7 / 41
第1章 強くてカワイイ魔法使い
第6話 ドロシー・アミアの非日常的な日常
しおりを挟む
ドラゴスネーク討伐後──。
私とドロシーさんは、二人仲良く教師に叱られた。
森の柵を壊すなとか、無茶をするなとか、諸々。
けれど、あの個体を放っておいたら、魔除けの魔法関係なしに町を襲っていたかもしれないとも言われ、今回の件は不問となり、私たちは解放された。
「クロエさん、私の家に来ない? お礼させて!」
正門を抜けた時、ドロシーさんからそんな提案をされた。
お礼をするのは私の方じゃないだろうかと思いながら、首を縦に振る。
それで今、ドロシーさんの家の前へとやってきていたのだけど……。
「で、でかい……」
そう。ドロシーさんの家は、超がつくほどの大金持ちだった。
遠くからでもよく目立つので知ってはいたが、いざ目の前にすると圧巻である。
豪邸は三メートルほどの白色の塀に囲まれており、警戒体勢も万全だ。
輝きを放つ門の横には、鎧を着た屈強な門番さえも佇んでいる。
その門番に軽く会釈をし、私はオドオドしながらも敷地内へ足を踏み入れた。
まるで、どこかの貴族の家に招待されたかのようで、若干の緊張を覚える。
「ドロシーさん、いつもこんな凄い家で暮らしてるんだね」
視界に収まり切らないほどの豪邸は、まるで王都の建物を思わせる作りをしている。
失礼かもしれないけど、この小さなサニス町にはどうしても不相応だ。
「ねー。自分の家ながら凄い家だと思うよ……あ、私の部屋はあそこね」
ドロシーさんは二階の左端の部屋を指す。
私は浮き足立つ思いを抑えながら、ドロシーさんの後を追った。
※
豪華な絨毯、シャンデリア、絵画。おまけにメイドさんまで。
見える景色は全てが新鮮で、まるで別世界にでも飛び込んだようだった。
ドロシーさんは部屋に案内すると、紅茶とクッキーを用意し、私に差し出す。
私はクッキーを一つひょいと口に運ぶと、その美味しさに思わずニヤニヤしてしまう。
やっぱり金持ちはお菓子も高級品なんだろうな、と思いながら、同じようにクッキーを口に運ぶ彼女へ声を飛ばす。
「今日はありがとう。助けてくれて。それにドロシーさんがいなければ、私、自分の夢を諦めていたと思うから……。ほんとに、ありがとう」
その言葉を、今日何回言っただろう。
それほどまでに今日、私はドロシーさんに救われた。
「いやいやそんな」
ドロシーさんは手を横に振りながら、嬉しそうに謙遜する。
と、ドロシーさんは「あ!」と思い出したような声を上げた。
「そういえば明日は卒業式だね。クロエさんは卒業したらどうするの?」
「私? えっと私は元々、王都に行く予定だったから。深夜の馬車で王都に向かうかな」
「え、そうなの!? 私も明日から王都に行く予定だったの! ならさ一緒に行かない?」
思わぬ提案に、私は思わず「え!」と大きな声を出してしまう。
一緒に行く相手がいない私にとってそれはありがたい提案だ。
しかし、私なんかがドロシーさんと一緒に行ってもよかったのだろうか?
