてるみたい。
ホビットの老夫婦や狼獣人の兄貴たちに守られながら、なんとか逃げ切る方向で頑張ります。
※どんよりシリアスモードは第一章まで。それ以降もポチポチあるかも。
※カクヨム、なろうに先行掲載中(校正中)
文字数の関係上、話数にずれがありますが、内容は変わりません。ご了承ください。
※タイトル変更しました。まだ、しっくりこないので、また変更するかもしれません^^;;;
【書籍化決定】神様お願い!〜神様のトバッチリを受けた定年おっさんは異世界に転生して心穏やかにスローライフを送りたい〜
きのこのこ
ファンタジー
突然白い発光体の強い光を浴びせられ異世界転移?した俺事、石原那由多(55)は安住の地を求めて異世界を冒険する…?
え?謎の子供の体?謎の都市?魔法?剣?魔獣??何それ美味しいの??
俺は心穏やかに過ごしたいだけなんだ!
____________________________________________
突然謎の白い発光体の強い光を浴びせられ強制的に魂だけで異世界転移した石原那由多(55)は、よちよち捨て子幼児の身体に入っちゃった!
那由多は左眼に居座っている神様のカケラのツクヨミを頼りに異世界で生きていく。
しかし左眼の相棒、ツクヨミの暴走を阻止できず、チート?な棲家を得て、チート?能力を次々開花させ異世界をイージーモードで過ごす那由多。「こいつ《ツクヨミ》は勝手に俺の記憶を見るプライバシークラッシャーな奴なんだ!」
そんな異世界は優しさで満ち溢れていた(え?本当に?)
呪われてもっふもふになっちゃったママン(産みの親)と御親戚一行様(やっとこ呪いがどうにか出来そう?!)に、異世界のめくるめくグルメ(やっと片鱗が見えて作者も安心)でも突然真夜中に食べたくなっちゃう日本食も完全完備(どこに?!)!異世界日本発福利厚生は完璧(ばっちり)です!(うまい話ほど裏がある!)
謎のアイテム御朱印帳を胸に(え?)今日も平穏?無事に那由多は異世界で日々を暮らします。
※一つの目的にどんどん事を突っ込むのでスローな展開が大丈夫な方向けです。
※他サイト先行にて配信してますが、他サイトと気が付かない程度に微妙に変えてます。
※昭和〜平成の頭ら辺のアレコレ入ってます。わかる方だけアハ体験⭐︎
⭐︎第16回ファンタジー小説大賞にて奨励賞受賞を頂きました!読んで投票して下さった読者様、並びに選考してくださったスタッフ様に御礼申し上げますm(_ _)m今後とも宜しくお願い致します。
夜霧の騎士と聖なる銀月
羽鳥くらら
ファンタジー
伝説上の生命体・妖精人(エルフ)の特徴と同じ銀髪銀眼の青年キリエは、教会で育った孤児だったが、ひょんなことから次期国王候補の1人だったと判明した。孤児として育ってきたからこそ貧しい民の苦しみを知っているキリエは、もっと皆に優しい王国を目指すために次期国王選抜の場を活用すべく、夜霧の騎士・リアム=サリバンに連れられて王都へ向かうのだが──。
※多少の戦闘描写・残酷な表現を含みます
※小説家になろう・カクヨム・ノベルアップ+・エブリスタでも掲載しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる