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五章 帝国の洗礼

二百一話 別れの言葉

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 研究者の気配が途絶した直後、夜空を覆っていた結界に大きなヒビが入る。恐らく結界外に居た冒険者達が割ったのだろう。

 ヒビはどんどんと大きくなっていき、結界の半分に至った所で一気に崩壊していく。まるで俺達を祝福するようなキラキラとした魔力の粒を降り注ぎながら。

「……」
「っ!ボス!死んじゃ嫌でやんす!」
「ガイス……」

 勝利の代償かのように奇跡の時間が終了する。いくら魔根により強化されていたとはいえ、限界をとっくの前に超えていたガイスは今度こそ動きを止めて膝を着く。

 首元にしがみついていたネルは慌ててガイスから離れ、顔を合わせるように目の前に移動する。しかしガイスはピクリとも動かず、全身が焼き爛れ魔根が胸から下半身にまで到達した肉体はもはや限界を留めていなかった。
 
 そんなガイスの事を目を逸らさずに居られるのは、彼等が築いてきた絆の長さ故か。

「死んじゃ……死んじゃ嫌でやんす!自分、まだ何もボスに返せてないでやんすよ!」
「……」
「自分、じぶん゛ばっ!よあむじ弱虫で、にげへばっかい逃げてばっかりでっ!ぼしゅがいなひとボスが居ないと……!」


 今まで耐えて来た物が崩壊する様にネルの瞳から涙が溢れて呂律が回らなくなっていく。
 きっと研究者がガイスの『死』について語る度、何度も泣きそうになりながら考えないように先送りしてきたのだろう。
 
 そんなネルの訴えかけでもガイスは動かない……かと思われたその時、最後にしてひと握りの奇跡がガイスに起こる。

「……ァ」
「……ボス?」
「ま、まだ動けるのか……!?」
「多分、今降ってる魔力の粒を吸収してるのかも~」

 空から降り注ぐ恐らく無害で純粋な魔力の結晶。本来ならば肌に当たった時点で中に溶けてしまうが、シエの予想では栄養を欲している魔根が吸収しているという。

 逆に言えばこの魔力の雨が途絶えた時が本当にガイスの最後。それを理解した俺達は、ネルとガイスの最後の時間を邪魔しないように口を噤む。

 声なのか吐息なのか判別のつかない程に小さな声を出し、力無くぶら下がっていた右腕をゆっくりと持ち上げるガイス。
 それに反応してネルは反射的に右腕を掴むと、腕から力が抜けて握られていた拳も開かれる。

 そのとき拳から光る何かが零れ落ち、狙ったようにネルの手の中へと収まる。それはまるでネルの髪色を模したような紅い何かであった。

「これは……宝石でやんすか?」
「いや、恐らくガラス細工だ。しかし、よくここまで壊れなかったな」

 ガイスの右手の拳はネルを掴んだ左手と違い一度も開いていなかったはず。つまり、魔根を自分に寄生させる前に手に持っていたということ。

 握力のせいか、それとも衝撃のせいか。ヒビこそ入っているが崩壊せず形を保ったままのガラス細工は、まるでネルの心を表しているようで。

「ボス……くれるでやんすか、これ?……ありがとう、ございますでやんす」
「……」
「ボスならきっと、これくらい握るだけでこなごなにした筈でやんす。なのに割れてないって事は……きっと最後まで、自分の事を心配してたって事でやんすよね?」

 返答は帰ってこない。気がつけば降り注いでいた魔力も少なくなっている。もってあと十数秒だろう。

「……自分、強くなるでやんすよ。ボスと同じぐらいに。ボスが心配しなくても良くなるぐらい強く」
「……」
「だから……先にあの世で皆とマフィアを作ってて欲しいでやんす!自分も、こっちで組を大きくしてボスの名を世界に轟かせるでやんす!だから、だから……!」

 ガイスの気配が徐々に消えていく。ネルは目を閉じ、吐き出すようにガイスへと誓いと覚悟の言葉をぶつける。
 崩壊していく肉体を見ない為に。

「見守ってて欲しいでやんす。挫けそうになる度に、自分の事を叱って欲しいでやんす。ずっと、ずっとずっと自分の隣で……一緒に……食べて……笑って……」

「……おやすみなさい、ボス。……ボス……ぼすぅ!!」

 ネルの言葉にならない声が光を灯し始めた夜空に響き渡っていく。例え時間よ戻れと願っても、必ず日は登り次の日はやってくる。
 
 明日を生きる為に今日、誰かが犠牲になる。その当たり前の様で理不尽な現実を理解して、俺達は今日も生きていかなければならないのだ。

 ガイスが残したガラス細工と、微かに残っていた布切れを掴み号泣していたネルはついに体力が尽きて気絶するように眠りにつく。それが今のネルに出来る唯一の自己防衛であった。

「……守れなかった。少なくとも、宿での説得で戦いを始めた時はがいすに魔根を使う気はなかった筈だ」
「テル君……」
「それでもガイスが魔根を使ったのは、俺が弱かったから。俺だけじゃ命を捨てる事でしか勝てないと思わせてしまったから……!」
「悪いのはテル君だけじゃないよ~。私もいざって時のにボス達を助けならなかった。……弱いね、私達」
「あぁ……」
 
 別に、誰かを助けるたり救ったりする為に刀を握ったわけじゃない。それでも、守りたい物を守れなかった痛みは俺の心をえぐる。

 もう二度と負けない。そう口に出来るほど俺は強くないし、証明もできないし才能も無い。それでも俺は誓う。もう、目の前でネルの様な人を生まない為に。

 眠りに着くネルを抱え、ガイスの遺品をしっかりと回収しこちらに近ずいてくる冒険者達の方へ向かう。
 冒険者ギルドよりも先に行く場所があるが、報告はしておくべきだろう。
 
「ま、待ってくれ君達!」
「ん?あぁ、この屋敷の邸主か。すまない、屋敷を崩壊させてしまって……」
「いや、命を助けてくれたのだから文句は無い。ありがとう。君達が居なければ私達は全員死んでいただろうし、あの魔道具はもっと悪用されていただろう」
「頭を上げてくれ。これは正義感だけでなく俺達の勝手な私怨も入っていた。そこまで感謝されることじゃない」

 商店の店長であるトーライは大きく頭を下げて感謝の念を伝えてくる。
 被害に関しては俺達が広めてしまった所もある。なので感謝されるのは何だか違う気がしてしまった。

 しかし、それでもトーライは食い下がり何とかして俺達に感謝を伝えようとしてくる。あの時盗み聞きしていた様子から見て彼はかなり正義感が強い。
 故に明確な悪を打ち倒した俺達の事をかなり良く見えているのかもしれないな。

「どうか、どうかお礼させてくれ!私に出来る事ならどんな希望言ってくれて構わない!」
「だから遠慮しておくって……」
「ねぇねぇテル君、こういうのどう?ヒソヒソ……」
「……なるほど。それはいい手かもしれないな」

 何度も質問してくるトーライの提案をそろそろ本気で突っぱねようとしたが、シエの耳打ちでの提案を採用することにする。

 俺達はこの街をそのうち出る為、ネルを導くことは出来ない。しかし、正義感と金と権力のある彼ならば俺達の代わりにやってくれることだろう。

「それなら、俺達ではなくネルに……俺が背負っているこの子を支援してやってくれないか」
「その子を?養子にしろということか?」
「いや、ネルはこの戦いで亡くなった『漢』の遺志を継ぎ、もう一度マフィアを作る筈だ。その時の資金提供や裏方を頼みたい」

 俺の言葉を聞いて一転、上機嫌な顔から不機嫌な顔へと早変わりする。まぁ、言い方を変えれば善人に犯罪者になれ言っているようなものだ。否定感が無いわけが無い。

 だが、彼もしっかりと現実を見ており、政治的観点や自分の利益。何より、犯罪撲滅の手法の一つになるとさえ分かれば受け入れてくれる筈だ。

「すまないが、犯罪の手助けになるような行為は……」
「確かにマフィアと言えば犯罪組織だが……それが、この社会に必要な物だとすれば?」
「っ!?……なれるのか?ただの少女にしか見えないその子が、裏社会を取仕切って表の治安を守る所謂『必要悪』と呼ばれるような存在にに」
「俺はなると思ってる。今は無理かもしれかないが、数日後の立ち直ったネルから話を聞くといい。それで判断してくれ」

 それだけを言い残して、さっさと屋敷跡から立ち去る。
 俺達ではネルの傷は癒してやれない。しかし、時間が傷跡を塞いでくれる筈だ。

 近寄ってきた冒険者達に事情を聞かれてもみくちゃにされながら、俺達は何とか宿に戻るのであった。
 

 ♦♦♦♦♦


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『【短編】殺戮に嫌気が刺した死神様は、純白少女に契約を持ち掛けられる』という作品も投稿してみました。
 二千文字程度なので良ければ見てみてください!

 

 
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