「ドロシーさんがいいなら、全然。むしろ、私でいいの?」
「もちろん! 私の友達もみんなしばらくサニスにとどまるっていうからさ、正直心細かったの。だから、クロエさんがいてくれると凄く助かる!」
「……そっか。なら明日、一緒に行こう」
「よかった!」
ドロシーさんは嬉しそうに笑った。
私もつられるように、頬をゆるめる。
「っていうかさ『ドロシーさん』だなんて素気ない呼び方じゃなくてさ、ドロシーって呼んでよ! 私も、クロエって呼ぶから! 私たち友達でしょ!」
「えっ、えー……。え~?」
『友達』という響きが、頭の中でぐるぐるする。
私はこんな性格なので、学園に友達がいない。
けれど、こんな性格のこんな私を、彼女は友達を呼んでくれた。
だからここは一つ、呼び捨てで──。
「ドロシー。……さん」
「さん抜きで!」
「ド、ドロシー……。……やっぱり無理! 私、友達なんていなかったから、距離感とか分からなくて……。もう少し慣れたら、ドロシーって呼ばせて?」
「そっかぁ。じゃあ私は、クロエって呼んでもいい?」
「う、うん。それはいいけど、なんだか──」
と、ここまで言いかけた時。
──コンコンコン。
ノックの音が、言葉を遮った。
「どうぞー」
ドロシーさんが言葉を送ると、一人のメイドさんがドアを開いた。
「ドロシー様。お母様がお呼びです」
その言葉に、ドロシーさんは「はい」と立ち上がる。
「少し、待ってて。すぐ戻るから」
スタスタと部屋を後にしたドロシーさんの横顔は、ひどく曇って見えた。
先までの笑顔を浮かべた彼女との変わりように、私は引っかかりを覚える。
けれどすぐに、ドロシーさんが私のことを『友達』と言ってくれたことや『クロエ』と呼んでくれたことを思い返し、再び浮かれた気分へと戻ってしまった。
ドロシーさんが戻ってきたのは、それからおよそ十分後。
私は嬉々とした声を彼女に飛ばした──が。
「ドロシーさん、おかえ──」
ドアから出てきた彼女を見て、私は二の句を継げなくなった。
ドロシーさんは泣いていた。涙は拭われてはいたけれど、目尻には確かに大粒の涙が溜まっている。こんな弱々しい様子の彼女を見たのは初めてだった。
「ドロシーさん? ほっぺた赤いよ? 大丈夫?」
加えて、左頬が異様なまでに赤い。
白い肌だからこそ、それがより目立っている。
もしかしたらドロシーさんの母親に、何かされたのかもしれない。
私は恐る恐ると、彼女に問いを投げた。
「もしかして、森の柵を壊したことで怒られたとか?」
「まぁ、そんなとこ。……けどクロエは気にしないでいいよ。これが私の、日常だから」
「でも……」
「それに、こんなの回復魔法で一瞬だよ。私の聖属性、Aランクだったでしょ?」
ドロシーは悲しく微笑むと、ベッドへ歩いて枕に顔を埋めた。
「……ごめん。今日はちょっと、一人になりたいかも」
私の前で、涙を堪えていたのだろう。
枕の隙間から、ドロシーさんの咽び泣く声が聞こえてきた。
私じゃ、今の彼女に、何か気の利いた言葉をかけられる気がしなかった。
「ドロシーさん、また明日、会おうね。……一緒に、王都に行こうね」
それだけを残して、私は部屋を後にした。
玄関のドアを開けると、目に飛び込む夕日に思わず目を細めてしまう。
空を見上げれば、オレンジ色のぼやけた輪郭が空を包んでいて。
間も無く、この町に夜が訪れようとしていた。
私はしばし立ち止まり、思案する。
「…………」
ドロシーさんは、母親に怒られることを『私の日常』だと言った。
あの頬の赤さからして、多分、叩かれたりしたんだと思う。
だとしたら、酷い。酷すぎる。しかも、日常的にだなんて……。
「……」
今日私は、ドロシーさんに色々なものを与えられた。
多分、今日が私の人生の転換点で、彼女がいたからこそ私は良い方へ進めたと思う。
それなのに。私は彼女に、何も出来てやれやしなくって。
だから私は、もう一度ドアを開けた。
私とドロシーさんは、二人仲良く教師に叱られた。
森の柵を壊すなとか、無茶をするなとか、諸々。
けれど、あの個体を放っておいたら、魔除けの魔法関係なしに町を襲っていたかもしれないとも言われ、今回の件は不問となり、私たちは解放された。
「クロエさん、私の家に来ない? お礼させて!」
