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30代限界サラリーマンのおじさんは地下アイドル♂に❤︎される
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冬街のものがゆっくりと挿入されていく。その感覚に身体が震えると同時に、歓喜に打ち震えていた。ぽっかりと空いた心の穴が埋められていく。そんな充足感に包まれる。
「ああ……入ってる……」
「んっ、そうだね」
膝裏を抱えられ、上から下へと突き刺すようにゆっくり、じっくりと俺を味わうように腰を落としてくる冬街は艶かしくも美しい。さすがはアイドルだと沸騰する頭で考える。
しかし、あまりの質量の大きさに呼吸が止まりそうになっていくのを感じる。痛みはないものの、内臓を押し上げられるような圧迫感に襲われて苦しくなってくるのだ。
「ひっ……ぐっ……」
「痛い?」
心配の眼差しを向ける冬街だが、俺は首を横に振ることしかできない。ここでやめてなんて言ったら男が廃るというものだ。それに、この苦しみさえも愛おしいと感じている自分がいた。
「だいじょぶ……だから……続けて……」
「無理はしないで」
「してない……平気だ……から……」
「わかった」
水音と冬街の吐息が昼下がりの部屋に響く。外には子どもたちの声が聞こえるというのに俺たちは何をしているんだろうと思う反面、背徳的な行為だからこそ興奮している自分もいたりする。
長いようで短い時間の後、ようやく全て収まったよう。冬街は頰を真っ赤に染めながら、汗を滴らせている。
「全部入った……」
「んっ……わかる……すごい……」
少しボテ腹になっている自分の下腹部を撫でると、冬街はごくりと喉を鳴らした。かっと目を見開いた彼は、俺の足を掴む手に力を込めると、一瞬大きく腰を揺らした。
「んああ!?」
ごりゅっ!!と奥の奥まで突かれてしまい、言葉にならない悲鳴を上げる。目の前がちかりちかりと光った気がしたが、次の瞬間には視界いっぱいに星空が広がっていた。
「っ、太郎さん、煽らないで」
「あおってないぃ」
煽ってなどいない。ただ事実を告げているだけだ。奥まで入っているということを実感しただけなのに。
「一瞬、マジで危なかった。意識持ってかれそうだった」
冬街は「はぁあ」と熱い吐息を吐くと、汗ばんだ前髪をかき上げた。
その仕草に胸がきゅーんと締め付けられる。
紀元前ソフィーがもし男性だったらこのように格好良くなっていたのだろうか。だとしたらこれは抱かれたくなる。
まぁ、今から嫌というほど抱かれるのだが。
「なーに見惚れてんの?」
「……うん」
「可愛いなぁもう」
冬街は頬を緩ませると、膝裏に回していた手を離し、そのまま両手を繋いだ。いわゆる恋人繋ぎというやつで、手のひらが合わさったことにより、さらに距離感が縮まった気がする。
「動くよ」
「うん……ゆっくり、ゆっくりだからな」
「わかってるよ」
冬街は目を細め、小さく息を吐くとゆっくりと動き始めた。
「ああ……入ってる……」
「んっ、そうだね」
膝裏を抱えられ、上から下へと突き刺すようにゆっくり、じっくりと俺を味わうように腰を落としてくる冬街は艶かしくも美しい。さすがはアイドルだと沸騰する頭で考える。
しかし、あまりの質量の大きさに呼吸が止まりそうになっていくのを感じる。痛みはないものの、内臓を押し上げられるような圧迫感に襲われて苦しくなってくるのだ。
「ひっ……ぐっ……」
「痛い?」
心配の眼差しを向ける冬街だが、俺は首を横に振ることしかできない。ここでやめてなんて言ったら男が廃るというものだ。それに、この苦しみさえも愛おしいと感じている自分がいた。
「だいじょぶ……だから……続けて……」
「無理はしないで」
「してない……平気だ……から……」
「わかった」
水音と冬街の吐息が昼下がりの部屋に響く。外には子どもたちの声が聞こえるというのに俺たちは何をしているんだろうと思う反面、背徳的な行為だからこそ興奮している自分もいたりする。
長いようで短い時間の後、ようやく全て収まったよう。冬街は頰を真っ赤に染めながら、汗を滴らせている。
「全部入った……」
「んっ……わかる……すごい……」
少しボテ腹になっている自分の下腹部を撫でると、冬街はごくりと喉を鳴らした。かっと目を見開いた彼は、俺の足を掴む手に力を込めると、一瞬大きく腰を揺らした。
「んああ!?」
ごりゅっ!!と奥の奥まで突かれてしまい、言葉にならない悲鳴を上げる。目の前がちかりちかりと光った気がしたが、次の瞬間には視界いっぱいに星空が広がっていた。
「っ、太郎さん、煽らないで」
「あおってないぃ」
煽ってなどいない。ただ事実を告げているだけだ。奥まで入っているということを実感しただけなのに。
「一瞬、マジで危なかった。意識持ってかれそうだった」
冬街は「はぁあ」と熱い吐息を吐くと、汗ばんだ前髪をかき上げた。
その仕草に胸がきゅーんと締め付けられる。
紀元前ソフィーがもし男性だったらこのように格好良くなっていたのだろうか。だとしたらこれは抱かれたくなる。
まぁ、今から嫌というほど抱かれるのだが。
「なーに見惚れてんの?」
「……うん」
「可愛いなぁもう」
冬街は頬を緩ませると、膝裏に回していた手を離し、そのまま両手を繋いだ。いわゆる恋人繋ぎというやつで、手のひらが合わさったことにより、さらに距離感が縮まった気がする。
「動くよ」
「うん……ゆっくり、ゆっくりだからな」
「わかってるよ」
冬街は目を細め、小さく息を吐くとゆっくりと動き始めた。
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