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第九章
ベルデン城郭都市
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ベルデン城郭都市は、上空から見ると、大きな三角形の形状をしているらしい。
三角形の底辺にあたる部分の中央に、例の跳ね橋の入り口があり、そこから区画が4つに横割りにされている。
ちょうどピラミッド型の身分階層が、そのまま都市の形に当て嵌まっている状態だ。
入り口からすぐの底辺層部分が、もっとも土地面積が広く人口も多い。
ここには主に商工業施設が立ち並び、それを営む商人たちの居住区となっている。
次の層が一般市民の居住区。
古くから居を構える住人や、労働者階級がここになる。
次が貴族層。
ぐっと土地自体は狭まり、貴族の屋敷が軒を連ねている。
基本的に一般市民は立ち入り禁止。区画を区切る柵まで設けてあり、都市の入り口と同じく中央一箇所の門扉で出入りを厳しく管理されていて、入るには正式な許可が必要となる。
最後のピラミッドの頂点が、領主たるアールズ伯爵の邸宅――はっきり言えばお城だ。
伯爵さまの一族が住んでいる場所となる。すなわち、今回の目的地となるわけだ。
エルドから図解付きで簡単に説明を受けていたので助かった。
それにしても、なんとも露骨な区分けではある。
もともと現代日本で暮らしていただけに、身分制度自体が馴染みが薄い。
もちろん、ファンタジー知識としては、異世界はカースト制度が主なので心得てはいたのだが、カルディナの街がカーストよりはヒエラルキーの色が濃いため、失念しかけていた。
もともとカルディナは冒険者のための町だったと聞く。
人が寄り添い必要なものを補っていく過程で自然と町となった、元来の身分制度の及ばない比較的新しい場所だ。
だからこそ外からの制限を受けにくく、規模が拡大するに任せて自由に大きくなり、様々な物や色々な人がごちゃ混ぜになった煩雑な街が完成し、それがまた活気のある街並みを生み出している。
カルディナを動とするなら、ベルデンは静だ。
限られた土地の限られた人口により、商売も精査され、必要なものを必要なだけ揃えているという印象がある。
活気はないが、伝統を感じる。それが朝から都市内をほうぼう歩き回って、得た結論だった。
どちらも一長一短で、感想も人それぞれだろうが、俺にとってはカルディナのほうが性に合う。そんなところだ。
午後になり、手近な店で昼食を済ませたのち、いよいよ領主の城へと向かうことにした。
迷いようがない真っ直ぐな表通りの1本道なので、30分ほども歩くと話にあった門扉が見えてくる。
前後の土地を区切って、横一直線に高い石壁がそそり立ち、左右の視界の彼方まで続く。
門扉のところの壁だけが幅5メートルほどのアーチ状に繰り抜かれ、そこにごつい両開きの鉄柵の扉がはめ込まれていた。
門扉の前には全身鎧の兵士が2名、直立不動で佇んでおり、さらにその脇には詰め所らしき建物が石壁に併設されている。
物々しいとまではいかないが、近寄りがたい雰囲気はある。
とりあえず門に歩み寄ってみると、手にした槍を互いに交差させて道を塞がれた。
「あの……」
恐る恐る声をかけてみたが、返事はない。
顔まで覆うタイプのフルヘルムなので感情は読み取れなかったが、門番の片割れが正面を向いたまま、無言で詰め所を示していた。
どうやら、受付はそちらでということらしい。
詰め所の窓口らしき出窓から顔を覗かせると、中にも別の兵士が不動のまま待機していた。
「あの~、すみません」
「どういったご用件でしょうか?」
こちらもフル装備で表情は知れないものの、口調は慇懃だった。
エルドには悪いが、都市入り口の門番はどちらかというと量を捌くのに重点を置いている感じで、対応はある意味大雑把だったと思う。だからこそ、一門番の裁量で素通りもできたのだろう。