正門を抜けた時、ドロシーさんからそんな提案をされた。
お礼をするのは私の方じゃないだろうかと思いながら、首を縦に振る。
それで今、ドロシーさんの家の前へとやってきていたのだけど……。
「で、でかい……」
そう。ドロシーさんの家は、超がつくほどの大金持ちだった。
遠くからでもよく目立つので知ってはいたが、いざ目の前にすると圧巻である。
豪邸は三メートルほどの白色の塀に囲まれており、警戒体勢も万全だ。
輝きを放つ門の横には、鎧を着た屈強な門番さえも佇んでいる。
その門番に軽く会釈をし、私はオドオドしながらも敷地内へ足を踏み入れた。
まるで、どこかの貴族の家に招待されたかのようで、若干の緊張を覚える。
「ドロシーさん、いつもこんな凄い家で暮らしてるんだね」
視界に収まり切らないほどの豪邸は、まるで王都の建物を思わせる作りをしている。
失礼かもしれないけど、この小さなサニス町にはどうしても不相応だ。
「ねー。自分の家ながら凄い家だと思うよ……あ、私の部屋はあそこね」
ドロシーさんは二階の左端の部屋を指す。
私は浮き足立つ思いを抑えながら、ドロシーさんの後を追った。
※
豪華な絨毯、シャンデリア、絵画。おまけにメイドさんまで。
見える景色は全てが新鮮で、まるで別世界にでも飛び込んだようだった。
ドロシーさんは部屋に案内すると、紅茶とクッキーを用意し、私に差し出す。
私はクッキーを一つひょいと口に運ぶと、その美味しさに思わずニヤニヤしてしまう。
やっぱり金持ちはお菓子も高級品なんだろうな、と思いながら、同じようにクッキーを口に運ぶ彼女へ声を飛ばす。
「今日はありがとう。助けてくれて。それにドロシーさんがいなければ、私、自分の夢を諦めていたと思うから……。ほんとに、ありがとう」
その言葉を、今日何回言っただろう。
それほどまでに今日、私はドロシーさんに救われた。
「いやいやそんな」
ドロシーさんは手を横に振りながら、嬉しそうに謙遜する。
と、ドロシーさんは「あ!」と思い出したような声を上げた。
「そういえば明日は卒業式だね。クロエさんは卒業したらどうするの?」
「私? えっと私は元々、王都に行く予定だったから。深夜の馬車で王都に向かうかな」
「え、そうなの!? 私も明日から王都に行く予定だったの! ならさ一緒に行かない?」
思わぬ提案に、私は思わず「え!」と大きな声を出してしまう。
一緒に行く相手がいない私にとってそれはありがたい提案だ。
しかし、私なんかがドロシーさんと一緒に行ってもよかったのだろうか?
「ドロシーさんがいいなら、全然。むしろ、私でいいの?」
「もちろん! 私の友達もみんなしばらくサニスにとどまるっていうからさ、正直心細かったの。だから、クロエさんがいてくれると凄く助かる!」
「……そっか。なら明日、一緒に行こう」
「よかった!」
ドロシーさんは嬉しそうに笑った。
私もつられるように、頬をゆるめる。
「っていうかさ『ドロシーさん』だなんて素気ない呼び方じゃなくてさ、ドロシーって呼んでよ! 私も、クロエって呼ぶから! 私たち友達でしょ!」
「えっ、えー……。え~?」
『友達』という響きが、頭の中でぐるぐるする。
私はこんな性格なので、学園に友達がいない。
けれど、こんな性格のこんな私を、彼女は友達を呼んでくれた。
だからここは一つ、呼び捨てで──。
「ドロシー。……さん」
「さん抜きで!」
「ド、ドロシー……。……やっぱり無理! 私、友達なんていなかったから、距離感とか分からなくて……。もう少し慣れたら、ドロシーって呼ばせて?」
「そっかぁ。じゃあ私は、クロエって呼んでもいい?」
「う、うん。それはいいけど、なんだか──」
と、ここまで言いかけた時。
──コンコンコン。
ノックの音が、言葉を遮った。
「どうぞー」
ドロシーさんが言葉を送ると、一人のメイドさんがドアを開いた。
「ドロシー様。お母様がお呼びです」
その言葉に、ドロシーさんは「はい」と立ち上がる。
「少し、待ってて。すぐ戻るから」
スタスタと部屋を後にしたドロシーさんの横顔は、ひどく曇って見えた。
先までの笑顔を浮かべた彼女との変わりように、私は引っかかりを覚える。
けれどすぐに、ドロシーさんが私のことを『友達』と言ってくれたことや『クロエ』と呼んでくれたことを思い返し、再び浮かれた気分へと戻ってしまった。
ドロシーさんが戻ってきたのは、それからおよそ十分後。
私は嬉々とした声を彼女に飛ばした──が。
「ドロシーさん、おかえ──」
ドアから出てきた彼女を見て、私は二の句を継げなくなった。
ドロシーさんは泣いていた。涙は拭われてはいたけれど、目尻には確かに大粒の涙が溜まっている。こんな弱々しい様子の彼女を見たのは初めてだった。
「ドロシーさん? ほっぺた赤いよ? 大丈夫?」
加えて、左頬が異様なまでに赤い。
白い肌だからこそ、それがより目立っている。
もしかしたらドロシーさんの母親に、何かされたのかもしれない。
私は恐る恐ると、彼女に問いを投げた。
「もしかして、森の柵を壊したことで怒られたとか?」
「まぁ、そんなとこ。……けどクロエは気にしないでいいよ。これが私の、日常だから」
「でも……」
「それに、こんなの回復魔法で一瞬だよ。私の聖属性、Aランクだったでしょ?」
ドロシーは悲しく微笑むと、ベッドへ歩いて枕に顔を埋めた。
「……ごめん。今日はちょっと、一人になりたいかも」
私の前で、涙を堪えていたのだろう。
枕の隙間から、ドロシーさんの咽び泣く声が聞こえてきた。
私じゃ、今の彼女に、何か気の利いた言葉をかけられる気がしなかった。
「ドロシーさん、また明日、会おうね。……一緒に、王都に行こうね」
それだけを残して、私は部屋を後にした。
玄関のドアを開けると、目に飛び込む夕日に思わず目を細めてしまう。
空を見上げれば、オレンジ色のぼやけた輪郭が空を包んでいて。
間も無く、この町に夜が訪れようとしていた。
私はしばし立ち止まり、思案する。
「…………」
ドロシーさんは、母親に怒られることを『私の日常』だと言った。
あの頬の赤さからして、多分、叩かれたりしたんだと思う。
だとしたら、酷い。酷すぎる。しかも、日常的にだなんて……。
「……」
今日私は、ドロシーさんに色々なものを与えられた。
多分、今日が私の人生の転換点で、彼女がいたからこそ私は良い方へ進めたと思う。
それなのに。私は彼女に、何も出来てやれやしなくって。
だから私は、もう一度ドアを開けた。
0
お気に入りに追加
226
あなたにおすすめの小説
クラス転移で神様に?
空見 大
ファンタジー
集団転移に巻き込まれ、クラスごと異世界へと転移することになった主人公晴人はこれといって特徴のない平均的な学生であった。
異世界の神から能力獲得について詳しく教えられる中で、晴人は自らの能力欄獲得可能欄に他人とは違う機能があることに気が付く。
そこに隠されていた能力は龍神から始まり魔神、邪神、妖精神、鍛冶神、盗神の六つの神の称号といくつかの特殊な能力。
異世界での安泰を確かなものとして受け入れ転移を待つ晴人であったが、神の能力を手に入れたことが原因なのか転移魔法の不発によりあろうことか異世界へと転生してしまうこととなる。
龍人の母親と英雄の父、これ以上ない程に恵まれた環境で新たな生を得た晴人は新たな名前をエルピスとしてこの世界を生きていくのだった。
現在設定調整中につき最新話更新遅れます2022/09/11~2022/09/17まで予定
拝啓、お父様お母様 勇者パーティをクビになりました。
ちくわ feat. 亜鳳
ファンタジー
弱い、使えないと勇者パーティをクビになった
16歳の少年【カン】
しかし彼は転生者であり、勇者パーティに配属される前は【無冠の帝王】とまで謳われた最強の武・剣道者だ
これで魔導まで極めているのだが
王国より勇者の尊厳とレベルが上がるまではその実力を隠せと言われ
渋々それに付き合っていた…
だが、勘違いした勇者にパーティを追い出されてしまう
この物語はそんな最強の少年【カン】が「もう知るか!王命何かくそ食らえ!!」と実力解放して好き勝手に過ごすだけのストーリーである
※タイトルは思い付かなかったので適当です
※5話【ギルド長との対談】を持って前書きを廃止致しました
以降はあとがきに変更になります
※現在執筆に集中させて頂くべく
必要最低限の感想しか返信できません、ご理解のほどよろしくお願いいたします
※現在書き溜め中、もうしばらくお待ちください