しかし、こちらではそれも無理そうだった。
今度こそ、正式な招待状を提示する必要がある。
本来なら封筒に入れたまま渡し、先方で中身を確認するそうだが、捨ててしまって手元にないものは仕方ない。
招待状自体は本物で、確認する側も伯爵家の直属だけに問題はないだろう、との叔父の弁だったが、昨日のこともあるのでやはり若干の不安は残る。
「これをお願いします」
緊張で噛みそうになるのを堪えて、招待状のカードを窓口に提出した。
これが第2関門とある。
兵士は恭しい態度で受け取って確認すると、即座にカードを豪華そうな箱に入れて別の兵士に手渡した。
「ご確認させていただきます。しばらくお待ちください」
箱を受け取った兵士は、す でに詰め所から退出していた。
馬の嘶きが聞こえたのは、早馬を走らせたのだろう。
ここからでは前方の植木や建造物が邪魔をして城の偉容は窺えないが、地図上での距離としては1キロもないはず。
時間にしたら数分だろうが、送り主がすぐさま対応してくれるとも限らないので、下手をすると返事待ちでこの場で数時間も待たされることもあるかもしれない。
領主邸を訪問するなど本来は高貴な身分、馬車で訪れるのが前提だろうから、ここには待合所のような洒落たものはない。
近くの木陰で座って待ちたいところだが、この昼の日差しの最中を微動だにせずに職務を全うしている門番たちの前でだらけるのも気が引ける。
どうしていいか迷った末、俺も詰め所のそばで突っ立って待つことにした。
誰も教えてくれないので、これで正解なのかは判断つかないが、傍から怪しく見られてないことを祈るばかりだ。
「ぉぉ~ぃ」
待つことほんの数分、どこか遠くから声が聞こえてきた。
声のしたほう――門扉の柵のさらに先に目を向けると、領主邸へ続く道から土煙が舞っていた。
よくよく見ると、誰かが激しく手を振りながら走ってきている。
異様なのは、その手を振る先頭の人物の背後から、おびただしい数の人も一緒に走ってきているということだ。
マラソン中継のスタート直後さながらの風景で、それほど広くない道を大勢が押し合いへし合いしながら窮屈そうに走っている。
マラソンと違うのはそれらの人々の恰好がスポーツウェアではなく、タキシードにメイド服、果てには鎧姿の者までいるということだ。それも、老若男女問わず。
先頭を走るのは見るからに小柄な人物で、飽きずにこちらに手を振り続けている。
距離が縮まるにつれ、それが少年だとわかった。身なりの整った出で立ちだが、汗まみれで髪を振り乱し、動きに合わせて高そうな衣服もところどころはだけてしまっているため台無しだ。
ただ、その表情を彩るのは、1点の曇りもない笑顔だった。
少年は全力疾走の勢いそのままに、道を隔てる門扉の鉄柵に激突した。
なんだかやばそうな音がして、鉄仮面を貫いていた門番の兵士たちも激しく動揺していた。
「あの……きみ、大丈夫……かな?」
本気でどん引きしたので、控えめに少年に声をかけてみた。
遅れて後続も辿り着いた。
皆が皆、息を切らしていて、肩で息をするくらいならまだいい。へたり込むもの、地面に突っ伏して動かない者までいる。
特にご老体や、完全装備の鎧姿で走ってきた兵士は瀕死の状態になっていた。
門扉を境に、向こう側がなにやら壮絶な有様となってしまっている。
少年は鉄柵を握り締め、同じく息を切らしていたが――珠の汗が浮いた顔は熱っぽく上気し、決して走り疲れたのだけが原因ではなさそうだった。
大きな瞳でこちらを真っ直ぐに見つめてくる眼差しが、きらきらと眩しいほどに煌めいている。
思わず伸ばしていた手を、突然、鉄柵越しに両手でがっちりと鷲掴みにされた。
「ようこそお越しくださいました、アキトさま! ボク、フェブラント・アールズです! フェブって呼んでください!」
変声期を迎える前の少年は、女の子のような可愛らしい声を上擦らせた。
結果として、招待主からのすぐに返事はやって来た。
返事どころか、すごい笑顔の本人付きで。
三角形の底辺にあたる部分の中央に、例の跳ね橋の入り口があり、そこから区画が4つに横割りにされている。
ちょうどピラミッド型の身分階層が、そのまま都市の形に当て嵌まっている状態だ。
入り口からすぐの底辺層部分が、もっとも土地面積が広く人口も多い。
ここには主に商工業施設が立ち並び、それを営む商人たちの居住区となっている。
次の層が一般市民の居住区。
古くから居を構える住人や、労働者階級がここになる。
次が貴族層。
ぐっと土地自体は狭まり、貴族の屋敷が軒を連ねている。
基本的に一般市民は立ち入り禁止。区画を区切る柵まで設けてあり、都市の入り口と同じく中央一箇所の門扉で出入りを厳しく管理されていて、入るには正式な許可が必要となる。
最後のピラミッドの頂点が、領主たるアールズ伯爵の邸宅――はっきり言えばお城だ。
伯爵さまの一族が住んでいる場所となる。すなわち、今回の目的地となるわけだ。
エルドから図解付きで簡単に説明を受けていたので助かった。
それにしても、なんとも露骨な区分けではある。
もともと現代日本で暮らしていただけに、身分制度自体が馴染みが薄い。
もちろん、ファンタジー知識としては、異世界はカースト制度が主なので心得てはいたのだが、カルディナの街がカーストよりはヒエラルキーの色が濃いため、失念しかけていた。
もともとカルディナは冒険者のための町だったと聞く。
人が寄り添い必要なものを補っていく過程で自然と町となった、元来の身分制度の及ばない比較的新しい場所だ。
だからこそ外からの制限を受けにくく、規模が拡大するに任せて自由に大きくなり、様々な物や色々な人がごちゃ混ぜになった煩雑な街が完成し、それがまた活気のある街並みを生み出している。
カルディナを動とするなら、ベルデンは静だ。
限られた土地の限られた人口により、商売も精査され、必要なものを必要なだけ揃えているという印象がある。
活気はないが、伝統を感じる。それが朝から都市内をほうぼう歩き回って、得た結論だった。
どちらも一長一短で、感想も人それぞれだろうが、俺にとってはカルディナのほうが性に合う。そんなところだ。
午後になり、手近な店で昼食を済ませたのち、いよいよ領主の城へと向かうことにした。
迷いようがない真っ直ぐな表通りの1本道なので、30分ほども歩くと話にあった門扉が見えてくる。
前後の土地を区切って、横一直線に高い石壁がそそり立ち、左右の視界の彼方まで続く。
門扉のところの壁だけが幅5メートルほどのアーチ状に繰り抜かれ、そこにごつい両開きの鉄柵の扉がはめ込まれていた。
門扉の前には全身鎧の兵士が2名、直立不動で佇んでおり、さらにその脇には詰め所らしき建物が石壁に併設されている。
物々しいとまではいかないが、近寄りがたい雰囲気はある。
とりあえず門に歩み寄ってみると、手にした槍を互いに交差させて道を塞がれた。
「あの……」
恐る恐る声をかけてみたが、返事はない。
顔まで覆うタイプのフルヘルムなので感情は読み取れなかったが、門番の片割れが正面を向いたまま、無言で詰め所を示していた。
どうやら、受付はそちらでということらしい。
詰め所の窓口らしき出窓から顔を覗かせると、中にも別の兵士が不動のまま待機していた。
「あの~、すみません」
「どういったご用件でしょうか?」
こちらもフル装備で表情は知れないものの、口調は慇懃だった。
エルドには悪いが、都市入り口の門番はどちらかというと量を捌くのに重点を置いている感じで、対応はある意味大雑把だったと思う。だからこそ、一門番の裁量で素通りもできたのだろう。
しかし、こちらではそれも無理そうだった。
今度こそ、正式な招待状を提示する必要がある。
本来なら封筒に入れたまま渡し、先方で中身を確認するそうだが、捨ててしまって手元にないものは仕方ない。
招待状自体は本物で、確認する側も伯爵家の直属だけに問題はないだろう、との叔父の弁だったが、昨日のこともあるのでやはり若干の不安は残る。
「これをお願いします」
緊張で噛みそうになるのを堪えて、招待状のカードを窓口に提出した。
これが第2関門とある。
兵士は恭しい態度で受け取って確認すると、即座にカードを豪華そうな箱に入れて別の兵士に手渡した。
「ご確認させていただきます。しばらくお待ちください」
箱を受け取った兵士は、す でに詰め所から退出していた。
馬の嘶きが聞こえたのは、早馬を走らせたのだろう。
ここからでは前方の植木や建造物が邪魔をして城の偉容は窺えないが、地図上での距離としては1キロもないはず。
時間にしたら数分だろうが、送り主がすぐさま対応してくれるとも限らないので、下手をすると返事待ちでこの場で数時間も待たされることもあるかもしれない。
領主邸を訪問するなど本来は高貴な身分、馬車で訪れるのが前提だろうから、ここには待合所のような洒落たものはない。
近くの木陰で座って待ちたいところだが、この昼の日差しの最中を微動だにせずに職務を全うしている門番たちの前でだらけるのも気が引ける。
どうしていいか迷った末、俺も詰め所のそばで突っ立って待つことにした。
誰も教えてくれないので、これで正解なのかは判断つかないが、傍から怪しく見られてないことを祈るばかりだ。
「ぉぉ~ぃ」
待つことほんの数分、どこか遠くから声が聞こえてきた。
声のしたほう――門扉の柵のさらに先に目を向けると、領主邸へ続く道から土煙が舞っていた。
よくよく見ると、誰かが激しく手を振りながら走ってきている。
異様なのは、その手を振る先頭の人物の背後から、おびただしい数の人も一緒に走ってきているということだ。
マラソン中継のスタート直後さながらの風景で、それほど広くない道を大勢が押し合いへし合いしながら窮屈そうに走っている。
マラソンと違うのはそれらの人々の恰好がスポーツウェアではなく、タキシードにメイド服、果てには鎧姿の者までいるということだ。それも、老若男女問わず。
先頭を走るのは見るからに小柄な人物で、飽きずにこちらに手を振り続けている。
距離が縮まるにつれ、それが少年だとわかった。身なりの整った出で立ちだが、汗まみれで髪を振り乱し、動きに合わせて高そうな衣服もところどころはだけてしまっているため台無しだ。
ただ、その表情を彩るのは、1点の曇りもない笑顔だった。
少年は全力疾走の勢いそのままに、道を隔てる門扉の鉄柵に激突した。
なんだかやばそうな音がして、鉄仮面を貫いていた門番の兵士たちも激しく動揺していた。
「あの……きみ、大丈夫……かな?」
本気でどん引きしたので、控えめに少年に声をかけてみた。
遅れて後続も辿り着いた。
皆が皆、息を切らしていて、肩で息をするくらいならまだいい。へたり込むもの、地面に突っ伏して動かない者までいる。
特にご老体や、完全装備の鎧姿で走ってきた兵士は瀕死の状態になっていた。
門扉を境に、向こう側がなにやら壮絶な有様となってしまっている。
少年は鉄柵を握り締め、同じく息を切らしていたが――珠の汗が浮いた顔は熱っぽく上気し、決して走り疲れたのだけが原因ではなさそうだった。
大きな瞳でこちらを真っ直ぐに見つめてくる眼差しが、きらきらと眩しいほどに煌めいている。
思わず伸ばしていた手を、突然、鉄柵越しに両手でがっちりと鷲掴みにされた。
「ようこそお越しくださいました、アキトさま! ボク、フェブラント・アールズです! フェブって呼んでください!」
変声期を迎える前の少年は、女の子のような可愛らしい声を上擦らせた。
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