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
退魔の少女達
コロンド
ファンタジー
※R-18注意
退魔師としての力を持つサクラは、淫魔と呼ばれる女性を犯すことだけを目的に行動する化け物と戦う毎日を送っていた。
しかし退魔の力を以てしても、強力な淫魔の前では敵わない。
サクラは敗北するたびに、淫魔の手により時に激しく、時に優しくその体をされるがままに陵辱される。
それでもサクラは何度敗北しようとも、世の平和のために戦い続ける。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
所謂敗北ヒロインものです。
女性の淫魔にやられるシーン多めです。
ストーリーパートとエロパートの比率は1:3くらいでエロ多めです。
(もともとノクターンノベルズであげてたものをこちらでもあげることにしました)
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
Fantiaでは1話先の話を先行公開したり、限定エピソードの投稿などしてます。
よかったらどーぞ。
https://fantia.jp/fanclubs/30630
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
悪魔との100日ー淫獄の果てにー
blueblack
恋愛
―人体実験をしている製薬会社― とある会社を調べていた朝宮蛍は、証拠を掴もうと研究施設に侵入を試み、捕まり、悪魔と呼ばれる女性からのレズ拷問を受ける。 身も凍るような性調教に耐え続ける蛍を待ち受けるのは、どんな運命か。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
小さなわたしたちが1000倍サイズの超巨大エルフ少女たちから世界を取り返すまでのお話
穂鈴 えい
ファンタジー
この世界に住んでいる大多数の一般人たちは、身長1400メートルを超える山のように巨大な、少数のエルフたちのために働かされている。吐息だけでわたしたち一般市民をまとめて倒せてしまえるエルフたちに抵抗する術もなく、ただひたすらに彼女たちのために労働を続ける生活を強いられているのだ。
一般市民であるわたしは日中は重たい穀物を運び、エルフたちの食料を調達しなければならない。そして、日が暮れてからはわたしたちのことを管理している身長30メートルを越える巨大メイドの身の回りの世話をしなければならない。
そんな過酷な日々を続ける中で、マイペースな銀髪美少女のパメラに出会う。彼女は花園の手入れを担当していたのだが、そこの管理者のエフィという巨大な少女が怖くて命懸けでわたしのいる区域に逃げてきたらしい。毎日のように30倍サイズの巨大少女のエフィから踏みつけられたり、舐められたりしてすっかり弱り切っていたのだった。
再びエフィに連れ去られたパメラを助けるために成り行きでエルフたちを倒すため旅に出ることになった。当然1000倍サイズのエルフを倒すどころか、30倍サイズの管理者メイドのことすらまともに倒せず、今の労働場所から逃げ出すのも困難だった。挙句、抜け出そうとしたことがバレて、管理者メイドにあっさり吊るされてしまったのだった。
しかし、そんなわたしを助けてくれたのが、この世界で2番目に優秀な魔女のクラリッサだった。クラリッサは、この世界で一番優秀な魔女で、わたしの姉であるステラを探していて、ついでにわたしのことを助けてくれたのだった。一緒に旅をしていく仲間としてとんでもなく心強い仲間を得られたと思ったのだけれど、そんな彼女でも1000倍サイズのエルフと相対すると、圧倒的な力を感じさせられてしまうことに。
それでもわたしたちは、勝ち目のない戦いをするためにエルフたちの住む屋敷へと向かわなければならないのだった。そうして旅をしていく中で、エルフ達がこの世界を統治するようになった理由や、わたしやパメラの本当の力が明らかになっていき……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる